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  • ――白昼... のスレッド詳細

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    18/09/16(日)22:58:25 [ミツイクです、お納めください。本日はイクノ(9/16)の日ですので祝いましょう。] No.534001023

    ――白昼堂々と行われるその行為に私は赤面するはずだった。 しかし、目の前にいる滑稽な姿の彼にただ笑いだけが胸の中で広がる。それを必死に抑えるのが今はせいいっぱい。 彼の決心の行動だろう、なかなかやるじゃない。ココロやミクなら喜んだでしょうよ。けど選ぶ相手を間違ったとしか思えない。 ”異性に迫る” その行為の意味を彼をまだ、知るはずもない。私も本の世界でしか知らない。 「どうしたのよ、何か言いなさいよ?」 私は壁を背負いながらも、彼を問い正す。右を向けば彼のステイメンらしくない細腕がまるで衣紋掛のように制服をぶら下げている。その先には彼の大きくはない「優しい」掌が壁と繋がり、彼の身体をせいいっぱい支えている。 私は彼――ミツルと壁に挟まれている。その空間はとても狭く、彼の鼓動や体幹の震えなによりも吐息を肌で感じるほど近い距離で重なっている。隔てる物は僅かな空気のみ。 嗚呼、これが、目の前にいるのがイチゴだったらと節に願うばかりだ。しかし現実に情けはないのである。

    1 18/09/16(日)22:58:44 No.534001117

    かつて人の情愛が許されていた時代、愛の意味、この行為の意味がそう本に記されてあった。そのそれである。 彼は私に迫るのだ、何をって?愛を迫る。まだ愛の意味も知らない癖に―― わたしも本の中でしか知らない。そう二人の知らない愛たるものが、この私と彼の間に挟まるとても狭い空間に詰まっている。 「…イクノ…」 「なによ、改まって」 平然と返してはいるが、私の鼓動もまた、彼と同じようにげっ歯類のような速さでリズムを刻んでいる。冷静を保つの事も怪しくなってきた。 表情が崩れ、すこし口元がにやけてしまう。 「…おかしいわね」 つい本音が出てしまう、しかしこれは、笑いよりも奥底に感じている”何か”を誤魔化すような笑いでしかない、誤魔化すための感情すら今私から剥離しようとしている。 「おかしくなんか…ないですよ…イクノ!イクノ!」 ぶら下がっていた右手が壁を叩く。ますます狭くなる己とアイツとの距離。密着しているといっても間違いではない。

    2 18/09/16(日)22:59:00 No.534001190

    ええ、わかってるわよ…あなた?この行為の意味解ってるの?」 「意味って…その、ボクはただ貴方が…」 「あるのよ、意味が。貴方がこう”迫る”ことの意味。」 そう、この行為の意味を彼に伝えなくてはならない。きっと彼の中ではその意味もわからぬ感情だけが爆発して、こう私に迫るしかそのはけ口がなかったのだろう。 しかし、――短い文章なりにも私はこの意味を知っている 「正直になりなさい、ここまでしたんだから?」 そう言って彼の唇を塞ぐ。そう、こうしたかったのだろう、すこし苦い感触が私を包み込む。 「!?」 驚いた表情のの瞳孔が開くのがわかる、直接は見えない、なぜなら鼻先を交わし、彼と唇を重ねているのだから。幼ささえ感じるショートヘアが私の視界を包み込む。 こういう時は情熱的に、そうぐっと舌を入れるそう本に書いてあった。彼も答えるように舌を絡める。彼が相手で本当によかったのだろうか、一瞬イチゴのかわいらしい背中が 脳裏によぎったが、その情愛なる行為の元では遠い過去の話。

    3 18/09/16(日)22:59:15 No.534001271

    今、私は彼と混じり合っている。彼が私のパートナーでありきっと「恋人」なのだから。 そうまだ愛の意味も知らないのに…いや今私と彼は知ろうとしているのだろう。「愛の意味」コドモがはじめて感じるであろうその甘露を全身で、全霊で味わう。 壁を支えていたミツルの腕(かいな)は私の背中をガムシャラに抱き寄せていた。 わたしもまた、その腕をミツルに預ける。 ――今、愛の意味に二人は答える。

    4 18/09/16(日)23:00:42 No.534001690

    キテル...

    5 18/09/16(日)23:00:59 No.534001789

    キテル...

    6 18/09/16(日)23:01:01 No.534001798

    壁ドン!壁ドンですよ!

    7 18/09/16(日)23:01:29 No.534001931

    キテル…

    8 18/09/16(日)23:02:20 No.534002171

    キテル・・・

    9 18/09/16(日)23:02:32 No.534002215

    代償行為は許されたーーー

    10 18/09/16(日)23:02:36 No.534002233

    キテル…

    11 18/09/16(日)23:02:48 No.534002287

    キテル…

    12 18/09/16(日)23:02:56 No.534002340

    kiteru

    13 18/09/16(日)23:03:07 No.534002396

    こりゃキテル...

