虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

1 <a href="mailto:夏終わりという事で今回はさわやか風味で">21/08/24(火)23:18:02</a> [夏終わりという事で今回はさわやか風味で] No.838823746

ケース１　無断BBQ 人が少なく授業もないある日の学園、アタシはいつものように校内の見回りをしていたっス ダート練習場の近くが炭が焼ける匂いがしたっス、この時点で該当者は一人だけタイキシャトルっスね 「こら、タイキ！まーた、無断でBBQをしてるっスね！」 「ノウ！バンブー！許してほしいデース」 そこにはタイキシャトルとそのトレーナーがいたっス、しかも隠れてやっているためこじんまりとした感じになっているっス すこし呆れてみてたアタシに彼女のトレーナーは「すまない、バンブーメモリー君少しだけいいか」、この場所から離れた場所に連れ出だしたっス

2 21/08/24(火)23:18:23 No.838823889

「頼む！今回だけは見逃してくれ！」タイキシャトルが見えないところで、彼女のトレーナーはアタシに必死にそう言ったっス 「…理由を聞かせるっス」彼女のトレーナーの必死な願いにアタシはまずは理由を聞くことを優先したっス 「なるほど、そういう理由っスか…」彼女のトレーナー曰く、スケジュール上故郷に帰れなくホームシックになっているからBBQパーティを開いたとの事だったっス 理由は分かるし、見逃してやりたいのも山々･･･しかし、安易に許すわけにもいかないっス すこしアタシは考え（許可をもらえばいいのでは？）と至極当然のことをに気づいたっス 「バンブー…」そう言いながらこちらを見てくるタイキシャトル 「少しトレーナーを借りてくっス、悪いようにはしないっス、それとアタシたちが出かけている間、バケツに消火用の水を汲んでおくっスよ」 そう言いながら、彼女のトレーナーをつれてアタシは走り出したっス

3 21/08/24(火)23:18:41 No.838824028

「許可ッ！ウマ娘の体調管理とあれば許可しないわけにはいかない、のう？たづなよ」 「はい、もちろんです理事長」 「ありがとうございます、理事長そしてたづなさん」 アタシたちはタイキシャトルの調子を戻すためにと言う理由を前面に押し出し許可を取ったっス そして、アタシのトレーナーをはじめとした居残り組全員に声をかけて、追加のグリルの手配や食材の手配を行いタイキシャトルのところにもどったっス さっきまでは、二人しかいなかった寂しいBBQもアタシたちが帰ってくるころにはほとんどの居残り組が集まる楽しいBBQパーティになってたっス 「サンキューソーマッチ、バンブー」「今度から許可を取るっスよ、そうすればこんなに楽しいパーティなるっス」これで、ホームシックが治るといいっスけどね 「ほれ、キリキリ働くっス、今日の件のお仕置きはBBQパーティを盛り上げる事っスよ、タイキのトレーナーさん」お仕置きも当然忘れないのがアタシっス きちんと許可もとり、風紀的には問題是正し、万事すべてが良く収まったっス ･･･ここまでは

4 21/08/24(火)23:19:15 No.838824261

２　ダートの穴掘り事件 居残り組のウマ娘やそのトレーナーそして職員さんたちがBBQパーティで楽しんでいる際に、事件は進行していたっス 会場であるダートの練習場の外ラチにいつの間にかに穴を掘られていたっス こんなことを、するのはウインディとかキンイロリョテイぐらいかと思って姿を探したらいたっス、けど何か黄昏ているっス 「バンブー…」「よぉ…」声をかけたアタシに待っていたのは二人のそんな声だったっス 二人から話を聞くと、今穴を掘っているのはエイシンフラッシュで、二人はドイツ人の血が騒いだ彼女に穴掘りの邪魔スンナと追い出されたそうっス 「フラッシュは、穴の深さとか細かく決めすぎなのだ…」「あいつ、こだわりすぎだ、法面とか見てくれ、真っ平だぞ…」、ついていけないとばかりに二人は言ってたっス アタシは大急ぎで、フラッシュのトレーナーを見つけ、事態を説明したっスけど…酒臭いっス、誰かが持ちこんだ酒を飲んだっスねコレ とりあえず、フラッシュにトレーナーをぶつけて暫く様子を見たら、二人で何か話し始めたっス

5 21/08/24(火)23:19:39 No.838824433

暫くして、二人で穴から出てきて「大変お騒がせしました、申し訳ございませんが、トレーナーを寝かしつけてきますのでこれで失礼します」ってフラッシュが言ってそのまま帰っていったっス 「バンブー、安心するのだあそこまで酔っていたら＜うまだっち＞しないので＜うまぴょい＞しないはずだから」「だな！」 二人の言葉をアタシはあえて聞かなかったことにしたっス ちなみに、お酒が入って酔いつぶれたトレーナーは担当のウマ娘とか連れて帰られたっス たづなさんと桐生院さんは酔いつぶれた懇意にしているトレーナーをそれぞれ連れ帰ったっス ･･･二人とも、いろいろ言われているっスけど、少なくてもアタシのトレーナーに手を出さない限りは二人の恋を応援はしてるっスよ、アタシは

6 21/08/24(火)23:20:29 No.838824743

その後、理事長がバンブーとキンイロとで耕し君1号から3号に乗ってレースをしたり、 それをナカヤマフェスタが賭けごとに使ったりして楽しく過ごしているうちにBBQパーティはお開きになったっス

