虹裏img歴史資料館

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21/04/22(木)21:42:03 キタ━━━━━... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1619095323014.jpg 21/04/22(木)21:42:03 No.795337820

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

1 21/04/22(木)22:41:40 No.795360573

 天司にとって、眼球はさほど重要ではない。知覚の大半はエーテルを読むことで得られ、星の民の肉体を模した瞳は補助的な役割しかなかった。  だから復活したルシフェルが星晶獣の攻撃によって一時的に目を塞がれても大事ない。しかし繰り返し説明され、宥められ、慰められようとも、サンダルフォンは震える羽から憂いに染めたエーテルを留めることなどできるはずもなかった。 「本当に心配する必要はないんだ、サンダルフォン」  復活を果たした後に身を寄せたグランサイファーの一室で、寝台に身を起こしたルシフェルは何度目かわからない言葉を繰り返した。その蒼空の瞳は本人の意図に反して白い瞼で隠されている。星晶獣によって縫い合わされたように閉ざされたそれは、明日には効力を失うだろうというのがルシフェル自身の診立てであり、錬金術師も同意した。 「でも、ルシフェル様……」

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