虹裏img歴史資料館

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19/04/21(日)00:17:56 「いい... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1555773476230.jpg 19/04/21(日)00:17:56 No.585208474

「いい所だった…ふふっ、次は何処へ向かいましょうか」 宿を後にしたリョコウバトは次の旅に期待を膨らませていた 「でも少し変わってましたね…」「あ!ちょっといいですか!?」「はい?」 「すみません突然…最近この辺りでフレンズが行方不明になる事件が起きてまして検問しているんですがご協力してもらえますか?」「まあ…そういう事でしたら」「ありがとうございます、なるべく早く済ませますので…あ、私はセルリアンハンターのリカオンです」 「この辺りにはどういったご用で?」「私、パークを旅して回っておりまして…今朝ろっじから出てきた所なんです」「旅行かぁ…いいですね、あ!でもセルリアンには気を付けて下さいよ?私達も対処はしてますが…っ!」 旅行かばんの検査をしながら和やかに談笑していたリカオンだったが突然その表情が強張った! 「これは…まさか!」「あの…どうしました?何か変なものでも…」「…リョコウバトさん、この袋なんですか」 リカオンは白い粉の入った小袋をリョコウバトに突き付けた… 「え…何ですかそれは?そんなの私持って…」「あなたがディーラーだったんですね…リョコウバトさん、現行犯容疑で逮捕します」

1 19/04/21(日)00:19:09 No.585208827

「いい加減話したらどうですか?」「だから知りませんって!本当に何も知らないんです!!」 リカオンに拘束されたリョコウバトはタライに乗せられ何処かの密室へと連れ去られ取り調べを受けていた 「こいつは脱脂粉乳と言って強い依存性があるんです…そして各地の行方不明者の住み処にはこの粉が落ちていた、あなたは旅行者としての傍らコレを流していた、違いますか?」「違いますっ!!第一そんな物なんか知らないし渡した覚えもありませんよ!!」「はぁ…強情ですね、仕方ない…」 ため息をつくとリカオンは乳房をリョコウバトの口に捩じ込み母乳を流し込み始めた 「ん"っ!んんん"ん!!…ゲホッ」「話す気になれましたか?」「ほ…ほんとに知らな…」「根比べですか?それなら…カピバラ!」「御意よよよ…」「やっ…やめて!嫌ぁ!!」 その後もリョコウバトは母親達に代わる代わる授乳され、あらゆる育児行為をその身に受け続け日が落ちる頃には彼女は憔悴しきっていた… 「いい加減話して楽になりましょうよ?」「…した」「え?」「わたしが…やりました…ぜんぶ…わたしが」 リョコウバトはついに屈してしまい…ありもしない罪を自ら認めてしまったのだ…

2 19/04/21(日)00:22:01 No.585209610

「…よく話してくれましたね」「おねがいします…ゆるして、ゆるしてください…」「ええ…ちゃんと罪を償って、大手を振って旅に出られるようにしましょう…」 ─違う、私じゃない、私はやってない、何も悪いことはしていない リョコウバトの心はそう叫んでいた だが… 「は…い…みとめ、ます…」 彼女は自らの意思に反して結果を認める言葉を紡いだ…長きに渡る『取り調べ』の末、限界を迎えていた彼女はどうしても逃れたかったのだ… 「そうですか…それではリョコウバト被告、判決を言い渡します」 だが─ああ、やっと終わるんだ─と安堵したリョコウバトにはその声は届いてはいなかった 「判決!無期懲役としてろっじアリツカ保育園への収監!」「はい…わかりました…ごめんなさい…ごめんなさい…」 リョコウバトは自らの判決に対して何の感情も湧かなかった、いや…彼女は既に壊れてしまっていた 刑の宣告が終わりリョコウバトは拘束されたまま母親達に連れられろっじアリツカ保育園へと歩みを進めていた… こうして、罪の無いフレンズがまた一人保育園へと迎えられていった…

3 19/04/21(日)00:23:36 No.585210025

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4 19/04/21(日)00:32:33 No.585212620

リカオンを残し無人となったろっじの一角にフレンズが一人足を踏み入れた 「…相変わらずいい仕事をするね、フフッ」「オーダー完了…で、いいんですよね?タイリクオオカミ保母?」 そう…この一連の出来事は母親達と保育園側のマッチポンプだったのだ! 「にしても…どうしてあの子を?」「彼女がウチに泊まってるときに言ったのさ、『一人旅は寂しい』『仲間が欲しくなる』ってね」「成程…確かに子にしたくなりますね」 「それにしても粉の仕込みもだいぶ上達したじゃないか!」「もう…先に仕掛けてるなら言ってくださいよ!危うくボロが出るところだったんですよ!」「ごめんごめん!でも…いい顔頂いたよ」「ったく…で、あの子はどうなるんです?」「暫くは私が育てるよ…寂しくなくなったらまた旅に行かせてあげるさ」 「でもそろそろ何人か返してあげた方がいいですよ…『行方不明事件』もいつまでも追ってられないですからね」「そうだね…そろそろハンターに怪しまれるかも知れないからね…今のうちにいい顔を堪能しておくとするよ…フフッ」 後に二人はたまたま通りかかったアリツカゲラの密告によりハンターにボコボコにされ、事件は無事解決したようだ

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