ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/09/19(日)21:05:50 No.847801132
カリブ海に浮かぶこの島には"非武装街道"と呼ばれる関所に囲われた裏通りがあります。別名ヌーディストストリートです。 海賊の中でも一際イカれた連中がたむろするこの通りで互いの安全を確保するには非武装の証明が必須となります。故に脱ぐのです。 無論彼らとてアダムとイヴの子孫な訳ですから最低限の恥は知っており、別に脱ぎたくて脱いでいる訳ではありません。 しかし下着の内に忍ばせる武器がドレスコードと化している海賊社会において真の非武装証明は裸以外ではなし得えないのです。 ですのでこの通りを歩かんと欲する者達は男も女も老いも若きも仕方なく、本当に仕方なく全裸にならざるを得ないのです。 視線に反応して張り出すおっぱいや露出の快感に反り返るペニスに舌なめずりした者達がその辺でレイプ同然におっぱじめたとしても、それは通りのルールと全く無関係な自由恋愛に過ぎないのです。
1 21/09/19(日)21:07:19 No.847801949
「で、この奥に宝の地図があるっと。うへぇマジすかちゃんマス行くの? いや脱いで歩くくらいなら笑って撮ってあげるけどさ、あたしちゃんでも分かるくらいこの向こう側マジ卍っつーか流石にガチ危機は見過ごせねーぜ?」 目を丸くして説明を聞いていた清少納言は夏にも拘わらず素面で物を言いました。脳がバカンス一色になっていようと彼女は根本的なところで正気でした。 少なくともアキレウスかマンドリカルドを護衛に、と続けたところでマスターは自分宛の招待状を彼女に見せました。 『通行条件:招待客を含め最大二名、男女一名ずつ。全裸。』 「頭おかしいんじゃねーの」 頭のおかしな清少納言が言いました。なのでこれはきっと正気の出来事でした。 再計算を終えた彼女の脳裏に浮かぶ護衛候補は最早ほぼ全裸な激チョロアヴェンジャーただ一人でしたが、頼りにならなそうなので不採用と相成りました。カーマさんの益々のご活躍をお祈り申し上げます。 沈黙が場を支配しました。少年は「一人で行ってくるから大丈夫」と言って憚りません。 哀しいかなドスケベボディの自覚が無さ過ぎる、どう頑張っても喰われるわこいつとなぎこさんは確信しました。
2 21/09/19(日)21:08:42 No.847802680
夏らしからぬジリついた逡巡を終えた清少納言はドンと胸を叩いて快活に笑いました。 「ぶっはははははは!あーもーしょーがない!このサマーなぎこさんがちゃんマス護衛してやんよ! 異論は聞かないパッと行ってザッと帰る長居しないオーケーだなよーしボードに乗れぃ飛ばすぜぇぇぇぇっ!」 言うが早いかエモエンジンを爆発させながらボードをかっ飛ばすなぎこさんはノリと勢いのまま関所を突破しようとして失敗し、二人はしこたま怒られました。 ご丁寧に用意された男女別の脱衣所でいそいそと服を脱ぎ、手荷物をロッカーに預けた彼女は秘所と乳頭を両腕で何とか隠しながらマスターの元へと歩み寄ります。 当然ですが彼も全裸です。申し訳程度に腕でペニスを隠していますが、汗ばむ肉体を照らす太陽が作り出した影からその巨大さは容易に推測可能でした。 「でっか……」 疼く本能から漏れ出た言葉。まずいと塞ぐ左手は胸から口へ無意識に動き、必然的に自由になったおっぱいが少年の目の前で瑞々しい白桃となって揺れました。 何もかもが遅すぎました。今さら慌てて隠したところで、雄は既にそれを見てしまっていたのです。
3 21/09/19(日)21:10:32 No.847803571
「えっと……その……ちゃんマス……ごめん」 完全に反り返ってしまったそれを困り果てて眺める少年に、なぎこさんは誠心誠意謝りました。 チラチラと、彼の腕の先から時折顔を覗かせる雄の先端に秘めた視線を送り続けながら謝りました。モジモジと擦り合わせる太ももを汗ならぬ雫が伝います。 周囲のギャラリーもいつの間にか増えていました。「さっさと抱け」「濡れた女陰をこっちに見せろ」「備品ですわ」あちこちから下品な野次が浴びせられます。 こういった侮蔑に対しては乳房を放り出してでも逆切れし返すのが彼女でしたが、今回ばかりは何故か──本当に何故か、言い返す気がおきませんでした。 自分と、マスターの、はだかが、みられてる。 それがどうしようもなく引っかかって、投げかけられる言葉の渦に溺れてしまいたくなって、清少納言はただ俯いて赤面する事しかできなかったのです。 そんな彼女の裸体を文字通り庇ったのはマスターでした。正面から抱きしめ合うようにすればお互い一番恥ずかしいところは見られないから。 「ごめん」と付け加えて目を瞑り、彼は両腕ですっぽり女を抱きしめました。いとをかしポインツ+1000です。