    14 18/09/16(日)23:03:28 No.534002505

    きてません!!!!!556556

    15 18/09/16(日)23:04:01 No.534002669

    おかしいなぁ...ミツルくん相手を間違えてるんじゃないかなぁ...556556

    16 18/09/16(日)23:04:21 No.534002762

    検査薬もってないだと!?

    17 18/09/16(日)23:04:25 No.534002775

    さらば署長!ミツココ暁に死す!!

    18 18/09/16(日)23:04:34 No.534002818

    昨日の本編凄かったねー

    19 18/09/16(日)23:05:42 No.534003131

    昨日は15日だったからイチゴ回だったわ!015015!!!

    20 18/09/16(日)23:06:02 No.534003225

    (やっぱりミツイクは良いよねゼロツー016)

    21 18/09/16(日)23:06:12 No.534003263

    イチイク回すごかったね...

    22 18/09/16(日)23:06:21 No.534003311

    やっぱミツイクだよね…

    23 18/09/16(日)23:06:30 No.534003350

    (そうだねダーリン...002002)

    24 18/09/16(日)23:06:59 No.534003497

    たまには普通のミツイクもいいねゼロツー...

    25 18/09/16(日)23:07:06 No.534003542

    まさか謎の光が必要なイチイク回だったとはね…

    26 18/09/16(日)23:07:56 No.534003819

    そうです!イチイク!!!本編はイチイクなんです!!!566 嗚呼!!!その愛も実らないイクノちゃんかわいそう!!!556

    27 18/09/16(日)23:08:14 No.534003926

    イクノの日キテル…

    28 18/09/16(日)23:08:52 No.534004121

    ココロ!015(バシイ!

    29 18/09/16(日)23:09:45 No.534004346

    イチヒロも実らないけどね

    30 18/09/16(日)23:10:15 No.534004514

    許せない!!!許せないなぁ!!!556556

    31 18/09/16(日)23:11:02 No.534004732

    イクノの日くらい寛大に見ましょうよ署長

    32 18/09/16(日)23:11:07 No.534004761

    「」!015(バシイ!

    33 18/09/16(日)23:11:20 [本日は二本立てとなっております。ミツイクですお納めください。] No.534004827

    ――アイツにもこの程度の甲斐性があるのね そう言いながら目の前に起きている事象を受け入れる。アイツ、いや彼は私を伏せさせ それに覆いかぶさる。ミストルティンの高い天井が彼の柔らかいショートヘアに重なり映える。こういうシチュエーションはベッドだろう、あの無機質ながらも包み込んでくれるマットとシーツ恋しくなる、今私が伏せている床は板張りの、とても冷たい。私がイチゴに思いを果たす時は必ずベッドにしようと心に誓う。  物音は聞こえない、聞こえるのは彼の鼓動と床から跳ね返る自分の鼓動、そして吐息が耳をくすぐる。男性たるアイツの吐息は何故か気持ち悪くはない、少し灰色のかかったそのかわいらしさすら感じるその”おつむ”は小刻みに震えている。人一人押し倒して置いて何を恐れているのか、いや…恐れるだろう。彼に堂々と迫る甲斐性などないはずなのだから…

    34 18/09/16(日)23:11:36 No.534004924

    「あんた、正気じゃないわね」 ずれた眼鏡も直せなず、ただ頸を横に振る。視界に広がるは裸眼で見える歪んだ世界ではない、彼の瞳がくっきりと私に写される。すこし緑がかったその瞳にはきっと鏡のように私の黒い瞳が見えているのだろうの彼には、今の私がどう映っているのかしらね。 両手は羽交い締めにされている。 身動きがとれないとはこの事だ。しかし拒もうと思えば拒める私もヤワじゃないこの姿勢でもケリの一発を食らわせればあいつもひるむだろう。 …拒む姿勢を見せただけで彼はたじろいてしまうだろう、それくらい彼はヤワ、いや優しい。 「そんな事、ないですよ、ボクは…ボクは…ただ」彼の口元は震えながら私の思いに答える。   その彼が私との蜜月とはとても言えない異性関係に終止符を打つべく、こうして行動に出てくれたのだ。甘んじなければ

