ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
18/06/27(水)22:49:03 No.514789628
明日もお仕事おつらいので澤ペコ怪文書をお出ししします
1 18/06/27(水)22:49:49 No.514789822
大将！
2 18/06/27(水)22:50:10 No.514789932
玄関に先に足を踏み入れたのは澤梓の方からだった。 後から身を滑り込ませたオレンジペコは扉の鍵を乱暴に捻るや、梓の奥襟に手を伸ばし、その身を強引に翻らせて押し倒した。 高校では装填手として研鑽を積んだ彼女である。 梓がほんのわずかに示した抵抗の意思などはほとんど意味をなさず、ふたりは冷たい玄関の廊下に重なるようにして横たわった。 見れば、普段の鉄面皮は面影もなく、白い肌を真っ赤に上気させ、息を荒らげて、真っ直ぐに梓の瞳を見据えている。 なんと余裕のないことだろう。 心臓は早鐘の様に鳴り響き、静かなはずのアパートの玄関に、深く早い吐息と心臓の音が大音響で鳴り響いている。 ふう、と一息。大きく息を吐いて、髪の毛が絡まらないように体の位置を少し変えた。 いたずらウサギの悪い癖が顔をのぞかせたのだろう。 梓は胸元をはだけさせ、にんまりと笑いながら言ったのだ。 「しないの？」 と。
3 18/06/27(水)22:50:43 No.514790066
――事の発端は昨晩のことだった。 2人の通う大学の共同浴場でブラのカップサイズの話になったのである。 オレンジペコは「下世話な話だ」と終始静観を決め込み、努めて火の粉が振りかからぬようにしていたようだが、無駄な抵抗であった。 サンダース大付属高校出身で胸にたっぷりと栄養を蓄えた同期がオレンジペコのバストを「プリンセス」と呼んだあたりで場外乱闘のゴングが聞こえ、ところ構わずばら蒔かれた流れ弾が梓に飛び火した。 当初はオレンジペコに肩入れしていた梓であったが、話はだんだんとエスカレートし、気がつけば大学選抜絶壁女王を決定するリングに二人だけが立っていた。 「で、結局どっちがミニマムなの？」という質問を皮切りに、耳を覆いたくなるような舌戦の応酬が始まる。
4 18/06/27(水)22:51:12 No.514790187
名誉のために言っておくと、彼女達は決して仲が悪いわけではない。 割といつもこんなノリで軽口を叩き合う仲なのだが、今日はちょっと武器が悪かった。 「」相手に髪の話をした時と同じようなものである。 閑話休題。
5 18/06/27(水)22:51:32 No.514790283
とにかく彼女らはお互いの乳房を指差しあい、どちらの装甲がより貧弱であるかについて熱く議論を戦わせた。 はじめの方こそ面白がってケンカを煽っていたチームメイトたちも、梓が同棲相手であるオレンジペコのあられもない秘密を暴露し始めたあたりから完全にリスナーモードに突入。 「オレンジペコは胸が小さいから感度が良すぎて、胸よりも首筋を責められる方が好き」という話を真っ赤になって聞き入る有様で、和気あいあいとしたいつもの浴場は二頭の猛獣が放たれた闘技場の様相を呈した。 このような話の流れから、どうして「こう」いうことになってしまったのか詳細は定かではない。 とにかくどういう訳か、澤梓とオレンジペコは今日1日お互いの下着を交換しあって生活することになったのである。
6 18/06/27(水)22:51:52 No.514790370
床がひんやりと冷たい。 やっと来た春を謳歌する暇もなくじめじめとした梅雨がやってきて、気の早い初夏の熱気と共にアパートの廊下にたゆたう。 普段ベッドの上で味わう彼女のそれとはまるで違う。 濃厚なオレンジペコの香りに圧倒され、あらわになった下着の裏でじんわりと湿る梓の秘部。 梓は大きく息を吐き、手を伸ばす。 冷たい廊下の暗がりで息を荒らげ、瞳の焦点を乱すオレンジペコの肩を優しく導き、ゆっくりと、撫でるように唇を重ねた。 梓に応えるように、オレンジペコの白い腕が梓の体を這い、細く美しい指先で上着のボタンを外すと、そのまま抱き寄せるようにしてブラジャーのホックに伸びた。 どちらかというと平面と言った方が近しい、薄いピンク色をしたシルクの構造物。 その、やや手狭な空間に押し込められた梓の胸のふくらみは、窮屈そうな顔をして姿を現した。
7 18/06/27(水)22:52:15 No.514790458
