大部屋... のスレッド詳細
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18/12/24(月)08:00:56 No.556758639
大部屋の空気は熱狂していた。 手早く設置されるピンを睨み付ける二階堂サキの目は真っ赤に燃え、踏みしめる足取りは覚悟に満ち満ちている。 「サキちゃんがんばれー」 星川リリィの声援に片手で応え、サキは己の頭を取り外す。 今、フランシュシュ対抗頭ボーリング大会は決着の時を迎えようとしていた。 「おらあああぁぁぁぁぁぁっ!」 一発逆転を目論んだサキが放つ渾身のオーバースローはピンの遥か上空を飛び越えて部屋のドアを叩き壊し、吞気に廊下を歩いていた巽幸太郎の肉体へと炸裂した。 短い悲鳴、続いて何かが割れる音。固唾を飲んで勝負の行方を見守っていたギャラリーが一斉に駆け寄る。 半壊したドアを乗り越えて廊下に躍り出たゾンビ達が見たものは目を回して沈黙するサキの頭と、その横に倒れ伏す小学生くらいの男の子だった。
1 18/12/24(月)08:05:04 No.556758991
大部屋の空気は沈黙していた。 気絶していた少年をとりあえず布団に寝かせ、フランシュシュはお互いの顔を見合わせる。 「あの……この子は、その」 「アイツよね、ほぼ間違いなく。信じられないけど」 即答した愛に全員が賛同した。方法はともかく、状況から判断して目の前の少年が巽幸太郎その人であろう事は誰の目にも明らかだった。 「これ戻ると?私達これから仕事どうすると?はわわ……どやんすどやんす!?」 「せからしいわ!グラサンは小さくなろうがグラサンやろーが!」 「いやそうやけどそうやなくて……」 「あ、起きた。たつみおはよー」 姦しく騒ぐゾンビ達の中心で少年は目を覚ました。自分を見下ろす七つの死体の目線が幼い体に突き刺さる。 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」 小さな喉からあらん限りの声を張り上げて、少年は唖然とするゾンビ達の間を擦り抜けて一目散に部屋から逃げ出していった。
2 18/12/24(月)08:06:12 No.556759073
少年の逃亡劇も長くは続かなかった。 屋敷を徘徊するゾンビ犬のおかげで外には出られず、更に部屋はあちこち鍵が掛かっている。 未知の恐怖に怯える少年はその鍵を自分が持っている事に気付きもせず、消去法的に物置に立て籠もる事を選択した。 膝を抱えてうずくまる少年の前で、封鎖したドアが軽くノックされる。 「こんこんこん、もしもーし。誰か居ますかー?」 届けられた声は明るいものだった。強張りきった体の力が少しだけ抜け、少年はドア越しに囁くような返答を返す。 「入ってます……」 「あ!人が居た!君はゾンビなの?」 「ち、違います……!」 「よかったぁー!ここゾンビだらけでリリィとってもとっても心細かったんだ!」 「リリィ……?」 「リリィはね、星川リリィって言うの!よろしくね!キミのお名前、聞いてもいーい?」 「ぼくは……乾。乾幸太郎、です……」
3 18/12/24(月)08:07:11 No.556759141
>今、フランシュシュ対抗頭ボーリング大会は決着の時を迎えようとしていた。 何してんだ!