    35 18/09/16(日)23:12:03 No.534005063

     私達の愛は順風満帆とは行かなかった私だってイチゴへの想いは残していたし、彼もきっとココロの事を…。様々なモノが私達を隔ててきた。なにより私達がこうして色恋のカンケイになるなんて思いもよらなかったので、最初はどうすればいいのかわからなかった。口づけすら見よう見まねで行うといった具合だ。 恋なんてもの。全てのコドモ、それにオトナも含め忘れさられた感情なのだから仕方ない。 しかしそんな日々は今日終わる、彼の行動が全てを終わらせてくれる。 ――そう、その関係は遺伝子に組み込まれたものであり、その終着点。二羽の鳥が番(つがい)になるその最終目的。繋がる事へ、彼は導こうとしている。 今彼のその決死の「行為」を拒めば。すべてはご破産になる。そうここは何もせず彼の行為に甘えなくては。そうして私は私を制止する。 「ボクはただ…あなたの事が好き、好きなんですよ!!」 彼の言葉はきっと真意だ。すました顔でいつも斜めに構えて過ごしている彼を見ているからわかる。嘘はついてない。これは本来の彼なのだ。

    36 18/09/16(日)23:12:10 No.534005103

    に、二本立て!?

    37 18/09/16(日)23:12:35 No.534005216

    二本立てだと?!

    38 18/09/16(日)23:12:39 No.534005234

    しかしまぁ好きだから押し倒していいとは行かないと思う‥思うのだけど、彼の意思に私は拒めない。 「とにかく、手を離して…話はそれからよ」 「ええ…」 そういうと落ち着きを取り戻したのか彼は私を強く握るその手から力を緩める。自由になった両手は何処へ向かうか、彼を突き放すか…違う。  おもむろに、ただ彼の背中を抱いていた。それだけ。 「わかったわ、貴方の気持ち、受け取ったわよ。だから――」 ――だから、こわがらないで

    39 18/09/16(日)23:12:59 No.534005319

    ただ、それだけ伝えたかった。彼の強張りを、彼の震えを止めたかった。 そして彼は私に全体重を預ける。華奢な身体に不釣り合うな重力がわたしを襲う。そして口づけを交わす。ジッパーを手探りで降ろし胸元を弄る感触が襲う、こんな事何処で覚えてきたのだろうか、違う。これは遺伝子に最初から組み込まれているたしかな『記憶』それが私と彼を今、繋いでいる。 ――完全たる紫に朱が交じる。そう今、二つの不完全ないきものが種(かたち)を得る。――それは愛の形、愛の海にただ身体を委ねる。

    40 18/09/16(日)23:13:58 No.534005611

    なにぃ!?

    41 18/09/16(日)23:14:03 No.534005639

    キテル...

    42 18/09/16(日)23:14:19 No.534005704

    1日最後の密かな癒し延長戦二本立てきたな…

    43 18/09/16(日)23:14:45 No.534005832

    はやくこの掲示板を跡形もなく吹き飛ばしてください!!556556

    44 18/09/16(日)23:15:50 No.534006169

    (二本立てでもミツイクは良いよねゼロツー016)

    45 18/09/16(日)23:16:27 No.534006344

    (そうだねダーリン...002002)

    46 18/09/16(日)23:16:47 No.534006438

    今日はイクノの日だからな

    47 18/09/16(日)23:16:51 No.534006463

    比翼の鳥……と言うらしい その鳥は片方の翼しか持たず 雄と雌 つがいで寄り添わなければ空を飛べない ミツイク ミツココ 二つの不完全なカップリング でも なぜだろう 僕は 私は そんな生命の在り方を 美しいと思ってしまったのだ 美しいと、感じてしまったのだ……016002

    48 18/09/16(日)23:17:23 No.534006608

    ボクもダーリンの言うことが正しいと思います

    49 18/09/16(日)23:17:51 No.534006752

    かわいそう!!!!公式でもイクノの日すら祝われないイクノちゃんかわいそう!!!556 私は祝ってもらったのにイクノちゃんかわいそう!!!!556556

    50 18/09/16(日)23:18:08 No.534006813

    ボクもダーリンの言うことが正しいと思います

    51 18/09/16(日)23:18:33 No.534006954

    ボクもダーリンの言うことが正しいと思います

    52 18/09/16(日)23:18:36 No.534006965

    ボクもダーリンの言うことが正しいと思います

    53 18/09/16(日)23:18:59 No.534007077

    アタシもダーリンの言うことが正しいと思います015

    54 18/09/16(日)23:19:03 No.534007098

    ボクもダーリンの言うことが正しいと思います

    55 18/09/16(日)23:19:44 No.534007295

    イチゴちゃんそういうとこだよ!

