ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
17/08/02(水)00:13:02 No.443635467
「」「“茨の茎を伸ばして撓めてぇぇ私に零して雫のひとひらぁぁ”~♪」 紅「あなたと暮らして長いけど、解らないことの一つなのだわ」 「」「なにがだよっ。部屋が綺麗になるのは楽しいだろうが」 紅「そうだけどなんでそんなにテンションが上がるのか理解ができないのだわ」 「」「まずガラクタを捨てる!スペースが空く!新しい物が買える!」 紅「このメイドさんのフィギュアはガラクタ?」 「」「わーわー!あんたって子は解ってて酷いことをいうねっ!」 紅「物持ちがいい「」がガラクタとかいらないものってなにかしらね」 「」「例えば電化製品とかはリサイクル業者に出すし、本とかも分別ゴミで出すし」 紅「本……知識の塊を粗末に扱う風潮は馴染めないのだわ」 「」「そうはいうけど、世の中には下らない本はいっぱいあるぞ。これとか」 紅「「」がいうからよっぽど下らない本……ビジネス書なのだわ?」 「」「10年ぐらい前……いや真紅が家に来る前の本かな?」 紅「そ、そうなの?捨てるくらいなら少し読んでみてもいい?」 「」「いいよ。ただし下らないぞ」
1 17/08/02(水)00:14:13 No.443635692
紅「……「」のいうとおり、昔からの真理をさも仰々しく新発見したように書いてあるのだわ」 「」「商売なんて基本真面目に、それで相手の気持ちになってすればいいだけのことだし」 紅「とはいえ出版業界も手を変え品を変えないと生きていけないのだわ」 「」「……わははっ、こんなのもでてきた」 紅「ねぇなにが出てきたの?……“ガラクタを捨ててスッキリしよう”」 「」「ようはどうやってゴミを出すかとか捨てるかとかという指南書だよ」 紅「当然「」君は真っ先にこの本を捨てるというわけね」 「」「真面目に買って読んでバカバカしくなって放り出したんだよな」 紅「うふふふふふっ、でもやっと捨てる決心ができたということね」 「」「いや捨てたつもりでまだあった」 紅「そう。本棚が随分と広くなったわね。これでいやらしいメイドさんのDVDが置けるのだわ」 「」「ぶほっ!ここには置きません!そこも真紅が使っていいぞ」 紅「いいの?なら「」と一緒に撮った写真を一杯並べるのだわ」 「」「よせよぉっ!自分の顔なんか並べてあっても面白くないじゃんっ」 紅「ガラクタの反対は宝物。だから私の宝物をいっぱい並べて……なんてやり過ぎかしらね(クスクス)」
2 17/08/02(水)00:20:36 No.443636903
うるせぇ!