4 18/12/24(月)08:07:38 No.556759173
「乾君かぁ。じゃあいぬいって呼ぶから、リリィの事はリリィって呼んでね!」 「あの、リリィ……さん。その、ここは、どこなんですか?それにどうしてあんな……あれは僕の見間違いじゃないんですか?」 「ごめんね、ここがどこかはリリィにも分かんないんだ。でも……ゾンビは本当だよ。リリィも見たもん」 「そんな……じ、じゃあ!」 リリィが背を預けるドアの向こう側で、ガタガタと大きな物音が立て続けになった。 「いぬいー?何してんのー?」 「今、開けますから入って……!じゃないと、リリィさんまで襲われちゃうから……!」 少年の声は震えていた。開けたくない気持ちを必死に押し殺して誰かを助けようとする彼の心に、リリィはいつもの幸太郎を思った。 「……いぬいは真面目だねー。でもでもそこは危ないよ、もうゾンビにバレちゃってる!」 「そ、そうなんですか……!?」 「うん!リリィが皆の所に連れて行ってあげるから、いぬいも一緒に行こうよ!」 しばらく考え込んだ少年も天才子役が作り出した場の雰囲気に逆らう事は出来ず、渋々といった体で隠れながら廊下を進んだ。
5 18/12/24(月)08:08:03 No.556759201
やっぱりまさおはすげえよ…
6 18/12/24(月)08:08:34 No.556759243
演技派子役だからな…
7 18/12/24(月)08:09:40 No.556759323
"生存者"達が集まっている地下牢に集められた少年は居づらそうに身を縮めていた。 好奇の視線が彼に集中し、しかもその全員が年上の美しい女性である事は少年にとって十分な圧力だった。 「あ、あの……リリィさん……」 「みんな、いぬい困ってるよー。一旦見るのやめよー?はいリリィの方ちゅうもーく!」 少年に頼られてまんざらでもなさそうなリリィはいつもより少しお姉さん気分でホワイトボードの前に立った。 「リリィの言う通りね。記憶がないのは事実みたいだし、まずは今後どうするかを考えましょう」 「あ、その、すみません。つい珍しくて」 「だっはははははははは!見るなっつったってグラサン付けとらんガキグラサンとかレア過ぎるやろが!見らんと損ばい!」 「まこと、いつの時代も童は愛らしいでありんすなぁ」 「……乾君……」 ゾンビ達は少年に抱いた感想をそのまま口に出し、山田たえは口から涎を垂らしていた。
8 18/12/24(月)08:11:44 No.556759505
「えっとね、いぬいは大人数の前で喋るのとか苦手みたいだから、一人一人挨拶した方がいいってリリィ思うな」 リリィの提案を承諾した一同はじゃんけんで順番を決め、まずサキが挨拶する事になった。 両手をポケットに突っこんだまま肩を揺らして接近し、見上げる目を真上から睨み付ける。 少年はこの時点で泣きそうになっていた。 「アタシは二階堂……っあ゛ー今更なんとかこれ馬鹿らしか! おいテメーグラサンほんとに記憶ないとか?いいから早よ思い出せやぶっ殺すぞ!?」 「ひっ」 「何言っとるんか分からんかろーが話す時は腹から気合いで声出せやそれでも佐賀男児かテメー!!」 「ひいいいいいいっ!?すみませんここの事は本当に何にも覚えてないんです!!!!!」 「おーおーいい声出せんじゃねーか。……で、本当に記憶ないとやな」 サキは少年の目線に合わせる様にしゃがみ込み、震える小さな頭を何度か乱暴に撫でた。 「心配すんな。テメーが思い出せん間はアタシの舎弟にしてやっけん、誰かに泣かされそうになったらアタシに言え」 今まさに泣かされそうになっている事には触れず、少年は小さく頷いて「よろしくお願いします」とだけ言った。
9 18/12/24(月)08:11:59 No.556759534
同年代のまさおかわいいな
10 18/12/24(月)08:14:09 No.556759708
頭ボーリングからどうしてこんなことに…
11 18/12/24(月)08:14:37 No.556759748
二番手の愛は未だ少年に対する態度を決めかねていた。 向かい合ってしばらくの沈黙を経て、先に立ち上がった少年が直立不動のまま口を開く。 「い、乾幸太郎です!夜露死苦願います!!!!!!」 あまりにも大きな声に愛は思わず耳を塞ぎ、それからなるべく少年を刺激しないように言葉を選んで話し出した。 「とりあえず座って、そんなに気張らなくていいから。私は水野愛。一応アイドルなんだけど……知らない、のよね?」 「……その、すみません。不勉強で」 「いいの、気にしないで。……乾、くん……でいいのかな」 「はい。えっと……愛、さんの好きに呼んでくれれば」 「じゃあ、乾くん。これから色々大変だと思うけど、私達もキミの記憶が戻るように協力するから。一緒に頑張ろうね」 笑顔で差し出された愛の手に、少年はおずおずと小さな手を伸ばす。 きゅっと結ばれた手から伝わってくる子供の体温と羨望の情に気分を良くした愛は、小さなファンの手を中々放そうとしなかった。 「あ、あの……」 「はっ!?……と、ともかくよろしくね」 赤面しながら席に戻った愛は唐突に少年の元の姿と先程までの自分の態度を回想し、一人頭を抱えて悶絶した。