    56 18/09/16(日)23:20:07 No.534007414

    ボクもダーリンの言うことが正しいと思います

    57 18/09/16(日)23:20:59 [9/16 これはヒロアルの日では?] No.534007675

    VIRMの強さは正直、叫竜と大差ない しかし、数が多い 「まだまだ来る…へばるなよ、アルファ!」 「言われなくても!」 一体一体相手する度に 削れていく 命が 「ゼロツーにたどり着くまでに死んだら一生呪ってやるからな!」 「それは…光栄だ、ねえ!」 βも、γも散っていった 残るナインズは、僕だけだ 悲しんでるヒマはない 怒れ 悲しみを怒りに変えろ

    58 18/09/16(日)23:21:44 [サラッとβとγが死んでますが気にしないでください] No.534007895

    「数値が上がってるよ、アルファ!ゼロツーは100超えが普通だったけどね!」 「イオタに…負けてられないな!」 気力が下がりそうになる度に檄が飛ぶ 偉そうに。叫竜になりかけているその身で 気軽にアルファと呼んでくれる 僕を誰だと思っている いちばん叫竜を倒してきた9αだ 精鋭部隊ナインズのリーダー、ナインズ最後の生き残り 9αだ! 「…ゼロツーまでもう少しだ!ふんばれよ9α」 「キミはイオタの事だけ考えてればいいんだ!行くぞコード016!」 フランクスを通じて コード016の心が流れ込んでくる フランクス博士から聞いたことはあるけれど 本当にあるなんて…でも

    59 18/09/16(日)23:21:48 No.534007915

    ヒロアルはないと思います...002

    60 18/09/16(日)23:22:32 No.534008136

    ボクもゼロツーの言うことが正しいと思います

    61 18/09/16(日)23:22:38 No.534008172

    『ゼロツー、ゼロツー。ゼロツー!』 予想通り、イオタの事ばかりだ 『絶対助ける!そこに行く!アルファのためにも!』 ん? 『アルファも死なせない!13部隊の皆も死なせない!だからゼロツー!君の所に!』 こいつは… 『仲間は、死なせない!アルファも、仲間だ!ゼロツーの弟だ!』 とびっきりの、暴走装置だ 「たどり着いた!アルファ!…アルファ?!」 「君『達』には負けたよ」 でも、ぼくはきみについていけそうにないから 「!君も来るんだ!9α!」

    62 18/09/16(日)23:23:34 No.534008475

    ナインズ石田以外誰が誰だかわからない...すまない

    63 18/09/16(日)23:23:41 [排除装置は後ろのモブ女絶対エサだよねって事で追加したので気にしないでください] No.534008506

    9式を操作し、コード016をストレリチア・アパスに送り届ける 通常のフランクスと違い、ピスティル側も肉体に意識を残せる九式だからこそできる芸当だ 本当は『使い切った』ステイメンを排除するための機能なのだが、こんな所で役に立つとは 「ゼロツーを、頼んだよ。ヒロ!」 自爆装置を起動させる 僕にはぴったりの最期だ 見下してきたコドモ達 自爆していったコドモ達と同じ最期を遂げる。

    64 18/09/16(日)23:24:11 No.534008651

    はずだった …なんだ、これは!? 操作していないのに、九式が勝手に動く まさか、意思を宿したというのか?! 個性を消し、意思を抑制した機械が 脱出装置が勝手に作動し、ステイメン排除装置によってアパスまで送り届けられる アパスへと雑に放り込み、自爆していく九式は  『生きろ』 そう言っているようだった 「あ」 「…やあ」 少し、恥ずかしい

    65 18/09/16(日)23:24:48 No.534008831

    「…俺たちと一緒に、生きてくれるか?」 「…それよりイオタの所に行きなよ」 「でも」 「大丈夫。少しつかれただけさ…休んだら、追いつくから」 「…信じてるよ。9α」 「期待して待ってるといい…」 駆け出すコード016 まったく、壁に背を預けてる僕に見向きもしない でも、これでいいんだ こんなかっこわるい姿、見せられないからね 「…少し悪いとは思うけどさ、仕方ないだろう?」

    66 18/09/16(日)23:25:34 [生死不明にして明日の自分に判断を仰ぐスタイル] No.534009087

    誰に問うでもなく、言葉が漏れる 死ぬ時は、死ぬんだ どれだけ頑張っても、あがいても 誰かに助けて貰っても、その次の瞬間に死ぬ可能性はある 生きろと願われたって、死ぬ時はあっさりと死ぬ それが、戦場。それが、兵士 その場所が、君達の大事な機体の中であってもだ  『ボクの中で死ぬのは超迷惑なのでできれば外に行って死んで欲しいな』 …イオタ、君のおうじさまがそっちに行ったよ。ボクにかまけてるヒマはないよ  『…ダーリンを届けてくれて、ありがとう。それだけ』 うん…じゃあね ヒロ、ゼロツー  続く?

