21/09/19(日)00:36:55 とある... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1631979415834.jpg 21/09/19(日)00:36:55 No.847500519
とある昼下がり。冷たい雨が降る中、俺はカフェがいるであろうトレーナー室の扉を開けた。 「あ…こんにちは、トレーナーさん…」 挨拶をしてくるカフェに、こちらも挨拶を投げ返す。いつもの光景だ。 「今日はどの豆を…確かに…あれを使いましょうか…」 カフェが見えない”何か”と話しているのもまた、いつもの光景だ。 「トレーナーさん…モカってどこにしまったんでしたっけ…」 「モカってこの前買った奴だろ?えーっと…確か向こうの棚の一番上の方だったかな…」 俺がそう言うと、彼女はイスを戸棚の前まで運び、その上に乗って手を伸ばしている。 「俺が取るからいいよ」 少し不安定に見えたので、心配してカフェの元に行く。 その時だった。 「あっ…⁉︎」 カフェの乗っていたイスがバランスを崩し、倒れてきた。咄嗟にカフェを受け止めようとした結果、俺はカフェの下敷きになる形になった。そして俺の意識は一瞬途切れた。
1 21/09/19(日)00:37:12 No.847500609
(……あれ…俺は…そうだ、カフェ!) 目を覚ました俺は、眼下のカフェの無事を確認する。 (気を失ってるけど無事みたいだな…よかった…) そこで気がついた。俺はカフェの下敷きになったはずなのに、なぜカフェを見下ろしている?そのままカフェの体の下にある、スーツを着た男の体を見る。 それは俺だった。 一体どういうことだ…?混乱していると、”俺”が起き上がった。ますますわけがわからない。 「あ…?うーん…ふむ…なるほどなぁ」 ”俺”は顔やら体やらをあちこち触っていたが、何か納得したような顔をすると、 「とりあえずマックイーンの面でも拝みに行ってやるか」 そう言ってトレーナー室を出て行ってしまった。俺が呆気に取られていると、カフェが目を覚ましたようだった。
2 21/09/19(日)00:37:27 No.847500687
「トレーナーさん?なぜそんな姿に…?」 「あー…俺にもよくわからん。気づいた時にはこんな感じに…」 「それにトレーナーさんの体はどうしたんです?」 「なんかさっき起き上がって外に…」 「なんでそこで止めなかったんですか!?」 「この体でどう止めろというんだ」 「…それもそうですね」 「今俺の体ってどうなってるんだ?」 「多分…私の”お友達”が入っているのかと…」 「んなバカな…って言いたいが…自分が一番の証拠になってるからな…」 そう自嘲気味に呟く。 「とにかくあの子がどこに行ったのか探さないと…手がかりとかありますか?」 「手がかり…そういえばマックイーンがどうとかって言ってたな…」 「!…あの子ならあり得ます…早くマックイーンさんのところに行かなきゃ!」
3 <a href="mailto:s">21/09/19(日)00:37:44</a> [s] No.847500776
カフェならこういうこともありうるかなって
4 21/09/19(日)00:39:51 No.847501391
マックイーンとSSって同期だったの初めて知った…
5 21/09/19(日)00:50:32 No.847504367
SSが日本にやってきて「おもしれー男」となったのがマックイーンだ