虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。

――コト... のスレッド詳細

削除依頼やバグ報告は メールフォーム にお願いします。個人情報、名誉毀損、侵害等については積極的に削除しますので、 メールフォーム より該当URLをご連絡いただけると助かります。

18/08/19(日)22:52:43 [ミツイクおめでた延長戦です。お納めください] No.527311932

――コトのはじまりは1週間前に遡る、雪がちらつきはじめたトリカゴのガラスは結露で白みかかっている。 園庭の花々は散り、実を成し次の世代へと残そうとしている。命を終えた鉢を掘り出しそこに新しい花の苗を植えるココロは種や球根を取り出し、鉢の整理で慌ただしい。 制服も冬服とコートが支給された、私とミクはワンサイズ大きめのを頼んだ 袖は余るが、これなら胸に余裕が出来、この仔を抱き上げる事が出来るからだ。 ミクはコートの襟と背中を広げミツミちゃんをおんぶしている。 コートの中にこの仔を入れ、霜の砕ける感触を味わいながら冬の散歩も悪くはない 朝方外を出ると息が白くなる。秋を抜け冬への道を歩んでいた あの日のガーデンのように雪の世界になるのも時間の問題だろう。 こうしてこの仔らに、外の世界、冬の音を聞かせる事が出来るのは彼女達のおかげ

1 18/08/19(日)22:52:59 No.527312038

「ちょっとパツパツになってきたね♪」 「うん♪かなり大きめにつくったんだけどね…」 昼前のトリカゴのロビー、ゼロツーとココロの微笑ましい姿が見える。手元には何やら 白く大きい紙のようなものが見える。 私とミクはあまり気にはしてないのだが、この仔達の服、むちむちとした手足の袖 に余裕があまり見られない、初めて着た時にはぶかぶかだったのに 「5ヶ月だし♪そろそろお着替えしないといけないね♪」 「そうだね♪作ろう♪作ろう♪」 ゼロツーとココロが何かはしゃいでいる、その紙の正体が型紙だとわかる、なにやら服を。作るらしいそう彼女達が着るのでない私達の仔のだ 「えっ服作るのゼロツー!?3939」 「いいわよそこまでしなくても、ガーデンから貰ってきた子供服ならたくさんあるし」 ナナ姉やハチの口添えで必要最低限の物は支給されている 私達が着ていたガーデンの幼児服。赤ちゃん用の衣類もあった、ワンピース状で簡素な物 だが、特に着るに支障はない。

2 18/08/19(日)22:53:18 No.527312137

「けどあの服じゃお外歩けないよ…ペラッペラの夏服だし」 「いいよボクも好きで作るんだし♪まぁミクとイクノは座って見ててよ」 と言われてもそういう訳にもいかない、何せ自分たちの物なのだから他人に任せるのは気が引ける 「私達も手伝うよ」 「いいよ、今日は私もいるからさ」 イチゴが夜警明けの顔で起きてくる、昨日はゴローとデルフィニウムで警護任務についていた。有事もなく待機とは言え、体力的に辛い仕事だ。 「イチゴ、貴方は寝てなさいよ…」 「いいよ、もう目醒めちゃった…ゴローもグッスリだし暇なんだ。」 「まぁその前にお昼食べようよ!お腹ペコペコだよ002002」 この仔達もぐずり出した。オシメが湿る様子もない、会話の外に放りだされ、寂しいのかお腹が空いたのかどちらかだろう この仔の体内時計も私達に徐々に合っていく時計の針が12時と6時を射す、それがお腹が空く合図。

3 18/08/19(日)22:53:33 No.527312232

昼食、を終えロビーに向かう。 型紙と男子陣が掘り出した色とりどりのタオル生地が目の前に広がる、私がこの仔をあやしながらココロとイチゴが寸法を量りゼロツーがそれに合わせ筆を取り、型紙を作る 「ちょっと大きめにつくってね、まだまだ大きくなるからね♪」 「わかったよ」 迷いのない線をゼロツーが引く、彼女の才能が垣間見える。絵本を嚥下し咀嚼した彼女には全ての空間が線と点で繋がっているようだ、三次元から二次元に落とし込む事など 造作も無いのだろう。 鼻歌まじりでゼロツーが布地にハサミを入れる中、ミクは廃棄されていた古い制服からチャックを取り出す。 「流石にこれは作れないからね」 「ボタンの方がかわいいけどなぁ~393939」 「じゃあ両方作っちゃう!?」 「「「「えっつ!?」」」」 「またこんどにしようねゼロツーちゃん♪」 ゆりかごに眠るミツミちゃんとシオリを見守りながらその様子を私は見つめいる。

