虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

1 19/07/22(月)23:15:30 No.608794924

夕暮れ時。燈色の日差しの中で愛しの我が屋敷に着き、車を止める。 玄関には留守を守ってくれていたであろう愛犬ロメロの姿。 俺に気付くと、ワンと一鳴きして寄って来た。 暫し頭を撫でてやり、ここまでの働きを労ってから屋敷に入る。 「幸太郎さん、お帰りなさい」 「お帰り。予定よりちょっと早かったんじゃない？」 さくらと愛が、笑顔で俺を出迎えてくれた。 ………しまった。完全に失念していた。 さくらと愛の二人。この二人はここ最近俺と同じように好調だ。 …好調なんだが…前にあったライブ。その開始前に、その、なんというか、うん。 俺は二人の告白に対して答えを濁した。 ……………濁した、筈なんだ。 なのに。ライブ前にあんな行動。どうなっとるんだ最近の若者のモラルは…

2 19/07/22(月)23:15:45 No.608795005

今だってそうだ。 何も無いのに…強いて言うならば、俺が帰って来ただけなのに優しく微笑むさくら。 普段なら言葉を適当に投げかけてくるのに…帰って来た事が心から嬉しいかのように笑顔を咲かせる愛。 ……………まるで、恋人に向けるかのような。 …いや、いやいや。そんな馬鹿な。 俺は二人の思いに答えなかった筈だ。 そうだ！振るよりも酷い仕打ちだろう？答えを返さないなんて。失望するって。 「幸太郎さん？どやんしたと？」 「…んあ。あぁいや、何でもない」 「ふふっ。変なの」 俺の気の抜けた返事を聞いて、笑い合う二人。 なんだなんだ。そんなカップルみたいな反応。 ………いや。 いやいやいやいや。

3 19/07/22(月)23:16:02 No.608795089

「ないない流石に無い」 「…？何が？」 「いや、こっちの話だ」 「さっきから変ですけど、本当に大丈夫ですか？」 心配そうな表情を浮かべたさくらが寄って来る。 「何かあったなら、私達にも言ってくださいね」 俺の隣へ立ち、笑って見上げてくる。 「きっと、力になれるけん」 俺の腕に、抱き着いた。 ……………ひょ？ 「ささ、さくら？」 「なんです？幸太郎さん」 「いや、なんですって、こっちのセリフ…」 抱きつく力が強くなり、さくらの…その…胸に、俺の腕が完全に挟まる。

4 19/07/22(月)23:16:18 No.608795187

ひ、ひぇ、ひぇえ… な、何が起きてる…？夢か？夢なのかこれ？何が、どういう…えぇ…？ 俺の肩に頭をすりすりと擦りつけるさくらを、ただ呆然と見つめる。 俺が何をしたって言うんだ…何もしてないだろ…してないどころか最低な男だろうが…訳がわからん… 「…さ、さく」 さくらに声をかけようとした瞬間。空いているもう一方の腕に重み。 「素直に言いなさいよ？アンタって良く無茶するから」 花が咲き乱れる愛の頭。俺の腕に絡みつく愛の腕。 ……………ひょ？？？ 「あ、愛？」 「なぁに？」 「え、あの、これは」 俺の肩に頬擦りをする愛に対して、うまく言葉が継げない。 誰か説明してくれないか？今何が起きてるの？

5 19/07/22(月)23:16:28 No.608795254

「あっ！そうやった！」 二人が俺の腕にくっ付いて数分、思い出したかのようにさくらが大声を出した。 「幸太郎さんっ」 「は、はい」 「お腹空いとりません？ご飯の準備できとるよ！」 「はぁ…」 満面の笑顔を浮かべるさくらにうだつの上がらない返事を返す。 「ねぇ？」 「はひぃ」 「お風呂沸かしてあるから、いつでも入れるわよ」 「………は、はぁ…」 同じく満面の笑顔を浮かべる愛に、これまた同じように返事を返す。

6 19/07/22(月)23:16:45 No.608795340

すると二人は腕から離れ、俺の前に並び立った。 「幸太郎さん」 「アンタは」 「ご飯にすると？」 「お風呂にする？」 二人で顔を見合わせ、一つ笑って二人同時にこちらを見る。 「「それとも」」 「お風呂行ってきまあああああ！！」 聞き遂げる前に二人の横を駆け抜け、風呂場へ。 …脳内のナニかが、警笛を鳴らし続けている。 あれ以上は、不味い。あれ以上聞いていれば、きっと不味い事になっていた。 具体的に何がどう不味いのかはわからないが、絶対に避けなければ。

