ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/06/19(土)19:44:23 No.814903971
雨の滴る、今の季節らしい天気の休日。 近所のスーパーで購入した諸々の食材を手にトレーナー寮の玄関を開けると、見慣れてはいるがここにあるのはいささか不思議な愛バの靴がそこにあった。 奇妙だと思いつつも、部屋に入るとそれは気持ちよさそうにベッドで布団をかけて寝ているスカイの姿が見える。 これがトレーナー室ならいつものことで、寝ているスカイをささっと起こして日課に戻していくのだが… 今日は休日で、しかもここはトレーナー寮で、おまけに寝ているのは自分のベッドである。 とりあえず近くの椅子に座り、一息つきながらスカイの様子を伺う。
1 21/06/19(土)19:44:45 No.814904114
「にゃにゃ~…にゃ・・・」 夢の中で猫と遊んでいるのだろうか、少なくとも狸寝入りではないようだ。 少々忍びないが、話を聞かないことには状況も分からないので起きてもらうことにする。 「スカイ、起きてくれ」 掛け布団越しに彼女の体を揺すった時、ふと違和感に気づく。 まるで彼女の体に直に触ったかのような感触。 ふといけないことをしているような気分になり、思わず少し距離を取ってしまった。
2 21/06/19(土)19:44:57 No.814904172
上の方に目をやると、揺すった勢いで布団がずれて、肩のあたりまで生身の肌が見えている。 やはり布団の下は… 「んにゃ~…ふぁ~…あっ、トレーナーさんだ」 どうやらスカイは目が覚めたようで、伸びをしながら体を起こそうとする。 「ストップ!ちょっと待ってろ、何か着られるものを」 とりあえずこの場を切り抜けようとクローゼットへ退散を試みた。 「ふーん…トレーナーさん、もしかして見ちゃいました?」 悪戯っぽく語るスカイの目が、どこか扇情的にも見えた。 「まさか見るわけがないだろ…色々問題になるし」 「へー・・・私は別に見られても気にしないけどな~」 「…服はどうしたんだ」 「ここに来るまでに濡れちゃったから洗濯機借りてまーす。そろそろ乾くかな」 「じゃあ取ってくるよ。話はそれから」 「はいは~い」
3 21/06/19(土)19:45:14 No.814904277
足早に洗面所に向かうと、確かに洗濯機は動いていたし、乾燥モードでしっかりと乾いていた。 彼女の服―下着は見なかったことにして―を一式たたんで、もう一度ベッドに向かう。 「ほら、持ってきたぞ…見てない間に着てくれ」 両手に置いた彼女の服にスカイが手を伸ばして、 そのまま自分の腕が引っ張られ、ベッドに重なるように倒れ込む。 「セイちゃんがここまでお膳立てしてるのに気づかないなんてなぁ・・・」 真っすぐにこちらを見つめる彼女の顔は、うっすらと紅潮している。 ・・・なるほど、そういうことか。 「あまり優しくできないかもしれないぞ」 「…そういうのも好き」 休日の残りを費やす覚悟をしながら、彼女と唇を重ねた。
4 21/06/19(土)19:48:00 No.814905323
ウンスとちょっと爛れた休日を過ごしたくて幻覚を見ました ぴょいは書く自信がなかったのでもう少しキメてきます
5 21/06/19(土)19:48:50 No.814905651
いいぞ