4 18/08/19(日)22:54:13 No.527312468

「後は縫うだけ、簡単だよほら♪」 とは言うがボタンや雑巾を縫うのは違う縫い方、なかなかうまくいかない。 「ミクちゃんとイクノちゃんはいいよ、針…赤ちゃんに危ないからね」 「そうそう私達に任せて!!!015015」 そういうイチゴの縫い目はどこか迷走している。 お言葉に甘えてミクと二人、少ない休息の時間を過ごす、絵本でも読ませたい所だが 眠気が強く。ミク共々親子揃ってお昼寝してしまった。

5 18/08/19(日)22:54:34 No.527312580

――目がさめると、この仔達は新しい服に袖を通していた、 「えっもうできたの!??!393939」 「うん、できたけどミクちゃんもイクノちゃんもぐっすりだったから…ねぇほらかわいいでしょ♪」 「へへーん見てよボクの自信作だよ」 シオリは薄紫の服をミツミちゃんは黄色の服、それぞれ袖にはまだ余りがある。 つなぎのようなその服にくるまれている。胸元にはジッパーがあり、それですぐに脱がせられる。 そして何よりも厚く、暖かいその地が彼らを包み込む。 「これでお外にお散歩いけるね♪」 「ええ、ありがとう…にしてもみんな疲れたでしょう…」 「ううん、こうして着てくれるシオリちゃんとミツミちゃんがいれば私達はそれでいいよ」 イチゴが優しい声で〆るが、同時にあくびも浮かぶ。 冬の昼下がり、冷え切る外とは違いトリカゴの中は暖かい

6 18/08/19(日)22:54:57 No.527312726

「――こうして出来たのがこの服よ」 冬の朝、シオリを連れ。外を歩く。冷える身体を包み込むのは生地の厚いベビーウェア。 それをコートの中へとくるみ、抱き寄せる この仔に冬の匂い、冬の空。少しさみしい葉のない木々や透き通った空気、霜柱を 感じさせてくれるのは、外気から身を護るこの服のお陰 「ほら…シオリ。白鳥ですよ」 白き姿が湖からぼんやりと見える、彼の方が目がいいのではっきりと分かる。 「まだわからないわよ、でも見える…シオリ大きな鳥さんね‥白鳥っていうのよ」 私達の視線に合わせてシオリの視線も動く、抱っこ紐がすこし食い込むが苦ではない。 横目にハクチョウの群れをみながら湖畔をあるく

7 18/08/19(日)22:55:17 No.527312836

「この仔に冬の世界を見せられてよかったわ…ガーデンじゃないんだからずっとトリカゴじゃあ可愛そうよね」 「そうですよ、でも少しさみしいですね、冬っていうのは春とか夏とかもっと愉しい季節ならいいんですけど」 「それはこれから見せるのよ…その初めは冬…秋に産まれて、冬を知ってこの仔は育つのそして芽生えた心で春を迎える」 「詩的ですね…」 「いいじゃない。たまには、そういう事を感じて欲しいのよ」 二羽のハクチョウが共に飛び立つ。番(つがい)だろうか… 「あの鳥たちもきっと…」「ええ僕らと同じですよ、きっと二人で一つの」 冬の番は優雅に空を駆けていった。シオリよりも私達が見入ってしまった 朝もやの中の湖、こうして私達は冬の愛を知っていくのだろう。 ついでにこの仔にも知って…もらうにはまだ早いけど感じて欲しい 霜柱を踏むとこの仔はキャッキャと笑う。その程度でいい。いいから この仔に冬を愉しんでほしい。

8 18/08/19(日)22:55:33 No.527312928

キテル…

9 18/08/19(日)22:56:06 No.527313144

キテル...

10 18/08/19(日)22:56:21 No.527313239

ミツイクいいよね...

