20/02/14(金)23:07:32 泥のお... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1581689252795.jpg 20/02/14(金)23:07:32 No.663175655
泥のお題『動物』 https://seesaawiki.jp/kagemiya/
1 20/02/14(金)23:12:24 No.663177243
お題泥投稿って0時回ったらいつでもいいのかな
2 20/02/14(金)23:14:55 No.663178021
お題関係ない泥を出してもいいかな
3 <a href="mailto:お題泥企画「」">20/02/14(金)23:14:58</a> [お題泥企画「」] No.663178036
>お題泥投稿って0時回ったらいつでもいいのかな OKですよ!こちらも0時になった際に投げる予定です
4 20/02/14(金)23:15:12 No.663178122
いいぞ!
5 20/02/14(金)23:15:35 No.663178248
オイ!
6 20/02/14(金)23:15:46 No.663178302
打ち間違えた コイ!!
7 20/02/14(金)23:16:19 No.663178489
su3650616.txt バレンタインにちなんで小野小町の別クラスです
8 20/02/14(金)23:18:15 No.663179142
>バレンタインにちなんで小野小町の別クラスです 元ネタに九相図が入ってる…
9 20/02/14(金)23:18:54 No.663179384
アヴェンジャー!? >「なんか綺麗にまとめてますけど、九相図と髑髏のせいで冥土属性が強まった結果、 >おじい様から影響を受けてメイド属性になったとかじゃありません?」 ひどい
10 <a href="mailto:アカネちゃんバレンタイン">20/02/14(金)23:27:56</a> [アカネちゃんバレンタイン] No.663182427
2月14日。 世間ではバレンタインと称されるこの日は、一言で表すならば「地獄」だ。 女性は恋する相手にチョコをどうやって渡そうかと苦悩し。 男性はせめて1個はチョコが貰えるようにとひたすら祈る。 そんな戦いの日でありながら__________ 「ロン。国士無双13面……ダブル役満って言うんだっけか?」 __________あろうことか、逆神アカネは。 そんな色恋の戦場とは程遠い、酒と煙草の臭いが充満する雀荘にて、別の地獄を作り上げていた。
11 20/02/14(金)23:28:13 No.663182534
事の発端は今からおよそ30分前。 バレンタインをチョコ0で終える哀れな野郎どもによる麻雀大会のメンツを集めていた範浄レオンは、 以前麻雀をしたことがないと言っていたアカネに今度教えてやると約束をしていたことを思い出した。 流石にむさくるしい男衆と共に夜を超えるのはアレだと思っていたレオンはこれ幸いと連絡し、 午後になる前にチョコを配り終えていたアカネはその誘いを受け、難波の街で合流して雀荘に入店した。 そうして開かれた麻雀大会、アカネという花が添えられたことで野郎どものテンションは爆上がりし、 そんな賑やかな雰囲気が嫌いではないアカネもまた普段なかなか見せない笑みを浮かべ、 夜中の9時でありながら非モテ男のひしめき合う店内は先程までのどんよりムードを吹き飛ばし盛況していた。
12 20/02/14(金)23:28:25 No.663182606
