虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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21/06/23(水)23:24:16 痛い…辛... のスレッド詳細

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21/06/23(水)23:24:16 No.816341528

痛い…辛い… わたしの…くび…のどは…どこ…? 思い出せない…何も…なにも…

1 21/06/23(水)23:24:45 No.816341720

(回想) また今日も渾身のプレゼンを却下された。 「オーダーメイドの靴を作りたいというなら、オーダーを聞けるようになってから来るように」 冷ややかな目で告げたお母様の顔が脳裏にちらつく。 お母様に似た顔でギッチギチの部屋に帰る気にもなれず公園のベンチに座り込んでいると、不意に頭上から声が降ってきた。 「お困りのようですね」 顔を上げてみれば、妙に余裕ぶった顔の女がサンドイッチを片手にこちらを見下ろしていた。 …いや、見下していた?とりあえずそのどや顔をやめろ。困ってるように見えたなら口の回りに食べかすつけた状態で話しかけてくんな。つーかテメー誰だよ。 「私は通りすがりのQPッド、もといキューピッドです。いかにもこの特異点で力を発揮しそうな名前ですが、イベントボーナス対象ではありませんのであしからず」 「ここで一つアドバイスです。落ち込んだときは美味しいものを食べて気持ちをリセットするとよいでしょう。そこのサンドイッチ屋さんなどいかがですか?あの鮮やかなアカイロに、難しいことを考えずにかぶりつけば、きっと──You can fly.(トびますよ)」

2 21/06/23(水)23:25:08 No.816341867

それだけ言って女は立ち去っていった。「お困りのようですね」なんてお助けキャラみたいな台詞吐いといて何もしねーのかよ。 女が示した方向を見る。無駄にゴツいキッチンカーのベーグル屋…の脇で、ガキが一人サンドイッチを売っていた。たしかコイツも出資を断られた一人だ。プレゼンとか以前に、副社長と金髪のガキに止められていたような気がする。 ちょうどいい。どうせこいつもお母様に見捨てられたようなもの。美味かろうが不味かろうがコテンパンにけなしてすっきりしてやろうじゃねーの。 ──レッドホットサンド、レベル10。タバスコマシマシ。ジョロキアオオメ。 これがこの店のおすすめらしい。色は好みだ。血みたいに赤い。 女に言われた通り、私は何も考えずそれを口に放り込み──

3 21/06/23(水)23:25:28 No.816341995

(数秒後) 痛い…辛い… わたしの…くび…のどは…どこ…? 思い出せない…何も…なにも… みず…おみずちょうだい…のどいたい…からい…

4 21/06/23(水)23:32:53 No.816344801

記憶飛ぶほどか…

5 21/06/23(水)23:33:39 No.816345083

そんな理由で再臨したみたいに…

6 21/06/23(水)23:35:27 No.816345765

辛い(からい)

7 21/06/23(水)23:58:25 No.816354096

(同情の目で見てるぼいぼい)

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