ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/07/03(土)16:28:47 No.819597325
誰にでも眠れない夜はある。考え事をしていたり、何かを憂いていたり、はたまた結果通りにならなかったことについての後悔を懺悔したり。 私はそんな夜に、これまでが破壊されるような奇妙な体験をした。 眠れないから、ベッドから起き上がって同室を起こさないように外に出る。鍵を閉めて、すこし悪い逃避行。 夏にしてはちょっと寒い風に鼓を打ちながらパーカーを翻す。ちょっとカッコよくなった気分。 そうしていると、学園の外に何かが見えた。場違いなまでに黒く大きな岩が、私の目を奪う。 隕石か何かと思えば、その岩の上に立つ四辺形の花が開花した。きれいな大輪咲きをしてその美しさに見とれていると、謎の白い動物が後ろから駆けてきた。振り返るとそこはトレセン学園ではなく、どこか胸騒ぎのする大きな会場。歓声と共にその生物が私を攫って行く。色が違う似たような生物たちを置いてけぼりにしながら、走っていく。
1 21/07/03(土)16:29:04 No.819597400
ふと上が気になって、上を見てみるとさっきの岩がものすごい速度で落ちてきていた。急激な死の迫りに目をつぶって迎えようとする。が、強烈にはじかれる感覚に惑わされ私はそのままごろごろと地面を転がる。転がった先はさっきの会場などではなく、古臭い匂いの漂う田舎町。古いネオンの光が煌々と私の顔を照らす。気づいたら手に握られていたのは、バイクのハンドル。たまに学園前をすれ違う人たちが乗っているもので、私は今まさにそれに乗って街を走っていた。 どこか行きたいところもなく、寮に戻りたいとも思ったがバイクは意思に反して殆ど操作が効かない。体が言うことを聞かず、そのまま大通りに出ようとする。大通りに出た途端、横から急激な速度で加速したバスに跳ねられ身が宙に浮く。走馬灯のように自分の部屋が頭をよぎり、もう終わりかと思ったら自分の部屋のベッドに寝ころんでいた。ひどい夢だったのかな、と思って外を見る。外から迫る黒い影が部屋を包み、そのまま私の意識を爆散させた。
2 21/07/03(土)16:29:17 No.819597463
「…っていう夢を見たんだけどさ、トレーナーさん。これって何かの暗示だったりするのかな?」 「…スカイ、今日は一緒に寝よう。疲れてるんだよ、きっと。」 「確かにそうかも…って、え?今一緒に寝るって言いました?」 「言ったが。」 「…んもう、トレーナーさん積極的ですね☆」 「ま、たまにはいいだろ。流石に寝間着とかは持ってきてくれよ、あと外出届。」 「…は~い。」 夢まだ覚めず。
3 21/07/03(土)16:29:37 [s おわり] No.819597551
こんな夢を見たので出力しました
4 21/07/03(土)16:34:28 No.819598883
>謎の白い動物 馬かな?
5 21/07/03(土)17:02:16 No.819606697
専属トレーナーを抱き枕にするのはウマ娘の健康に良い