    67 18/09/16(日)23:26:10 No.534009274

    すげぇ なげぇ

    68 18/09/16(日)23:26:35 No.534009420

    アルヒロもいいものだねゼロツー...16161616

    69 18/09/16(日)23:27:02 No.534009553

    微妙なラインだよダーリン…

    70 18/09/16(日)23:27:59 [すこし未来のヒロゼロおめでたです。ご笑納ください。] No.534009847

    私はベッドの中、手にしている絵本のページをめくり、物語の続きを確認する。 私の横に抱き着くように、ぴったりとくっついているサクラは、身を乗り出すように絵本に食い入っている。 その熱心な姿はとても愛おしく、いつまでも見ていられたが、あまりに待たせるのは可哀想なので、 私は再び、物語を語りだした。 ―― ― ――森の奥の、そのまた奥に、大きな大きなヤドリギの木が立っていました 不思議なことにその木はどこまでも高く、まるで天まで突き抜けているほどの高さなのに森の外からは見えません。 命からがら、暗い暗い森の中を抜けてたどり着いたヒトの王子は、その木の高さに感心していました。 ふと、木の幹の辺りに王子は不思議な生き物を見つけます。

    71 18/09/16(日)23:28:05 No.534009888

    聞いてくれゼロツー! アルヒロとゼロヒロは共存できるんだ!

    72 18/09/16(日)23:28:23 No.534009964

    その生き物は、背中に黒い翼をもち、頭には幾重にも枝分かれした角が生え、ギザギザの牙を持った、 この世の物とは思えない、大きな化け物の様でした。 しかし、王子にはその生き物は、かつて自分の愛した美しい姫であることが、なぜだかわかるのです。 「姫、姫?迎えに来たよ。さぁ、一緒にお城に帰ろう?」 「ドウシテ、ドウシテキタノデスカ…?」 「ワタシハ、イマニモ、アナタヲタベテシマイソウナノニ…」 姫は静かに、しかし低く、くぐもった恐ろしい声で王子にたずねます。しかし王子は怯むこともなく答えます。 「姫、一緒に帰ろう?私にはあなたが必要なんです、二人なら、きっと、乗り越えられる!」 「カエレ!カエレ!サモナイト、オマエヲクッテシマウゾ!」 どんなに王子が話してみても姫は梃子でも動きません。 「帰らない!ずっと、ずっと一緒だって約束した!」 「ワタシハ、ヒトリデ、イインダ!」 「嘘だ!だったらなんで、あなたは飛び立ちもせず、此処で泣いていたの?」

    73 18/09/16(日)23:28:47 No.534010105

    誰も寄り付かない森の奥で、一人化け物の姫は、遠く、遠くへ飛び立ちもせず、ただうつむいて泣いているだけ、 そんな姫を見た王子には、まるで誰かを待っているように思えて仕方なかったのです。 「ソンナコトナイ!ワタシハ、ヒトリデ、トベルンダ!」 姫はそう言うと立ち上がり、その大きく禍々しい翼を広げ、羽ばたこうとします。しかし、王子を目の前にした 姫は、そこから動けず、また、静かに泣きじゃくるばかりです。 そんな姫を見てられず、王子はゆっくりと姫の傍へ歩み寄ります。 「一人で飛び立たないで、どうか私をあなたの隣に、傍において欲しい」 「あなたがどんな姿でも良い、私を食べたいというのなら、喜んで差し出しましょう」 「二人なら、つらい運命も、きっと乗り越えられる、きっと、素敵な未来に塗り替えられる」 「…ドウシテ、ソンナニマデ、ワタシヲ、オモッテクレルノ?」 泣きじゃくる姫には、王子が何故そこまで自分を想ってくれるのか、わかりませんでした。

    74 18/09/16(日)23:29:04 No.534010187

    「あなたは私のことを想って苦悩して、私の元から離れ去った」 「あなたは私を食べたくないと、私を突き放した。けど、悲しくて泣いているのでしょう?」 「そんなあなたは、化け物なんかじゃない、今も変わらず、私の大好きな、人間の姫なんだ」 空を飛ぶ力強い羽もなければ、鋭い牙も爪もない、弱くて脆くて、儚い生き物。 でも、温かな心で、支え合うことが出来る、通じ合うことができる、それが王子たちヒトという生き物でした。 そしてそれは、たとえ体の形が違くても、お互いの心は通じ合えるのです、お互いの心を敬えば、支え合えるです、 たとえそれが、羽が生えていても、鋭い牙や、爪をもっていても。それが、"人間らしさ"なのだから。 「さぁ、もう泣くのはやめて、一緒に帰ろう」 「私たちは、二人でひとつなんだ」 「これからもずっと、ずっと、変わらずあなたを愛しています」 そういうと王子は、泣きじゃくる姫にそっとキスをしました。

