虹裏img歴史資料館

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21/03/23(火)23:25:23 ラップ... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1616509523520.png 21/03/23(火)23:25:23 No.786249213

ラップタイムを意識するように、ペース配分を忘れずに。 規則正しい動きで体を動かす。マスターに教わったように。 「……ブルボン、もうやめよう、こんなことは」 マスターが苦しげに顔を背けた。 「なぜですか?マスター。この行為によって明らかにパフォーマンスの向上が確認されています。現に先日の2000mでも快勝することができました」 最初はぎこちなかった動きも、今ではずいぶんと慣れた。マスターと平然と会話ができるくらいに。 「推測……この行為によってマスターと一体感を得ることが心身のリラックスに、そして私の女性機能の安定にポジティブな効果をもたらしていると思われます」 マスターが顔を歪める。 「そうじゃない。レースだけじゃない。君の人生が、駄目になってしまう」 「……マスターの人生も、ですか?」 私の言葉に、マスターは顔を覆った。力なくもがく体を動かぬように押さえつける。日頃鍛えているウマ娘の力からすると、傷つけないように加減するほうが難しいくらいだ。

1 21/03/23(火)23:25:48 No.786249367

……あなたが私に教えてくれたのです。周期的に起きるモヤモヤの沈めた方を。何もわからず、一人では上手くできない私に、すべてを。今更やめようだなんて……許されるものではありません。 軽く、喉に噛み付く。 彼の生殺与奪は私が握っていると、わからせるように。 ふいに、マスターが体を震わせた。 「……深部にて熱源を確認。これで週末のレースも完璧です。お疲れさまでした、マスター」 マスターは顔を覆ったまま、低く呻いた。 手を離すと床に押さえつけていたマスターの肩が酷く鬱血していた。つい力を入れ過ぎてしまったらしい。その味が知りたくて、舌を這わせた。 「……膨張を確認。マスターに余力があるようならもう一回、よろしくお願いします」 返事はない。私はそれを待たずに再び体を動かし始めた。

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