21/10/12(火)01:41:00 泥の夜... のスレッド詳細
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21/10/12(火)01:41:00 No.855471639
泥の夜の円卓
1 21/10/12(火)01:56:07 No.855474717
円卓の過去話いっぱい読めるのありがたい もっと読みたい
2 21/10/12(火)01:56:21 No.855474758
スヤア
3 21/10/12(火)02:05:11 No.855476291
ほのぼのっとした円卓も見たい
4 21/10/12(火)02:38:39 No.855481013
「ニコ、どいてくれないと食器片付けられないよ」 「駄目よ。今のあなたはとても忙しいの。私に構う以上に大切なことなんてないわ」 ソファに座る俺の膝をふてぶてしく枕にしながら悪びれもせずニコは言う。 困るなー。流しに食器重ねたままなのになー。 猫みたいに俺の膝の上に伸びるニコはだらしなく寝そべったままポテトチップをぽりぽりやりながらテレビを見ていた。ああ、膝や絨毯にポテトチップの欠片が。 「なんだか回りくどい殺し方するのね。爆弾か何かで吹き飛ばしてしまえば証拠ごと隠滅できるのに」 サスペンスドラマを見てそんなこと考える人初めて見た。 「ところで俺、いつまでソファに座ったままでいたらいいの」 「そうね。寝っ転がるのに飽きたらテンカの膝を椅子がわりにするからその姿勢をキープよ」 椅子なのか枕なのか。せめてどちらかにしてほしい。 ニコは俺に対してお姉さんぶるのに時折こうして理不尽に甘えてくる。何故俺の周りの年上の女性はみんな理不尽なのだろう。 百合先輩は「だってトカゲくんそういうの好きでしょ」とか言っていた。トエイです先輩。 抵抗すべくニコの頭を撫でていた俺は背後で変な顔をしているセイバーに気づかなかった。