久しい... のスレッド詳細
削除依頼やバグ報告は メールフォーム にお願いします。個人情報、名誉毀損、侵害等については積極的に削除しますので、 メールフォーム より該当URLをご連絡いただけると助かります。
21/08/17(火)22:09:04 No.836241386
久しい海岸、美醜交じりの大地と妖精、どこまでも冷たい空。長く短い夢の世界。彼女は…トネリコはまだ生きているのだろうか?霧は深く…名無しの森にようこそと。……。どうしよう。三人を引っ張って森の中を進んでたはずなのにマシュとダヴィンチちゃんが消えたし、トリスタンには言ってないせいできっと記憶は消えているだろうし、まぁ、オレ自身も咄嗟に腕にペンで名前書いてなかったらやばかったけど……それどころかアイツ死んだのか、アイツの記憶消去領域を買ってたんだがなぁ……多分この先にコーンウォールの森があって休息には向いているけど……ロンディニウムの武器庫として備えはあったはずだけどそもそも時代が同じかも怪しいから出るしかないけど……マシュやダヴィンチちゃんは何とかできそうだしトネリコ探すか。 そして数時間、ただ霧の森を進み続ける道中。 『……。』 ……。妙な杖、田舎っぽい衣装と普通の妖精とはどこか違う雰囲気。……トネリコに近くて、遠い。……楽園の妖精が目の前で生き倒れていた。
1 21/08/17(火)22:09:48 No.836241743
………トネリコが居ない。…奇跡は奇跡であるからこそ奇跡なのだから仕方が無いのだ…。浮かれていた数時間前の自分があほらしい。ちょっと泣きそう。 『諦めてはいけませんぞ我が主』 道満。妖精ってな、死んだら遠く無い内に次代が現れる仕様なんだ。こいつが楽園の妖精である時点でトネリコ居ない筈なんだよ…。 『ンン……。諦めますか?』 ……お前さぁ。諦める訳ねぇだろ?最後の最後までやってやるよ。トネリコいねぇならしゃあない。俺今からコイツの騎士なるわ。 『ンンンン!!』 あぁそうだよ自棄だよヤケ!!笑えやバカヤロー!!トネリコいなきゃ何もできねーですよーだ。
2 21/08/17(火)22:10:03 No.836241864
愉快、愉快と笑うサーヴァントと談笑しながら妖精を抱きかけて奥へとすすむ。ついた先には小さな村があり、有り得ないといってもいい風景に驚かされた。あの内ゲバばっかするのが大半の妖精が複数の氏族がこんな村を作って暮らしているという光景は夢見た風景でもあり、こちらに気づいたのか何人かの風や牙の妖精が小さな小屋を貸してくれてひとまず休息をとり、二人を起こす。二人の記憶は無く、適当に話し合いの結果『トリストラム』と『マシュ』になってしまった二人の話に適当に乗ると
3 21/08/17(火)22:10:27 No.836242041
なぜか獣畜生との戦闘になっていた。とりあえず指揮を飛ばしてこの場は済ませ、ひとまず二人を先に森に返した後一人で武器を隠した場所に向かう。数分もすれば大きな槍が突き刺さった木があり、その根元を掘り返すとそこには箱があり、大半が錆びて使い物にならない剣や盾、槍しかなく、ここがあのブリテンであることが確定したと同時に碌な武器が無く、たまたま綺麗に残っていた一本の短剣だけを回収して森に戻る。
4 21/08/17(火)22:10:40 No.836242151
夜の宴、気味が悪かった。話で聞いた存在税、令呪、女王モルガン。……モルガン?そういえばトネリコの本当の名前って……。そんなこんなだが一番の気味の悪さは人間が居ない。別に上位の存在でもないこいつらが人間と共に暮らすわけでもない。さらに話を聞けばますます人間ほどここに居たくないと思い、二人に軽く説明してから一人で抜け出そうとすると来る必要も無いのに二人ついて来る事になり、夜のうちに静かに森を去り、領域から離れたせいか二人も記憶を取り戻し、一先ずソールズベリーに向かおうとした時……。どこか親しい感じのする妖精王なるサーヴァントが現れ、道ながらアルトリアに汎人類史の事をあることない事吹かしながら、面白おかしく進め、同時にその眼で見ていないことを祈るばかりであった。
5 21/08/17(火)22:10:53 No.836242267
旅も途中で夜を迎える。 「……すみません、すみません……。弱くてごめんなさい……期待はずれでごめんなさい」 そんな彼女の寝言の意味が大雑把に理解できてしまうことが少し彼女を重ねてしまい、無意識に彼女と同じように頭を撫でてしまうとアルトリアは起き上がってちょっと顔がふにゃってしているけどきっとその内心はまだその時の記憶が残っているのだろうと思うと先は長く、そう簡単に癒せるものではないのだろう。獣除けの結界を張りに行く彼女の隣にこっそりと忍び寄って気楽に観察する。……失敗してるよ。ミスって慌てふためいている彼女にそっと肩に手の当てて口止めの仕草をする。 『そろそろこの窮屈な紙から出ても良いころ合いでしょうなぁ』 駄目に決まってんだろ、ちょっと久しぶりに騎士するんだよ。 『ンンン。残念無念。折角の村正殿と女狐の反応があるというのにこのような仕打ちとは』 …やっぱ行ってこい。いい感じに森から抜け出せよ。
6 21/08/17(火)22:11:11 No.836242410
心配するアルトリアを無視して回収しておいたナイフを軽く振って鳥共の首と両翼を同時に全て解体し、そっと振り返った。振り返ると言葉を失って驚愕するアルトリアとさらに後ろで気取った事をしてると大爆笑している道満はさっさとアルトリアにバレないように追い出し、アルトリアの隣に座る。 「え、ええと。もしかして立香って凄い人?」 「色々あったんだよ……アルトリアだけになら語ってもいいけど……秘密にできる?」 「じゃ、じゃあちょこっとだけ聞きたいな」 そんな弱々しく聞く彼女に答え、あの日の出来事を思い出す。 「……それじゃあ、少女の話をするとしよう」
7 21/08/17(火)22:11:22 No.836242503
そこは妖精の世界。はるか大昔のブリタニアと呼ばれる大陸のお話。 小さな小さな『ロンドン』と呼ばれる本当に小さい集落に一人の可憐な少女が居ました、名前は『ヴィヴィアン』。彼女には使命がありました。大陸のいざこざを収めるというクソほどつまらない大義です。正直そんな馬鹿な連中の尻拭いなんてやめちまえばいいのに彼女はどうしようもなく優しいのでその使命を全うしようとしてしまいます、ですが彼女一人でどうにかできるほど問題は簡単ではありませんでした。そこで彼女は悩みながら湖を歩いているとふと一人の青年を見つけました。名前は『アーサー』。彼もまたクソほどつまらない使命を背負わされたツキの無い男です。少女はただ辛そうだったからという理由で青年を助け、青年もまた過ぎた偽善者、いや、力も無いくせに気持ちだけでなんとかしようとする現実知らずの無能で理想の重りに縛られてそのまま溺死すればいい大馬鹿野郎なのでただでさえ潰れそうな所に更に少女の使命も背負い込んで彼女の旅路の仲間になりました。
8 21/08/17(火)22:11:41 No.836242650