12 18/12/24(月)08:15:36 No.556759821
憤怒のひとがやさしい…
13 18/12/24(月)08:17:23 No.556759969
三番手の純子が目の前に現れるなり、少年の目が輝いた。 「あのっ!人違いだったらすみません、もしかしたらって思ったんですけど、紺野純子さん……で、すか?」 「えっ!?そうですけど……よく知ってますね、あなたの時代には私はもう……」 「やっぱりそうだ!本物の紺野純子さんだ!すごい!伝説のアイドルは老けないって本当だったんだ! あ、えっと、ぼく、乾幸太郎です!純子さんの曲全部聞いてます! お父さんが大ファンなんです!でも僕も会いたかったんだけどお父さんが引退したって言ってたから会えないと思ってて……」 ほんの数時間前まであの巽幸太郎だった少年が、興奮気味の口調で純真な目を輝かせて自分を見つめている。 「たつ……幸太郎くん」 「は、はいっ!」 ちょっと微笑んで呼び掛けてみれば、ビシッと姿勢を正して聞こうとしてくれる。 「私は確かにアイドルですけど、今は幸太郎くんと対等の立場です。もっと気軽に、純子姉さんって呼んでくれていいんですよ?」 「じ……純子、お姉さん」 その瞬間、純子の中で大切にしなければならないはずの決定的な何かがプツンと切れた。
14 18/12/24(月)08:17:52 No.556760013
平成のトップアイドルはファンサービス?も完璧だな…
15 18/12/24(月)08:18:22 No.556760062
紺野純子。
16 18/12/24(月)08:18:31 No.556760074
よか…
17 18/12/24(月)08:18:39 No.556760084
こ…この昭和アイドル…
18 18/12/24(月)08:18:48 No.556760098
不純子…
19 18/12/24(月)08:19:40 No.556760178
キノコ沸いてんのか
20 18/12/24(月)08:20:04 No.556760223
キノコはさあ…
21 18/12/24(月)08:20:06 No.556760231
少年と手を繋いだまま極めて自然に部屋を脱出しようとした純子はドアまであと一歩の所で取り押さえられた。 「離して!離してください!お姉さんである私には幸太郎くんを保護する義務と権利があるんです!紺野純子ですよ!?」 「お黙りなんし!たとえお殿様であろうとお手付きは御法度でありんす!」 「で、でも床に押さえつけるなんて乱暴ですよ……怪我したら危ないですし……」 「ほら幸太郎くんもこう言ってくれています!不当な拘束には断固反対、即時解放を要求します!私は昭和のアイドル、紺野純子です!」 「純子はん!!!!!!!」 天を突く勢いで増長するキノコに向かって体重を乗せたゆうぎりのビンタが炸裂する。 「ぐぇっ」と呻きながら飛翔する純子の白い頭はさながらゴルフボールのように綺麗な軌道を描いて壁際まで飛んでいった。 「「「「あっ」」」」 遠巻きに眺めていた四人が声を上げるのと、少年が泡を吹いて気絶するのはほぼ同時だった。
22 18/12/24(月)08:21:25 No.556760363
キノコは頭腐ってんのか
23 18/12/24(月)08:21:49 No.556760398
いや…ゆうぎり姐さんの言うとおりだ
24 18/12/24(月)08:21:49 No.556760399
俺は名護だぞみたいな言い草でダメだった
25 18/12/24(月)08:22:37 No.556760459
次に少年が目を覚ましたのは、ゆうぎりの膝の上だった。 寝間着越しでもやけに冷たい体に少年は違和感を覚えたが、それでも頭を撫でつける彼女の手は優しかった。 「目がお醒めになったようで。大丈夫でありんすか?」 「なんだか、凄いものを見たような……」 「長い間慣れぬ場所に居ると疲れるもの、狐にでも化かされたんでありんしょう。忘れなんし」 「はい……」 「わっちは花魁のゆうぎりでありんす。改めて、見知りおきを」 「ぼくは乾幸太郎です。よろしくお願いします、ゆうぎりさん。あの……もしよかったら、後で花魁の事を聞かせてくれませんか?」 「ふふ……坊はその年でお座敷遊びに興味がありんすか?」 「い、いえそういうのではなくって!芸事って言うか、花魁ってアイドルみたいなものだから、ぼく勉強したくて」 「生憎、お座敷の作法は大っぴらに話すものではありんせん」 「そ、そうですか……無理を言ってすみませんでした」 「……夜更けにでも、こっそり会いに来なんし。そこでなら、たっぷりと」 しゅんと落ち込む耳元で、ゆうぎりは甘く囁く。背筋からゾクゾクとした感情が駆け上がって来るのを、少年はまざまざと感じた。
26 18/12/24(月)08:22:39 No.556760465
紺野純子です! 紺野純子ですよ!?