11 18/08/19(日)22:56:36 No.527313319

昨日の30話凄かったねー

12 18/08/19(日)22:56:42 No.527313356

キテルね・・・

13 18/08/19(日)22:56:46 No.527313383

冬だね…凍死の季節だね…556556……

14 18/08/19(日)22:58:11 No.527313885

署長!服繕っただけじゃないですか!セーフですよ!

15 18/08/19(日)22:59:16 No.527314242

冬の湖は気持ちいいらしいよ――飛び込んじゃおっかイクノちゃん♪

16 18/08/19(日)22:59:35 No.527314341

(やっぱりミツイクは良いよねゼロツー016)

17 18/08/19(日)22:59:44 No.527314386

この世界の署長はやさしいなぁ!

18 18/08/19(日)23:00:02 No.527314483

30話おもしろかったね...

19 18/08/19(日)23:01:15 No.527314938

みんな目を覚まして!!!!556556

20 18/08/19(日)23:01:18 No.527314956

αくんが復活するなんてね でもネオアルファはないと思う…

21 18/08/19(日)23:01:57 No.527315165

イクノちゃん...イクノちゃんは赤ちゃんと罪を償わないといけないの だからこの湖に飛び込んでお星様の世界へ旅立とう?ね?イクノちゃん???

22 18/08/19(日)23:02:21 No.527315312

でもαくんみたいなニヒルなキャラは必要だと思った

23 18/08/19(日)23:02:40 No.527315410

冬のミツイクいいよね・・

24 18/08/19(日)23:03:24 No.527315657

盆明けもがんばるか… ミツイクはよいものだな…

25 18/08/19(日)23:03:29 No.527315693

イイ…

26 18/08/19(日)23:03:31 No.527315705

ミツルお前がニヒルキャラなはずなのにすっかりパパさんになっちゃて

27 18/08/19(日)23:03:41 No.527315774

赤ちゃんに針は危ないからね!!! あっベビーウェアの中に針が!!!!!556

28 18/08/19(日)23:04:31 No.527316062

あー!針飲んじゃだめーーー!シオリちゃんダメーーーーー!!!!556556

29 18/08/19(日)23:04:49 No.527316169

シオリ(ガバァ!!326326

30 18/08/19(日)23:04:59 No.527316235

なにやってるんです!326(服を脱がす

31 18/08/19(日)23:05:14 No.527316319

青いお姫様の声の虜になってたヒロくんよかったよね…ゼロツー…

32 18/08/19(日)23:06:00 No.527316602

ナイスフォローミツルきたな...

33 18/08/19(日)23:06:07 No.527316647

ダーリン目を覚まして!そんなシーン無かったよ!

34 18/08/19(日)23:06:18 No.527316713

ココロさん!!!!326326!!!

35 18/08/19(日)23:06:49 No.527316906

全部フォローしてるなミツル・・

36 18/08/19(日)23:07:12 No.527317062

ナイスパパミツルきたな...

37 18/08/19(日)23:07:42 No.527317249

ヒロゼロと姫ヒロは共存できるんだよゼロツー...016106

38 18/08/19(日)23:07:58 [ヒロハーレムの続きです] No.527317352

今日も彼の元を訪ねる。彼と繋がるために 「また来たんだ」 今の彼のパートナー、ゼロツーが私を出迎える 「イチゴは一回で諦めたんだけど」 イチゴがヒロと繋がったのは結局あの日一回だけだった 彼女にはゴローがいる。あの日のこともひとつのケジメだったのだろう でも私は違う 「諦めるとか諦めないとか、そういうことじゃないの」 「また前みたいにすぐに気を失っちゃうんじゃない?」

39 18/08/19(日)23:08:13 No.527317418

ねぇココロちゃんシオリちゃんから隔離した方がいいんじゃ...

40 18/08/19(日)23:08:29 No.527317526

そう、多くの男と繋がったゼロツーからしても、ヒロのヒロは規格外らしい それに加えて今の彼は人間じゃない・・・普通の人間じゃついていけないのも当然だ 「でも最初の頃よりは持つようになったでしょ?」 最初は5分と持たなかったけど、今ではなんとかついていけるようにはなった 「ボクはダーリンと『ふたり』でしたいんだけど」 「別に毎日来てるわけじゃないし、私が終わったらそのあとずっとしてるでしょ?」 そんな問答をしてるうちに彼が現れた そしてそのままベットになだれ込む それが私が来たときの流れだ