    75 18/09/16(日)23:29:43 No.534010366

    その瞬間、見る見るうちに姫の大きくなっていた体は元の大きさに戻り、王子が見慣れた美しい姫の姿に 戻っていきました。しかし、背中にある翼は、片方だけ残ってしまいました。 すると今度は、今まで感じた事のない、恐ろしいほどの痛みが、王子を襲いました。王子の片方の背中に、 姫と同じ翼が、肉を、皮膚を突き破るように生えてきたのです。 「あぁ、王子様、なんてこと、私はついにあなたを同じ化け物に貶めてしまった!」 王子の姿をみて、姫はまた嘆き悲しみます。しかし、王子はこう答えました。 「いいんだよ、これでいいんだ。私はとてもうれしい、だって、君と一緒になれたのだから」 王子の言葉に嘘はありませんでした。そして、ようやく姫も決心をしたのです。 「王子様、もうあなたのそばを離れません。こんどはきっと、きっとです」 「私があなたを支えます。あなたが私を支えてくれたように」 「今も昔も、これからも、変わらず私はあなたを想います。あなたが私を想い続けてくれたように」 「だから、私を離さないでいてね、ダーリン」

    76 18/09/16(日)23:30:12 No.534010512

    ―― ― 「王子は姫の手を取り、もう一度口づけを交わします。ヤドリギの木の下で、もう一度、二人は愛を誓ったのでした。」 「二人はその後、仲良く手を取り合い、それぞれの翼をはためかせて、お城へ帰っていきました」 「二人は末永く、寄り添いあい、幸せな日々を送りましたとさ…おわり」 私は最後のページを読み終わると、静かに本を閉じた。 「良かったね…王子様も…お姫様も…良かったね…」 サクラは、ウトウトとした様子で感想を絞り出すようにつぶやいた。どうやら眠気が限界に来ていたらしい。 「ねぇママ?どうして…王子さまは…諦めなかったのかな…?」 「さぁ、どうしてかなぁ、ボクも諦めると思ったんだよねぇ…」 「ママ…王子様…知ってるの…?」 「うん、知ってるよ?良く知ってる。もしかしたらサクラも出会ってるかもね♪」 「ほんとーに?…うぅん…だれ…かなぁ……。」 そう言うと、サクラは遂に我慢の限界に達し、眠りについてしまった。

    77 18/09/16(日)23:30:36 No.534010641

    私は絵本を片しベッドに戻ると、サクラに布団をかけなおしてあげた。 そのまま私も隣に横になり、髪を優しく撫でていると、寝返りを打ったのか、恋しくなったのか、 私の胸に顔を埋めて、そのまま抱き着く形で、またすやすやと眠りに落ちた。 ――ねぇサクラ、まものと王子様はそのあとどうなったか知ってる? ――二人とも今も幸せに暮らしているんだよ? ――二人の間に生まれた、かわいいかわいい王女様といっしょにね… 心の中でサクラに話しかける、すると、段々瞼が重くなってきた。どうやら私も眠気の限界らしい。 明日は、どんな本を読ませてあげようか、どんなことを教えてあげようか、そんなことを考えながら、 明日を待つのが、今はこの上なく楽しいのだ。 ――この絵本だけじゃ難しいけれど、きっと、きっとキミに教えてあげる。 ――ボクが憧れた、ダーリン達が教えてくれた、"人間らしさ"、きっとキミなら出来るよ、だから、 ――今はぐっすりお休み、ボクのかわいいサクラ…。 サクラを抱きしめる形で私も遂に眠りに落ちた。柔らかに流れた憩いの時間は、今日はおしまい…。

    78 18/09/16(日)23:31:10 No.534010827

    まものの読み聞かせキテル...

    79 18/09/16(日)23:31:45 No.534010982

    やはりヒロゼロは王道にして覇道です

    80 18/09/16(日)23:32:10 No.534011109

    週末のお楽しみきたな...

    81 18/09/16(日)23:32:26 No.534011183

    ボクとサクラは元気です。

    82 18/09/16(日)23:32:42 No.534011270

    ヒロゼロこそがこの世の真理です002

    83 18/09/16(日)23:33:01 No.534011360

    ボクこういうの大好きだ!

    84 18/09/16(日)23:33:57 No.534011610

    色々キテル…

    85 18/09/16(日)23:34:05 No.534011652

    おうじさまいいよね!ボクも大好きだ!

    86 18/09/16(日)23:34:38 No.534011829

    まものの読み聞かせも板についてきたな...

    87 18/09/16(日)23:34:59 No.534011945

    サクラちゃん読み聞かせシリーズ終わっちゃった...