27 18/12/24(月)08:23:43 No.556760565
キッズに変な性癖を植え付けようとしちゃダメだよ!
28 18/12/24(月)08:25:02 No.556760687
最後に残った源さくらは少年の前で沈黙していた。 少年もまた、彼女から目を逸らしていた。それは他の誰を相手にした時でもやらない特別な仕草だった。 彼に噛みつこうとする同伴の山田たえを力づくで抑え付けながら、さくらは息苦しい静寂を過ごした。 「ええと……」 「あっ、なんかな?たえちゃん?あっこの子は山田たえちゃんって言ってちょっとお話が苦手なんやけどいい子で…… いや私?私よね私の番やもんねあははー!ご、ごめーんちゃいっ!」 遠慮がちな呼び掛けに、さくらは必死でおどけた返事を返そうと試みた。 「もしかしたら、なんですけど……源、さんのお姉さんですか?」 声には半ば確信が籠っていた。返事も待たないまま、少年は語り始める。 「源さんって源さくらって名前で、僕の同級生で、いつもすごくすごく誰よりも頑張ってて…… あのっ!お姉さん、アイドルなんですよね!源さんもアイドルになれますか!? 高校でアイドルになりたいって源さんが言ってて、源さんなら絶対、絶対に最高のアイドルになれると思うんです! 僕に出来る事があったら何でもします!そのために勉強もしてます!だから……だからっ……!」
29 18/12/24(月)08:26:03 No.556760775
さくらは泣いていた。誰よりも真剣に"源さくら"を語る少年を見つめて、笑顔のまま泣いていた。 泣いて泣いて、それでも両眼から溢れ出る涙を止められないまま、さくらは少年の小さな体を強く抱きしめた。 「あっ!?え、その、傷付けちゃったならごめんなさい! ぼく何言ってるんだろう、まだ高校なんて行ったこともないはずなのに…… やっぱり頭が少しおかしくなっちゃったのかな」 「……乾君っ……」 それ以上の言葉はどうしても出てこなかった。 たとえシェイクスピアが渾身の力で綴った文章であろうと、今のさくらの感情を表すには陳腐に過ぎた。 言葉を失ったさくらはその代わりに少年をただ抱きしめた。これまでの全てとこれからの全てを込めて、力いっぱい抱きしめた。 それから涙を拭って、アイドルとしての笑顔で少年に向き合った。 「自己紹介、せんといけんね。私は佐賀を盛り上げるアイドルグループ、フランシュシュの1号。 ちょっぴり持っとらんけど、皆に支えてもらってアイドルになる事が出来た元・高校生。 世界一幸せにしてもらった私の名前は――源さくら。 ……これからもずっとずっとずーっとよろしくね、乾君っ!」
30 18/12/24(月)08:28:19 No.556761005
その告白を機に、フランシュシュはゾンビについての説明をした。 彼の罪悪感を煽らないように巽幸太郎という名前は伏せつつ、何者かに蘇生されたという体で話を纏める。 リリィの話術とショッキング過ぎない実演を経て、少年はひどく混乱しながらも現状を受け入れた。 「つまりその……源さんは死んじゃったんですね……」 「い、いやいやいや乾君は気にせんといていいけん!私今ゾンビやけどアイドルすっごく楽しんどるとよ!」 「そーやぞチビグラサン!つーかテメーが」 「サキ、ストップ。それ以上は今話してもしょうがないでしょ。あん……乾くんも、記憶が戻るまではここに居てもらう事になるけど」 正確には倒れた幸太郎の傍に落ちていた瓶の中身が分かるまで、と愛は心の中で付け加えた。 「は、はい。僕に出来る事があったら何でも言ってください!勉強だと思って頑張ります!」 「ふふ、健気ですね。。。一緒に頑張りましょうね。。。」 「たえちゃん、純子ちゃんが変な動きしてたら噛んでいいからね」 「ヴァウ」 いつくかの困難とそれ以上の驚きを内包して、小さな乾幸太郎とフランシュシュが過ごす毎日はもう少しだけ続く事になるのだった。
31 18/12/24(月)08:30:02 No.556761163
よか…
32 18/12/24(月)08:30:02 No.556761164
純文学モード入ってる…
33 18/12/24(月)08:30:22 No.556761199
純子からのゆうぎりは刺激が強すぎやしないかな
34 18/12/24(月)08:31:24 No.556761293
最後の最後にいい話にしやがって…
35 18/12/24(月)08:32:32 No.556761402
ぶっちゃけおねショタハーレムですか?
