20/03/01(日)22:27:21 …大変…... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1583069241869.png 20/03/01(日)22:27:21 No.667625361
…大変…大変長らく御待たせ致しました 恐らく忘れられてるかと思いますが眼鏡を買う話完結編…というか後日談になります！
1 20/03/01(日)22:28:17 No.667625666
前のも置いておきます sq123163.txt いつもの喫茶店ときっかけの話 sq123164.txt 二人でデー…お使いの話 sq123165.txt 昔話 sq123166.txt 頼れる人達の話
2 <a href="mailto:01/15">20/03/01(日)22:29:02</a> [01/15] No.667625930
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ 「あら？イエ子ちゃん、眼鏡なんてかけてたかしら」 先日の一件の後更に丸一日療養させて戴き、今日は最初の勤務。珍しく昼間に来店した常連さんが、撫子色の髪を揺らして訊いてきた。 「先日購入したんですよ。長らく気付かなかったのですが、どうも彼女、かなりの近眼だったようでして。まさか本人も自覚が無かったのには驚きましたがね…」 「あらそうだったの…折角だし詳しく聞かせてちょうだい？」 いつもなら軽くあしらう所だが、まだ開店して間も無く、他に御客様も居なかったのでそのまま雑談に付き合うことにした。訊かれるがまま、先日の一部始終を語る。 「そっか、だから昨日はお店にいなかったのねあなた」 「全く…我ながら面目無いです…」 …あの失態まで教えたのは喋り過ぎただろうか。この人が相手だと、どうにも調子が狂う。 「んーでも…なるほどねぇ。それはきっと、気持ちが…そうね…暴走しちゃったんじゃないかしら？」 「………と、言いますと？」 相変わらずの不思議な物言いに思わず問い返した。
3 20/03/01(日)22:29:13 No.667625988
きたか……
4 <a href="mailto:02/15">20/03/01(日)22:29:23</a> [02/15] No.667626062
「ほら、あなた達イエッサンってたしか、周りの感情をエネルギーにできるんでしょう？だから他人の感情と、自分の感情、その両方がこう…強くなり過ぎると、なんか…パンクとか、しちゃったりするんじゃないかしら」 「…はぁ」 「それがお互いに向けたものだったら尚更よね。しかもその時あなた、全力疾走した後だったそうじゃない？だから疲れた身体には耐えきれなかったんだと思うわ。……うん、完璧な推理ね！さすが私ったら名探偵ね」 「そういう…物なんでしょうか」 「そういうものよ。フェアリーの事なら何でもおみとおしなのよお姉ちゃんは」 「我々はノーマル・エスパーなのですが…」 「そうね」 そうねって…
5 <a href="mailto:03/15">20/03/01(日)22:29:46</a> [03/15] No.667626190
これ以上翻弄される前にそろそろ席を外すべきか…そう思っていると、テーブルにもくもくと湯気の昇る湯呑みが置かれた。 「お待たせしました、お茶です」 「ありがとうイエ子ちゃん。眼鏡似合ってるわよ」 「えへへ…ありがとうございます、イエ郎さんのお陰です！」 「………私はあくまで提案しただけに過ぎませんよ。御礼ならマスターにどうぞ」 笑顔を向けられ、思わず顔を逸らしてしまう。彼女とは朝から何度か話したが、その…やけに笑顔が眩しく感じる。 勿論、改めて見た眼鏡を掛けた姿が、存外に愛らしかったというのも事実である。が、それ以上に思うのは…