17/11/17(金)00:11:32 ... のスレッド詳細
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17/11/17(金)00:11:32 No.466108250
｢｣「え～～～ここにアボカドがあります。スプーンで中をくり抜きましょう」 紅「いつも思うのだけど誰に説明しながらご飯を作っているの？」 ｢｣「いいの！で、アボカドをペースト状にしワサビ醤油と混ぜ合わせます」 紅「あまり辛くしないで頂戴ね。食べられなくなるのだわ」 ｢｣「解ってるってえぇ。ここで熱々ご飯と満遍なく混ぜます。味は少し物足りないくらいがベストです」 紅「物足りない方がどうしていいのかしら？」 ｢｣「この上に生ハムを……真紅はいっぱい載せた方がいいだろ？」 紅「特盛りなのでつゆだくがいいのだわっ」 ｢｣「いやいやいや！汁の出てる生ハムはなんか嫌だぞっ！」 紅「物の喩えだわ。こういうのをカフェご飯、というのかしら？」 ｢｣「そうなのか？尤もカフェでメシ喰うぐらいなら居酒屋で腹一杯飲むけどなぁ」 紅「｢｣らしいわね。手を洗いたいから抱っこして頂戴」 ｢｣「はいはい。俺も手を洗わないとな。アボカドがくっついてしまった」 紅「ところで｢｣。どうしてこれを拵えようと思ったの？」
1 17/11/17(金)00:12:06 No.466108381
｢｣「真紅は俺が毎晩日記をつけているのは知っているよな」 紅「家計簿といやらしいDVDの感想が書いてあるのだわ」 ｢｣「ぶほっ！間違っちゃいないけどっ！」 紅「うふふふふふっ、それで？去年の今頃これを作っていたのかしら？」 ｢｣「真紅がさ『水銀燈のところは生ハムとボージョレーヌーボーなのだわ』って悔しそうだったって」 紅「そ、そう？昔のことは忘れたのだわ」 ｢｣「じゃぁ生ハム丼作ってやる！って作ったらこれが美味かったんだよっ」 紅「そうだったかしらね。覚えていないけどこれは美味しいのだわ」 ｢｣「覚えてないってのはいいことかもな。こうして最初から美味しいって思えるし」 紅「ねぇ｢｣、忘れることができるというのは人間にとって最大の幸福なのだわ」 ｢｣「そうかい？そうかもな。何年も何年も恨むのは疲れるだけだと解ってるのにね」 紅「でも世の中を憎み恨んでいたから｢｣に出逢えたのかも知れないのだわ」 ｢｣「忘れちゃいけないこともあるぞ。出逢った日のことを覚えてるか？」 紅「え？あ、そ、そうね！お、お替わりしてくるのだわっ」 ｢｣「こら逃げるなっ！しかもドンブリ持ってどっかいくなっ！聞いてるのかね真紅君っ」
2 17/11/17(金)00:21:34 No.466110825
いい加減真紅は「」がべた惚れだと言うことに気がつけ