41 18/08/19(日)23:08:45 No.527317618

姫ゼロは ありません...002002

42 18/08/19(日)23:08:46 No.527317625

ヒロイチ!ヒロイチも!!015

43 18/08/19(日)23:08:56 No.527317695

「前から聞きたいことがあったんだ」 コトに及ぼうとする直前、彼が突然聞いてきた 「なんでそんなに俺と繋がりたがるのかなって。俺が一番大切なのはゼロツーなのは変わらないし 俺はもう人間じゃない。だからミツルたちみたいに子どもができることもないと思う。それなのに・・・」 「一番になりたいとか、子どもが欲しいとか、そういうことじゃないの」 そう、そんなんじゃない 「最初あなたと組むことになった時嬉しかった。普通なら組むことなんてなかったはずだもの。でもあの時は結局繋がれなかった」 そう言ってもうない右腕の付け根を撫でる

44 18/08/19(日)23:09:12 No.527317798

こうすると二人は申し訳なさそうな顔をして何も言わなくなる こんなのズルいかもしれないけどこうするしかないの、ごめんね 「だからどんな形でも繋がれたのが嬉しいの」 一度は死ぬことも覚悟した。でもこうして生きて再会することができた 「だから何度でも・・・ね?」 そう言って彼に迫る。拒まないのもゼロツーが止めないのも分かってる

45 18/08/19(日)23:09:16 No.527317824

来たな・・

46 18/08/19(日)23:09:35 No.527317942

ヒロイチ!ヒロイチの時間です!!!!015015

47 18/08/19(日)23:09:38 No.527317961

「諦めが悪いんだね、ナオミは」 「これでもヒロの元パートナーだもの」 そして私はまた彼と繋がる 「言っておくけど、今日も手加減なんてできないからな?」 ヒロが私を抱き寄せる 今日は前よりも少しでも長く繋がっていたい そう思いながら彼に身体を委ねるのだった・・・

48 18/08/19(日)23:10:12 No.527318180

ヒロイ…イチゴちゃん諦めてるじゃないか

49 18/08/19(日)23:10:19 No.527318212

>ねぇココロちゃんシオリちゃんから隔離した方がいいんじゃ... ココロにはその権利があるわ...だけどシオリじゃなくて私を狙ってココロ...196196

50 18/08/19(日)23:10:34 No.527318309

>うるさいうるさいうるさい! >この変態! ド変態!! 変態大人っ!!! >風穴開けるわよ! ゼロツー…俺は姫様と行く…

51 18/08/19(日)23:10:45 No.527318376

ヒロハーレムもこれはこれで

52 18/08/19(日)23:11:20 No.527318572

イチゴちゃん妥協してる…

53 18/08/19(日)23:11:30 No.527318627

ヒロナオだよイチゴちゃん...諦めよう

54 18/08/19(日)23:11:37 No.527318669

おかしい…おかしいよこんなの…002

55 18/08/19(日)23:11:45 No.527318716

何で釘宮病罹患してんだよ王子様!

56 18/08/19(日)23:12:57 No.527319224

あああああああ!!!!015

57 18/08/19(日)23:13:03 No.527319264

ナオミが諦めが悪いのはなんとなくわかる

58 18/08/19(日)23:14:00 No.527319600

ダーリン…目を覚ましてダーリン…002

59 18/08/19(日)23:14:44 No.527319863

イチヒロ!イチヒロはまだなんですか!!!015015

60 18/08/19(日)23:15:10 No.527319999

ダーリンのダーリンを満足させることができるのはボクだけです

61 18/08/19(日)23:16:05 No.527320295

ダーリンはボク以外と経験はありません

62 18/08/19(日)23:16:55 No.527320581

初期設定にいた傷ミツル×ピンクココロちゃん怪文書とか需要あるだろうか

63 18/08/19(日)23:17:01 No.527320621

ダーリンの相手はボクだけです

64 18/08/19(日)23:17:23 No.527320760

王子様がハーレムやってる中 αゼロとかゴロゼロがあってもいいと思うんですよ

65 18/08/19(日)23:17:54 No.527320928

好きなように書くんだ

66 18/08/19(日)23:19:02 No.527321304

ゴロゼロ!?