麻雀初心者であったアカネに基礎を教えるため、最初は隣でアドバイザーをしていたレオンだったが、 ある程度アカネがルールを覚えると自分も卓につき、適当に酒を注文しながら勝ったり負けたりを繰り返し。 同卓していた男の一人が、折角だから賭け麻雀も体験してみようぜと言いだした辺りから流れがおかしくなっていた。 流石に未成年であるアカネは賭けなくていいことになったものの、酒が回り始めたレオンは調子に乗り、 「勝ったらお兄さんからお年玉をやろう」 と言ってしまったのが運の尽き。
13 20/02/14(金)23:28:37 No.663182656
未成年でありながら当然のように酒を飲んでいたアカネは煽り耐性を著しく低下させており、 周囲の男たちが正月は先月だろうがーなどと突っ込んでいる中一人静かに酒で湯だった頭を戦闘用に切り替え、 いざレオンを親に始まった5戦目の南三局、レオンの対面であるアカネが起こしたのが冒頭である。 通常国士無双は役満の32000点なのだが、十三面国士無双はダブル役満の64000点となる。 その上南三局の親はアカネであり、直撃を受けたレオンが支払う点数はなんと5割増しの96000点。 当然ながらレオンに受けきれる訳が無く、この余りにも痛すぎる一撃はレオンの財布を無慈悲に毟り取っていった。 そうして一人戦闘不能となり、また鮮やかなロン和了りを見れたことで皆満足したのか、 むさくるしい野郎どもと一人の花のような鬼による麻雀大会はバレンタインの日を終える前にお開きとなったのだった。
14 20/02/14(金)23:28:51 No.663182747
深夜11時。人気のない静かな商店街を、アカネとレオンは歩いていく。 バレンタインの日の夜を二人歩く男女と言えば聞こえはいいが、少女はともかく青年のほうにそんな華やかな雰囲気は無い。 懐が寒いを通り越して懐が抉られたのだから無理もない。一人の少女を笑顔にはできたが、その対価は余りにも大きすぎた。 無言のまま、二人歩いていく。このまま寂しくヨットに帰るのかーと思っていた矢先、 「……あーもう、そんな落ち込むなよ。悪かったって。 ほら、これやるから少しは元気を出せよ、アンタらしくもない」 と、隣から赤い布で包装された四角い箱を渡される。 もしかしてチョコか?と揶揄ってみると、ああそうだよと返される。少し驚き、断りを入れて箱を開けてみると、 中には器用にチョコレートで作られたコンパスが入っていた。
15 20/02/14(金)23:29:10 No.663182900
「一応、アンタには世話になってるからな。 前ヨットで見た、大事そうなコンパスを模して作ってみたんだよ」 「オイオイなんだツンデレかー?アカネ、お前はどっちかっつーとツンギレだろーが。 というかアレだ。確か前に姉さんがヤキモチ妬くから素直に好意は示せないんだとか言ってなかったか?」 「好意じゃねえよ自惚れんなバーカ。 まあ、確かにアオイのことは今でも怖いさ。でもまあ、もし今来ても何とかなるだろうとも思うんだよ。 __________頼らせてもらうぜ、レオン?」 「……はっ、いっちょ前なこと言うようになったなお前こんにゃろー!」 「だーっ頭撫でんじゃねえ!斬られたいのか!ああ斬られたいんだなおう動くんじゃねえ狙いがずれる!」
16 20/02/14(金)23:29:22 No.663182964
先程までの静けさは何処へ行ったか。笑いながら逃げる青年と、怒りながらそれを追いかける少女。 二人の顔には笑顔があり、斯くしてバレンタインは騒がしい鬼ごっこと共に終わるのであった。 なおこの後夜遊びがバレてアカネとレオンはおっかないババァとの本物の鬼ごっこをすることになるのだが、それはまた別の話。
17 20/02/14(金)23:29:32 No.663183045
おしまい
18 20/02/14(金)23:30:26 No.663183370
Qに
19 20/02/14(金)23:37:26 No.663185855
煽り耐性が落ちててもダブル役満できるの恐ろしくない…?
