泥の魔... のスレッド詳細
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21/07/25(日)22:44:39 No.827589388
泥の魔術解体
1 21/07/25(日)22:54:57 No.827594268
聖杯戦争のその後は適度にぼかすと良い
2 21/07/25(日)23:35:34 No.827612836
書き込みをした人によって削除されました
3 21/07/25(日)23:35:51 No.827612964
『───時間を微分? あー…指定した空間内部の時間を端から細かく刻んでるんで流れを操ってるんでスね。 刻んだ時間の1枚ずつを合計すれば帳尻が合うけど全部足すための計算にかかる時間の分だけ遅くなるみたいな。 うわ、ちょっと詐欺っぽいけどうまいこと考えまシたね。その魔術を構築した人』 電話に出たテアの声は眠たげだった。返事もあくび混じりだ。 無理もない。向こうは真夜中だ。このロンドンから遠く離れた地球の裏側に今はいるらしい。 「なし崩しとはいえ既に私の教室を卒業した身である君に頼むのは好ましくないが───」 『いいでスよ。先生の頼みですもん。で、わたしは何したらいいでスか?』 「礼装の手配だ。彼女の魔術の発動自体はおそらく誰にも止められまい。だから発動後を自由にさせない。 いくら俊敏なボクサーでも足場の悪いリングでは素早く動けはしない。 そう。空間というリングを足首まで埋まるような泥沼に変えてしまうような礼装をいつかの君は作っていたな、テア」 まだそれはあるか、という意味を孕んだ言葉に対し、電話口からくすりと微笑が漏れる。 『“がらくた置き場”にまだ残ってるんじゃないでスかね』