67 18/08/19(日)23:19:27 [ゴローの笑顔、守護りたい] No.527321460

ゴローの笑顔、守護りたい

68 18/08/19(日)23:19:48 No.527321567

なんか見覚えのある言葉が・・

69 18/08/19(日)23:20:20 No.527321752

まさかあなたは…ゴロキチ!?

70 18/08/19(日)23:20:50 No.527321937

ゴロキチ生きとったんかワレ!!

71 18/08/19(日)23:20:58 [すこし未来のヒロゼロおめでたです。ご笑納ください。] No.527321974

「パパ―!こっちこっち!」 「あんまり離れたら危ないよサクラ!」 無邪気に走り回るサクラを僕は後ろから追いかける。 冷たい風は身をくらませ、生命の息吹が吹きすさぶ。 季節は冬から春へと姿を変え、色とりどりの花が咲き誇っていた。 「ふふ~♪お花いっぱいだねダーリン!」 「サクラ、ダーリンじゃなくてパパだよ…」 「ダーリンは大好きな人に言うんだってママが言ってた!だからあってるもん!」 サクラが生まれて5年がたった。あんなに小さかった赤子は今ではこんなに大きくなって、 まさに天真爛漫と言った具合に、元気な女の子に育ってくれた。 …偶に、母親の影響で、口癖や呼称をマネすることが増えたが。

72 18/08/19(日)23:21:04 No.527322016

ここは本編で絡んだミツルとゼロツーで浮気ックスというのはどうでしょう015 そして傷心したヒロをわたイチゴちゃんが慰めックスというのはどうでしょう015

73 18/08/19(日)23:21:21 No.527322105

「パパ!いっぱいお花摘んでママに持っていこうね!」 「うん、でも摘みすぎちゃだめだよ?お花さんが可哀想だからね」 「はーい!」 今日は、特別な日だ、僕とサクラで、ゼロツーに会いに行く。 だからだろう、サクラは母のために花束を送りたいのだそうだ。 サクラは自分で色とりどりの花を吟味し、自ら剪定ばさみで摘んでいく。 ちなみに僕とサクラのいる草原一帯には、ココロの温室で育てた花たちが植えられている。 温室では育てきれなくなった花を少しづつ分けていった結果、今では広大な花畑になった。 赤、青、黄色、色とりどりの色彩が目に飛び込んでくる。そんな花畑の中で、ぴょこぴょこと ピンク色の頭が見え隠れするのは、なんとも微笑ましい。こういうのを親馬鹿というのだろうか。

74 18/08/19(日)23:21:41 No.527322229

みなさん目覚めてください 放送は一月以上前に終わりました!!!!ミツココ!!!ミツココで完全決着です!!!556

75 18/08/19(日)23:21:44 No.527322242

――ゼロツーと同じピンク色の髪、赤い角、まるでゼロツーがそのまま小さくなったみたいだ。 ――こんなことを言ったらゼロツーに怒られるかもしれないけど、今のサクラの姿が、 ――彼女に出来なかったことを、代わりにやってくれているような、そんな気がする。 生まれも、育ちも、全てゆがめられた僕達だから、争いの無い世界で生まれたサクラの純粋な所作全てが 僕にはとても眩しく見える。サクラだけじゃない、シオリやミツミもそうだ。彼女らもきっと、これから色々な 経験をして、大人になっていく。それがきっと、これからの世界に必要なことで、僕達が紡いで 行かなければならない。それが、父親としての僕にできることだ。 「パパ!終わった!見てみて♪」 「わぁ、綺麗にできたね。」 「えへへ♪」 「よし、じゃあ行こうか」 「うん!」

76 18/08/19(日)23:22:16 No.527322441

花を摘み終わった僕とサクラは、目的の場所へと歩を進める。 しばらくして見えてきたのは、寄宿舎に似た大きめの屋敷。正門に待っていたのは… 「やぁ、お義兄さん待ってたよ」 「アルファ、元気そうだね」 「いやぁ、それが"姉さん"の癇癪に日々消耗してね、そろそろ音を上げて二人を呼ぼうと思ってたんだ」 「サクラ!元気にしてたかい?アルファ叔父さんだよ!」 「ごめんね?ママから叔父さんとはしゃべるなって言われてるの…」 二、三言挨拶を交わした後、僕とサクラは屋敷の中へお邪魔する、アルファは正門で呆然と 立ち尽くしたままだ。…あいかわらず、あの変わりようにはまだ慣れない。 ここは、文明の中で失われてから、初めて立った診療所だ。何の因果か、ナインズのメンバーは ここで勤務している。曰く、自分たちには出来ない"未来に紡いでいく"ための、僕たちの戦いを 見届けたいと言うのだ。そのなみなみならぬ決意に僕は感服したものだが、ゼロツーにとっては