36 18/12/24(月)08:32:33 No.556761405
よか… ショタ乾くんはゆうぎり姐さんに筆下ろしされちゃうのか
37 18/12/24(月)08:33:55 No.556761538
私は昭和のアイドル!紺野純子です!
38 18/12/24(月)08:34:03 No.556761551
>よか… >ショタ乾くんはゆうぎり姐さんに筆下ろしされちゃうのか は?寝かし付けるのはお姉さんである私の役目ですよね?紺野純子ですよ?
39 18/12/24(月)08:34:04 No.556761552
キノコが酷いけどよか…
40 18/12/24(月)08:34:16 No.556761576
あれ?おねショタセックスは
41 18/12/24(月)08:34:42 No.556761616
よかったいよかったい… ナイスよかったい…
42 18/12/24(月)08:34:45 No.556761620
すごくいい怪文書だ
43 18/12/24(月)08:36:01 No.556761728
ヨゴレきのこ!
44 18/12/24(月)08:36:14 No.556761745
頭ボウリングから始まったとは思えない正統派だ
45 18/12/24(月)08:36:17 No.556761750
>私は昭和のアイドル!紺野純子です! 誰ですか?
46 18/12/24(月)08:36:28 No.556761764
すみません私は通りすがりの昭和のアイドルなのですが続きの乾少年と紺野純子さんの個別ピアノレッスンが読めません助けて欲しいのですが。
47 18/12/24(月)08:36:51 No.556761804
気弱で声が小さい乾くんいいですよね。。。 私のファンなんですよ。。。
48 18/12/24(月)08:37:20 No.556761840
むしろ頭ボウリングから入るのが正統派だというべきか
49 18/12/24(月)08:38:16 No.556761935
>>私は昭和のアイドル!紺野純子です! >誰ですか? 私は幸太郎くんの憧れであるアイドルの紺野純子です
50 18/12/24(月)08:38:18 No.556761938
奇抜なスタートからいい話の流れはすごくゾンビランドサガらしい
51 18/12/24(月)08:38:25 No.556761951
これ元に戻った時に記憶残ってたら死にたくなるやつだ
52 18/12/24(月)08:39:45 No.556762083
乾くんという無限の可能性
53 18/12/24(月)08:40:02 No.556762112
菌糸類よろしく繁殖してんじゃねぇ!!
54 18/12/24(月)08:40:03 No.556762116
あの…昭和ってなんですか?
55 18/12/24(月)08:40:32 No.556762171
きのこがちゃんとお姉ちゃんするかもしれないじゃん!!! あっ姐さんはちょっと座っててください
56 18/12/24(月)08:40:49 No.556762204
>これ元に戻った時に記憶残ってたら死にたくなるやつだ 死なれては困るのでずっとこのままにしておきましょう。。。紺野純子です。
57 18/12/24(月)08:40:51 No.556762210
>これ元に戻った時に記憶残ってたら死にたくなるやつだ あらゆる意味で死にたくなるな…
58 18/12/24(月)08:41:18 No.556762256
男児として知るべき作法を教え込まれちゃう…
59 18/12/24(月)08:41:23 No.556762265
どやんすも正直少年にはヤバい 姐さんはアウト
60 18/12/24(月)08:42:16 No.556762357
風呂上がりにドライヤーで頭乾かしてあげる愛ちゃんとかポテサラ作ってあげるサキちゃんとか色々捗る
61 18/12/24(月)08:42:23 No.556762371
やはり昭和のアイドルが一番安全なのでは?