7 19/07/22(月)23:17:01 No.608795422

服を脱ぎ、丁度良い温かさのお湯に浸かる。 全身を暖められ安心し、警笛が鳴り止むと同時に困惑と動揺が落ち着いていくのがわかった。 「ふぃ～」 警笛の代わりと言わんばかりに口笛を鳴らしながら疲労を溶かす。 出張帰りの疲れた身体にこれは…効っくゥ～～～………。 身体を洗おうと思ったが運悪くボディーソープだけがポンプを押しても出てこず、呆然と天井を見上げる。 …それにしても、愛とさくらの奇行…どうしようか…。 ……………とりあえず、後でどうにかしよっと。 再度気の抜けた声を出しながら、湯に沈み込む。 沈み込むと同時に、近くの扉からガチャリと音。 ……………ガチャリ？ 湯から浮上し、背後の扉を見る。 「ど、ど～も～」 「…入るわよ」 裸の、二人。

8 19/07/22(月)23:17:25 No.608795548

「…ほ？」 顔を真っ赤にした二人が。身を包む物を一切纏っていない二人が、俺の前に。 …え。なに。おきてる。いま。 「お背中流しに来ました～」 「へ？」 「疲れてるでしょ？私たちに任せて」 「へ？」 流されるままにバスタブから立たされ、用意された椅子に座らさせられる。 俺の前にしゃがみこむさくら。…あれ？背中ってさっき言って…。 「それじゃ私はこっちね」 背後から聞こえる愛の声。 へー役割分担しっかりしてるんだー。 「いやなにかおかしいだろう」 「いーからいーから」 「そうですよ。気にする事無かとよ」

9 19/07/22(月)23:17:45 No.608795669

何を言ってるのかわからない。この状況もわからない。 疑問符塗れで座っていると、さくらは持参してきた容器のポンプを押してボディーソープを手の上に出した。 ………そうだ。なってしまったものは仕方が無い。耐えるんだ巽幸太郎。 それにさくら達も俺を労ってくれているんだ。逃げる必要がどこにある。 二人の覚悟に俺も意を決して、目の前のさくらを見る。 「よいしょっと」 自らの胸にボディーソープを垂らし、揉み合わせて泡立てるさくら。 ………ん？んん？ 「さ、さくら？それは一体」 「失礼しまーす」 軽い言葉と共にさくらが俺の背に腕を回し、抱き着く。 俺の胸板に押し付けられる、泡を纏ったさくらの胸。 …………………………ほ。 ほぁあああああああああああああ！？

10 19/07/22(月)23:17:58 No.608795736

「な、なに！？えぇ！？さくら！おま」 「うん、しょ」 さくらが身体を上下に動かす。連動するように、さくらの胸が俺の前面を撫でる。 むにゅうううううう。 あぁ～やわらかい～。 ………いやいやいやいやいや！やっとる場合か！？ 雑念を消し去るように頭を振り、逃げるように腰を軽く引く。 追い縋るように、押し付けられるさくらの胸。 「ひょええ！」 今度は、全身が後ろへ。 「ひゃん！」 ふにゅ。 背中から伝わる、柔らかい感触。 高くて甘い、愛の声。

11 19/07/22(月)23:18:08 No.608795802

「もう…暴れないでよね」 背後から伸びる腕が、さくらと対照的に俺の胸に回される。 …そして背中を這うように動く、柔らかいモノ。 ………ぴぇ。 「よい、しょ…もっとこやんか風に押す方が、良かかな…？」 「んっ…ふぅっ…どう？気持ち良い？」 「あぅあぅあ」 前後から聞こえる声に、言葉にならない声しか返せない。 そんな俺の声を聞いて気持ち良いのだと思ったのか、さらに勢いを増す二人。 「んっ…幸太郎、さん…」 「はぁっ…んぅ…」 二人の声が、熱を帯びてくる。 蕩けた目で自身の胸を擦り付けている俺の腹を見つめるさくら。 俺の胸に回した腕に込められる力が、どんどん強くなっていく愛。

