19/10/12(土)23:53:42 「…さい... のスレッド詳細
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19/10/12(土)23:53:42 No.630085166
「…さい…起きなさい…起きなさーい…」 眠る俺に、届く優しい声。さくらの声。 「起きてくーだーさーいー…」 俺の脳は睡眠を欲しているのだが…仕方が無い… 「ったく…なんじゃいさくぅううううう！？ガッ！ダァ！アァーイ！」 目を開けたら、すぐ目前にさくら。そりゃ俺もベッドから転がり落ちる。頭から勢い良く落ちる。 「はいおっはよーございまーす」 さくらのような人物は、無断で共に入っていた俺の布団を抜け出しベッドから起きた後、ふよふよと浮いて無様に転がる俺の元へ。 こんな芸当をできるのは、さくらではない。ゾンビィでもなく、神様だ。 「………おざまーす…どやんすの神様」 …そう。どやんすの神様。どやんす。ロマンスじゃなくて。 善行を行った事により突如として現れた神様。俺の女神様…らしい。 「何のフォローも無く消えたからあの後大変だったんですよ…気絶したさくらについて皆に問い詰められたり」 「あ、あはは～…さく…神様うっかりしちゃいました！」 良くわからない事ばかりだ。さくらにしか見えない神様の姿も、何故また現れたのかも。
1 19/10/12(土)23:54:01 No.630085260
「痛つつ…今度は何しに来たんですか…」 痛む頭を擦りながら、神様に問うてみる。 問いに返って来たのは、笑顔。さくらみたいな輝く笑顔。 「また善行を積みましたね！良い事ですよ！」 「…善行…ですか？」 「はい！」 むむむ…前と同じで善行を積んだと言われたが、今回は何が善行なのか思いつかないぞ…？ そもそも神様が現れてまだ一日しか経っていない。願いを叶えて貰ったばかりなのだが… 「ふふっ。そのどやんしようも無い程のわからんフェイス…おわかりではないようですね」 そんな唸ってたかなぁ…実際わからないんだけれども。 だが…うーん…わからん…特に何も無かったが…？ 「本当にどやんしようも無いですね！アイドルの事しか頭に無いドルオタ佐賀男児って感じですね！」 「もしかして俺煽られてます？」 「いいえ？気のせいでは？」 「そうですか」
2 19/10/12(土)23:54:55 No.630085563
しかし本当にわからない。神様と離れた後に俺は何をした…？ さくらが神様と遭遇して…神様が居なくなって…さくらが気絶して… ……………怪我しないように抱きかかえて…他の面々のところまで連れて行って…？ 「それです！」 「いやこれマッチポンプじゃ」 「では！その善行への応えとして願いを叶えて差し上げましょう！」 俺の意見を無視して、むっふー！と胸を張る神様。勢い良く背を反らせば、勢い良く動く。 ぷるんと、はっきりと、動く。 そんな様に、俺は思考を止めて見つめる事しか出来ない。 ……………やっぱり、着けてないよな…？ 「殴りますよ？」 「でもそんな格好してる神様にも問題が」 「………幸太郎さんの…えっち」 「ごめんなさいさくらの顔でそれはやめてくださいごめんなさい」
3 19/10/12(土)23:55:22 No.630085706
赤い顔の神様に精神をガリガリ削られた。もう見るのは止めようそうしよう。 「………見てくれなかとですか…？」 「何か言いました？」 「…なんでもないです」 胸を両腕で隠す神様がプイッとそっぽ向いた。小声過ぎて聞き取れなかったのだが、なんと言ったのだろうか。 「げっふん！それでは今度こそ！願いを聴きましょう！」 慈愛に満ちた微笑を浮かべ、こちらに向き直る神様。 …全然考えてない。どうする？どやんす？ 「何でも良いんですよ？あの子達に何かさせるとかでも良いですし」 「あの子達…フランシュシュの面々に？」 その発想は無かったな。何でも叶うなら、確かに俺だけのメリットになり得る事じゃなくても良い。 「はい。例えば、水野愛に食費を抑えさせたり…」 「で、できるんですか！？」 思わず食いついてしまった。いや、だがこれはデカイ。 「………愛ちゃんが可哀想っちゃね…えーっと…食べ物をいっぱい出して食費を気にならなくさせたりとか！」
