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    21/05/20(木)18:27:48 No.804685072

    親友いいよね…

    1 21/05/20(木)18:35:07 No.804687068

    今となっては思い出の向こう側になってしまったよ…

    2 21/05/20(木)18:43:35 No.804689540

    あの日々のかがり火はまた胸を焦がしてるんだね

    3 21/05/20(木)19:09:31 No.804697062

    鳥嶋 ……で、具体的にマンガ家になるために動き始めたのはいつ頃ですか? 盟友・森恒二の最新刊「自殺島」15巻 ©森恒二/白泉社 三浦 きちんと行動し始めたのは高校生ですね。普通の学校でマンガ家を目指している人と出会うのは、結構難しいじゃないですか。僕は同じ目標の人を見つけるために、美術学科のある高校に通うことにしたんです。すると本当にいて、一緒に切磋琢磨していくうちに「マンガ家になる」という自覚が強くなっていきました。もっとも最後までマンガを続けたのは僕と、そこで出会った森恒二くん(「自殺島」ほか)の2人だけでしたが。 鳥嶋 プロになろうと思ってどこかに投稿は? 三浦 しましたよ。確か週刊少年サンデー(小学館)が最初だったかなあ。森くんと合作で送って、最終選考で落ちました(笑)。内容は当時流行っていたSFマンガでした。思えば僕にとって、森くんの存在は大きかったですね。彼はまるでジャニーズの歌の主人公のような、ちょっと悪くて喧嘩もして女の子にもモテる人でした。それでもマンガ家になりたくて、「今度はやり直す」って不良ばかりの故郷を飛び出して美術学校に来たんです。

    4 21/05/20(木)19:10:00 No.804697212

    鳥嶋 ちなみに合作ってどういう形でした? 三浦 下描きやキャラクターは森くんが担当して、背景やメカを僕が担当していました。本当に拙いマンガですけど(笑)。 鳥嶋 それってまだ残っていますか? 三浦 残っていますよ。レジ袋に入れて家の納戸にしまってあります。 鳥嶋 2人の原点だし、どこかで再録すればいいのに(笑)。 三浦 いやあ、それはちょっと……!

    5 21/05/20(木)19:11:27 No.804697678

    鳥嶋 今の話、少し編集者的な観点から解説すると、森先生は例えると太宰治のような、私小説を書くべくして生まれたタイプの人物でしょうね。そして、そういう人物は10代から見ると非常に魅力的なんです。眩しかったでしょ? 三浦 眩しかったですね。だから、森くんと普通に友達でいるのって難しかったんですよ。眩しすぎて彼より下になってしまうか、離れてしまうかしかない。だけど僕はどちらも悔しかったので、なんとか踏み止まろうとしました。そこで僕の武器がマンガしかなかったので、とにかくマンガを描きまくろうと。 鳥嶋 その一点において森先生と対峙しようと考えたわけですね。歯を食いしばってでも彼の隣にいたいと思うだけの魅力が、彼にはあったんだ。 三浦 魅力もあったし、つらさもありました。 鳥嶋 なんだかガッツとグリフィスみたいだ。 三浦 そこがモデルなんですよ。でも僕がガッツのときもあれば、グリフィスのときもある。結構入れ替わるんですよね。男の人間関係でよくあるパターンだと思います。

    6 21/05/20(木)19:11:44 No.804697752

    森センセイも結構いい歳なんだな…

    7 21/05/20(木)19:14:08 No.804698428

    あっこれレジ袋に入ってるやつ出版される流れだ…

    8 21/05/20(木)19:16:09 No.804699057

    ──三浦先生はジャンプに持ち込みをしたことはありますか? 三浦 ないですねえ。怖かったから(笑)。 鳥嶋 うーん。怖かったろうなあ……。 三浦 おっかないです。週刊連載を求める猛者たちがジャンプに持ち込みをするわけじゃないですか。とてもじゃないけど敵わないと思った。 鳥嶋 でもそこで勝てば、マンガ界のトップに立てるじゃない。 三浦 そうなんですよね……。実際そういう場所でしたし。でもそんな器じゃなかったんですよ。 鳥嶋 いやあ、戦えたと思いますよ。 三浦 戦えたかなあ……。 鳥嶋 僕に会えればね! 世代的にも同じですし(笑)。

    9 21/05/20(木)19:23:20 No.804701207

    三浦 先ほどは13巻関連のお話がありましたが、「ベルセルク」全体の率直な感想をお聞きしてもいいですか? 鳥嶋 はっきり言ってしまえば、「つらい作品」ですね。さっきも言ったけど導入を間違えている。三浦先生はテーマを打ち出してから描くのが向いている作家なのに、引いたところからマンガを描いてしまっているので、そこがすごくつらい。そして色んなことを勉強してどんどんテーマを掘り下げるけれど、それをセリフで伝えきろうという強引さもある。僕が担当だったらセリフは5分の1にして、カット数は4分の1にするかな。何故なら三浦先生は絵の力以上に、言葉の力・セリフの力を持っている作家だから。もちろんあなたは絵が抜群に上手い! けれどもあなたの本当の力はセリフにこそある! セリフに愛があるんだ。きっとあなたは優しい人間なんでしょうね。 三浦 これは……恥ずかしいですね(笑)。 鳥嶋 お世辞じゃないですよ。それからキャラに関する展開が急ぎ過ぎかな。3分の1のスピードでようやく読者の視点になります。 三浦 死ぬまで終わらなさそうだ(笑)。 鳥嶋 それもいいんじゃないですか? 終わらなくちゃいけないなんてルールはないんだから。

    10 21/05/20(木)19:31:03 No.804703379

    >三浦 死ぬまで終わらなさそうだ(笑)。 >鳥嶋 それもいいんじゃないですか? 終わらなくちゃいけないなんてルールはないんだから。 …………

    11 21/05/20(木)19:32:41 No.804703823

    ないけどよぉ…