4 21/09/19(日)21:14:22 No.847805829
ぴったりと隙間なく体を密着させた二人は生暖かい視線に包囲されながら通りを歩きます。意外な事に、視姦こそされど直接の手出しは一切ありませんでした。 目を瞑ったままの少年を女の声が導きます。互いを思いやって進む社交ダンスのような歩みはどこか滑稽でありながら艶めかしく、その場にいる全員にとって至上のオカズと化していたのです。 中には無粋にも二人の間に挟まろうとした輩もいましたが、男女英霊問わずその場で取り押さえられました。人はオカズを奪われそうになると狂暴化するものです。 照りつける日射しは苦難の道を歩く二人にも容赦なく降り注ぎ、滲み出す汗が天然のローションとなって密着した肌をヌメらせます。 滑りがよくなったおっぱいの先端が押し付けた雄の胸板を上下する度、清少納言は熱い息を吐きながら必死で"それ"を堪えました。 少年の目は自分を信じて固く閉ざされているのに、守護者たる自分がしっかりしないでどうするというのか。 「ちゃんマス、このまま真っ直ぐ。そこ、段差あるから……っ」 勃起しきった肉槍に密着され臍の穴をぐりぐり嬲られる感触に幾度腹の奥が震えても、彼女は気丈に明るく振る舞い続けました。
5 21/09/19(日)21:16:15 No.847806866
「ふーっ♥」 地図を見つけた帰り道。 「ふーっ♥……ふーっ♥」 滲む雫がぽたり、ぽたり。擦れ合う肌が微熱を帯びて。 「ふーっ♥……ふーっ♥……っはぁ♥」 図らずも、吐息が耳に零れ落ち、青い瞳がぱちりと開く。 見つめ合い、互い違いに吸い込まれ、まなこの中へと堕ちていく。 湧き出る欲を押し付け合って、暴れる肉が理性を殺す。 「っはぁ♥……んっ♥……」 焦点なんか、とうの昔に失って。欠片となった良識だけが、か細い糸で一線を引く。 「抱け」「抱け」「抱け」「抱け」痺れを切らせた大合唱。どちらの喉か、ゴクリと呑み込む生唾の音。 じりじり迫る下女の視線。「要らないんならこっちでもらう」 ニマニマ笑う下衆の視線。「俺たちゃそれでもいいんだぜ」 タイムリミットは不明瞭。裁きの鐘が鳴るまでに、二人で一つの答えを探す。
6 21/09/19(日)21:18:38 No.847808146
「ちゃんマス」 濡れた瞳で。 「逃げて。あたし置いて逃げて。だいじょぶだから」 濡れた唇が。 「急いでここから、今すぐ逃げて」 濡れた体をくねらせて。 「じゃないとやばい、あたしやばい。とける。ごめん、とけそうなの、ごめん、ぜったいよごしたくないのに、ごめん、よごしちゃう」 息も絶え絶え、末期の女は願いを託す。どうかこの糸が切れてしまわない内に。どうかその宝物が奪われない内に。 けれどもそれは女が汚れる道だった。雄が男が少年が、あのマスターがそんな道を選ぶはずがないのに。あぁ、もっと上手に言葉を選べばよかった。 強く強く抱きしめられて、顔と顔が近づいて。二人の狭間に張られた糸は、女の奥でプツリと切れた。 唇の距離が零になる。侵入する舌がのたうつ番を嬲り上げては辱める。喝采が上がった。 淫らな赤の交わりは終わることなく回転する。やがて大きく体が震え、だらんと伸びた二人の舌は銀色の橋を架けていた。 呆然と過ごす一時すらも周囲の視線が肌を灼く。声が鼓膜を震わせる。 みられている。みられている。はずかしいはずかしいしにたいくらいはずかしい。 なのにもっと──もっと、ほしい。
7 21/09/19(日)21:22:14 No.847810002
華奢な身体を抱えた男が女の中へと雄をねじ込む。見合わぬ小穴を耕して、自分のモノへと作り替えていく。 歓喜を纏う嬌声。苦はあっても悲鳴は無かった。痛みが無かった。どうしようもなく逃れられない悦びだけがそこにあった。 抱きかかえられながら、全てに見つめられながら、男と女の淫臭が混ざり合う往来の真ん中で二人だけの世界へと身を投げる。 「あ゛っ♥おっ♥おくっ♥とん、とんってぇ♥たたかれてるぅ♥ひい゛っ♥!?てんじょ、イイとこも♥ずりずり♥あたまトぶぅ♥ ぐっぅ♥ます、たー♥ますたー♥ますたぁぁ♥これしゅき♥しゅきしゅきぃ゛っ♥」 媚声は狂乱していた。臓物の奥からまろびでた雌の獣は最早何の枷も無く思うがままに欲を受け止め、欲を貪り、欲に溶けていく。
8 21/09/19(日)21:24:03 No.847810946