4 19/10/12(土)23:57:09 No.630086294
「な、なるほど…確かに…」 我が屋敷の家計が楽になるなんて、夢のまた夢だと思っていたが…その夢を叶えて貰えるのか！ 「そうですそうです。他にも紺野純子のワガママを抑えたり…」 「そんな事まで！？」 「…これも純子ちゃん可哀想…えー…偶然望んだお仕事が舞い降りて、ワガママを言う必要が無くなったり！」 「す、すごい…！」 魅力的な物しか無い！ど、どやんする俺…俺どやんす！？ 「山田たえをゲソ無しで静かにさせたり、星川リリィをもっと可愛くしたり！ 「ゆうぎりにビンタを封印させたり、二階堂サキをしおらしくしたり！」 「…他にも、あの持っとらん健気な頑張り少女にちょっとしたご褒美とか」 「あぁそれはいいです」 目の前の存在から闇が膨れ上がるのを感じつつ、俺は眉間に手をやり頭を悩ませる。どやんしよっかなぁ… 「どうしてですか…あの子が嫌いなんですか…酷い…」 「逆です。俺が報わせてやるんです。神様には絶対譲りません」 もう俺に言わせなくてもわかるだろうに。酷い神様だ。
5 19/10/12(土)23:57:23 No.630086367
「…考える時間要りますよね？ちょっと失礼します」 「え？あっはい」 ふよふよと部屋の隅へ。時間をくれるとは優しい…その優しさに甘えるとしよう。どやんするか…？ 「…好き。幸太郎さんほんと好き！嫌い？って聞かれて逆って事はもうそがん事やんね！？はーっ！もー！」 うーん…うーん…決め切れないなぁ… 「んっんっ！…まだ迷っているのですね？」 神様が戻って来た。闇はもう微塵も感じられない。体調崩すと闇が出るのか？ 「選択肢がこうも多くて魅力的だと、やはり悩んでしまいます」 「…そうですね………あっ！…例えば、例えばですよ？」 思いついたように声を出した後、笑ってこちらを見つめる神様。 「フランシュシュを世界的なビッグアイドルに！なんてのもでき」 「論外です」 今度は眉を下げて困惑する神様。舐めないでいただきたいモノだ。 「どうしてですか？」 「あいつ等は自力で辿り着けます。俺が辿り着かせます。だから、それは要らないんです」
6 19/10/12(土)23:57:33 No.630086428
「………ちょっと、もう一回失礼します」 「はい」 再度ふよふよと部屋の隅へ。随分体調崩れるのが早いが、大丈夫なのだろうか？ 「…かっこよか…かっこよかよ幸太郎さん！あーもう好き！大好き！どやんしてそんなかっこよくなるん！？」 …そうだ！足が欲しいし、バイクを頼もう。俺一人の営業の時に小回り効くのが欲しかったんだ。 「神様、決まりました」 「なんでそやんか風にかっこよく決めちゃうかなー！？ドキドキが止まらんよもーっ！大っ大っ大っ好きぃ！」 何やら今回は長引いているようだ。まだボソボソと喋っている。 「神様～？」 未だ気付かぬ神様。浮遊している神様の肩を叩こうと、ちょっと背伸びして手を伸ばす。 「えっ！あっはっはい！？」 慌てて振り返る神様。伸ばしている開いた手が、神様に当たる。 ふにゅ。 「あっ」 神様の胸を、鷲掴みにする形で。
7 19/10/12(土)23:57:55 No.630086545
「……………」 まずい。死んだ。俺はここで死ぬのだ。神様のむ、胸を…不可抗力とはいえ揉んだなんて…なんたる不敬か… 「…ご、ごめんなさい！」 謝って済まされる問題では無いだろうが、謝る。謝って、胸から手を引く。 その手を神様に掴まれて、再度柔らかい胸に。 ………神様？ 「……………これが願いなら…こうしていたいのなら…してて良いんですよ…？」 真っ赤な顔でそう告げる神様。ゴクリという音で、意識せずに生唾を飲み込んでいた事に俺は気付いた。 白い薄い布一枚を隔てて握るこの柔らかい物を…自由に…？ 鼻血が顎から床に滴り落ちるのを感じながら、俺は手に力を込め 「こ、幸太郎さん！その、昨夜はありがとうございました！私変なモノ見ちゃって気失っちゃって！」 部屋の扉が開いて、さくらが入ってきたのと同時に。ちょうど力が手に込められた。 むんにゅう。 「んっ♡」 「………………………え？」
