19/02/18(月)20:54:17 戦いが... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1550490857249.png 19/02/18(月)20:54:17 No.570463814
戦いが終わり事後処理に奔走する中、大神オーディンから神託が下る 「カルデアのマスターを可及的速やかに勇士として導け」 突然の宣告に戸惑う。確かにマスターの守り手は多く、死後ヴァルハラに導けるかはわからない。だけど、私はそれでいいと思っていた 神託を受け、ヒルドは命令なら仕方がないと準備を始めている。スルーズはノイズに悩まされながら、いまだに迷っているようだ 私は――――マスターを導くことに反対だ。だって、あの人は勇士ではない 以前、私は「勇士としての魂かどうかはわからない」と言った。でも、今ならわかる 彼の魂は確かに勇士のものだ。だけど心は違う マスターは、本来なら戦いの場にいてはいけない人だ。戦い続けたのは、他に選択肢がなかったからだ だからマスターは勇士ではない。勇士なんかになってはいけない しかし、私に出来ることは多くない。このままではヒルドの準備が終わってしまう スルーズはマスターに好意を寄せているが、使命感も非常に強い。私ではどちらに転ぶが予測がつかない ならば出来ることをしよう。意を決してマスターの元へ急ぐ
1 19/02/18(月)20:55:10 No.570464116
―――辿り着いた先で、マスターに状況を説明する。抵抗すれば、量産型のワルキューレも駆り出され逃げ切ることは出来ないことも伝える カルデアの戦力なら遅れを取ることはないだろう。だけどカルデアのリソースには限りがあり、物量で押されれば耐えきれない だから私はマスターに選択肢を提示する。カルデアを巻き込み抵抗するか、私と共に死ぬか こんな時でもマスターは「君まで死ぬ必要はない」と言ってくれる。でも、これは私のケジメだ。マスターを一人で死なせる訳にはいかない これが、マスターの良心につけ込む行為だと分かっている。それでも私は、マスターと離れたくなかった。なんて身勝手で卑怯な理屈だろう ―――マスターの決断は早かった。これ以上世界を混乱させたくないと、共に死ぬことを選んでくれた 結局、全ては私達の事情でしかないのに。なぜこの人が死ななければいけないのか あまりの不条理に泣きたくなるが、こんな選択肢を突きつけた私に泣く資格などない 同期を切りマスターを連れ空を駆ける。カルデアに被害が及ばぬよう、高く高く舞い上がる
2 19/02/18(月)20:55:27 No.570464203
武器や魔術で死んでしまえばヴァルハラへ行ってしまう。ならばこの身を捧げよう 神託に逆らう私は既にワルキューレではない。『ワルキューレ』として現界したこの身は綻び始めている もう時間がない。魔力を霊核に注ぎ込む ダメ押しとしてマスターに令呪を使ってもらう。私は、なんて残酷な願いをしたのだろう マスターが、私を強く抱きしめ令呪を使う。『オルトリンデ。全ての魔力を持って、自爆せよ』 ―――誰よりも優しい、世界を救った人。その最期は、空に走った一瞬の光だった――― BADEND『白鳥は空に消えた』
3 19/02/18(月)21:17:04 No.570470607
リンちゃんはこれだよね
4 19/02/18(月)21:25:17 No.570473066
ハッピーエンドとホラーが多い医療パロの中いつもどおりのバッドエンドがスーッと効く
5 19/02/18(月)21:39:22 No.570477460
リンちゃんはグッドエンド多いイメージだけど意外とバッドエンドも多いよね エロパロも多いけど