「今宵は、ここまで」 「……ねぇ立香。それ凄く私情諸々入ってたよね」 「…………今宵は、ここまで」 「……」 視線が痛い、明らかに追求しようと考えている彼女の目が怖い。本当に逃げたい。少し目線を合わせれば、碧い瞳の重圧がちょっと怖い。ほんと怖い。ちょっと楽園の妖精だからってはっちゃけた自分もアレだった。 良い感じに話を逸らして結界を張りなおさせた後トリスタン達と合流してそのまま夜を過ごし、朝を迎えると同時に出発してソールズベリーへとたどり着く。街に着くなりオベロンから語られる相も変わらない妖精の実態そのものな環境と物騒な場所まではいい、物になるのも別に構わない。ただそれでいいのか楽園の妖精…。そうして酒場につくなりオベロンの万年ツケというどうでもいいことが発覚すると同時にダヴィンチちゃんと合流する。ひとまずダヴィンチちゃんのアイサインに合わせて二回の別室でダヴィンチちゃんの話を聞いていると気になる言葉がった。
9 21/08/17(火)22:11:53 No.836242752
女王モルガンが妖精に言った『私はおまえたちを許さぬ。私はおまえたちを救わぬ』という部分はどこかあの時のトネリコを思い出すがまだ確定していないのだからキャメロットへの単騎突撃はまだ頃合いでは無いと思い、ひとまず部屋を出てアルトリアの部屋に入る。 「立香。もう話はいいの?」 「予言の子」 「!?」 ビンゴ。楽園の妖精がクソつまらん事に巻き込まれているのはまぁ、そういう設計なのだろうか?聞き耳を立てようとするダ・ヴィンチちゃんにも困ったものであり、とりあえず二人になるために窓を全開にした後、軽く数百メートル程度先の屋根上に跳び、そっと彼女を降ろし、屋根に寝転がる。 「あー…アホらしい!!ハハハ。なーにが予言の子だよ、ちっとも興味ねぇくせに。あいつらはいつもそうだよ、そういう偶像が好きなだけでそれそのものはこれっぽちも興味ないんだ」 「……やっぱり立香って」 「さぁ?何のことだろうか?俺はどっかの誰かさんの騎士なんかじゃあないぜ?」 「……わざとらしい。眼の事分かっててあんな意地悪な質問とかゲームをしたくせに」
10 21/08/17(火)22:12:18 No.836242946
「…ま、そうだな。あー面倒。カルデアってこれっぽっちの自由もねぇからつまんねぇ。いやまぁ、世界救うなんて大事の前に人一人のプライバシーなんざねぇことぐらい知ってるがな」 「…………そうなんだ。じゃあ」 「もう少し間をおいてくれ、それよりも今から大聖堂の鐘でも「無理。無理無理待って。まだそんな心の用意なんて」俺がいるだろうに……」 「いくら立香が強くてもモルガン陛下には勝てないって!」 「だろうな。あー剣があればなー。予言の子が居ればなぁ!!!」 「立香ァ!!わざと言ってるだろ立香ァ!!」 「アハハハハ。まぁいいや、覚悟ができたら言ってくれ。その声一つで聖剣は道を示すからさ……そろそろ帰ろうか」
11 21/08/17(火)22:12:29 No.836243041
まだまだひよこな楽園の妖精。あの日の記憶が次々と再生されては、嫌な結末も引き起こす。何事も無く夜が過ぎ、朝を迎えるとオベロンが軽く暴露してダヴィンチちゃんが割と辛辣な事を言って弱気になるアルトリアにそっと目配りした瞬間に堂々とふるまったかと思えばまた弱気になってと面白いぐらい表情豊かな彼女に合わせて茶々を入れたりしてアルトリアで遊んだ後氏族長の居る大聖堂に行くことになり、あまり歓迎されていないのかオベロンの借金のせいか、騎士っぽいなにかに囲まれ、なぜか戦闘になり、困惑することもあったがなんだかんだで氏族長オーロラの元にたどり着く。
12 21/08/17(火)22:12:43 No.836243155
第一印象は一言で言えば。『ザ・妖精』。長年の経験でわかる。ただ少し強くて運があっただけのどこにでもいる一番相手にしたくないタイプの妖精。何も考えていない、いや、物事を先ではなく、今だけで考えているような奴が真っ先に感じた雰囲気であり、それでも最大限に利用するにはコイツしかいないというのもまた事実。その後に思い切り体当たりで吹っ飛んだオベロンの見た後にノリッジの厄災祓いを条件に鐘を鳴らすことを約束されて話はお開きになり、いつもの場所に戻る。 ダヴィンチちゃんの簡☆単アーサー王伝説を聞いた後 『救世主トネリコ』『エクター』『グリム』『トトロット』そしてあの気に入らない『ライネック』の名前が上がり、そう同じものが複数あるとも思えずその日は少し楽しくなって夜を過ごし、朝を迎える。
13 21/08/17(火)22:12:55 No.836243261
今度は小麦や畑などがそっくりそのまま存在しており、軽く流れた妖精騎士の存在からどうでもいい会話が始まったと思ってシャットアウトして妙に芸術点を感じるアルトリアの顔を見ながらふけっていると固まっていたから少しだけぽんぽんと叩いて無理矢理再起動させる。そして夜が訪れて今日は話の準備が出来上がったからいざ行こうと思ったが、騎士に出遅れてしまい、次になってしまった。 朝を迎えるとまーたオベロンの渡した出稼ぎ三連クエストさせられ、酒場に戻るとマイクから来客を聞き部屋に向かう。……壁越しからに無防備な一匹の妖精しか確認できず、誰かと思ってドアを開けるとコーラルさんであり、ただ事務的に『牧場』について語って部屋を出ていき、特に深い理由もなさそうであったためすぐに下に居るダヴィンチちゃん達と会議を始める。マシュ捜索も兼ねて特に問題なく進み、ちょっと本当にあのマーリンが教えているのかわからないが気まぐれでなら教えてそうな怪しいラインのマーリン魔術に引っ掛かりながら西の牧場に向かう。
14 21/08/17(火)22:13:10 No.836243352
夜を迎えたころにたどり着き、案内の兵士たちの会話からこの時代にも『円卓』が存在していることの確認ができ、内部にマシュは居ないがだからといって見逃したりしないだろうし、別件の為にもやる気を出させるためにわざと嘘で居ると思うというぼかした感じでダヴィンチちゃんに言ってアルトリアの案に乗り城壁から侵入。結果は戦闘。……まぁ、無限湧きの警備にかまけて物陰に隠れている馬鹿な騎士をバラバラに三回ほど四肢解体して増殖を止めた後に確りと警備を倒し切ったトリスタン達に感謝し、同時に遠くから聞こえる複数の足音にダヴィンチちゃんの逃げようという提案よりも前に追手の足だけを切り落としておいてからダヴィンチちゃんの言うとおりに逃げようとした瞬間に門が開き、円卓軍だろうか?少し衣装の違うそのどさくさに紛れて予言の子鍵開け。きっとアルトリアなら……出来なかった。もしかして予想以上にポンコツ?トネリコと同じ楽園の妖精だからとすこし甘かったのだろうか、鍵開けするより錠を破壊するほうが速かった。
15 21/08/17(火)22:14:27 No.836243988
円卓軍の兵士からロンディニウムへの招待があり、すごく寄りたいがきっとそこにはマシュも聖剣も無いことだと思い断る。少しロンディニウムへの未練が無いと言えばウソだがひとまずソールズベリーに戻ることを第一にと思った刹那。背後からの気迫と殺気にトリスタンからの声とほぼ同じタイミングでその場から下がり、振り返った瞬間。
16 21/08/17(火)22:14:44 No.836244121
