虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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  • ワワワワーオ! のスレッド詳細

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    17/10/04(水)22:01:13 No.457279539

    ワワワワーオ!

    1 17/10/04(水)22:03:35 No.457280094

    セクシー?

    2 17/10/04(水)22:04:39 No.457280354

    セルシンを…

    3 17/10/04(水)22:06:59 No.457280952

    にぼしあじ

    4 17/10/04(水)22:08:45 No.457281423

    せるっしーちゃん!

    5 17/10/04(水)22:08:56 No.457281475

    時計の無い部屋は柔らかな陽の光に包まれていた。 どれだけ寝てもふくらみを失わない布団が、鳥もちのように身体を捕らえて離さない。 ようやく三度寝から目覚めたはずの乃木園子は、もうすぐそこに四度目の夢が迫っているのを肌で感じていた。 「わっしー、ミノさん、わたしもうだめだぁ……無限ループ嵌っちゃった、お布団気持ちよすぎるんよ~」 「あらそのっち。布団から出られないのが自分だけだと思った?私達はずっと一緒よ」 掛布団に肩までくるまって、東郷美森は心底嬉しそうに笑っていた。 「二人とも、無理して起きなくてもいいんだぞ?周りの事はアタシが全部やるからな」 調理場から居間へと戻ってきたエプロン姿の三ノ輪銀は、笑いながら二人の頭を撫でた。

    6 17/10/04(水)22:10:43 No.457281949

    ヒッ

    7 17/10/04(水)22:11:08 No.457282055

    「まぁ、銀ったらやっぱりエプロン姿も素敵ね」 「ねぇミノさん、今度はも~っとふりふり~な奴を着てみてよ~。きっと似合うと思うな~」 茶化すなって、と照れ笑いする三ノ輪銀は二人の枕元に盆を置き、持ってきた粥を一掬いした。 「朝ごはんだぞ、須美。口あーんってできるかー?」 見上げた先の三ノ輪銀に幼子をあやすような言葉をかけられた東郷美森は、不思議な懐かしさを覚えた。 言われた通り口を開けると、真っ白な蓮華によそわれた粥が一嚙みする間もなくするりと喉を通り抜けていく。 口当たり良し。喉越し良し。後味、極めて良し。二口目を求める東郷美森の口は自然と開いていた。 「美味しいわ、銀。あなた、七草粥なんて作れたのね」 「七草粥……まぁうん、そうだな。練習したんだよ、二人に食べてほしくてさ」

    8 17/10/04(水)22:13:03 No.457282574

    それから乃木園子に一口。東郷美森に一口。餌をせがむ雛鳥のように、二人はこぞって粥を要求した。 三ノ輪銀はそれでも一切の倦怠を見せず、最後の一口まで慈しみながら二人の長い長い朝食に付き添った。 粥の鍋がようやく空になった頃、乃木園子の欠伸が間延びした空気を更に緩ませる。 「あぁ……食べた食べたぁ……食べたら……ふぁ……眠くなっちゃったんよ……」 「駄目よそのっち……食べたら、歯を、ふぁぁ……」 流石に自堕落が過ぎると注意しようとした東郷美森にも欠伸が伝染する。既に二人の意識と体は随分と関係が薄くなっていた。 微笑んだ三ノ輪銀が優しく語り掛ける。 「あぁ、準備してあるからアタシが磨くよ。園子、口開けられるか?」 「え……えぇ~?」

    9 17/10/04(水)22:15:10 No.457283114

    おずおずと開かれた口内に、事前に人肌のお湯で温められた柔らかい歯ブラシが滑り込む。 歯磨き粉らしきものがついている事が感触で分かったが、それ特有のミントのような刺激は一切感じられなかった。 それどころか口当たりのいい生クリームのような、まかり間違っても歯磨き粉とは思えない芳醇な味わいが舌に広がっていく。 「なにこれ……歯磨き粉が美味しいよ~」 「おっ、違いが分かる女だねぇ園子サン。ご名答、こいつは二人のための特性歯磨きだ。さぁ、いよいよ観念して口あーんってしような?」 歯ブラシは乃木園子の右の奥歯に軽く添えられた。 敏感な歯茎の表面を歯ブラシの端がくすぐる。歯の裏側、歯と歯の間、一部の隙間もなく乃木園子の口内は征服されていく。 感じていた若干の羞恥や緊張すら溶かされ、ただただ弛緩させられていく肉体と精神が一つの液体と化して三ノ輪銀の意のままに心地よく揺さぶられていた。

    10 17/10/04(水)22:16:10 No.457283345

    「銀、ねぇ、銀。わたしも、わたしも」 「そうだな。園子、須美の歯も磨くからちょっとだけ待っててくれな」 羨望から自分の番を急かす東郷美森によって至福の時が終わりを告げる。 乃木園子は差し出されたお湯で口内を濯ぐと、掛布団から上半身を出して三ノ輪銀に縋り付いた。 「ミノさん……わっしー……わたし……ここでずっと過ごしたいんよ……」 「もう、そのっちったら。そんなの当たり前じゃない。ね、銀」 「あぁ。ずっと一緒にいような……園子、須美」 そうして少女達は、いつものように微笑み合った。

    11 17/10/04(水)22:17:33 No.457283640

    しかし今日もまた、扉は叩かれる。 何度も何度も、少女達の平穏を嘲笑うように、金属製の破砕機を思わせる重厚な破壊音が部屋中に響く。 怯え切って布団に潜る二人に「大丈夫だ」と声を掛け、三ノ輪銀は強い敵意を持ってドアの外へ飛び出した。 『部屋』を壊そうとする敵はここ最近で随分とその数を減らしている。 残るは三体、遠・中・近が一体ずつ。もう姿を隠す必要もない。この三体を凌ぎ切れば、ふたりを幸せにすることができる。 高揚した戦意が巨斧を握る両手にいつもより力を込めてさせているのが自覚できた。 地面に巨斧で線を引き、護るべき部屋を背に少女は叫ぶ。 「いいか絶対だ、絶対にここから先へは通さない。何度来たって迎撃してやる」 「讃州中学勇者部二年……この三ノ輪銀が、お前らの相手だッ!!!」

    12 17/10/04(水)22:19:11 No.457283995

    中学二年…

    13 17/10/04(水)22:25:06 No.457285486

    クラゲ狩りはまだ始まらないのかな

    14 17/10/04(水)22:30:16 No.457286684

    今週末からじゃないかな

    15 17/10/04(水)22:43:28 No.457290154

    しゅつりょーしゅるっ! su2050494.jpg

    16 17/10/04(水)22:45:03 No.457290596

    海女さんも漁師でいいの?

    17 17/10/04(水)22:46:42 No.457291055

    これが勇者漁記…

    18 17/10/04(水)22:52:27 No.457292612

    目が死んでる…

    19 17/10/04(水)22:53:51 No.457292968

    >海女さんも漁師でいいの? 管轄は漁協だし漁を生業にしてる人は漁師だし

    20 17/10/04(水)22:54:51 No.457293227

    海を…荒らす!

    21 17/10/04(水)22:55:34 No.457293416

    海亀のスープはいいぞ

    22 17/10/04(水)22:57:25 No.457293891

    棗さん!(バシィ

    23 17/10/04(水)22:58:54 No.457294285

    どうして勇者は食い意地張ったの揃いなんですか?