バストサイズに関する梓の主張は概ね正しかった。 梓のバストはお世辞にも大きいとは言い難く、平均よりやや小さいくらいのサイズでしかない。 しかし、オレンジペコのそれは一般的な基準から言ってもかなり小さい部類に属しており、梓はまる一日にわたって窮屈なブラジャーに胸を押し込まねばならなかった。 初夏のじめじめした暑い雨の日に、自分の体にあっていない小さなブラジャーを付けたまま、戦車道の訓練で汗だくになる。 意識をすればするほど、これらの事実がとても卑猥な事に感じられ、押さえつけられた乳房やその先端の突起に意識が向かってしまう。 そして、吸い込まれた汗が彼女の匂いと混ざりあって揮発し、胸元から梓の鼻先をくすぐり続けたのだ。 丸1日、僅かな例外もなくずっとである。
8 18/06/27(水)22:52:35 No.514790558
「気が狂うかと思いました。」 梓のブラウスの脇から両腕を突っ込み、首すじに鼻筋をあてがって大きく息を吸い込む。 大きく、緩慢に、枯れ井戸の底から湧いた水がゆったりと蓄えられていくように堂々と。 滑らかで美しく、しっとりと濡れた身体を預けながらオレンジペコは言った。 「練習の間中ずっとこの匂いが立ち込めてくるんですもの。」 「やっぱり？私もだよ。」 オレンジペコの胸元に吸い込まれるようにして手が伸びてゆく。 ブラウスのボタンを外しながら梓がつぶやいた。 「何でこんなことしてたんだっけ私たち…。」 「忘れましたわ。」 そう言い捨てると、オレンジペコは再び梓の唇を貪り食べて、片腕でお下げ髪の結び目を解いた。 柔らかいオレンジのパーマヘアーがふわりと舞い降りてきて、僅かな汗の香りとと混ざった甘く爽やかな香りがはじけ、闇に溶ける。
9 18/06/27(水)22:52:55 No.514790644
そう、これが彼女の香りだ。 気高く、上品で、嫌味がなくて、すっきりとして、いつまでも抱きしめていたくなる甘い香り。 高校生の時贈ってもらったティーセットで初めて淹れてもらった茶葉と同じ、かぐわしい芳香が辺り一面を飛び跳ねて踊っている。 「待って・・・ん・・・。」 唇を離れた温かい感触がそのまま這うようにして下へ、下唇からあご、そして喉へ。 背中に回した指先で、背筋を微かにくすぐりながら、梓の喉元に甘い牙がめり込んでゆく。 弓形に沿った華奢な背中、白く震える小さな肩。 すっかり上気して敏感になった全身の、ありとあらゆる神経から絞り出された快楽の信号が濃縮され、オレンジペコの指の導きのままに迸り出て、梓の脳みそを粉々に打ち砕いた。 感電したような甘く切ない感覚。 大学生二人が生活を共にするには手広い２ＬＤＫの一室はみるみるうちに悦楽に満たされ、梓は息も絶え絶えになりながらオレンジペコの名前を呼んでいた。 悦びに溺れ、混ざり合い、求めあった。 ただ、嬉しかった。
10 18/06/27(水)22:53:25 No.514790772
「あっ・・・はぁ・・・はぁ・・・。ん・・・。」 オルガスムの余韻は夏の日の泥土のように四肢にへばりついている。 梓は、意識を朦朧とさせたまま瞼を開いた。 暗闇に、ぼんやりと浮かぶようにして梓を見下ろしている美しい金髪の少女と目があった。 目を開ければ、彼女がいてくれる。 他の誰でもないオレンジペコが、目の前に居てくれる。 自明極まるたったそれだけの事実で、どうしてこんなにも幸せになれるんだろう。
11 18/06/27(水)22:54:12 No.514791005
ふう。と、一息を置いてから、梓はオレンジペコの肩を抱きよせて囁いた。 「ねえ、ベッド行こう？ペコの顔、ちゃんと見えない。」 オレンジペコは何も言わない。 ただ、梓に促されるがままに身を預け、再び唇を重ねて瞳を閉じた。 暗闇の中で、ゆったりと、時間をかけて、淹れたての紅茶の香りを混ぜ合わせ、楽しんでいた。
12 18/06/27(水)22:54:34 No.514791128
――結局、ブラジャーはお互い弁償しあい、今日一日身に着けていたものはそのまま持っていてよい、という方向で折り合いがついた。 帰宅後食事もとらずに３時間強にわたって情愛を求め続けた二人が、なにか胃に納め、シャワーを浴びて、シーツを変えなければ眠れない事に気がついたのは実に２２時を回った後の事であった。 「明日はパンツも交換しようか。」 湯船の中でオレンジペコを抱いたまま、その下半身をなでまわしながら、梓が言った。 「・・・何言ってますの？ ちょっと激しくしすぎましたかしら？」 「いやホラ、ペコちゃん意外とお尻おっきいから、下を交換しても盛り上がるかなってあ痛！！！！止めて！！つねらないで！！！」 「おバカうさぎ！！！」 もちろん、翌日にはやたらとスカートの裾を気にする二人の姿が見られ、夜には本能の赴くままに情欲を燃え上がらせたことは、言うまでもない。