異常な魔力と黒犬、そして ……あまりにも大きすぎる騎士がそこにいた。その異常性は一目見てわかる。『妖精騎士ガウェイン』。その名が兵士から聞こえ、目的を達成できたことに少しだけ口角が上がる。トネリコの騎士。許せるわけがない。見てわかった、あれはただの爆弾の様なものだ、理由はわからないが何故か爆発していない導火線が燃え尽きた強大な爆弾。ジャムってないのになぜか発砲できない拳銃。何の相手をさせたかったのかの考察やトネリコの真意を後回しにし、一先ずこの騎士の撒き方を考えようと思い少し後ずさりするが咄嗟に異常を感じ手を見ると使っていない筈の令呪が一画消失し、目の前の存在を相手にカルデアとしてはとても不味い状況であることを理解し咄嗟にさっき倒しておいた騎士の槍を打ち上げて騎士の脳天めがけて背後から振り下ろすがなまくらだったのかただあいつがガウェイン並みに頑丈なんだろうなぁ。槍が砕け、ただ一瞬の隙を生ますことしかできず、アルトリアの方を見て隠すのをやめようと瞬間だった。無数の弦が騎士に絡まる姿を見てすぐにダヴィンチちゃんとアルトリアを担いでその場を去る。
17 21/08/17(火)22:14:56 No.836244206
その対応にダヴィンチちゃんは何も言わず、アルトリアは少し……軽蔑しただろうか?やろうと思えば勝てたあの場面で逃げた判断はその場限りで言えば最悪だった自信はある。ただ、俺は初めから『カルデア』の関係者であっても、『人理』の味方なんかじゃないのだから『トネリコと再会する』という目的の為に『カルデアを騙す』という演技はもう少ししておきたかった……。所詮サーヴァントなんて言ってしまえばそうだろうか……。少し自問自答を繰り返しながら……。オベロンがどこかで見たことあるような馬に馬車を引かせて現れ合流する。ひとまず馬車の中に入り、そのまま戦闘のダメージのせいかダヴィンチちゃんが眠りアルトリアがじっとこっちを見つめる。 「……。立香」 空気が重い、多分罪悪感が原因だろうけどすごく重い。 「多分勝てたよね。あそこ」 「……。まぁな」
18 21/08/17(火)22:15:08 No.836244299
「ハハハ……。馬鹿だなぁ私、あそこで何も考えずに立香に『バゲ子しめちゃえ!!』とか言えばやったでしょ?」 「やったな。何も言わないから私情優先しただけだが問題あったか?」 「気取った風に言って……。一番つらいのは立香でしょ」 ……。妖精眼はインチキそのものだ。嘘も真も全てを見抜いて、映し出してしまう。 少し、情けなかったかと思いつつもあと少しだと思い揺れた感情を戻して、グロスターへの道を進む。道中、というかついさっきなぜかバトルがはじまったがまぁ、ご愛敬だ。時たまるだろ、こういうやらなくてもよさそうな無駄に思える戦闘。 グロスター近くの街道で降り、分割行動することになった。デート気分で行けと言われても楽園の妖精のデート何てろくでもねぇものなのを知らないのだろうかコイツは。とりあえずのんびりと街をぶらついているとねずみとは思えない巨大なドラゴンを捕まえさせられたり、閉店した店の割引券なんて舐め腐ったものを渡してきたり、妙な雰囲気のファッションが好きそうな糞雑魚赤髪妖精に絡まれたりした道中の街中でアルトリアがふと質問してきた。
19 21/08/17(火)22:15:26 No.836244448
立香のその剣?……ってどこで習ったの?」 「……。それ聞くかぁ」 「だってナイフを持って手首を動かすだけでそこらじゅうがズバババーって音したりするじゃん……。もしかして魔術?」 さて、どう嘘をつこうか。流石にドストレートに『トネリコが虫嫌いで虫相手にロンゴミぶっぱなするのが色々やばいから払うためだけに編み出した超広範囲精密多段斬撃剣』なんて言えばどう返されるかたまったもんでもない。そもそも冷静に考えたらなんで俺はそんなことの為に千年近く頑張ってこれを編み出したんだよ、愛って怖いなぁ。 「……。マーリン剣術だ、汎人類史のマーリンは剣の達人でもあってね、未熟な頃の騎士王に剣を教えたりしたこともあったんだ、俺のはその真似事。まぁ所々我流で大切な人の為に合わせた改変とかはあるけどね」 ごめんマーリン。多分お前なら一振りで十二万回の斬撃ぐらいできるだろ。 「…………。ふーん。ふーん。ふーーん」 選択ミスっただろうか?それとも同じアルトリアだからこう、拗ねただけだろうか。妖精眼は嘘と真を見抜くだけだから嘘の骨組みに真実を盛り込めばバレないと思ったがどうだ。
20 21/08/17(火)22:15:44 No.836244584
「……。よーし、次に杖にマーリンが出てきたら聞いてみましょう」 ……。出るなよ。絶対でるなよマーリン。でたらフォウ君投げつけ……。今回は居ないのだったわ。 一抹の不安を抱えながら道中の店でクレープを買おうとなってアルトリアに引っ張られるように向かうとそこには 『抹茶クレープ DOMAN』 何やってるんだよアイツ!!……まぁ、道満だしそういうこともするかと一瞬理解しかけた自分をぶん殴って何事も無いように微妙に似合ってて腹立つ洋風の服装の道満が店主をしていて何とも言えない気持ちになった。 「ようこそおいでくださりました。ご注文をお伺いしましょう」 「……。一択しかねぇだろお前、注文もくそもねぇって」 「ンンンン!!違いますぞ我が主!!裏めにゅーにて確りと品ぞろえは豊富にて、この通り」 「知れるかぁ!!!」
21 21/08/17(火)22:16:01 No.836244696
「……?二人って知り合い?」 蚊帳の外にされかけたアルトリアが聞き、そうだと渋々答えながらスッと出された普通に店売りしていそうな凝っている抹茶パフェを食べる。……文句の付け所が無く普通にうまいのがなんか悔しい。同時にここに道満が居る時点でオークションに売り出される奴の見当もついた。 「ここにマシュは居ねぇかぁ。いや、マシュ以上に無視できない奴いるけど。で、どうせ独自にオークション会場のチケットでも集めていたんだろ?」 「然り。三名分のチケットはありますので丁度ですな。いやはや、楽しみですなァ」 どの面下げて同僚に会いに行くんだろうなこの陰陽師と思ったがコイツの場合この面にて、とかの返しが来そうだから言わないでただ無言でパフェを食い切って集合場所に合流した。 「うげぇ……」 「……。」 ダヴィンチちゃんの言う事とオベロンの無言は最もだろう。
22 21/08/17(火)22:16:23 No.836244869
「ンンンン。拙僧ただの野良妖精『RINBO』にて、人畜無害で幸せを運ぶ抹茶の妖精さんですぞ」 邪悪すぎる妖精なこった。 そうして優雅な音楽とともにオークションは進み、出てくるわ予言の子(?)なアルターエゴ。村正。困惑するダヴィンチちゃん、アルトリア。笑いをこらえる道満。ちょっと申し訳なさそうなオベロン。三者三様と言えば言えばいいが……。駄目だ、三割予言の子とか……。ふふっ。あ、こっち見つけたな。うわーすげぇ顔してる。駄目だ、おじいちゃんちょっとお腹痛いよハハッ。 アルトリア様御一行500万モルポンド。駄目だこりゃ、腹いてぇ、予言の子(10割)が予言の子(3割)を買い取るとか二度と出会えない場面だからしっかりと残しておかないと。 (立香ァ!!何とかしろ立香ァ!!) (しーらねハハハ!!) (立香ァ!!) 「2000万! 2000万モルポンド!ああもうメンドくさい、7000万!でどうだーー!」
23 21/08/17(火)22:16:38 No.836244986