77 18/08/19(日)23:22:39 No.527322561

――ボクは別に君たちに診てもらわなくても良い、 ――というかアルファ、キミはサクラにあまり近寄らないでくれる? ――サクラに少しでも変なことしてみなよ?その首噛み千切るから… などと、そう簡単には受け入れようとはしなかった。けど、いまゼロツーはここでお世話になっている。 …わだかまりは、溶けたのだろうか。 「パパ、ママはどのお部屋?」 「うん、この廊下の奥にある、左側の部屋だよ」 「ひだり、お椀持つ方だ!」 そういうとサクラは駆け出して目的地へと急ぐ、あまり院内で騒ぐのはよくないが、彼女の逸る気持ち は良くわかる、それにもうゼロツーのいる病室は目と鼻の先だ、サクラは目的地のドアにつくと、ドアを 勢いよくノックする。すると、"はーい"という、しばらく耳にできなかった、愛しい人の声がこだました。 それを聞いたか否や、サクラは勢いよくドアを開け、"ママ―!"と、大きな声を上げ部屋に入っていく。

78 18/08/19(日)23:23:11 No.527322760

その様子を見て苦笑いを作りながら、僕も部屋の中へと向かう、すでに、母と娘で再会の喜びを分かち合う 会話が耳に届く。 「サクラ、元気だった?ママ寂しかったよ」 「ママ、ボクも寂しかった!はい!これおみやげ!」 「わぁ!これはお花のブーケ?良くできてる!」 「サクラとダーリンで作ったんだよ」 「そっか、ママ嬉しいなぁ、でもねサクラ?ダーリンじゃなくてパパだよ?」 少し前にも自分がそんな注意をしたな、などと思い出しつつ、僕も中へと入る。 「ダーリン!」 「ゼロツー、調子はどう?」 「全然大丈夫さ!もう"二人目"なんだから慣れたものなのにさ、博士やナナがここを使ってやれってうるさくて」 いやいやながらも棘の無いその言葉に、きっと入院中にわだかまりは溶けたのだろうと勝手に推測する。

79 18/08/19(日)23:23:18 No.527322809

ヒロゼロはいいねダーリン...

80 18/08/19(日)23:23:27 No.527322862

彼女のお腹には、二度目の"祝福"が宿った。アルファによれば、今度は男の子だそうだ。 ただ、以前サクラを産んだ際にはミクやイクノの時より出血が多かったのを考慮して、早めにこの診療所に 入院することにしたのだ。最初はふてくされていたゼロツーも、最近足を運ぶと機嫌がいい。きっと、 此処での生活もうまくいっているのだろう。 「サクラ、ボクの横においで?ご本読んであげる」 「ほんと!?やったー!」 ――仲睦まじいその姿に、自然と笑みが零れた、 ――彼女のサクラに向ける、慈しむような笑顔は、もう以前のような自分を化け物と揶揄した少女の面影はない、 ――そこに在るのは、僕の大好きな、美しい翼をはためかせたお姫様がいるだけ。 ――僕はそっと立ち上がり、換気のために部屋の窓を開ける。 ――雲一つない空はどこまでも青く、暫くして、暖かな風が部屋に流れ込み、僕の頬を撫でる。 ――後ろを振り向き、もう一度、彼女たちの姿を瞳に映す ――そこには親子で寄り添いながら、絵本を読み聞かせる、温かな情景が広がっていた…。

81 18/08/19(日)23:23:36 No.527322918

アルファおじさん元気だな...

82 18/08/19(日)23:24:10 No.527323131

二人目だと!?

83 18/08/19(日)23:24:15 No.527323161

αの扱い良いのか酷いのか…

84 18/08/19(日)23:24:37 No.527323275

(やっぱりゼロヒロはいいねゼロツー...016016)

85 18/08/19(日)23:25:37 No.527323650

よかった...おかあさんの墓標にたつヒロサクはいなかったんだ

86 18/08/19(日)23:26:02 No.527323796

週に一度のたのしみきたな...