62 18/12/24(月)08:43:07 No.556762441
>あの…昭和ってなんですか? この時代の名前が紺野純子姉さんです。
63 18/12/24(月)08:43:12 No.556762451
>すみません私は通りすがりの昭和のアイドルなのですが続きの乾少年と紺野純子さんの個別ピアノレッスンが読めません助けて欲しいのですが。 ちょっと書きたくなってきたぞ俺
64 18/12/24(月)08:43:32 No.556762481
>きのこがちゃんとお姉ちゃんするかもしれないじゃん!!! そんなわけないじゃん!!
65 18/12/24(月)08:44:12 No.556762546
>ちょっと書きたくなってきたぞ俺 書きなんし!!!!!!
66 18/12/24(月)08:44:42 No.556762597
乾リリィはクレヨンしんちゃんとかドラえもんとかポケモンとかの劇場版みたいな話になりそう
67 18/12/24(月)08:45:23 No.556762662
さくらはんが火掻き棒装備して乾君守護り隊やると思う
68 18/12/24(月)08:45:23 No.556762663
気絶して記憶喪失までは分かる なぜショタ化を…?
69 18/12/24(月)08:46:10 No.556762743
姐さんの時代は男も女も早いうちから仕込むものだから…
70 18/12/24(月)08:46:12 No.556762749
>なぜショタ化を…? 都合のいい薬で若返る作品とか見たことない? あんな感じです
71 18/12/24(月)08:47:08 No.556762830
>さくらはんが火掻き棒装備して乾君守護り隊やると思う 右手には火かき棒左手にはたえちゃんで最強の布陣
72 18/12/24(月)08:47:26 No.556762862
>さくらはんが火掻き棒装備して乾君守護り隊やると思う お姉さん役はもっと幸太郎くんに慕われている人の方が向いていると思いますよ。紺野純子ですよ。
73 18/12/24(月)08:48:18 No.556762940
きのこ増えてんな…
74 18/12/24(月)08:48:27 No.556762954
>乾リリィはクレヨンしんちゃんとかドラえもんとかポケモンとかの劇場版みたいな話になりそう 同年代の相棒とか絶対お別れが辛いやつじゃん!
75 18/12/24(月)08:48:51 No.556762999
何かが割れる音って分裂でもしたの巽
76 18/12/24(月)08:49:07 No.556763026
きのこはさぁ…
77 18/12/24(月)08:49:55 No.556763104
たえちゃん!ゴー!
78 18/12/24(月)08:50:04 No.556763121
>都合のいい薬で若返る作品とか見たことない? >あんな感じです 汎用性高いな…
79 18/12/24(月)08:51:07 No.556763238
やめてください乱暴する気ですか!?私は幸太郎くんの憧れで太陽なんです!紺野純子ですよ!?
80 18/12/24(月)08:51:57 No.556763315
お酒飲んだら一時的に戻りそう
81 18/12/24(月)08:52:26 No.556763361
子供に酒飲ませちゃダメだよ!
82 18/12/24(月)08:52:39 No.556763391
きのこはきのこ生えすぎて頭の中菌糸まみれになったか?
83 18/12/24(月)08:53:03 No.556763428
安全で安心の紺野純子です! さあ幸太郎くん!お姉さんとこっちでいい事をしましょう。。。
84 18/12/24(月)08:53:27 No.556763473
>乾リリィはクレヨンしんちゃんとかドラえもんとかポケモンとかの劇場版みたいな話になりそう でもヒロイン側がまさおくんなんだよなあ…
85 18/12/24(月)08:54:14 No.556763566
>さあ幸太郎くん!お姉さんとこっちでいい事をしましょう。。。 たえちゃんゴー
86 18/12/24(月)08:54:22 No.556763579
憤怒の人が親戚のお姉さんみたいになってる…
87 18/12/24(月)08:54:51 No.556763639
きのこをせっせと運び出す忠犬たえちゃん
88 18/12/24(月)08:56:09 No.556763757
>どやんすも正直少年にはヤバい >姐さんはアウト 私はセーフです。純子お姉さんです。
89 18/12/24(月)08:56:32 No.556763799
ゔぁう
90 18/12/24(月)08:56:39 No.556763812
なんかこう徐福のおっさんがくれた薬とかそういうのがあるんだろう
91 18/12/24(月)08:57:24 No.556763883
伝説のアイドルを見せてやる 紺野純子です。。。
92 18/12/24(月)09:00:04 No.556764130
私は伝説ですよ!?