……やべ、アルトリアだったわコイツ。 これで負けるわけが無いと思った瞬間一億が飛び、更にアルトリアが一億百万なんてありもしない踏み倒し前提の数値をだして司会を困惑させる、うげ、こいつ腕掴んでいてぇ!やる気かコイツ。嘘だといってよアルトリァ……。 まぁ、そんなこんなで気がつくとステージの上まで連れてこられたのであった。 一応会場全体が射程圏内だからサポートぐらいならどこでもできるけどよりによって中央にするこたぁねぇよ。 渋々付き合って見れば相手はあの赤髪妖精。そして上からの声の主の大暴露。あぁこれ全部アイツのフィールドだ。色々酷いものだ、完全に掌の上で踊らされるコマでむかついたから居るところに斬撃の雨でも降らせようか?……やっぱなし、逆に利用しよう。プロパガンダプロパガンダ。 少し波乱の勝負はちょっと助けてあげないと危なかったところもあるが、無事に幕を降ろし……それはそうとこいつ調子乗ってるな…今頃内心『決まった』とか思ってる顔だよそれ。
24 21/08/17(火)22:17:05 No.836245203
それはそうと村正だ。正直この後ろで未だにツボにハマった陰陽師よ……。……『リンボのやつは連絡が取れない』。…………。本当にコイツ面の皮が厚すぎる。それはそうと村正のここでの流れも知れてそれはそれでいいのだろうか……。……モルガンを倒すまで……か。 そうしてムリアンの所へ……あぁ何故だろうか不快な電子の海のスロットなAAでもCCでもない感じな特殊効果なAI後輩なあれな音楽が聞こえる。酷い幻聴だ、あぁ本当になんなんだろうなこの紫ヘアー。あぁ、台詞回しが完全にいつぞやのBBを思い出す。あぁバッドラーック☆なんなんだわ。……ボケるのやめるか、つまんないなぁ。あれこいつも妖精眼あるのか……。おじいちゃん、なに尋問されってゲロッてるの……。ほぼ全部かよおじいちゃん。……温厚だった氏族はもういない、か。哀れというか、なんというか。ブリテンへの攻撃?こちとらブリテン最大の騎士ですが???はーくそ。適当にぼかそ。…………ブリテンを私物化する魔女。
25 21/08/17(火)22:17:27 No.836245384
あながち間違いじゃないのがまた、なんとも……それはそうとこいつ口ぶりではどうこう言うがその内心何かへの憎悪に燃えていないだろうか?ただ、言っていることは正しいからまだ理性が勝っているのであろうと思い、話だけは合わせる。 『悪者をやっつける。』……そんな軽いこと言われたら腹立つなぁ。……外からの客。……あーあ。言わないでほしい。 だが願いはむなしく向こうからやってくるのであった。そう、コヤンスカポン。 まーた新しい衣装来てるよコイツ、尻尾の数だけ衣装替えする気か?……あ、コイツ意図的に道満を視界から外してるな、ムカついたからそこら中にある照明器具や、陶器の位置をずらして道満の顔を意地でも見せてやろう。 約束は守るから無下にできないのは確かとは言え、ろくでもねぇやつしかいねぇなこの空間。あーやだやだ、たすけてトネリコ。……オベロンさぁ。……オベロンさ。……まぁいいか。酷いお開きになって終わってしまったグロスターオークション。 ……帰りには妖精たちがその場では本意で物を渡すその光景だけを切り取れば美しいが、その内情はきっと……。深く考えないようにしよう。
26 21/08/17(火)22:17:46 No.836245538
のどかな馬車旅はゆらゆら進み……。訂正、道満のあほが村正の真正面に座っているせいで色々酷い。そう思っていると急に横転し……怪しさ第一位更新な凄く怪しい妖精…………アルトリアはやっぱりポンコツ? ……嘘だろ。マジかよ。……あそこにゴミ捨てって……へんな事しなければいいが……。 そんな夜の会話でまだ神の事については気づいていないのを確認し、なんともまぁ……言いずらいよな。 「村正……正論だったよ」 「よし!聞かなかったことにして、寝るか!」 凄くありがたい。 「ンンンン!!大事なところが「後にしてくれ」」 それはそうと誰だろうか、ずっと後ろをつけているやつは……。 秋の森、無数の光が浮かび上がっては消えていく、紅葉の世界。 あの時と同じようにここは何も変わらずただ、平穏と、静寂、虫が跋扈している。 見届ける者。……コイツわざとか? あいかわらず何を言っているのかは分からないが多分歓迎はされていると思う。が、しかし。流石にもう知っている妖精は居ないようでどこか似ているだけの皆を見ていると……あぁ、そうだった。ここだったな。騎士の墓場は。
27 21/08/17(火)22:18:04 No.836245695
あれぇ?アルトリアは言葉分かるのか?まずいなぁ。まだバレたくねぇなぁ、コイツ絶対口軽いからなぁ。連れられるとまた昔を思い出す風景であり、何一つ変わっていないことに少しだけ涙が零れた。 『ウーサーお腹痛いの?』 『どうしよ、どうしよ、また毒かな?もうみんな居なくなったから治し方わからないよ!』 「……ウーサー?」 げ、まず、生きてたのは嬉しいがやめろ。 「あー!!うめぇなこれ、まじかぁ!!糖度全然ちげぇわこれ!ははは」 あ、いい感じにブラックドックが来た、有耶無耶にできる。 なんか妙なモース交じりの連中と戦闘した後、妖精たちがまた何か言っているが何一つわからないせいで気が気ではない。その夜ダヴィンチちゃん達の会話には混ざらず、ただ一人記憶を頼りに森の奥へと入り込む。進めば進むほど光が溢れ、過去が次々とフラッシュバックする。
28 21/08/17(火)22:18:22 No.836245827
『飲んだ飲んだ!!ウーサーが毒酒を飲んだ!』『つまらない人間は捨てちゃおう!!』『焼いちゃえ!焼いちゃえ!!』『騎士がみんな死んだから堂々と人間をバラせる!!』『トネリコにも罪を被せちゃえ!!』『そうだね、そうだね!!』 ……。あぁそうだった。燃えるロンディニウム。結局何も変わらないゴミ共。剣が呼んでいる。……呼んでいる。呼んでいる。黒い呪いが、赤い呪いが、白い呪いが、呪いが呼んでいる。 草を掻き分けながら進んでいくとそこには魔術的な保護がされた小さな空間と文字の刻まれた大岩があり、岩には剣が一本突き刺さっていた。 『私の最初で最後の騎士』 多分そう書かれたトネリコの文字が大岩に刻まれており、きっとこの下はには俺が眠っているのだろう。戦いを終えて、戦いに赴いて、平和に殺された、可哀想な……騎士王になりたかっただけの男。
29 21/08/17(火)22:18:35 No.836245929
そっと剣に手を伸ばす。剣は綺麗に手に収まり、軽く力を使えば引き抜けるほど軽く。軽く抜けてしまった。少し感覚を感じた後、剣を再び岩に突き刺しその場を後にする。ここまできて、俺は臆病者だった。聖剣を手にしたくせに騎士になる覚悟何てやっぱりなかったんだ。……本当に馬鹿みたいだ。……本当に。 なんやかんや夜を過ごし後、朝になるとこれまたちょっと面倒な模擬戦闘に持ち込まれ休息をしているとえらく小さいオベロンが現れ……。何故だろうか、剣を握る前は何も感じなかったコイツが……。疑惑を抱えながらも話が進んでいくと急に隠れるのが嫌になったのかそれとも腹をくくったのか一人の少女が飛び出し……。今なんつったこのガキ。従者?は?……何の妖精か分からない??……鐘。……まさかな。一瞬最悪のケースを想像したが流石に考えすぎだと思ってすぐに払って彼女を迎え入れることに賛成した。それはそうとオベロン。コイツわざとか?