87 18/08/19(日)23:26:22 No.527323914

(そうだねダーリン…002)

88 18/08/19(日)23:26:24 [なんか申し訳ないので] No.527323925

>イチヒロ!イチヒロはまだなんですか!!!015015 今日はおめでたヒロゼロがあったから投下しません

89 18/08/19(日)23:26:50 No.527324066

ゼロヒロは王道にして覇道です。

90 18/08/19(日)23:27:18 No.527324203

>そして傷心したヒロをわたイチゴちゃんが慰めックスというのはどうでしょう015 いい加減諦めてイチゴちゃん!!

91 18/08/19(日)23:27:52 No.527324387

ボクとサクラは元気です

92 18/08/19(日)23:28:04 No.527324464

ダーリン呼び これはヒロサクフラグ…

93 18/08/19(日)23:28:38 No.527324645

でも病床に伏せるゼロツーいいよね…

94 18/08/19(日)23:29:10 No.527324849

トトロのおかーさんみたいになってるゼロツーが浮かんだ 出産入院で本当によかった…

95 18/08/19(日)23:30:14 No.527325203

サクラちゃんは日に日に元気になってるのに日を追うごとに憔悴していくゼロツーおかあさんいいよね…

96 18/08/19(日)23:30:27 No.527325298

イチヒロなんて一度も見たことないけど

97 18/08/19(日)23:30:30 No.527325319

二人目は男の子か…イチゴちゃんチャンスだ!

98 18/08/19(日)23:30:37 No.527325368

よくない!!!!002

99 18/08/19(日)23:30:55 No.527325472

ボクとサクラは元気です...002002

100 18/08/19(日)23:31:05 No.527325530

むうナインズ産婦人科…

101 18/08/19(日)23:31:32 No.527325700

シオリちゃんを...めようとするゲスいココロちゃんをゼロヒロが流してくれる...心地いい

102 18/08/19(日)23:31:50 No.527325790

ゼロヒロ機動隊からのお知らせです! ヒロゼロおめでたに不安要素は必要ありません! 繰り返します! 不安要素は必要ありません!

103 18/08/19(日)23:31:55 No.527325821

懐かしい流れだアルファ産婦人科...

104 18/08/19(日)23:33:16 No.527326281

日曜夜のたのしみになってるよゼロヒロおめでた...いい

105 18/08/19(日)23:33:20 No.527326297

何故だろうα産婦人科のベテランの雰囲気は…

106 18/08/19(日)23:34:21 No.527326682

お盆明けの疲れた体にヒロゼロがスーっと効いてこれは…

107 18/08/19(日)23:35:28 No.527327098

ボクは元気です...勝手に弱わせないでください

108 18/08/19(日)23:35:55 No.527327252

ヒロ… サクラちゃんに手を出すくらいなら・・015015

109 18/08/19(日)23:37:05 No.527327754

イチゴちゃんはゴローと幸せになってて!

110 18/08/19(日)23:38:14 No.527328128

イチゴロ!イチゴロはないんですか!!!!565656

111 18/08/19(日)23:38:39 [おとといのまものbot感染 別ルート] No.527328279

VIRMを打ち倒し、人類に平和が訪れた しかし代償は大きかった コドモ達を導いてきたオトナは死に絶え、 コドモ達を死に追いやった叫竜は地球の溶岩となった 今までコドモ達を縛っていた規則は消え、縛る理由も消えた しかし、無秩序というわけにはいかない この星を、人類を復興させるには 新たな規則・新たな秩序が必要だ ここはミストルティン 一番自由について考えていた13部隊(プラスアルファ)のいる場所 ここでコドモを未来へと導く新しい規則が考えられている 「…というのはどうだろう」 わた…ボクのダーリンが1つ提案する

112 18/08/19(日)23:39:38 No.527328606

「ボクもダーリンの言うことが正しいと思います」 私がそれに賛同する。ダーリンの案は完璧で落ち度なんてないと言わんばかりに 全肯定するのが私の仕事だ。…仕事じゃないけど 「アタシもダーリンの言うことが正しいと思います  …でもここの部分はこう変えてもっとキツくするべき」 イチゴは曲がりなりにも13部隊でリーダーを努めていた経験から ルールを破ったペナルティを考えるのが仕事だ でもなんでダーリンの事をダーリンって呼ぶのかな? 「わ!わたしも…ダー…ダーリン!の!言うことが正しいと思います  でもここは…こうしないと、変化についていけないと思う」 片腕の…ナオミだっけ?ダーリンの前のパートナーだったらしい人 彼女はつい最近まで眠っていた経験から13部隊のような変人(コドモ視点で)の観点 ではなく、一般的なコドモの目線から意見を述べるのが仕事だ でもなんでダーリンの事をダーリンって呼ぶのかな?

