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    21/06/21(月)23:33:40 No.815712602

    拝啓クラスメイトの皆様。夏合宿明けの休暇は如何お過ごしでしょうか。私セイウンスカイはと言いますと── 「…大丈夫か?なんか遠い目になってるけど……」 「……。まあ、うん。……そりゃあ、ねぇ」 目の前の現実に意識が追いつかなくてついつい考えを逃避させてしまう。でも仕方ないよね?何故なら── 「トレーナーさんの実家でこんな事になってる訳、ですし」 「……正直すまんと思ってる」 証明の落とされた部屋。敷かれた布団。向かい合って正座している私達。 暗い部屋には月明かりが射し込んできて街に灯る光が窓から見える風景のアクセントになっている。蝉はあいも変わらず昼間と遜色ない鳴き声で子孫を残そうと懸命に生きていた。 そんな彼の生まれ育った家の空気を吸いながら私はどうしてこうなったのか、と思案する。まあ、理由は明快、なのだけど。 「いや〜。トレーナーさん、言ってしまいましたねぇ……」 「まさかこんな事になるとは、な」 「そうだね〜……。セイちゃんも少し反省してますよ?」 「おう。でもまさか──」 「うん。だね。まさか──」

    1 21/06/21(月)23:34:03 No.815712741

    俺達── 私達── 「「付き合ってる、なんてな(ねぇ)」」 実際、トレーナーさんの紹介の仕方が悪かった部分はある。そして私が悪ノリした部分も、ある。 ただ今事実として突きつけられているのは、トレーナーさんのご両親にとって私達は恋仲である、と言う誤解なのだ。……誤解、なのだ。 「で……こうして布団用意してもらった訳なんですけど……トレーナーさんは、どうします?」 一緒に寝る?なんて聞く私は多分テンションがおかしくなっていて── 「いや……俺はリビングのソファで寝るよ」 なんて男女の関係に無いならば当然の反応に 「……。そう、だよね」 なんとも言えない気分になってしまう。具体的には気分が落ち込んだ。……不思議と、ね。 じゃあここ、使ってくれて構わないから──と立ち上がろうとするトレーナーさんに私は 「……。ちょっと、待って」

    2 21/06/21(月)23:34:22 No.815712850

    呼び止めてしまう。そんな事、考えてなかったのに。 トレーナーさんはいつもみたいに軽く笑ってまた布団に腰掛けてくれる。眠くなるまで付き合うよ、なんて言って私の頭を撫でながら。 「にゃはは~。なんで撫でるかにゃ~?」 それがなんとも嬉しくて頬を掻きながら目を逸らす。顔を見るのが恥ずかしくて。頭を撫でる手がいつもよりも優しくて。理由は知っている。私のことだから。でも、言えない。口には……出せない。この関係を、緩い安寧を、安心感を、壊したくないから。壊れるのが怖いから。それだけの理由。 「うん、なんでかな?急に褒めたくなってさ」 去年の事、覚えてるか?ってトレーナーさんは聞いてくる。うん、覚えてる。何だったら一昨年も、その前も──出会った時からの事全てを。心動かされた貴方の事を。 「……。沢山、頑張ったのは覚えてるよ☆」

    3 21/06/21(月)23:34:47 No.815712991

    正直に答えるのは恥ずかしくて誤魔化す私。それに対して頭を撫でる手を頬に移動させるトレーナーさん。まるで猫をゴロゴロさせるみたいに顎下に当てた両手を動かす。ああ、気持ちいいな、って思う。 「うん、沢山、た~くさん、頑張った。頑張って、くれた。俺の人生にとっても大事な時間になったし……セイも──」 いや、これは関係ないか。って私の名前を出しながら途中で切るトレーナーさんに心臓が早打つ。ドクドク、って痛いくらい。トレーナーさんにとって私って?なんて、ね。 「……。言ってよ。言えないなら、セイちゃんが先に言うよ~?」 心の片隅に溜まった想いが漏出するのを感じつつも口が止まらない私。でも、いいよね。沢山、た~くさん、頑張ったから、我儘、言ってもいいよね。 「トレーナーさんが、好きです。……トレーナーさんは、私を……どう思ってるの?」 あぁ、言ってしまった。そしてこれから言わせてしまうのだ。彼の本心を、言わせて── 「好きだよ。一人の……女性として。」