7 21/08/24(火)23:20:43 No.838824833

・・・ 「これで生徒会定例会議を終了する」画面越しの会長が宣言し会議を終了したっス この会議があったためBBQパーティの後片付けをタイキシャトルとそのトレーナーに丸投げして、参加してたっス 今日は、アタシ以外全員リモートで参加っス、リフレッシュ休暇の途中なのでアタシ以外全員学園外にトレーナーと一緒に出てるっス 実家にトレーナーといるヒシアマゾンやトレーナーの実家にいるナリタブライアンはともかく、ほかはひどいもんっス マジックミラー張りされた車内とか幼稚園風の部屋とか丸い深紅の回転ベッドがある部屋からとか、そんなところから接続されてたっス、ってか会長はスモック着るのやめろっス 会議の決定以外はすべて忘れると決めて、アタシは伸びをしたっス…すでに辺りは真っ暗で満月が空に昇ってたっス

8 21/08/24(火)23:21:03 No.838824961

「よお、バンブー遅かったな」「トレーナーさん！」、タイキシャトル達に任せたとはいえちゃんと会場が片付いたか確認しなければと思い、来たところアタシのトレーナーさんがいたっス 「お前の事だ、どうせ見回ろうとするだろうって思ってたからな」 「トレーナーさん、ありがとうっス」 そう言いながら二人で会場が片付いたか確認して回ったっス そうやって二人で歩いていたら、突如「ポーーーーーーーー」と言うまるで蒸気機関車の汽笛がなったっス アタシたちはびっくりして辺りを見回したら、ダートの練習場に何かが蒸気機関車特有の音を鳴らしながら降り立ったっス アタシたちは慌てて、ダートの練習場に走ったっス

9 21/08/24(火)23:21:19 No.838825056

「よう、バンブー」 ダートの練習場に入ったアタシたちを待っていたのは、黒いファーのコートと帽子を身に着けたゴールドシップと亀甲縛りで縛られた彼女のトレーナーだったっス 「ゴルシ何をやっているんっスか？」アタシは意味不明なものを見るかのように行ったっス 「バンブー…俺たちはこれからアレに乗って旅に出るんだ…」そう言ってコースの中心を指さしたっス 指さした方向には＜564＞と書かれたネームプレートが付いた蒸気機関車が鎮座してて「げ、マジかよっス」って思わす声を出してしまったっス その汽車の客車からは車掌が出てきて「銀河鉄道564、間もなく発車します、お乗り遅れないようにお願いします」と言ったっス ゴルシは車掌に「おっちゃん、アンドロメダ経由ゴルゴル星まで」と言いつつ二人分のパスを見せて乗り込もうとしたっス

10 21/08/24(火)23:21:35 No.838825138

「じゃ、ゴルシちゃんは行くからさ」 「帰ってこなくていいっス」 「お土産期待しててくれよな、ワケノシンノスぐらいあるかもしれねからよ」 「マジで要らないっス」 「んぐんま　ぐまー　ま？」 「ぐげ」 「なんだよーつれねーな、まあいいや行くぜバンブー」 「さっさと行くっス」 そしてゴルシは客車にトレーナーを連れて入っていったっス

11 21/08/24(火)23:21:52 No.838825240

「ポーーーーーーーー」 その直後、汽車は汽笛を鳴らし走り始めたっス 汽車は坂を上るがごとく空中を登り始めて暫くして見えなくなったっス、マジで銀河鉄道だったんっスね 今、万感でもない思いを込めて汽笛が鳴る… 今、風紀が少し改善されたと思いを込めて汽車が行く… 一つの旅は終わり、 また新しい旅立ちが始まる。 さらばゴールドシップ… さらば銀河鉄道564… さらばトゥインクルシリーズ！

12 21/08/24(火)23:22:11 No.838825344

・・・ 「帰るか」「そうっスね」 比較的どうでもいいものを見せられたアタシとトレーナーは特に異常なしとして帰ることにしたっス どうせ、天皇賞秋の頃には飽きて戻ってきているっスからねアレ アタシはトレーナーと一緒に歩き始めたっス アタシたちはどちらともなく手を繋いでいたっス ･･･とその時風が吹いたっス 夏の風ではなく、秋を告げる風そんな風 「トレーナーさん、夏が往くっス」 「そうだな…」 秋の始まりは戦いの始まり、だけどトレーナーさんとならアタシは大丈夫だと信じて、トレーナーさんの手をしっかりと握ったっス それは、夏の終わりの日、空には満月とどこからともなく汽笛が鳴っていたそんなある夜の話だったっス

13 21/08/24(火)23:22:30 No.838825471

追記 ゴールドシップは翌日に普通に帰ってきてたっス 「いやー、カンパネルラーって叫ぶ猫がいる方に乗っちまっててなー危なかったぜー」と供述してるっス なお、お土産としてメーテルーって叫ぶネジを渡されたっス、コレどうしろと？

14 21/08/24(火)23:23:39 No.838825918

これは相手の事情をくみ取って臨機応変に対応する方の風紀委員

15 21/08/24(火)23:25:07 No.838826503

鉄郎がネジになっとる...

16 21/08/24(火)23:26:22 No.838826978

結局フラッシュ何で穴掘ってたの…?

17 21/08/24(火)23:27:17 No.838827333

>結局フラッシュ何で穴掘ってたの…? ドイツ人は浜辺とかで穴を掘るんだ

18 21/08/24(火)23:30:26 No.838828504

>マジックミラー張りされた車内 マジックミラー号･･･

19 21/08/24(火)23:37:23 No.838831283

これは桐生院とたづなさんの恋を応援する方のバンブー

20 21/08/24(火)23:50:29 No.838836304

>ちなみに、お酒が入って酔いつぶれたトレーナーは担当のウマ娘とか連れて帰られたっス あっ…