8 19/10/13(日)00:02:42 No.630088117
……え終わり？
9 19/10/13(日)00:05:38 No.630089145
この神様触れるのか…
10 19/10/13(日)00:06:38 No.630089453
なんなのこの神…
11 19/10/13(日)00:07:44 No.630089833
願い：ラッキースケベ どやんす神の願いが叶った…
12 19/10/13(日)00:08:31 No.630090056
どやんすの神様えろかー！！
13 19/10/13(日)00:09:55 No.630090467
どやんすの神様どうもありがとう～♪
14 19/10/13(日)00:12:27 No.630091229
書き込みをした人によって削除されました
15 19/10/13(日)00:15:58 No.630092332
>「んっ♡」 このどやんす、感じてやがる…！
16 19/10/13(日)00:17:34 No.630092870
どやんすの神様エロなの？
17 19/10/13(日)00:20:24 No.630093724
>「………愛ちゃんが可哀想っちゃね…えーっと…食べ物をいっぱい出して食費を気にならなくさせたりとか！」 >「…これも純子ちゃん可哀想…えー…偶然望んだお仕事が舞い降りて、ワガママを言う必要が無くなったり！」 どやんす神優しいな…
18 19/10/13(日)00:23:27 No.630094624
>白い薄い布一枚を隔てて握るこの柔らかい物を…自由に…？ >鼻血が顎から床に滴り落ちるのを感じながら、俺は手に力を込め アウトでありんす！
19 19/10/13(日)00:24:41 No.630094933
すけべ！
20 19/10/13(日)00:27:21 No.630095782
どやんすの神様と3Pかな？
21 19/10/13(日)00:28:39 No.630096110
さくらとフランシュシュのことは自分の力で幸せにしようとする幸太郎さんよかよね…
22 19/10/13(日)00:30:06 No.630096509
この神様スケベな方向に持っていこうとしてない？
23 19/10/13(日)00:32:54 No.630097322
愛ちゃんどんだけ肉食ってるんだ…
24 19/10/13(日)00:33:14 No.630097416
神様に寝取られそうでありんすよ、さくらはん！
25 19/10/13(日)00:36:22 No.630098438
神様というか生き霊というか… もう死んでますけどね…
26 19/10/13(日)00:38:34 No.630099155
鼻血垂らしながら自分そっくりな誰かの胸を揉む幸太郎さん… なんなん…？
27 19/10/13(日)00:40:36 No.630099769
柔らかいんじゃい…（ﾓﾆｭﾓﾆｭ
28 19/10/13(日)00:42:39 No.630100389
どやんす…
29 19/10/13(日)00:43:30 No.630100660
どやんす神やーらしか
30 19/10/13(日)00:46:01 No.630101338
幸太郎さん！2人まとめて抱かんね！
31 19/10/13(日)00:47:17 No.630101734
いやらしかー！！
32 19/10/13(日)00:51:49 No.630103075
たわわに実ったどやんすを召しがれ