    4 21/06/21(月)23:35:14 No.815713140

    セイに先に言わせてごめんな、なんて言う彼の手は私の頬へ優しく当てられていて── なら、さ。思考が溶け切った私の口が動き出す。私の手は彼の手へ伸ばされる。 「……。キス、しよっか」 彼の顔がゆっくりと近づけられて行く。 同じように私の顔も、ね。 この夏の夜は多分、一生忘れられない。 sq138787.txt

    5 21/06/21(月)23:36:00 No.815713425

    むっいいねえ…

    6 21/06/21(月)23:36:13 [s] No.815713499

    昨日の幻覚の続きです まあ布団で向き合ってる幻覚見えたからこれ幸いにと繋げただけですが

    7 21/06/21(月)23:36:45 No.815713665

    抱けー!抱けー!!!

    8 21/06/21(月)23:37:47 No.815714008

    やはり気ぶり両親にならざるをえないな…

    9 21/06/21(月)23:38:41 No.815714316

    さっき曇ってたの見たけどコッチは イチャついてんなぁ…

    10 21/06/21(月)23:42:26 No.815715688

    ゲロ甘スカイは脳にキく

    11 21/06/21(月)23:45:00 No.815716615

    ゲロ甘ウンスと甘々えっちなウンスはいくら増えてもいい

    12 21/06/21(月)23:53:39 No.815719505

    やっばり恋人だったので何も問題はなかった

    13 21/06/22(火)00:07:35 No.815724242

    甘々なセイちゃんが疲れた体にスーッと効いて... ありがたい...

    14 21/06/22(火)00:18:39 [s] No.815728335

    長くて短いキスを終えて顔を離すと唇から糸が引くのが月明かりに照らされて見える。セイの白い肌が、先程まで手を当てていた頬が、紅に染まって見えた。 ゴクリ、なんとも情けないがその姿に得も言わぬ興奮を覚え息を呑む。肩に当てた手は気を抜けば食い込みそうな程な力を込めてしまっている。 「えへへ……。しちゃったねぇ~」 「……おう。しちゃった、な」 なんとか平静を保とうと会話に相槌を打つ。そう、してしまったのだ。トレーナーとウマ娘としての間柄では褒められた事ではない行為を。

    15 21/06/22(火)00:19:38 [s] No.815728671

    だからこそこの先は行ってはならないと自制を働かせ── 「……。でさ、もう……シちゃおっか?」 ほら、私が言わなかったらバレないよ?共犯者、ってやつ☆なんて言うセイにぐらり、理性が揺らぐ。駄目だ、と喚く理性をなんとか保ちつつも肩から手を離して立ち上がる。また、それは今度な、なんて言い訳をして。 扉に手をかけた時だった。バサ、と布を投げ出したような音が聞こえる。振り向かなくてもどんな状況なのかは、理解できた。 扉の前で固まる俺はどうしようもなく無力で── 「すっごく……す~っごく、気持ち、いいよ☆」 なんて言葉で理性は崩れ去っていた。 多分、一生セイに頭は上がらないのだろうな、なんて思いながら布団に押し倒す。 そんな夜。

    16 21/06/22(火)00:19:53 No.815728772

    ウワーッ!ウ…

    17 21/06/22(火)00:20:24 No.815728964

    こいつらうまぴょいするんだ!!

    18 21/06/22(火)00:20:27 No.815728984

    ウオッカしっかりしろー!

    19 21/06/22(火)00:20:32 [s] No.815729023

    おまけです 翌朝セイちゃんは潰れたカエルみたいになってますけどぴょい描写は適正が無いので端折りますごめんね

    20 21/06/22(火)00:20:50 No.815729148

    おまけの幻覚ありがたい

    21 21/06/22(火)00:22:08 No.815729584

    これには翌朝のご両親も満面の笑顔

    22 21/06/22(火)00:22:42 No.815729786

    ウンスウンスしてきた

    23 21/06/22(火)00:25:10 No.815730728

    じゃあ潰れたカエルが完成した後の朝チュンでだけでも…

    24 21/06/22(火)00:28:38 No.815732018

    昨夜はお楽しみでしたねって親に言われるトレーナー

    25 21/06/22(火)00:29:30 No.815732298

    気ぶり両親すぎる…

    26 21/06/22(火)00:30:30 No.815732636

    なら事後の様子だけでも書くんだよう