30 21/08/17(火)22:18:50 No.836246035
……よくわからない化け猫(?)を倒し、アルトリアを見るともうガレスと打ち解けていて少し妬けたが、そういうこともあると割り切って後ろから見守るだけにとどめておく。……まだ自信が無いのだろうか。逃げたいのだろうか。微妙な表情をするアルトリアには寄り添わずただ、声をかけて元気付ける程度の押さえておく。少し馬車で揺られていると大穴が見え、巡礼の話が始まり、アルトリアがまた困った質問をしてきた。自分の世界をどう思っているか、これからの自分をどう思っているのか……少し考えて出てきた言葉は不安でしかなく、うまく返せなかった。 更に進むと今度は崩れた橋の前にたどり着く。前にも訪れたことがあり、あの時は特に何もなかったが、いつの間にかドラケイなんて変なものがいる事には驚きつつも、欲しい宝物を呼び寄せるという妙に怪しい特性に興味を持ちつつふと河を見ると……やばくない?これ絶対不味いやつだよ。しょうがないからアルトリアを抱えて橋を飛び越えてしまおうか。ステイ。アルトリア、ステイ。
31 21/08/17(火)22:19:03 No.836246132
ただ話の流れ的に仕方なく上流から回ろうと足を向けたした瞬間……馬鹿かこいつら。妖精舐めてるのか?……あーあ。ガレスがぬいぐるみにダイブしおった。……何だよあの人参二メートルは……やっぱレッドラって馬。流石にあの二人だけだろうと高をくくって呆然と川辺を見ていると、化石が流れてダヴィンチちゃんが、知らない爺推定晴明が流れて道満が、そしてアルトリア……お前そんなものでいいのか??……男三人でどうにかしようとなった瞬間になんオベロンも河を見てしまった。多分コイツティターニアだな。 「ハハハハハハ!!!売り切れか!!」 本気で笑い転げてしまった俺にオベロンが軽く小突いて……そういえば俺は?何が欲しいんだっけ……あぁそうだ、やっぱりトネリコとの二人だけのブリテンが欲しいなぁ。 ざぶんと浮かび上がる音が足元でし、ブリテンをくれるのかと期待をして足元を見た瞬間。 『無理。』という一枚の看板が流れてきただけだった。 「藤丸。ドラケイで満たせない物って……ふふっ」 「野郎ォ!!ぶっ殺してやる!!!!」
32 21/08/17(火)22:19:15 No.836246227
人の願いを踏みにじったクソ妖精に本気で殺意が湧いてそのまま河に飛び込んで奥に居たドラケイっぽい奴を一撃でぶん殴って河底に叩きつける。無性に腹が立ったから腕を振って巨大な斬撃を叩き込む。ドラケイが死んだのか周辺の領域が解除され……すぐにアルトリアを抱きかかえて上へと急浮上する。川辺ではオベロンがロープを投げてくれたおかげでなんとか溺れずに済んだが対応の遅れたダヴィンチちゃん達は多分……あぁ、溺れて下流に流されてる。 仕方がないからオベロンとアルトリアの三人で焚火を囲んで荷物番をしていると皆がずぶぬれで帰ってきてとりあえずノリッジへと足を進める。そしてそんな夜、厄災なんていうクソどうでもいい事について考えていると独り言なのだろうか、オベロンの声が聞こえた。……楽しい思い出、か。……そうだよな、アルトリアもまた楽園の妖精。トネリコと同じようにきっと妖精からはまともな扱い何て受けていないのだからきっと……。
33 21/08/17(火)22:19:30 No.836246353
ノリッジ。前に比べて……あんまり変わってない気がするがなぜか別物のようにも感じてしまえるその鉄の街並みに惹かれふらふらと街を散策する。……そこかしこで聞こえる伯爵。いや、『ペペロン』伯爵。何故だろうか……いや、多分あの人だろうけど……あの人現代知識を持っていて成り上がってる……。それどころかこの街、軍需需要で儲けるとか……最高に趣味良いな、流石職人の街。オベロンの提案で自由行動となって誘ってきたダヴィンチちゃんに申し訳なさそうに断りつつ、道満と二人でノリッジのまちをぶらぶらと歩く。 「道満。多分お前この街離れたほうが良いぞ、多分。あの人居るから」 「えぇ。おそらくクリプター『ペペロンチーノ』殿がこの街のどこかにおりましょうなぁ、人のいない裏路地などに拙僧一人で入ってしまった際には……ンン」 「……ここに円卓の……というか俺の特製の地下軍需工場作っておいたはずだけど残ってるかなぁ……無いだろうなぁ。コーンウォールからロンディニウムの隠し通路も潰れてたし、港は立ち入り禁止だから釣りも出来ねぇし、あーあ。適当に剣買ってマシュ探すかぁ」 「御意」
34 21/08/17(火)22:19:47 No.836246504
虱潰しに店を巡ってはマシュの情報と予言の子の情報の二つを集めていると面白いことに北方、『シェフィールド』で『予言の子』が現れという面白い情報を仕入れ、ついでに二本のクレイモアと六本のショートソード、騎士風の白いマント、黒い手袋を買って少しだけ衣装替えをする。 時間に合わせて合流すると妙にぽかぽかとしたガレスがおり、サウナという単語から何をやってるんだあの人という感じではあったが、一番来たのはダヴィンチちゃんの『ちょっと似合わなくない?』だった。……これ二割くらいトネリコとの旅での衣装であったから凄く自信あったのに。それはそうとどこでも『予言の子』ブームは来ているらしく誰もかれもアルトリアに対して言いたい放題だ。勿論アルトリアはトネリコよりは弱いけどきっと他は全部優れていると本気で思っているから普通に彼女の背中を押す。……このふにゃっとした顔、トネリコもはじめ頃はよくしていたよなぁ。
35 21/08/17(火)22:20:37 No.836246915
あぁ、予言の子の知名度もついに……黒い鎧!?……あははははは。乾いた笑いしか出ない、マシュ程度の強さが?有り得ない現実をあり得る現実にする方法はある。いや、多分マシュの内部にギャラハッドが表に出れば可能だ。現に俺も『藤丸立香』の肉体から『ウーサー』の体になっているのんだから……ただ色々面倒くさいことになってきた。予言の子なんて所詮、真偽を問わずそう言われる実績さえあればいいんだ。その点で言うと周りの言う独裁者ボガードの成敗は……無名の本物と実績一の偽物。周りの熱狂からもう覆すのが少し難しく感じてきた。あの金髪から放たれた『妖精騎士ギャラハッド』。推測は確定し、本当に少し手詰まりになってきた。もしマシュがギャラハッド100%の場合、出てくる作品ほぼすべてでランスロットを超えるトンデモ騎士なギャラハッドなのだ、下手しなくても鐘を鳴らしていないアルトリアでは全ての面において勝てるわけがない。
36 21/08/17(火)22:20:52 No.836247046