「だしてっ♥だしてぇ゛っ♥あっついの♥どろどろの♥ぜんぶあたしの♥だれにもあげないっ♥あげたくないぃ゛ぃl゛っ♥」 男の背に力の限り爪を立てる。ぐりぐり円弧を描くように魔羅を子宮に押し付ける。 肌の全てが甘露になって、どこを舐めてもたまらなく美味しい。味覚までもが狂ってしまった。 どれだけはしたなく動いても、それを誰に見られていても、どんな酷い事言われても、何もかも触れたそばから随喜に変わる。 だからもういい。もう、どうなってもいい。 「あ、ぁ♥あ、くるっ♥いいよ♥こいの♥だしてっ♥あたしもっ♥げん、か……っ♥ひぐっ♥ぃいいいいい゛い゛い゛い゛い゛い゛っ♥♥♥」 真っ白な光の向こうに真っ白な丘があって。抱かれたまま、真っ白な海の底へ際限なく沈んでいく眩しさでだんだん瞼が落ちていく。 あぁ──きもち、いい。
9 21/09/19(日)21:25:33 No.847811726
「やっちまいましたァァァーーーー!」 船長室のベッドの上で清少納言はジャンピング土下座していました。少年はかける言葉を探してあちこちに視線を逸らしています。 「ごめんちゃんマスっ!謝って済む事じゃないのは分かってます!分かってるけどほんっとーにごめん! あたしちゃんが全面的に悪いです!夏鯖だからイキってました!もう謹慎罰金水着返納退去処分も辞さねーってかいっそひと思いに自刃させていただきたいマジで! あ゛ーーーーーーーあたし辛い耐えられない死んでくれ清少納言!ノッブ短刀持ってきて短刀!あと俳句書く短冊と筆!」 信じてくれたのに裏切った。貴人であり操を立てた自分が一時の欲情に負けて守るべき主人を、その大切なひと夏を穢してしまった。 そのマシンガントークはただただ自分の罪を罰するための弾幕でした。 過ちを犯したとはいえ、それだけで自分の全てを裁いて害する今の彼女は少年が知る中で最も清少納言から遠い存在になってしまっていました。彼にはそれがたまらなく辛い事でした。
10 21/09/19(日)21:28:05 No.847812990
なので。 「え……?」 少年は震える身体を抱きしめて。 「マス、ター……?」 『できればこれからも一緒に居てほしい。世界で二人きりの共犯者だから』なんて、強がった声で真心を伝えて。 ボロボロ零れる涙は見ずに、静かになぎこさんを待ちました。 「へ、へへっ……なんでぇ、いきなり泣かせにきやがってさぁ。まだ夏もイベントシナリオも始まったばっかなのに、ちゃんマスのくせに生意気だっ! ……でも…………ありがとう。あたしちゃんこんなんだけど……これからも、なぎこさんをよろしくね」 そんな風に抱きしめ返されたから、少年はもっと強く抱き返しました。何回か続けて楽し気な悲鳴が上がっても二人はやめようとしませんでした。 僅かに開いた船長室の扉の向こうから、風に乗った便箋が一つ。『招待状』と書かれたそれを見つけてしまった少年となぎこさんはもうひと騒動起こすのですがそれはまたいずれ。 兎にも角にも、これにてこの話は大団円なのでありました。
11 21/09/19(日)21:29:33 No.847813813
はい眠い子はバイアグラ飲んで起きて下さい。解説始めますわね 今回はこの特異点で清少納言様とのアブノーマルプレイは可能か証明する問題でございました 以前お話した通りがっつかないのが基本ですけれどそれだけではラブエッチしか出来ませんのでこれ解けませんわね かといって迫ればどこまでも引いていくのが彼女であって『欠片となった良識だけが、か細い糸で一線を引く』赤線引きましたけれども、この糸をどうしてもあちらに切ってもらわねばいけなかった訳です そこでこの特異点が活きてくる。まずマスターが率先してやらざるを得ないシリアスな状況を作る、すると彼女付いてきます。落とすのではなく落ちるのです 要素を式に纏めます (欲望-理性)×絆レベル×状況 ・・・① シチュエーションレベル・・・② ①> ②かつ①+アフターケア>②×1.4であればプレイ成立ですので数値を今回のケースに当てはめて (100-99)×15×9>100かつ150>140となるため今特異点において清少納言様との見せつけ青姦プレイは可能 S.E.X 以上解説でございました (殺生院夏期講習2021講義映像より抜粋)
12 21/09/19(日)21:30:51 No.847814624
力作過ぎるんだけどちらほら有識者の感想混じりの解説挟まれるの笑う
13 21/09/19(日)21:31:26 No.847814992
>周囲のギャラリーもいつの間にか増えていました。「さっさと抱け」「濡れた女陰をこっちに見せろ」「備品ですわ」あちこちから下品な野次が浴びせられます。 アンメアはさぁ
14 21/09/19(日)21:32:05 No.847815400
まだ講義してる…
15 21/09/19(日)21:33:05 No.847815949
バイアグラで眠気覚ますなや!