    88 18/09/16(日)23:35:20 No.534012072

    ...がう! ...違う!!!!!015015

    89 18/09/16(日)23:35:47 No.534012196

    ボクとダーリンはとっても幸せです サクラも幸せです

    90 18/09/16(日)23:35:51 No.534012220

    イチゴちゃんはもう諦めよう・・・

    91 18/09/16(日)23:35:55 No.534012236

    ???「ずるいずるいずるいずるい」

    92 18/09/16(日)23:36:26 No.534012405

    絵本が無事に完結してよかったよ…

    93 18/09/16(日)23:36:36 No.534012464

    もっとみんな可能性を考えて!015015

    94 18/09/16(日)23:37:12 No.534012630

    でもこれヒロが先だった後のゼロツーなんだよね... 女で一つで育ててるまものなんだよね...

    95 18/09/16(日)23:37:33 No.534012738

    >もっとみんな可能性を考えて!015015 ナオヒロとか姫ヒロとかね

    96 18/09/16(日)23:37:40 No.534012774

    イチゴちゃんは叫竜にでも孕まされてて!!!

    97 18/09/16(日)23:38:10 No.534012933

    絵本編は終わりかな 次は男の子だね・・

    98 18/09/16(日)23:38:12 No.534012950

    >でもこれヒロが先だった後のゼロツーなんだよね... >女で一つで育ててるまものなんだよね... 曇らせ隊きたな…

    99 18/09/16(日)23:38:26 No.534013016

    めっちゃいい話じゃないかまもの 飴ちゃんをあげよう

    100 18/09/16(日)23:38:26 No.534013017

    いいですか 姫ヒロミツイクゾロミクイチゴロが正史です

    101 18/09/16(日)23:39:10 No.534013259

    ヒロは...叫竜になりきれなかったから短命に

    102 18/09/16(日)23:39:34 No.534013386

    まてよ!!002

    103 18/09/16(日)23:39:58 No.534013504

    この前のヒロゼロの指輪の続きも待ってるよ

    104 18/09/16(日)23:40:03 No.534013539

    >いいですか >姫ヒロミツイクゾロミクイチゴロが正史です そんな歴史ありえません!!!!32553255 過去は修正します!!!!32553255

    105 18/09/16(日)23:40:03 No.534013541

    ボクとダーリンとサクラは元気です! 繰り返します! ボクとダーリンとサクラは元気です!!!!!!

    106 18/09/16(日)23:40:04 No.534013545

    >イチゴちゃんは叫竜にでも孕まされてて!!! ヒロ!ワタシを孕ませて!!!叫竜でしょ!!!!015015

    107 18/09/16(日)23:41:03 [ヒロゼロ 最近の怪文書が性欲に忠実すぎたので] No.534013874

    「ゼロツー、今日は繋がらないということで行こう」 一瞬 世界が静止した そんな感じがした 「…そういうプレイ?」 「いやぁ、イチゴから『うるさい』って言われてさ」 イチゴめ 「…外にイくとかさ、遠くにイくとか」 「まぁいいじゃないか、たまにはさ」 「…いいの?」 「ゼロツーは、いいの?」 「どういう事…」 「最近繋がってばっかりじゃないか」 「それの何が悪いのさ」

    108 18/09/16(日)23:41:44 No.534014099

    「…」 「え。悪い…?」 「…肉体だけの関係とか、思わないの?」 「……いや、ダーリンになら」 「…」 「…ダメ?」 「考えなさすぎ…いや、俺が考えすぎ…?」 「…どういう事?」 「繋がる他に、キスする他に、愛情表現の仕方があるんじゃないかって言ってるんだ」 「…えっと…つまり…?」 「…今日はそれで行くって事」 「キ、キスもなし?ダーリン」 「キスだけで1日とか普通にやったからねゼロツー」

    109 18/09/16(日)23:42:49 No.534014463

    「そ、それは悪いと思ってるよ…だから」 「…ん。見つけてくるまで、今日はこのキス一回だけだよ」 「そ、そんな…」 「というわけで相談に来たんだけど」 「アンタプライドないの?よりによってアタシ?」 「プライドなんてないね!それに全員に聞くからさ。最初がイチゴってだけだよ」 「同じ事よ…」 「で、イチゴはどんな事してるの。ゴローと」 「一緒に本読んだり、私達の戦いをまとめていたり…」 「戦いを?なんで」 「コドモ達の自立に役立つかなって」 「一緒に釣りに行ったりな、イチゴ」「ゴロー。釣れたの?」 「まだまだ…魚は少なくなったままだな」 「ふぅん…」

    110 18/09/16(日)23:43:05 No.534014536

    >ヒロ!ワタシを孕ませて!!!叫竜でしょ!!!!015015 イチゴちゃんそんなこと言うとまた叫竜ちんぽ来るよ!