……トトロット!???待て今なんか後ろの白い狼邪魔だよどけ!!トトロットまだ生きてたか!?兎も角、この場で出るのは何の意味も無いのだから……あ、目が合った。多分記憶ないだろうからこっちへ来てくれることは無いだろうが、マシュの安全は確認できてまずは一歩前進したのだろう。 特にその場では波乱も無く今後の方針を考えながら歩いていると複数の兵士が現れ、伯爵という……ペペさんからの招待だろうと思って特に警戒せず館に向かう。
37 21/08/17(火)22:21:02 No.836247121
……うわぁやっばい妖精亡主だぁ~。割と本気で武器を構える二人をステイさせ、ふとペペさんを見ると……道満限定で凄い殺気高いわ、いやまぁ道満だしな。ひとまず目くばせして話を進めてもらい、ペペさんのこれまでに起こった事であろうことをダヴィンチちゃんが綺麗に言っちゃったよ、キレてるし。仇ではなく、ケジメ。それはそれでやっぱりぺぺさんなのだろう。振られたキリシュタリアについて。……思う所と言えばあれだけやってくれたのにカルデアが居るからという理由で舐めプをしてしまった事が少し後悔しつつも、本当にあらゆる意味で彼は凄かったと、答える。ガレスの一生懸命というフォローが辛い。まだ彼女には俺が世界なんてものの為に戦う人間だと思われているのだろうか……。そこからノッリジの状況などが語られ、突然裏山に連れてこられた。
38 21/08/17(火)22:21:29 No.836247344
軽く、ところで運動しない?なんて言われて急にこれは……妙に色々な使えそうな素材が落っこちているのも、……この人は。少し後ろで話をしているダヴィンチちゃんとぺぺさんを見た後、特に深く考えずに山を下りて館で食事を済ませるとオベロン……多分オベロンとばったりと出会う。彼は特に深い意味のある言葉も無く、ただ……その言葉だけは何とも言えない言葉であった。マシュの記憶が戻らない、別にどうでもいい。俺はトネリコの騎士だ、トネリコが傍に居ればもう何も望まない。世界さえ滅んでもいいし、滅ぼしてもやる。……ただ、それが『カルデアのマスター』としての視点では……。その夜は少しだけ考え事してそのまま眠って朝を迎えた。 朝、妙な胸騒ぎを胸の内に抱きながらリビングに向かうとオベロンとぺぺさんが居て、他はまだ寝ているようだ……。あーあ、式神全部潰されてるよ。 「おはよう立香ちゃん。手癖の悪いサーヴァントを持ったものね。数千年の恋の為ならどんな悪逆にも堕ちきってしまうあなたの行動と覚悟、上手くいくと良いわね」 「心読まないでくださいよ……」
39 21/08/17(火)22:21:48 No.836247504
カルデアの存在しないこの空気だけは少しだけ気楽であり、気を抜いて休むとすぐにダヴィンチちゃんが現れてしまい、またカルデアのマスターに逆戻りだ。そこから次々と皆が現れ、オベロンの報告が始まって色々と見え始めた瞬間、兵士が現れ、空気が一変する。始まった。始まったのだ。 最高に最悪な時間が始まった。何度も感じたことがある。形は違うが厄災なのだ。 最悪この規模なら奥に控えているやつを含めて聖剣でどうにでもなる軽いものだからここでアルトリアには自信をつけてもらいたい。という勝手な希望を抱きながら覚悟が決まったアルトリアの手を引っぱって街に向かう靴屋の妖精に群がったモースを倒し、更にガレスがモースのが半分が分かれたという報告で少し戸惑ったが、分けて全滅するぐらいなら、先に全力で……あぁもう藤丸立香としてできる選択は少なすぎる!!もう正直モースなんてどうでもいいんだよ!!
40 21/08/17(火)22:22:16 No.836247731
ハンドサインでこっそり道満に海岸へ向かうように指示を飛ばした後、二本のクレイモアに手を掛けようとした瞬間、分かれたほうにマシュが飛び出したのか……トトロットと一緒に戦い、スプリガンの話術は意味をなさなかったことに少しだけ笑いつつもアルトリアの様子を逐一確認する。 だいたい百だろうか?数えきれないほどのモースを倒してもあまり疲れは無く、むしろ調子が良くなってきた。住人の避難も完了しダヴィンチちゃんの退却を聞こうとした瞬間、ようやく厄災の本命が現れた。ただ見てわかるまがまがしいというか、おぞましいさに錯乱したのか妖精がこちらへと走ってきたり、ガレスが吐いたり……村正は冷静だな、適格な指示が飛んでくる。これはもう本気でも犠牲は増える。……アルトリアの顔を見てわかった。逃げたいのだろう。逃げたいよ、あんなの普通は無理だ、普通だったら。……いい加減にしてほしかった。一発本気で叩いてやろうか?少し港を見るとそこではもう、マシュが戦っていた。勝てるかもわからない、いつもそうだ、あぁなったらきっと死ぬか防ぐかの二択の大馬鹿後輩だ。……もういいや、俺も覚悟を決めよう。もう藤丸立香なんか捨てちまおう。
41 21/08/17(火)22:22:34 No.836247899
いらない、いらない、いらない。あの盾の後輩だった少女を見て昔を思い出した、カルデアなんて結局最後は出たとこ勝負。やっちまってから後悔しよう。 先にダヴィンチちゃんが走って向かう中、一人一緒に逃げようと提案するアルトリアの頬を全力でひっぱたく。 「……晴れたかアルトリア。じゃあ行こうか、最前列」 抑えていた色々いな制約を外してアルトリアを抱きかかえて跳躍する。先に全力で走ったダヴィンチちゃんや村正よりも圧倒的早く、ダブルスコア程の差を開けて街を蹴りながら加速して片手で抱きかかえつつ、ラウンドシールドを展開し、構えるマシュには悪いが、今回は予言の子が主役だから踏み台になってもらおう。
42 21/08/17(火)22:22:58 No.836248070
「先輩!?」 全力でマシュの盾を踏み台にし、後ろで何か言っていたマシュを無視してそのまま全力で厄災に向かって跳んでその無防備な核にアルトリアを投げつけた後流れるように剣を抜く。体勢と速度をアルトリアの射出に使ってほぼ死んだが、『藤丸立香』の手札はある。『三画』の令呪を使って全力の魔力強化を施す。一手。借りおこう。 港より全力でこっちへ投げ飛ばされてきたマシュの盾を踏み台に、頭上を取って、構える。攻撃範囲にアルトリアを入れずに、確実にアルトリアを弱点部位にたどり着かせ、殴らせる。……最後の殴るところはアルトリアの出た勝負だがきっとやってくれると信じて剣を振るう。 斬撃は放射ではなく、収束。流石に燕返しのようインチキは三千年頑張っても出来なかったけど、相手を死ぬまで斬りつける剣戟はできる。憧れの大英雄になりたかった。そんなガキの理想は現実に、なれば今度は英雄ぽっくふるまってみようかな?
