21/04/06(火)03:53:53 「むー…... のスレッド詳細
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21/04/06(火)03:53:53 No.790220081
「むー…。」 物陰に隠れて食堂をうかがう明らかに不審なボクの視線の先にあるのはボクのトレーナーとカイチョー。 さぞ楽しそうに談笑する2人を引き合わせたのはボク。 きっかけはカイチョーが最近スランプ気味だっていうからボクのトレーナーにアドバイスをもらったこと。 ボクの再三のケガのおかげでトレーナーはまだまだ新前だけど不調のときの対応は他のトレーナーに群を抜いていた。 最初はボクも含めて3人でカイチョーのスランプ克服に向けて頑張ってたのに…気づいたら2人で会う機会が増えてたみたい。 「それにしても仲良くなりすぎじゃない?!」 カイチョーもこの前のレース、後続なんて寄せ付けない走りで1位だったんだからそろそろボクのトレーナーを必要とすることはないでしょ! スランプなんてのはただのきっかけでボクのトレーナーに近づくことが目的だったんじゃないの?!なんて余計なことを考えてしまう。
1 21/04/06(火)03:54:31 No.790220123
ボクはカイチョーのことが大好きだ。トレーナーのことも大好き…だけどカイチョーへの大好きとは違う。 どんなつらい時も一緒に乗り越えてきたトレーナー。そんなトレーナーを一1人の男性として好きになることに不思議はなくて…ボクは初めてを彼に捧げた。 最近は大事なレースも近くてお預け気味だけど…レースの為にがまんがまん。 ボクはモヤモヤする気持ちを抑えて食堂を後にする。 「次のレースが終わったらまたトレーナーの部屋に泊まっても…いい?」 ボクはトレーニング後の人もまばらな練習場で大好きな彼の顔を見上げる。 「いいよ。俺はテイオーのトレーナーだから。最近はその…できてなかったしね。」 トレーナーだって気持ちは同じなんだ。次のレースは絶対勝たなきゃとボクは思った。 トレーナーの言葉を思い出しながらその日はベットに潜り込んだ…けど食堂での光景を思い出しちゃってなか寝付けなかった。ボクは少し夜風にあたることにした。
2 21/04/06(火)03:55:12 No.790220174
バレないように裏口から寮を出るとまだ肌寒い春の夜風。 明かりもまばらな寮から学園の方へこの気持ちをなんとか鎮めようと走る。 もう日付を回った頃かな。さすがにそろそろ寝ないと明日のトレーニングに響いちゃう。 レース前に大好きなトレーナーを困らせるのは少し尺だからいい加減帰ろうと思ったら… トレーナー室に明かりがついているのが目に入った。 「あそこは…僕のトレーナーの部屋?」 見間違えるはずはないあそこはボクのトレーナーの部屋。いつも無敵のテイオー様のレースプランを練ったりマッサージをしてもらったりしてるまさにその部屋だ。 「トレーナーこんな遅い時間まで頑張ってるんだ…」 ボクのために…と胸が熱くなるのを感じながら足はトレーナー室へと向いていた。 こんな時間に出歩いてるのバレたら怒られるだろうな…でもいつも一緒に頑張ってくれるトレーナーあっての無敵のテイオー様なんだから少し労をねぎらうくらいいいよね!
3 21/04/06(火)03:55:49 No.790220216
せっかくなら驚かしてやろうと足音を立てずに目的の部屋にたどり着く。 そして音をたてずにドアノブを回して少し扉を開くと… 「あぁ…♡いいぞトレーナー君…ッ♡」 ボクの目に飛び込んできたのはソファに座るトレーナーとその上に覆いかぶさるカイチョー。 カイチョーの腰の動きに合わせて水音とソファのきしむ音が夜のトレーナー室に響く。 ソファの周りには2人の衣服が散らばっていて…2人はお互いに夢中でこちらに気づく様子もない。 「なんで…どうして…」 声も出せずにその場にへたり込む。
4 21/04/06(火)03:56:13 No.790220244
ボクの大好きなカイチョーが…ボクの大好きなトレーナーのモノを…。 呼吸が苦しい。胸が締め付けられる。 トレーナーとの初めての夜、トレーナーも未経験だと頬を染めながら言ってくれた。 お互い最初で最後の相手になると思ったらホントに嬉しくて…幸せで…気づいたらボクは泣いてた。 なのに…どうして…。 「トレーナー君…ンッ♡…テイオーがいながら他のオンナを抱く気持ちはどうだい…ッ…♡」 「やめてくれルドルフ…いまテイオーの名前は…」 「2人の時はルナと呼ぶよう言っているだろ…?ンッ…♡」 2人はボクも経験したことのない濃厚な口づけをして…獣のようにお互いを求めあう。 ボクはその場から立ち去りたいと思いながらもその最悪な光景から目を離せず… 気づくとボクの手は下腹部へと伸びていた。
5 21/04/06(火)03:57:42 No.790220346
ウワーッ!?