虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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    17/11/19(日)19:48:11 No.466696257

    私がまだ染五郎にすらならぬ頃、庭で黒い血を滴らせる何かを見つけた事があった。 きっと猿か何か、生き物の死骸だと直感した。それも異様にねじくれ破裂した骨や内臓のような。 でも誰がこれを?何故罪も無い動物にこんな惨い事が出来るのか?どうしてうちの庭で……疑問は尽きなかった。 だがそれだけ。 不思議な事と思うばかりでいつか忘れてしまいそれっきり、長く思い出す事はなかった。 私はこの頃、よく父、初代白鸚の事を考えている。 父は時々庭で煙草を呑んでいた。よく私に輪っかを作ってくれた。そんな光景が脳裏に焼き付いている。 父は常識的な人物であったと思う。犯罪や揉め事に絡む様な事も無かった。 だがきっと何か隠していたのだろう、そんな事は珍しくないものだし、父と子の関係だから余計だ。 今となってはその感覚もよく分かる気がする。 私自身も何となく家族の目を憚ってしまう部分があるのだ。 私も父の様に煙草をふかす。煙を吐いて、輪っかで縊り殺しながらただそんな事を考えていた。 突然、目の前に横たわる不気味な肉の山が苦しそうに呻いた。 いつの間にやら煙で作り出していたそれを見た時、ふと合点がいって笑ってしまった。

    1 17/11/19(日)20:01:14 No.466700854

    とうとう父親まで持ち出してしまった…

    2 17/11/19(日)20:03:33 No.466701432

    因習なんですけお!

    3 17/11/19(日)20:43:45 No.466713223

    けおおおお