17/07/28(金)09:58:58 西住S... のスレッド詳細
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17/07/28(金)09:58:58 No.442561916
西住S! おはようの人はおはようございます。早くから待ってた人はごめんなさい 西住みほことベタ住です 前回までのあらすじ! ありとあらゆるところからやってきた西住みほ達。元の世界に戻ることの出来なくなった彼女たちは、わたしに仲間を集めるように命じる 紆余曲折の末に出会った友達と、それに前後して浚われるオリジナル西住みほ。それは世界を滅ぼそうとする者達の前兆に過ぎなかった その先兵となっていた欠住が心を通わすことで開放され、一段落ついたかと思った矢先に悪そうな笑い声が聞こえてくる わたし達いったいどうなっちゃうの! su1954715.txt
1 17/07/28(金)09:59:24 No.442561954
スーパーアンコウは唸りをあげて荒野を進む。一緒に進むのは欠住のⅣ号とうざ住のCV33だ。 わたしがスーパーアンコウに乗る前に、他のチームのリーダー達もやってきた。 「西住先輩! 頑張ってください!」 澤さんが拳を握りしめる。力不足を詫びたのはねこにゃーさんだ。 「戦車さえ動けば……。ダサイやられかたしちゃってすまないニャ……」 「我々もだ……。面目ない」 カエサルさんもうなだれていた。戦いと関係ない仕掛けを発動させたってだけじゃなくて、自分達に戦車を貸してくれた歴女チームが秘かに用意していた、欠住をびっくりさせるための仕掛けをばらすような形になったことを申し訳なく思っているのだ。 「あれはびっくりしました」 当の欠住はにこにこ笑っている。 「なんか懐かしくて、この局面でこれが来るか、なんて」 「私たちの四駆、見つからないんだ」 ほろ苦い顔でナカジマさんが言う。 「欠住さん、西住さん。もう戻ってこないかな、ポルシェティーガー」 「大丈夫だよ。心が繋がってれば、きっと戻って来る!」
2 17/07/28(金)09:59:51 No.442561991
磯辺さんがその背中を叩いた。 「心と心が繋がっていたら、ね? あと根性!」 「この世のルール違反をとっちめてきてね、任せたわ」 そど子先輩の真剣な顔と、吹っ切れたような角谷会長。 「西住さん。頼んだ」 「どーんと大型戦車に乗ったつもりで安心してください!」 胸を叩いたわたしに、偽住がにやにやする。 「大型戦車? ビッグマウスってことかな」 「なによそれ! そんな戦車あるの! ネズミって小さいじゃない!」 「蟻の穴ほどで堤も崩れるってね」 そう言ったのは会長だった。今まで完璧に見えていた、或いは卑小に見えていた人が、ごく普通の高校生の笑顔で立っていた。 笑い声は、膨らんだり萎んだりして大気に満ち満ちていた。 「いつになったら姿を見せるんだろう」 「いずれにせよ通信してくれるわけじゃないから、わたしは応援しかできないわね」
3 17/07/28(金)10:00:26 No.442562048
ぼやく偽住にif住が返して、ごろりと畳の上に横になった。スーパーアンコウの後ろ、今は無き我が家の八畳と同じ佇まいの部屋はいまだにそこにある。わたしも偽住と一緒に腰を下ろす。 「ねえ、戦わないって手段は取れないかな」 わたしは提案してみる。え? って顔をみんながするけれど、オリジナルだけはすぐにこっくりと同意してくれた。会話できるってことは意志疎通が出来るってことだ。もしこの世界の“根源”とやらが黒い意志を持っていたとしても、この戦いの中で少し考え方を変えてくれたかもしれない。いままで自分の手足となって働いていた欠住はこっちに戻ってきたわけだし。欠住の策略でもあった、“根源”を表に引っ張り出すことには成功しているわけだから。 「試してみる価値はありますね」 オリジナルが要った瞬間だった。ひと際高い笑い声が聞こえた。皆がハッチを開けて外を見る。そこには巨大な人が立っていた。 人、というか、超人、と言った方がいいかもしれない。大きさも桁外れだし、姿かたちも変わっていた。両肩には戦車の砲をかつぎ、顔は黒森峰の校章である鉄十字だ。全身に黒い蜘蛛の巣のようなヒビが入っている。