93 18/12/24(月)09:00:27 No.556764160
もしもしサガジン編集部ですか。 これから飛びっきりのスキャンダルを抱えてそちらに行きますから記事にして下さい。 紺野純子です。。。
94 18/12/24(月)09:00:58 No.556764205
>私は伝説ですよ!? 幸太郎くんの憧れなんですよ!?逆らうんですか!?
95 18/12/24(月)09:01:37 No.556764283
純愛はショタ落ちが容易に想像できる 大穴サキちゃん
96 18/12/24(月)09:01:41 No.556764289
>>私は伝説ですよ!? >幸太郎くんの憧れなんですよ!?逆らうんですか!? 名護さんムーブするなや!!
97 18/12/24(月)09:03:05 No.556764430
>大穴サキちゃん チビグラサンをからかい半分でうりうりーって可愛がってるうちにどんどん情が湧いちゃうタイプ
98 18/12/24(月)09:05:30 No.556764659
すみません幸太郎くんも知らない人に囲まれると怖いと思うので憧れの私と二人きりにしてあげてくれませんか?
99 18/12/24(月)09:06:11 No.556764727
>純愛はショタ落ちが容易に想像できる 水野さんは真面目なのでちょっと想像つかないです。紺野純子です。
100 18/12/24(月)09:06:24 No.556764745
憧れは止められない!
101 18/12/24(月)09:08:35 No.556764961
リリィは周りが年上ばっかりだから自分から年上?ムーブできるのは楽しいだろうな…
102 18/12/24(月)09:08:42 No.556764969
いいでしょう…?。。。紺野純子ですよ?。。。
103 18/12/24(月)09:09:15 No.556765024
愛ちゃんが一番危ない気がする
104 18/12/24(月)09:09:45 No.556765062
まさおお姉ちゃんか…
105 18/12/24(月)09:10:14 No.556765099
さくらと一緒にしとくのが一番危険度は低いかな…
106 18/12/24(月)09:10:40 No.556765151
>さくらと一緒にしとくのが一番危険度は低いかな… だが一緒にいるとき突然元に戻ったら?
107 18/12/24(月)09:10:46 No.556765160
〉愛ちゃんが一番危ない気がする 私もそう思います。ここは幸太郎君も安心出来るお馴染み昭和のアイドル紺野純子に任せるべきです。
108 18/12/24(月)09:11:33 No.556765243
でもあのどやんすボディはショタには刺激が強過ぎない?
109 18/12/24(月)09:13:01 No.556765379
〉でもあのどやんすボディはショタには刺激が強過ぎない? 私もそう思います。幸太郎くんに悪い影響を与えないためにもここはお茶の間でお馴染みの昭和のアイドル紺野純子に任せるべきです。
110 18/12/24(月)09:13:15 No.556765402
昭和に引用文化が無かったせいで引用失敗してる…
111 18/12/24(月)09:13:32 No.556765426
きのこ!(バシィ
112 18/12/24(月)09:15:47 No.556765619
純子はん!!!落ち着きなんし!!!
113 18/12/24(月)09:16:34 No.556765695
夜の先約はわっちでありんす!
114 18/12/24(月)09:19:53 No.556766013
とりあえず危険な純子ちゃんとR18指定のゆうぎりさんは離しておいた方がよかよね…
115 18/12/24(月)09:21:02 No.556766140
ゆうぎりに夜を任せると立派な男に育つぞ
116 18/12/24(月)09:21:59 No.556766245
マスター!判定のほどは!?