43 21/08/17(火)22:23:12 No.836248214
万の剣が削ぎ落とした、海も、空も、陸も傷つけず、ただ眼前の呪いを砕いた。最後のおいしい所は予言の子に、持っていたショートソードに紙を括りつけて落下しながら投げ渡す。落下先はモースの海、落ちれば下手しなくても死ぬ可能性しかない。それでも、杖で全身に亀裂の入った厄災を、不器用な少女の短剣が確りと、ちょっと持ち方は雑だけど、厄災はちゃんと楽園の妖精……予言の子アルトリアの手により打ち倒された。予言とか、そんなの関係なく、まずは一歩、彼女もまた旅の一歩を進めたのだ。 「……トネリコぉ。着水任せた」 その美しい景色に見とれながら、彼女を彼女に重ねながら落ちていく…………あ、やべ、トネリコいねぇわ。あ、この速度で海面に落下するとやばい気がする。 「ンンンン!!僭越ながら拙僧が任されましたぞ!」 「……まぁいいや、アルトリアも頼むわ」
44 21/08/17(火)22:23:26 No.836248326
少し久しぶりに全力以上を出したせいで全身がまともに動かず、道満に抱かれながら海に落っこち、ゆっくりと海岸へとたどり着く。海岸ではマシュがどこからか拾ってきたロープを投げ、それにつかまって陸地に上がる。 「ナイスアシスト、マシュ」 「はい!先輩!!」 軽くハイタッチをした後、色々とフリーズしているアルトリアともハイタッチをした後に頭を撫でる。 「おめでとうアルトリア。まずは一歩、成長したんじゃないか?はは」 「————————————。」 まだ現実を直視できていないのか硬直しているが、後ろからダヴィンチちゃんと村正、オベロン、ガレスと追いつき集合する。 「ねぇ藤丸くん。なんかすごい速度で動いてなかった!?と、言うよりもなんか藤丸くんの魔力量。もうサーヴァントを飛び越えて『異聞帯の王』レベルだよそれ、とりあえず何があったかは聞かないでおくけど、検査は受けてね」 「ハハハハ。なんでだろうね、わかんないや」
45 21/08/17(火)22:23:38 No.836248424
少しだけボケた後に、ダヴィンチちゃんが鐘を鳴らすことを提案し、少しだけたじろぐアルトリアの肩をもって少しだけ言葉をかける。 「大丈夫。厄災を祓ったのはアルトリアだ。少なくとも俺にはそう見えたぞ、な。マシュ」 「はい!!アルトリアさんが祓う所をこの目でしっかりと見ました!」 「うえぇ。立香ァ!!これ全部お前のシナリオだろ立香ァ!!」 「ンンンン!!あーあ聞こえなーい聞こえなーい、さぁさぁ金庫城へ行きましょうかアルトリア、予言の子の凱旋なんだ、派手にいこうや」 「ァ!!引っ張るなぁ!!」 「こうしないと行かねぇだろお前!!」 無理矢理運ぼうとした瞬間、空の変化に気づき、目を向けると…………それはいつか見た彼女の魔術。忘れることのない術式と流れから。狙いは確実にこちらを向いていた。放たれた閃光は確実に俺を狙っていたが、咄嗟にマシュが庇い、消滅。いや転移した。
46 21/08/17(火)22:23:56 No.836248562
『水鏡』何度も見たことがあるが、あそこまで大規模な出力のものは見なかった。そして聞こえるトトロットの声。相も変わらずちっさくてもちもちとしていそうで…………ハベトロット?…………あぁそうか、彼女は死んで次代になったとでもいうのだろうか。……悲しいな。見た目は同じなのに声も同じなのに、俺の事を知らない他人だなんてな。再開の嬉しさと離別の悲しさを少し味わいながら、ハベトロットの話を聞いておく。 館に戻り、すぐに影響されるクソ妖精共が集まって身勝手な良い事ほざいていやがるよ。……ただペペさんの言う通り自信をつけるためとはいえ、やりすぎたのは事実、それにきっと城にはトネリコが居て…………。あぁそうか。場合によっちゃ、俺がこのノリッジを滅ぼさないとな。…………殺さなきゃ、滅ぼさなきゃ、外に出したらいけないんだ………殺さなきゃ。 それはそうとスプリガンはあっさりと受け入れた。……まぁ、そうだな。俺も鳴らしてほしくない。ここまであいつらが救いようのない馬鹿すぎて響くとも思わなかったのは誤算だ。……謁見を許す、かぁ。嫌だなぁ、どの面してトネリコに会えばいいか全然わかんないや。……この面で行くか。
47 21/08/17(火)22:24:16 No.836248711
立香。どう思う?」 「関係ない、行け」 「立香ァ!!お前の内情ばらすぞ立香ァ!!」 「大声で言うなひっぱたくぞアルトリアァ!!」 「じゃあ裏切るなと誓え立香ァ!!」 「…………。ハッ。所詮田舎の三下と舐められている現状のお前がなんだって?契約なんざいらねぇよ」 「田舎だからなんだ!都会派がなんだぁ!いい年こいた年配者がぁ!!」 ひとまずその場はヒートアップからの強行を恐れた村正とダヴィンチちゃんに止められ頭を冷やす事にはなったが。どうなるのだろうか。 …………。大通りから歌が聞こえてきた。…仕事をなまけたお前らのせいでひどい目にあったんだがな…オベロンのゲロッた最後の節。きっとそれはトネリコと行った聖剣を製造するあの場所の事を指しているのであろうと思いつつ適当に耳だけ貸しておく。
48 21/08/17(火)22:24:47 No.836248948
オベロンの別行動を報告した後まーたあの犬騎士が出てきて一瞬こちらを見て変な何とも取れない反応をした後、たった十分程度の遅刻を謝罪してきた、割と律儀だ。……やっぱりアルトリアとこいつには何か過去があったのだろうか?それはそうと口ぶりだけはまさに騎士、トネリコも本当になんでこんなやつを騎士にしているのかがよく解らないがきっと彼女なりの事があるのだろう。とりあえず空白の二千年を確認したい。と思いつつ馬車乗ってキャメロットへと向かう。 「…………。立香。もし、モルガンが…だったら立香はどうするの?」 「お前もうダヴィンチちゃんの前でもお構いなしだな。いやまぁ、やめたのは俺か……さぁね、騎士は騎士さ、王の間違いがあれば反逆してでも止めるが、そうだったらその時さ」 「ふーん。じゃあ、謁見まではちゃんと護衛してよね」 「了解」 女王歴1800年か……芋虫ねぇ絶対アイツ途中で無理。帰るとか言ってただろうなぁ。半泣きのトネリコはレアだからなぁ、くそぅ。
49 21/08/17(火)22:25:16 No.836249157
うるさい報告が聞こえる。もう隠すのも面倒だから馬車の中で剣を抜いて軽く動かす。 「立香ァ!!」 …なんでさ。超アウトレンジから一方的に殲滅すればいいのにこのアホ、見栄張るためだけに引っ張ってきやがった!! 仕様がないからアルトリアをメインで戦わせながらさっさとバレないように視覚外のやつを殲滅し、適当にアルトリアをおだてる。 「なぁアルトリア、一発振って良いか?」 「それで全部終わってしまうだろ立香ァ!!ちょっとバゲ子に見せつけてやりたいから抑えて」 「…一人でも被害者だせばぶっ放す。良いな」 ……俺も甘いよと思いながらいると急に何か空を切る音が響き渡り、なにかでかいものが突っ込んでくることを感知する。空から降りてきたそれは……どこかで見覚えがあるような無いような騎士はあっという間にモースを消し去り、再び空へと飛翔し消えてしまった。
50 21/08/17(火)22:25:50 No.836249405
夜は野宿で伯爵がまぁケーキなんて素敵ものを贈ってくれた。……少しトネリコについて話を聞きたくて周りには差し入れすると嘘をついてガウェインの元へ行ってケーキを進める。とりあえず話の切り口としてガウェインについて知りたいというと彼女は特に表情も崩さなかったから、軽く『バーゲスト』と言っておく。 するとどうだ、その表情は一気に変わって、一瞬だけ殺気さえも感じた。 「イングランドの妖精でブラックドック、黒犬公、そしてあいつの『バゲ子』ってところからな。もしまずいのなら言わなかったことにしてくれ。サー・ガウェイン」 そこから少し、当てた褒美と言って座らされ、過去のブリテン、女王歴の話が始まった。その中には牙の氏族長が次代に変わったと言われ、この時点であのいけ好かないが悪い奴でもなかったライネックの消えていたことを知ってショックを少し隠せなかった。 「……俺でも食ってみるか?」 「……例え強者であろうと、今の貴様は陛下の関係者。今はまだ対象ではない」