4 17/07/28(金)10:00:42 No.442562078
「……禍々しいな」 鬱住が呟いた。 「綺麗な女性だったらエスコートしたのにな」とは闇住。ナポリンは鼻を鳴らす。 「BIGアン、どうも話し合いにならなさそうだよ」 シッとナポリンを制してオリジナルは言った。 「すいません、あなたのお名前はなんですか」 『我はこの世界の“根源”カオスなり』 「カオスさん、とお呼びすればいいですか」 一瞬噴き出しそうになったけれど、オリジナルの顔は真剣だ。ちゃんと真正面から対話をしようとしている。相手からの返答はない。オリジナルは「カオス」と呼ぶことに決めたようだ。 「カオスさん、もう止めませんか。このままいっても双方に悲惨なことしか起こりません」 カオスは応えない。一瞬迷ったような顔をして、改めてオリジナルは尋ねる。 「何が目的ですか。何故あなたは世界を壊そうとするのですか?!」 『その理由は二つある。 一つは、この世界がすでに終わっているからだ』 嘲笑するような口調だ。憤慨したのはif住だった。がばっと起き上がって拳を突き上げた。
5 17/07/28(金)10:01:30 No.442562151
「ちょっと! 勝手に終わらせないでよ! わたしとエリカの物語はこれから始まるんだから!」 『始まることはない。終わるのだ』 断定した声に、if住の腕もしおしおと降りる。カオスは言った。 『考えてみるといい。何故、オリジナルの西住みほからお前たちが派生した。こんなに数多く。姿かたちを成しえぬ影住のようなものも生み出して。 それはお前たちの世界が留まったまま、先に進まぬからだ……』 「テレビ番組でもあるまいし、そんな留まったままでいられますかっていうんだ!」 CV33から現れたうざ住も声を張った。欠住は首を振る。 「カオス。わたしはあなたに囚われていたとき、微かに未来の予兆のようなものを見た。生徒会選挙があり、冬が来て、わたし達は戦車道をしていた。それでも未来は無いと言うのか!」 『それは新しい物語だ。お前たちと関わりのない話だ。 オリジナル。お前もここで消える。世界には新しい西住みほが生まれる。無駄なものは全て消え失せる。 お前たちは生まれただけだ』 何だろう。何故か心の中にぐーんとくるものがあった。これは本当の話だ、って思える何か。
6 17/07/28(金)10:01:51 No.442562176
それでもオリジナルは屈しなかった。顔を上げてはっきりと口に出す。 「あなたの言っていることはわからない。でも、わたし達がここにいる限り、物語は終わりません!」 『無駄だ。世界はお前たちのことなど忘れ去る。現に、こうして見ればお前たちの誰がオリジナルかわからんではないか』 そりゃまあそうでしょ。遺伝子レベルで同じだし。 『西住みほから産まれた数多くの多次元。それは飽和して今その頂点に達している。もはや消え去らねばならぬのだ』 「わたし達が消えれば、あなたも消えてしまうでしょう!?」 オリジナルが叫んだ。それはそうだ。この世界にカオスが生きているのなら、世界が消え失せたときにカオスもいなくなるはず。それに答えたのは哄笑だった。 『我は消えはせぬ。我はお前たちを滅ぼしつくしてから別の世界へと行くのだ。そしてまた世界を亡ぼす』 「何故そんなことを!」 『わからぬかっ!』 黒い拳が高く掲げられた。 『楽しいからだっ!』 スーパーアンコウが即座に避ける。 「交渉失敗ですね、ビッグアン。どう攻めます?」 闇住が言った。オリジナルが即座に指示を出す。