16 21/09/19(日)21:33:32 No.847816228
>(100-99)×15×9>100かつ150>140となるため今特異点において清少納言様との見せつけ青姦プレイは可能 S.E.X これがやりたかっただけだろ!
17 21/09/19(日)21:34:45 No.847817029
毎度誰宛ての講義なんだよこれは!
18 21/09/19(日)21:36:32 No.847818067
青姦中のなぎこさんの顔をかおるっちに見せてやりてぇ~
19 21/09/19(日)21:37:31 No.847818618
>これがやりたかっただけだろ! はい…
20 21/09/19(日)21:37:32 No.847818624
>毎度誰宛ての講義なんだよこれは! 多分マイルーム戻って疲れて寝そうになってるマスターにバイアグラ飲ませてホワイトボード持ってきて講義してる
21 21/09/19(日)21:38:55 No.847819538
2020年は難問揃いだっただけに別解で応用できる用意してくれるのは助かる…
22 21/09/19(日)21:39:20 No.847819759
ちんちんが忙しいからちょっと待ってほしい よかったよ
23 21/09/19(日)21:39:23 No.847819779
毎日キアラさんマスター達の一日観察してるんだよなこれ…
24 21/09/19(日)21:39:35 No.847819891
過去ログ欲しい…
25 21/09/19(日)21:40:39 No.847820407
>多分マイルーム戻って疲れて寝そうになってるマスターにバイアグラ飲ませてホワイトボード持ってきて講義してる 迷惑すぎない?
26 21/09/19(日)21:41:56 No.847821083
オチがひどい…
27 21/09/19(日)21:42:01 No.847821122
>過去ログ欲しい… 確認できた奴は全部残ってると思うよ
28 21/09/19(日)21:42:38 No.847821420
>過去ログ欲しい… 保存できるうちにしといた方がいいよ こういう作品はある日突然消える
29 21/09/19(日)21:44:28 No.847822434
怖いよう
30 21/09/19(日)21:44:29 No.847822440
夏期講習長いな…
31 21/09/19(日)21:44:46 No.847822608
>中には無粋にも二人の間に挟まろうとした輩もいましたが、男女英霊問わずその場で取り押さえられました。 誰だろう実際これした人…
32 21/09/19(日)21:46:10 No.847823356
略奪したかったですわ 略奪したかったですわ
33 21/09/19(日)21:46:56 No.847823883
>略奪したかったですわ >略奪したかったですわ ステイ
34 21/09/19(日)21:47:18 No.847824110
>夏期講習長いな… 夏はがんばり時ですわよ
35 21/09/19(日)21:47:31 No.847824221
僕だよ 高高度から掻っ攫おうとしたら駄目だったよ
36 21/09/19(日)21:48:51 No.847825041
>僕だよ >高高度から掻っ攫おうとしたら駄目だったよ まあ…情緒とか自制心とか頓着なさそうだし赤点も取りそうだよなお前は…
37 21/09/19(日)21:49:09 No.847825210
こいつらいつも密着対面位してる…
38 21/09/19(日)21:50:21 No.847825856
こ…こんな事が こんな事が許されていいんでシュか…
39 21/09/19(日)21:50:47 No.847826069
めっちゃエロいんだけどなぎこさんの口調がギャルというよりテンションの高いヤンキーみたいな感じなのがちょっと残念
40 21/09/19(日)21:53:10 No.847827312
>めっちゃエロいんだけどなぎこさんの口調がギャルというよりテンションの高いヤンキーみたいな感じなのがちょっと残念 次に活かします…
41 21/09/19(日)21:54:16 No.847827808
大作過ぎる
42 21/09/19(日)21:55:11 No.847828219
>マスカキ講習長いな…
43 21/09/19(日)21:55:23 No.847828320
だからカーマちゃんの扱い!
44 21/09/19(日)21:55:48 No.847828519
だってキアラさんのカーマちゃん評だし…
45 21/09/19(日)21:56:03 No.847828631
この夏なぎシコの良さが分かったちゃんマスは多いからな…
46 21/09/19(日)21:57:33 No.847829391
この夏期講習シリーズなの!?