虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

19/02/04(月)00:13:28 No.566906421

「逝きさん愛してる！」　「あはははキスキスキスーーーー！！」 節分なので豆を撒く。だけれど虹裏に鬼神のたぐいは数多存在する。 全てを祓うにはどれだけの豆が必要なのかわからない。多分無理。 「」と逝きさんは今年も鬼の面を置き、二人で向かって豆を投げる。 少しでも福が来ないかと願うけど、身の丈に合わない願いは危険。 程よい幸せなら既にここにある。だから二人で豆を投げられる。 「あはははは！！雪は今年で16歳だから16個の豆を食べますよ！！」 「逝きさん16歳！　…マジか」　「あはははは！！「」さんは15歳ですね！！！」　「変な気分だ」 年1回の行事を挟むたび、「」は時間の流れを感じずにいられない。老いた？　それともまだ若い？ 「雪の手製の恵方巻ですよ「」さん！」　「逝きさんの食べ方えげつないからなぁ」　「あはは！」 彼女の顎筋力があれば椰子の実だってスポンジケーキみたいになるのだろう。ばぐんっ、と音がして… 空間が裂けたように恵方巻が削られていく。飲み込んで僕の恵方巻…　って気分にちっともならない。 でもそんな逝きさんが好き。「逝きさん愛してる！」　「あははははスキスキキス！！」　きなこ味。