51 21/08/17(火)22:26:06 No.836249539
頃合いとみて戻ろうとし、最後に話に付き合ってくれたことに感謝をすると最後の最後で面白い事を聞いてその夜はまたくだらない歌を聞いて朝が来る。 たどり着いたキャメロットはまさに昔に描いた理想の都っぽいがどこか、寂しさを感じる作りであり、心情の変化を感じる作りではあった。少しガウェインの不機嫌な顔が気になり、平野の方に目を向けると、そこにはどこかでみた、女王がまぁまぁな数の軍隊を揃えて、喧嘩を吹っかけている最中だった。ただそれ以上は特になく、キャメロットに入るとそこはまさに別世界。そして門には赤い塗料で潰された『罪なき者のみ通るがいい』。さぼりの六人の末裔は全員罪もちってことだろうか。人間ならたまったものじゃないが、生憎こいつらは妖精。次代なんてものは基本は先代のコピーだ。ここには原罪を祓った妖精はいないのだから意味は無い、か。ある程度進むと馬車は止まり、そこからは俺とアルトリアだけが許されることになった。
52 21/08/17(火)22:26:17 No.836249623
「待ってくれ。流石に藤丸君は人間で、アルトリアは未熟な」 「これは女王陛下からの言葉だ。そこの異邦の魔術師と予言の子のみであることは絶対だ」 トネリコのやつ、身内だけで話したいのか?ここでごたついても仕方ないから一芝居うとう。 「ダヴィンチちゃん。俺は大丈夫だから安心して」 「…!?…でもねぇ藤丸君。相手はあのモルガンなんだよ」 出来る限り彼女の視覚に入らないようにこっそりと盗聴器を袖に仕込んで何事も無かったように振る舞う。 「平気平気。アルトリアががつーんと行っておしまいだって!」 「……。わかった、ならば信じようじゃないか。行っておいで二人とも」
53 21/08/17(火)22:26:27 No.836249695
城の内部は静かであり、こつんこつんと進んでいく。……少し野次馬の数が多いようだ。 「……。緊張するなぁ」 「大丈夫、トネリコ以外は全員俺一人で殺せるから問題ない、というよりも過半数は戦いも知らない奴らだから雑に切断すれば無力化できる。それに、トネリコに殺意があるならもっと前から死んでるから」 扉を開けると機械的に語りだす騎士がおり、その奥には……。彼女が居た。一年近くずっと待ち望んだ、あの人理修復の夢の先から四千年近く一緒に居てくれた彼女が、トネリコが……。あれ?ふと疑問が浮かぶ、別にそこまで深刻な問題でもないとは思うが引っ掛かった。 トネリコってあんなに…あったっけ?
54 21/08/17(火)22:29:23 No.836250997
以上、アヴァロン・ル・フェ編 前編 トネリコの騎士視点なんだわ 合計二万字なんだわ 昼三つ献上したんだわ まだ原作の四割くらいなんだわ 圧縮してもこれなんだわ 流石にもう疲れたんだわ
55 21/08/17(火)22:30:40 No.836251557
ここに貼るより渋に上げてURL張った方がいいよ…
56 21/08/17(火)22:30:47 No.836251596
力作なのは認めるがこんな情報の山を突き付けられてどうしろってんだ… あと40分も無く落ちるし読むまで時間かかるし…
57 21/08/17(火)22:31:18 No.836251856
思ったより長かった お疲れ
58 21/08/17(火)22:32:17 No.836252288
ありがとう堪能した それはそれとして多いよ!
59 21/08/17(火)22:34:08 No.836253138
>ありがとう堪能した >それはそれとして多いよ! わかるんのす できごころなんのす 次からは一万字程度で分割したほうが良いと思ったんのす 前編部分丸々書き上げるのはあたまおかしいんのす お酒飲むんのす
60 21/08/17(火)22:35:24 No.836253746
スレ「」ァ!原稿用紙の山てんこ盛り分量の6章まるっと全部なぞろうと思ったらどう考えてもラノベ数冊分になるだろスレ「」ァ!
61 21/08/17(火)22:36:04 No.836254054
>スレ「」ァ!原稿用紙の山てんこ盛り分量の6章まるっと全部なぞろうと思ったらどう考えてもラノベ数冊分になるだろスレ「」ァ! >わかるんのす >できごころなんのす
62 21/08/17(火)22:36:41 No.836254335
連投50とか明らかにここのシステムと噛み合ってないので 次回とかあるならせめてtxtにした方が良いと思う…
63 21/08/17(火)22:37:27 No.836254726
力作なのはわかるよ! それはそれとして渋かハーメルンに上げてくれ ここは短い文だと読めるが長くなると読み辛さが勝る
64 21/08/17(火)22:40:51 ID:tOJ6WRmg tOJ6WRmg No.836256308
すげぇな 型月のシナリオが良作に見える層には良い作品に見えるのかこれ…
65 21/08/17(火)22:43:47 No.836257702
>No.836256308 良い作品だと思うよ 中身は詰まってるし何より読みごたえがある
66 21/08/17(火)22:46:58 No.836259190
本編プレイしてても6章明らかに長くてカロリー消費したし二次創作でもっかい全部なぞるとなるといったんテキストにして上げないとここのシステムだとパンクしちまう! ちょっとした壺SSスレ並みだ
67 21/08/17(火)22:48:14 No.836259740
番号引用してるお客様までやってきたぞ
68 21/08/17(火)22:48:19 No.836259779
力作なのは確かだけどもなあ
69 21/08/17(火)22:49:47 No.836260444
本編そのままなぞってるだけじゃ痛い最強オリ主原作介入SSと何が違うのって思う
70 21/08/17(火)22:51:13 No.836261014
書き込みをした人によって削除されました
71 21/08/17(火)22:53:59 No.836262168
>すげぇな >型月のシナリオが良作に見える層には良い作品に見えるのかこれ… いや…申し訳ないけどそうでもない
72 21/08/17(火)22:59:36 No.836264563
型月全盛期によくあったオリ主SSかい? 絶滅したかと思ってたよ
73 21/08/17(火)23:00:03 No.836264774
文章は短くまとめるのも文才の内
74 21/08/17(火)23:00:26 No.836264941
ちょっと前にあったマシュの代わりに水鏡したぐだのやつか
75 21/08/17(火)23:02:32 No.836265860
なんでimgに貼るのにtxtにしなかったの…?
76 21/08/17(火)23:05:01 No.836266922
努力は認めるけどさあ… ハメか渋に上げろ
77 21/08/17(火)23:05:54 No.836267328
夏休みはお客様増えるから… ここに50レス連投するの変だって思えないから…
78 21/08/17(火)23:08:37 No.836268431
保存した
79 21/08/17(火)23:08:52 No.836268540
作品の出来云々は正直ここで二次創作読むって時点でそんなに求めないよ 気になるとこあっても見なかったことにして面白いとこあったら逐一拾うみたいな読み方するし 本当にプロの作った文章読みたいならお金払って買えばいくらでもあるし だから内容自体はちょこちょこ面白いとこあったから別にいい投稿方法さえ何とかまとめてくれ