12 19/07/22(月)23:18:15 No.608795837

きたー！

13 19/07/22(月)23:18:28 No.608795905

これ以上は、不味い。 これ以上二人の奉仕を見ていると、俺がどこかへ行ってしまいそうだ。 止めさせるために声をかけようと口を開けた。 つん、つん。 開けて、気付いた。俺の腹と、背中。 ……………柔らかい、されどはっきりと主張する突起が、当たっている。 さくらが違和感に気付き、下を向く。 「…あっ」 「どうした、の？さくら」 俺を見上げ、微笑むさくら。 「……………幸太郎さん」 「おっきく、なっとるね」 立ち上がり、シャワーから水を出して全身を流す。 「ごはぁあああああああああん！！！！」 呆然とする二人を置いて浴室を出る。そして、ご飯を待つためにリビングへ向かうのだった。

14 19/07/22(月)23:19:26 [sage] No.608796209

サクラリウムとアイリウムを摂取させられる幸太郎はんが書きたかったでありんす 書いたでありんす この話で終わらせる筈だったのにちょっとだけ伸びたでありんす

15 19/07/22(月)23:21:53 No.608796993

エッロ！

16 19/07/22(月)23:22:41 No.608797224

幸さく愛はいくらあってもよいとされる

17 19/07/22(月)23:23:19 No.608797444

よか…

18 19/07/22(月)23:23:29 No.608797488

ソープランドサガ…！

19 19/07/22(月)23:24:37 No.608797849

エロチックでゾンビだって事を忘れそうになる

20 19/07/22(月)23:25:41 No.608798193

中出しし放題だな

21 19/07/22(月)23:27:50 No.608798864

抱いた記憶がなくなってるから温度差に戸惑う巽

22 19/07/22(月)23:30:00 No.608799481

なに及び腰になってるんだよタツミぃ～？

23 19/07/22(月)23:31:18 No.608799868

今度は正気の時に抱け！ 幸太郎

24 19/07/22(月)23:32:35 No.608800242

逃げられない

25 19/07/22(月)23:33:15 No.608800429

抱きなんし！！！

26 19/07/22(月)23:36:05 No.608801253

抱いてる！！

27 19/07/22(月)23:38:44 No.608802042

子作りしなんし！！

28 19/07/22(月)23:42:19 No.608803074

ドスケベとよ！

29 19/07/22(月)23:46:38 No.608804321

同世代なんだよなあ

30 19/07/22(月)23:50:53 No.608805585

エロかー！

31 19/07/22(月)23:52:45 No.608806110

好きだった高校の同級生とその子の憧れのアイドルにボディ洗いされる気持ちはどうだ？

32 19/07/22(月)23:52:59 No.608806171

責任取るでありんす！

33 19/07/22(月)23:55:26 [sage] No.608806882

「あっ！巽さん、お帰りなさい！」 「………おう」 もうじきご飯の時間なのでリビングに行くと、待ち侘びた巽さんの姿。 髪が濡れていらっしゃる…お風呂上がりかしら？ 濡れている巽さんの姿。どこか肌蹴ている巽さんの姿。 ………イケナイわ、私。 この半月。巽さんへの思いを何度も発散させていたのに、また溜まってしまって。 昨日は、サキさんが巽さんの部屋を使っていましたよね。また私も使わせてもらおうかしら…。 ………だけど、魅力的だけど、それはダメ。 さくらさんと愛さんのお話に…計画に乗ったんです。成功させたなら、一人で発散させる必要は無くなるから。 「………何笑っとんじゃい、純子」 「あら。私、笑っていましたか？」 顔に出てしまっていたみたい。怪訝そうな顔で私を見つめる巽さん。 嗚呼。早くご飯を食べて。その先を、食べてしまいたい。 ……………嗚呼。食べられて、しまいたい。

34 19/07/23(火)00:01:35 No.608808680

ワクワクしてきた

35 19/07/23(火)00:01:47 No.608808744

純子ちゃん！

36 19/07/23(火)00:04:05 No.608809421

4pの日は近いな

37 19/07/23(火)00:04:43 No.608809599

幸太郎はんは逆レがお似合いの人でありんす…

38 19/07/23(火)00:06:56 No.608810319

ゾンビは人間を襲うものだしな

39 19/07/23(火)00:07:01 No.608810338

ハメなんし！

40 19/07/23(火)00:07:48 No.608810572

最終的に8Pになるのか…

41 19/07/23(火)00:08:53 No.608810892

アイドルが逆レしちゃ駄目じゃろがい！

42 19/07/23(火)00:09:32 No.608811087

純子ちゃんは角オナとかする

43 19/07/23(火)00:09:33 No.608811093

ナニかが起こる

44 19/07/23(火)00:10:32 No.608811377

>アイドルが逆レしちゃ駄目じゃろがい！ アイドルである前に女なんです…！