    111 18/09/16(日)23:43:47 [ゾロミクは喧嘩ックスしか思い浮かばない 許して] No.534014714

    「次はゾロメとミク!君達だ!」 「何してるかって言われてもなぁ?ミク」 「うん…いつも通り、ケンカしたり、仲直りしたりよ」 「…ボク達に隠れてるけど、君達も結構なバカップルだよね」 「「どこが!」」 「そういう所じゃないかな…」

    112 18/09/16(日)23:45:17 No.534015148

    焦らしプレイきたな・・

    113 18/09/16(日)23:45:43 No.534015305

    「参考にならないと思うけれど!ミツルとココロ!」 「参考にならない前提ですか…」 「でも…特に何かするって事はないし…」 「日常生活事細かに聞くことになるよ!」 「…例の本を、他のコドモ達に配布しています」 「ミツルくん!その話は…」「ココロさん、多分言わないと解放してくれません」 「あぁ、あの落とした本」 「生殖の事について…載っていましたから」 「私達が、知らないコドモ達に教えているの」 「なんか見た目母子手帳みたいだったけどそんなん載ってたんだ…」 「なんですかそれ?」 「なんだか…すてきな本みたい」 「…ボクには、不必要なものさ」

    114 18/09/16(日)23:46:44 No.534015615

    ゾロミクキテル...

    115 18/09/16(日)23:46:44 [フトイクナオのトライアングルボムは私の趣味です] No.534015616

    「じゃあラスト。イクノとナオミとついでにフトシ」 「カップルじゃないのに聞く必要ある?」 「それね」 「ついでって…」 「まぁいいじゃないか…で、日常生活、何かしてる?」 「ナオミが運んできた本を読んで使えそうな技術とか拾ってるわ」 「ヒマ潰しにイクノとしゃべってる」 「二人の介護」「それは流石に酷いわ、フトシ」 「そうよ、寝たきりシラガ女はともかく私は片腕無いだけよフトシ」 「変なイチャつき方するんじゃない!参考にならないから!」 「参考にさせる気ないから」 「私かイチゴがあなたたちの間に入るんなら参考に」「しない!002!!!」 「この二人に揉まれて皮肉が上手くなったくらいかなぁ」「腹肉も揉んだしねフトシ」 「男なのに女の私達より柔らかい肌とかムカつくのよフトシ、胸も揉ませなさい」 「…フトシ、辛かったら言ってね…ボクにはちょっと高度すぎるから帰るけど」

    116 18/09/16(日)23:47:20 No.534015787

    >「…ボクには、不必要なものさ」 いきなり暗くなるのやめよう?

    117 18/09/16(日)23:47:37 No.534015863

    …ミツイクじゃないから正史じゃないな!

    118 18/09/16(日)23:48:01 No.534015992

    ナオイクもいいよねゼロツー...

    119 18/09/16(日)23:48:35 No.534016186

    こういうのいいと思います!!556556

    120 18/09/16(日)23:48:48 No.534016253

    「えーという事がありまして」 「うん」 「今日は二人で絵本作ろう、ダーリン」 「そうそう、そういうのが欲しかったんだよゼロツー」 ヒトとヒトのふれあいを見て 私は、人の中で生き続ける 「キスとか繋がるとか、それ以外の愛情表現の仕方はいっぱいあるはずなんだ」 「…それ先に言おうよ、ダーリン」 「自分で見つけないと、また同じ事の繰り返しだよゼロツー」 「…そうかもね」

    121 18/09/16(日)23:49:02 No.534016298

    そうですこれを待っていたんです!!!556

    122 18/09/16(日)23:50:27 No.534016744

    なげぇ… なげぇ…

    123 18/09/16(日)23:50:43 No.534016835

    署長が荒ぶってる・・・

    124 18/09/16(日)23:51:51 No.534017211

    サクラちゃん読み聞かせシリーズ終わったらどうすればいいんだ!

    125 18/09/16(日)23:51:54 No.534017227

    たまにはヤらない日があってもいいよねゼロツー...

    126 18/09/16(日)23:52:33 No.534017428

    弟か妹作ろっか♪ねぇダーリン

    127 18/09/16(日)23:52:55 No.534017536

    あとは首締めがあれば完璧だね

    128 18/09/16(日)23:53:51 No.534017804

    ボクそういうのよくないと思います

    129 18/09/16(日)23:54:07 No.534017879

    ボクそういうのはよくないと思います

    130 18/09/16(日)23:54:28 No.534017993

    ボクそういうのはよくないと思います

    131 18/09/16(日)23:55:02 No.534018156

    まものは正直だな

    132 18/09/16(日)23:55:28 No.534018279

    でも小僧も結構興奮してたぞ?

    133 18/09/16(日)23:56:27 No.534018530

    クソ姉貴は穴倉に帰れ!

    134 18/09/16(日)23:57:11 No.534018760

    ミツルとイクノみたいな付かず離れずな感じでラブラブもしてみたいです002