117 18/12/24(月)09:22:09 No.556766263
別の反省文書くことになりそう
118 18/12/24(月)09:22:13 No.556766269
さくらさんだってR-17くらいはあるじゃないですか!私は健全な昭和のアイドル紺野純子です!!
119 18/12/24(月)09:23:30 No.556766403
享年19歳ですよね?
120 18/12/24(月)09:23:50 No.556766440
戻ったときにシリアスだとそんなやつは知らん死んだと言いそう
121 18/12/24(月)09:24:39 No.556766523
純子ちゃんは地下牢に入ろうねえ
122 18/12/24(月)09:26:15 No.556766682
おねショタなんだしお風呂一緒に入ろうね
123 18/12/24(月)09:29:19 No.556767030
前回のゾンビランドサガは! ボーリング大会の余波で小さくなっちゃった幸太郎さんの周りで皆てんてこ舞い! とにかく記憶が戻るまで世話せんといかんよ!フランシュシュ集合ー! サキちゃん三食ポテサラは飽きるとよ!リリィちゃん背伸びし過ぎて足外れとる!ゆうぎりさんは少し離れて下さい!すごい!愛ちゃんが怒っとらん! 皆に子供が居たらこんな感じだったのかな~とか考えながらたえちゃんに羽交い締めされながらも暴れる純子ちゃんを火掻き棒で固定するさくらお姉さんなのでした!まるっ!
124 18/12/24(月)09:29:32 No.556767059
記憶が戻ってしばらくはBarに入り浸りそう
125 18/12/24(月)09:30:41 No.556767191
酷いあらすじだ!
126 18/12/24(月)09:31:00 No.556767229
>たえちゃんに羽交い締めされながらも暴れる純子ちゃんを火掻き棒で固定するさくらお姉さんなのでした!まるっ! 普通のゾンビものみたいになったな
127 18/12/24(月)09:31:38 No.556767315
ちょっと!私が常日頃怒ってるみたいじゃない!
128 18/12/24(月)09:34:34 No.556767627
怒りの化身…
129 18/12/24(月)09:37:54 No.556768011
憤怒の神…
130 18/12/24(月)09:39:27 No.556768170
レイジガール…
131 18/12/24(月)09:40:24 No.556768277
ちょっと!どこまで行くのよ!
132 18/12/24(月)09:41:13 No.556768356
ほら…また怒っとるじゃねーか!
133 18/12/24(月)09:43:29 No.556768602
愛ちゃんが怒りそうになったら乾君を盾にするプレイング
134 18/12/24(月)09:46:34 No.556768967
たちが悪いが実際現実でもこちとら百恵ちゃんだぞ!とか言われたら抗える気がしない
135 18/12/24(月)09:47:05 No.556769027
実際伝説のアイドルだからな…
136 18/12/24(月)09:48:31 No.556769164
ああ…確かに現実でそんなこと言われたら逆らえない…
137 18/12/24(月)09:49:45 No.556769310
百恵ちゃんだぞは卑怯だろ…勝てねえよ…
138 18/12/24(月)09:55:22 No.556769974
それに抗えないのは昭和「」だけだよ!
139 18/12/24(月)09:57:25 No.556770217
そ、そんな…
140 18/12/24(月)09:59:51 [1] No.556770514
>>ちょっと書きたくなってきたぞ俺 >書きなんし!!!!!! 継続は力なり。反して怠りは容易く地力を引き下げる。脳とは如何にか主の思うようには働かぬようで、積み上げたジェンガを平気な顔で崩してくるのだから、練習を一日休んでしまえば取り戻すには三日かかるという有様だ。よって、フランシュシュのプロデューサーとして最も重要な能力──作曲技術の劣化を防ぐために乾少年がピアノの前に座ることになったのも自然な成り行きの末であった(もっとも、愛の口八丁で丸め込んでのことだったが)。ただ、一点だけおかしなことがあったとすれば…… 「では、ドレミの歌から弾いてみましょうか」 「あの……純子お姉さん」 「どうしましたか、幸太郎くん?」 乾少年を包むようにしてピアノ椅子に座る紺野純子が彼の頭上でニコニコと楽しげに笑っていることだろうか。 「ヴァウ」 背中にはたえの唸り声から厳しい監視が突き刺さっている。 「なんでもないです……」 少年にも思うところはあったが飲み込むことにした。