113 18/08/19(日)23:40:44 No.527328974

パートナーだったらダーリンって呼んでいいって思ってない?許さないよ? 「僕もダーリンの言うことが正しいと思います…326  しかし…ここはこうすべきです」 ミツル、お前はダーリンと呼ぶな! ストレリチアに乗ったとき私の尻を前にしてもヒロヒロうっさかったからシャレになってない! 「僕もダーリンの言うことが正しいと思いますα  でもここはこうしないと…抜け道にされちゃうからこうしないと」 αは腐ってもAPE直属でルールの抜け道をついたような連中を『教育』のため拉致ってきた経験から 抜け道を探し、それを潰すのが仕事だ でも実質私の弟だからってダーリンをダーリンと呼んでいい理由にはならないよ? 「まだまだ…俺の考えは穴だらけだな」 何事も無いかのように進行しないでダーリン!

114 18/08/19(日)23:41:41 No.527329329

またなにか来たな・・

115 18/08/19(日)23:41:42 [火星でVIRM全滅させたルートです 要介護ゼロツーちゃんもいました] No.527329336

「お前の発案力がすごいのは皆知ってるさ、だけどすご過ぎて理解が及ばない所もある  だから皆で穴埋めして、よりよい規則を作っていってるんだ」 常識人枠のはずだったろ!常識人の・・・確か、ゴロー! ツッコめ!ここでツッコまないで何が常識人だ! 私が要介護の時なんかごちゃごちゃ言ってただろ!あの時みたく文句言いまくれよ! 「妾はダーリンのリーダーシップが優れている結果だと思いますヒメ」 クソ姉貴!?死んだはずじゃ… 「残念だったのう、貴様と同じじゃ。アパスに精神が移っておった。肉体に戻るのに手間取ったがの」 死ねばよかったのに あとダーリンと呼ぶな

116 18/08/19(日)23:42:13 No.527329526

やはり日曜は全体的にほのぼのしてて癒されるな…イイ…

117 18/08/19(日)23:43:11 [ナナハチ?インフラ構築してるよ多分] No.527329862

「貴様のしぶとさは妾譲りだということだ。  あとあやつは触手で絞められた時すごく興奮したと言っておったから実質ダーリンじゃ」 触手なんて私にも出せる! クソ姉貴の入る隙は無い!! 「…こういう肉体の喧噪こそが、VIRMの嫌っていたもの。おぬしも、嫌うか?」 まさか ボク以外の奴がダーリンと呼ぶ事以外は大好きだ ダーリンが皆の中心になって 皆に慕われて 私はそのダーリンの最愛の女なのだから

118 18/08/19(日)23:44:01 No.527330089

>クソ姉貴!?死んだはずじゃ… 畜生ダメだった

119 18/08/19(日)23:44:21 No.527330202

ボクもダーリンの言う事が正しいと思います。

120 18/08/19(日)23:44:52 No.527330382

「人の輪の中心にいる人間と関わりがあるから、人の輪にいるとでも?まぁいい…人に拒絶されたなら、地中に来るといい。我ら叫竜はお前『達』を歓迎している…妾はもう帰る。あやつにも言っておくように」 帰れ帰れ 13部隊の皆が受け入れてくれる限り 私は、人の中で生き続けられる 変わりゆく規則 変わりゆく人間関係の中 私は、人の中で生き続ける

121 18/08/19(日)23:46:03 No.527330802

爆撃が!

122 18/08/19(日)23:47:12 No.527331150

まものbotいいよね…

123 18/08/19(日)23:47:39 No.527331280

平和だなぁ

124 18/08/19(日)23:50:19 No.527332201

平和なのは良いことだとボクは思います

125 18/08/19(日)23:50:21 No.527332212

クソ姉貴・・

↑Top