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    21/08/24(火)22:32:06 No.838805032

    暦の上ではそろそろ秋も近いと言うのに、まるで梅雨に逆戻りしたかのようなじめじめとした湿気と、不機嫌に顔を陰らせその涙を地面に落とし続けている空。 そんな多くのものにとってはうんざりとするような空模様が一週間以上続き、ようやく太陽がその陽気な顔を雲の切れ間から覗かせはじめ、僅かに機嫌を直した空が晴れ晴れとした笑顔を見せはじめたそんなある日のこと。 「お兄さん、ちょっとお時間よろしいですか?」 耳触りの良い透き通った鈴の音のような声が、天気予報とスケジュール帳を交互ににらみ、次のトレーニングへ向けた練習場の確保に頭を悩ませていた俺の心にスッと差し込まれる。 声の方を振りかえると、そこにはバッグを手に提げたサトノダイヤモンドがニコニコと微笑みながら立っている。 「ちょっとお茶の淹れ方を変えてみたんです。良かったら一口でいいので感想をいただけませんか?」 どうやら新作の感想をお願いしたいらしい。 「俺で良いならもちろん」 丁度喉も乾いてきていたし、なによりダイヤのお茶の腕は、彼女の親友であるキタサンブラックも絶賛する程のお手並みだ。 こちらとしては断る理由など何もなかった。

    1 21/08/24(火)22:32:17 No.838805110

    「では、ご用意いたしますね」 バッグから取り出された水筒は、普段から彼女が愛用している緑色のそれとは違い、ピンク色をしたハートの模様があしらわれた可愛らしいものだった。 「何時もの水筒じゃないんだね」 「……実はですね、このお茶はお兄さんに是非飲んでほしかったので、間違えないよう別のものに淹れてきたんです」 ダイヤの返答になるほどと頷く。 しかし普段からお茶に拘っている彼女が、その新作を親友ではなくわざわざ俺の感想が欲しいと言うなんて、非常に光栄なことなのではないだろうか。

    2 21/08/24(火)22:32:27 No.838805211

    「はい、どうぞ♪」 「ありがとう」 手渡されたコップの中の液体は赤みがかっている。 これはストレートティーだろうか。 手に伝わるひんやりとした冷たさに、そのまま一気に飲み干して喉を潤したい衝動に駆られるが、彼女は感想が欲しいと言っていた。 ならば先に味を確認するべきだろうと思い、一口分だけ口に含むと、液体を舌の上で転がす。 仄かに甘い。口の中に冷たさと一緒にフワッとした上品な甘さが広がっていき、口内で温くなり僅かに強まった茶葉の香りが内側がら鼻腔へと抜けていく。 なるほど確かに普段とは違うが、これはこれで。

    3 21/08/24(火)22:32:44 No.838805346

    「……ん?」 だが、その中に何か妙なものを感じた。 その僅かな違和感に首をかしげていると、その様子を不安に思ったダイヤが声をかけてくる。 「お、お口に合いませんでしたか?」 「いや…美味しいし、ほどよい甘さで飲みやすいと思うよ。でも……」 舌には自信がないが、彼女が拘って用意してくれただろうこのお茶は間違いなく美味しいと思える。 ……思えるのだが、香りや味に混じってなにか、微かに体の芯が疼くような甘さを感じる。 それは砂糖の甘さとは違うものだが、確かに甘いと感じられるものだった。 「なんというか……不思議な感じだ。何か入れていたりするのかな?」 「さすがお兄さん!そうなんですよ、ほんの少しだけ隠し味が入れてあるんです!」 気付いてもらえて嬉しいのか、ダイヤはそう笑顔で答える。 なるほど、この芯が疼くような何かはその隠し味なのだろうか。

    4 21/08/24(火)22:32:54 No.838805432

    納得した俺はゴクゴクと残りを飲んでいく。。 ほどよい甘さが喉を抜けていき、ひんやりとした冷たさが体に染み渡って心地よい。 そして飲めば飲むほど体の奥が疼き、もっと飲みたいという欲求を刺激する。 喉は潤っているのにいくら飲んでも、体の渇きが治まった気がしなかった。 気が付くとコップの中身は空になっている。 まだ足りない。 「……もう一杯、もらってもいいかな?」 「もちろんですよ♪」 ……これは癖になりそうだった。

    5 21/08/24(火)22:33:20 No.838805617

    結局俺は、水稲の中身が空になるまで飲みつづけてしまった。 お茶がとても美味しいのも確かにあるが、飲んでも飲んでも疼きがまるで治まらないのだ。 疼きもそうだが、芯が熱い。 とにかく落ち着こうと軽く吐いた息すら、熱を帯びているように感じられる。 まさか何か盛られたのではと一瞬思うが、ダイヤに限ってそんなはずはないし、なにより俺に頼ってくれた彼女に失礼だ。 とにかく衝動を抑えてダイヤへと感想を述べる。 「……本当に美味しかったよ! 癖になりそうなくらいだ」 「そ、そんなにですか」 「ああ。ずっと、それこそ毎日飲んでいられそうなくらい」 「……っ」 何故かダイヤはピクンと震える。 よく見れば頬が僅かに赤く見えたが、まさか調子が悪いのだろうか。