13 18/06/27(水)22:55:25 No.514791373
su2463192.txt おわる あとふつかがんばればおやすみですがんばろうね
14 18/06/27(水)22:56:18 No.514791621
やったああああああ！！ 澤ペコだああああああああああ！！
15 18/06/27(水)22:58:27 No.514792242
なんてこった…大将！澤ペコは本当にあったんだ！！
16 18/06/27(水)22:58:42 No.514792319
誰がここまでやれと言った！いいぞ！
17 18/06/27(水)23:01:06 No.514792946
澤ペコというだけでも貴重なのにえっちな澤ペコだとぉ…！？ 貴方が髪、じゃなくて神ですか
18 18/06/27(水)23:01:36 No.514793060
>梓のバストはお世辞にも大きいとは言い難く、平均よりやや小さいくらいのサイズでしかない。 ピンナップとか見るに僅差で負けてるけどやまごーちゃんくらいないっけ…？
19 18/06/27(水)23:07:52 No.514794724
ありがたい…あと２日頑張れる…
20 18/06/27(水)23:08:14 No.514794805
>ピンナップとか見るに僅差で負けてるけどやまごーちゃんくらいないっけ…？ 山郷はぼいんって感じだけど、澤さんはぽいんって感じ ラジオのジャケットを見るに
21 18/06/27(水)23:10:19 No.514795424
うへへ…やるじゃねぇか継続のォ… うひっ…ふへへへへへへ…
22 18/06/27(水)23:12:46 No.514796134
しゃわしゃんの汗の香りがぁぁぁ（ﾍﾟｺｰﾝ
23 18/06/27(水)23:14:20 No.514796566
いいよね…フェティッシュで…
24 18/06/27(水)23:16:03 No.514797063
こりゃ気軽にお出ししたら中毒になっちゃうわ…
25 18/06/27(水)23:18:12 No.514797705
どういう風の吹きまわしだい大将！甘露甘露！！
26 18/06/27(水)23:20:13 No.514798353
…なあオランジーナとりあえず鼻血拭け
27 18/06/27(水)23:20:23 No.514798390
2人の性癖ちょっと倒錯してない？ もっとヤれ
28 18/06/27(水)23:22:32 No.514799037
しゃわしゃんは慎ましいのがいいんだよな え？何の話って？そりゃもちろん性格のことよ あとおっぱい
29 18/06/27(水)23:23:03 No.514799214
大将！睦月影郎みてぇで旨いじゃねえか！ぐへへ
30 18/06/27(水)23:25:18 No.514799860
ぺこさんのむねはつつましいというよりまないたみたいだからなあ
31 18/06/27(水)23:25:38 No.514799982
>「オレンジペコは胸が小さいから感度が良すぎて、胸よりも首筋を責められる方が好き」という話を真っ赤になって聞き入る有様で メガンテだこれ
32 18/06/27(水)23:27:58 No.514800638
>あとおっぱい 澤さんの胸部装甲がM3だとしたらペコさんの装甲はカヴェナンターくらいじゃねぇかな…
33 18/06/27(水)23:28:36 No.514800853
>ピンナップとか見るに僅差で負けてるけどやまごーちゃんくらいないっけ…？ >山郷はぼいんって感じだけど、澤さんはぽいんって感じ >ラジオのジャケットを見るに つまりデカイ ただしサンダース基準で見た場合その限りではない
34 18/06/27(水)23:32:43 No.514801951
ちちくらべとかないかなとおもったんだけど、しゃわしゃん乗ってないな su2463286.jpg
35 18/06/27(水)23:39:39 No.514803872
これではペコさんが澤ペコジャンキーになるのもやむを得ない
36 18/06/27(水)23:41:25 No.514804400
かーっ！モテる女はつらいわー！なァ継続の！！
37 18/06/27(水)23:43:30 No.514805012
これでまたらいげつまでおあずけだよぺこさん
38 18/06/27(水)23:46:49 No.514805949
こんなん出るなら一月くらい待つわ！