20 20/02/14(金)23:50:05 No.663190103
su3650739.txt よし今日中に間に合った あんひみバレンタイン怪文書ですお収め下さい
21 20/02/14(金)23:51:56 No.663190736
いい…
22 20/02/14(金)23:57:38 No.663192734
「バレンタインか…」 どうにも私はこういうイベントの度に深夜巡察する星の巡りにあるらしい。 御苑外縁の巡察と引き継ぎを終え、屯所から帰宅していた黒脛刃矢は外縁屯所付近にある行きつけのコンビニの広告を見て呟いた。 小隊の女性隊員にどうしても外せない用があるので深夜の巡察を変わってください!今年こそ彼氏を落とさなくてはダメなんです!と頼み込まれた理由が漸く分かった。 考えてみれば少し用があって立ち寄った雷音の寝床はどこか浮わついており、何か催しか?と聞いた太夫は曖昧な笑みを浮かべていたのを思い出す。……別にチョコレートを催促した訳ではないのだが。 まぁ、私には関係の無いことだ。コンビニでいつもの缶コーヒーを買おうと入店する。 顔見知りのコンビニのバイトは私の顔を見るなり、ヒーターからいつものコーヒーを取り出した。この気の回し方と手際の良さは流石に御苑外縁屯所のKBECをターゲットにしているコンビニ、それも深夜を任されている精鋭のバイトと誉めるべきだろう。 いつも通り電子マネーで支払いをしようとしたが、コーヒーの隣に小さなチョコレートが置いてある事に気付いた。
23 20/02/14(金)23:58:42 No.663193056
「チョコは頼んでいないが?」 「お得意様へのサービスですよ」 私の言葉にバイトの表情がいつもの感情を感じさせない鉄面皮から感情を込めた柔らかい笑みへと変わり、コーヒーとチョコレートを手渡した。 「……ありがとう」 何と返すべきか僅かに考え、ありきたりな礼を言うとチョコを受けとる。 普段菓子は食さないが人からの好意を無下にするほど心の機敏が分からない人間ではないつもりだ。 「ランサー、今帰った」 コーヒーとチョコを手に帰宅した私はドアを開けると、少し大き目に声をあげる。 私の言葉が聴こえたのか、奥から足早に駆けてくる音がした。 いつも通り表情を感じさせないランサーが奥から出てくる。 そう、いつも通りの美しさ、可憐さ……なのに、何故私は物足りなさを、心の片隅に違和感を感じる? まるで自分の行いを自分自身に批判され、動揺しているような……。
24 20/02/14(金)23:59:47 No.663193402
「遅くまでお疲れさまでした、マスター」 「ああ、ありがとう」 ランサーの言葉に我を取り戻し、鞄を玄関に置くと、靴を脱ぎ上着をランサーに手渡す。 「マスター、もうお休みになられますか?」 「……いや、夜のに内に片付けなければならない書類がある。先に休んで構わない」 いつもであれば全てに優先して欲情をランサーにぶつけている。 その筈だが、今日はどうにもそんな気にはなれずランサーに先に休むように言うとコーヒーとチョコレートを取り出す。 「……どなたかにいただいたのですね、では先に休ませて頂きます。お休みなさい」 私の持っているコーヒーを見た瞬間、ランサーの声色が若干変化したように感じた。 頭を下げたランサーは足早に寝室へと向かっていく。 「ん? ああ、お休み……」 ランサーの後ろ姿にじくりと胸をナイフで抉られたような痛みが走る。 そして何故かコンビニ店員の感情を込めた柔らかい笑みが頭をよぎった。
25 20/02/15(土)00:00:06 No.663193523
ニンニン!(※ハッピーバレンタインデーの意) 今年もやってきましたねバレンタインデー!私のジツ力が盛りに盛っているのを感じます! さてマスターさん!今年はどんなチョコレートを貰いましたか? きっと沢山のチョコレートを貰っているでしょうから私からはお茶をプレゼントー!ですです! それではアデュー!
26 20/02/15(土)00:00:18 No.663193601
「……私は、私のやっている事は間違っているのか? ……いや、何を言っている。間違っているなど」 自分の口から思いもよらない言葉が口から漏れ出た事に動揺を隠せない。 そうだ、私は御苑の王、ミカドの剣、刃であり猟犬だ。あの方は自分自身が歪んでいると分かっている私を肯定してくれた。……迷うな、あの方とミコ様の為にも。 首を振り、胸の支えを振りきると書斎へと向かう。 そこに置かれていた贈り物を見て私の心が更に揺らぎ、ある出来事の切欠となるのだが、またそれは別の話である。
27 <a href="mailto:すまない">20/02/15(土)00:00:47</a> [すまない] No.663193749
(挟まった)
28 20/02/15(土)00:01:24 No.663193953
https://seesaawiki.jp/kagemiya/d/%A4%AA%C2%EA%C5%A5%B4%EB%B2%E8 時は満ちた
29 <a href="mailto:いいんだ…">20/02/15(土)00:01:37</a> [いいんだ…] No.663194038
(相変わらずベアトあざとい…)
30 <a href="mailto:お題泥企画「」">20/02/15(土)00:02:03</a> [お題泥企画「」] No.663194171
あ、そろそろスレが終わるので投げる方は次スレでお願いします