    6 21/08/24(火)22:33:32 No.838805721

    「大丈夫か? もし調子が悪いようなら明日は休みにしようか?」 「だ、大丈夫です! そういうのではないので!」 どうやら違うらしい。 それならよかったと 「……気に入ったのでしたらまた用意しますよ」 「い、いいのか!?」 この味をまた飲めるかもしれないという期待に、思わず身を乗り出す。 「は、はい♪ お兄さんの為ならいくらでも作れます」 いくらでも、という言葉に思わずごくりと生唾を飲み込む。 もっと、もっと味わえると言うことだ。 「……それなら、次からは多めにお願いしてもいいかな?」 「……っ、よ、喜んでお受けいたします♪」 やはり調子が悪いのだろうか、俺の頼みを引き受けてくれた彼女はしんどいのか僅かに息が荒いように見える。 やはり心配になって、彼女の肩に手を置こうとした瞬間だった。

    7 21/08/24(火)22:33:56 No.838805902

    「きょ、今日は帰りますね! ではまた明日!!」 突然彼女はそう言って、まるで肩に手が置かれるのを避けるようにその場を反転し走り出したのだ。 「え、ちょっと!?」 こちらの静止の声も聴かず、ダイヤはまるで逃げる様な速さでその場から走り去っていってしまった。 ……どうしたのだろう。 疑問は尽きないが、まだ仕事が残っていることを思い出し改めて机に向き直る。 その時、ふわりと走り去った彼女の匂いが鼻をくすぐる。 「……?」 気のせいだろうか。 お茶にあった芯に響く甘さが、その僅かな残り香の中に感じられるような気がした。

    8 21/08/24(火)22:34:12 No.838806009

    _______________________     「や、やっちゃった……」 駆け込んだ誰も居ない女子トイレの個室の中で、サトノダイヤモンドは顔を真っ赤にしながら俯いていた。 「……お兄さん、あんなに美味しそうに」 先程の光景を思い出した彼女は、ブルリと震えながらもうっとりとした顔をしている。 おもむろにスカートをたくし上げると、その中の下着は"隠し味"の蜜でじっとりと濡れていた。 「そ、それにもっと飲みたいって……ああ……っ!」 お兄さんと慕う彼との会話を思い出し、興奮で息を荒くしながら手を下着の中へ滑り込ませ蜜を指で掬い取り、口元に運んでいやらしく舌で舐めとる。 「ダイヤのお蜜、たーっぷり用意しますからね、おにいさん」 そう言う彼女は、普段からは想像できない程妖悦な笑みを浮かべていた、

    9 21/08/24(火)22:35:10 [s] No.838806449

    終わり サトちゃんの一コマ漫画を見た瞬間衝動が抑えられなかった

    10 21/08/24(火)22:36:31 No.838807129

    なんだい今日はやけにお茶に隠し味を仕込むダイヤを見かけるが…

    11 21/08/24(火)22:36:39 No.838807191

    ウワーッ!!

    12 21/08/24(火)22:37:07 No.838807398

    ウワ…

    13 21/08/24(火)22:37:19 No.838807489

    あんまり見てないのに今日だけで2回も隠し味入れるダイヤちゃん見ちゃった…

    14 21/08/24(火)22:37:55 No.838807763

    昼とは違うやつなのかよ!

    15 21/08/24(火)22:38:27 [s] No.838808017

    正直先を越されたと思ったけどあっちは別の隠し味なのでヨシ!

    16 21/08/24(火)22:41:46 No.838809385

    みんな考えることはおなじというやつだな…

    17 21/08/24(火)22:46:08 No.838811157

    ミルクティーにストレートティーとサト茶は色々揃ってるな…

    18 21/08/24(火)22:50:35 No.838813081

    また混ぜてる…

    19 21/08/24(火)22:52:08 No.838813784

    体液に依存性があるとかサキュバスか何か?

    20 21/08/24(火)22:52:31 No.838813964

    混ぜてはないけど公式でお茶ネタ追加したからな

    21 21/08/24(火)22:56:05 No.838815427

    隠し味の秘密がバレたら直に吸われるんだろうな…

    22 21/08/24(火)22:59:42 No.838816887

    母乳も蜜も中毒性あるとか恐ろしすぎる…

    23 21/08/24(火)23:14:47 No.838822518

    すごく良かった…母乳サトちゃん流行れ

    24 21/08/24(火)23:15:20 No.838822713

    体液良いよね

    25 21/08/24(火)23:22:29 No.838825467

    >すごく良かった…母乳サトちゃん流行れ こっちは母乳じゃねえよよく読め

    26 21/08/24(火)23:24:38 No.838826301

    サトちゃんの蜜も母乳も飲みたい