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21/10/12(火)23:08:13 泥の足 のスレッド詳細

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21/10/12(火)23:08:13 No.855752558

泥の足

1 21/10/12(火)23:15:55 No.855755312

書き込みをした人によって削除されました

2 21/10/12(火)23:17:57 No.855756016

ちゃんと表示されたか怪しかったので一回消してしまったけど正常だったので申し訳ないけど投げ直し… 脚要素はないです fu426714.txt

3 21/10/12(火)23:20:31 No.855756884

おつペレ

4 21/10/12(火)23:29:58 No.855759954

お疲れおつかれ

5 21/10/12(火)23:46:28 No.855765702

お疲れ様 ここのところ円卓の供給が多いようだ

6 21/10/13(水)00:03:05 No.855771533

「ふー良い湯だった。この国の湯浴みは極上だと聞いたが本当だったようだな!」 「ただの浴槽でしょ。温泉じゃないからそれ。っていうかあんたサーヴァントなのに必要なの?お風呂って」 リビングに上がってくると同時に、いつも使ってるボディソープの甘い香りと暖かな空気が押し寄せてきた。 まだ完全に乾ききっていない銀の髪は艶やかに輝き、その上からタオルを被ったままのランサーがご機嫌な脚取りでソファに腰掛ける。 格好は短いパンツとキャミソールだけ、彼女が履くと腰回りを隠すだけのパンツから長く白い脚が完全に顕となっていた。 見てはいけないものな気がする。思わず、呆れるフリをして視線を外した。

7 21/10/13(水)00:03:49 No.855771792

「なんだ、仮にも騎士に身を清めるなとは酷な話ではないか?まぁ霊体化すれば汚れとかチョチョイのチョイなわけだが」 「だったらそうしなさいよ。この国だって水が無限に出てくるわけじゃないのよ。有料なんだからいたずらに浪費しないの」 「私の国だって使える水は限られてたさ。まあそうけちけちするなマスター。何事も気分が大事なわけでな?」 ランサーの肌もまた、先程まで浸かっていた湯船の香りと熱を色濃く残し、陶磁器のように白い肌は微かに桃に上気しているようだった。 唯一、右腕を置き換える白銀の義手だけはいつもの硬質な冷たさのままで洒落たグラスを摘み上げる。 彼女が買ってきたそれは質の良い酒類が似合いそうでもあったが、残念なことに彼女はソフトドリンクに夢中なようだ。 「こうやって何かを飲んだり、湯の暖かさを感じるのも、槍を振るって地を駆けるのも等しく生者の感覚だ」 「本来、死人というのは動かんし戦わん。私達が動くには自分が生きていると錯覚することが肝要なわけさ」

8 21/10/13(水)00:04:35 No.855772049

「まぁ?中には変に割り切れてる奴もいるわけだが……ともかく、これも私のパフォーマンスを維持する経費というわけだ、もう一杯!」 にっと笑って、空になったグラスを差し出してきた。 「いや、注がないから。自分でやりなさいよ」 ピシャリと言い返すと、すっと不満げな顔に変わった銀腕の騎士は炭酸ドリンクにペットボトルを取りに席を立った。 別にパフォーマンスに文句はないし、最上の使い魔を使役する上では微々たる追加経費であるのも事実だ。 ただ、やれ抹茶ラテが飲みたいとか格好いいグラスを買いたいとか、仮にも英霊の要求なのかと思うと脱力を隠せない。 もっとこう、想像してた円卓の騎士のイメージと、なんか違う気がするのだけれど。 そんなことを考えてたら、二杯目を注いだランサーが今度はテーブルを挟んで正面に座ってきた。 今度はじっくり味わうつもりか、両手に持ったグラスを嬉しそうにちびちびと舐めている。子供か。 ついでに剥き出しの膝を上げて、ソファの上に体育座りするような形で小さくパタパタと脚を動かしていた。

9 21/10/13(水)00:04:56 No.855772176

ランサーの脚。究極の歩法すら実現する完成された走行装置は、機能美は時に艶めかしく人心を煽るものだと物語っていた。 骨格は極度に長く、しかししなやかな筋肉が幾度も折り重なって棒のような脆さは感じさせない。 特に脹脛と太腿から臀部まではよく発達し、その上層に薄く乗った脂肪はラインを柔らかく整えているようにも、それ自体が鎧として機能するようにも見えた。 脚部全体は妙齢の女性であることを差し引いても広い骨盤が、全体の肉感が破綻しないように支えている。 他方、地に食い込むように素足の指先は細く長く、今は空を掴むような柔軟な動きをこちらに見せてきた。 だから、そうやって見せてくるなって。 彼我の差を見せつけられてるような嫉妬心や、何か表現し難い気持ちが頭を煮詰めてくる。 生者の感覚。ランサーが、ベディヴィエールが何か大事な話をしていた気がしたけど、耳に全部は入ってこなかった。

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