7 17/07/28(金)10:02:17 No.442562209
「欠住さんは顔を狙って下さい。うざ住さんは足の周りをぐるぐるして、攪乱。うざ住さんなら大丈夫」 わたしはESPでオリジナルの指示と欠住、うざ住を繋ぐ。 『お前がこの世界の西住みほだな』 突然呼びかけられてわたしはドキッとする。大丈夫。あいつにESPは繋がっていない。集中するわたしを煽るようにカオスは語り掛けてくる。 『西住研究所は意外に脆かったぞ。 奴らは小癪にも他の研究所と連動すれば対抗できると踏んだのだが、逆に言えば一か所を制圧すれば他も全て落ちるということだ……』 「撃てっ!」 欠住がカオスの腹を射抜く。それは殆ど効果を上げない。笑い声が響く。しかしうざ住の戦車がその足元をくるくる回り出して、声が当惑に変わった。 『なんだお前は……ええい! 踏み潰してくれる!』 ところが地団太を踏んだところでうざ住には当たらない。鼻歌交じりにかわす。そこに全力で後退して、ちょうどいい位置に辿り着いた欠住が榴弾を放った。 『ぐわああああっ!』 顔をやられ、腰の入っていない足元だったカオスが倒れ込んだ。オリジナルの合図がある。鬱住が冷静に撃つ。
8 17/07/28(金)10:02:32 No.442562239
『ごわあああああああああああああああっ!!』 虹色の砲が、倒れ込んだカオスの頭から貫くように放たれた。光はその前身を覆い、やがて散り散りにはじけ飛ぶ……。 『やったか……』 欠住が通信してきた。その時だった。 『フハ……フハハハハハ!』 再び空を笑い声がこだました。 『さすがに西住みほ達だな……。しかしその程度で我は終わらぬ。 さあ……お前たちの絶望を見せてみよ……!』 「え?」 わたしには判る。これはESPの回線に似たものだ。真っ黒くて、冷たいもの。普通ESPを使うときに感じる温かさじゃなくて、暗黒の手触り。 「みんな……気をしっかり持って……! ESPを……!」 叫び声を届いただろうか。 皆の、それからわたしの意識がぷっつりと途切れた。
9 17/07/28(金)10:02:47 No.442562267
そこは熊本のわたしの実家だった。 わたしは縁側に出て、夜風に当たっている。寝巻代わりの浴衣を辛うじて身に纏っただけだ。 そこにお姉ちゃんが現れた。 わたしが今まで一度も見たことのない表情のお姉ちゃん。彼女はわたしの首筋に吸い付いて、舐め始める。 「みほ……ね……もっと、しよう……」 淫らがましいその姿を、わたしは抱く。でもその手は震えている。 「……お姉ちゃん……わたし、黒森峰を出る」 そう言われてもお姉ちゃんは愛撫を止めない。続ければ闇住の決意が翻ると信じているかのように。 「わたしが悪いの……家に引きこもったわたしを心配してくれたお姉ちゃんを、こんなふうにしたわたしが悪い……。でも、もう一緒にいられない……」 「なぜ……みほ……もう戦車道なんていいから……二人で、一緒に」 「ちがう!」 強引に引きはがそうとして、そのまま縁台に倒れ込んだ。お姉ちゃんのキスは闇住を捉える。あんなにいつも自信満々な闇住が目から涙を零す。 「わたし……おねえちゃんのそんなすがた……もうみたくない……」 「かってだな、みほは」 そう言いながらお姉ちゃんは手を止めなかった。
10 17/07/28(金)10:03:16 No.442562310
「戦車道を、辞める……?」 わたしが尋ねていた。エリカがいた。エリカは目を背けて、ぽつりと。 「もう足を引っ張りたくないの」と言った。 「そうじゃないでしょ。大洗で戦車道始まるって言ったとき、頑張るって言ったの、エリカさんじゃない」 ああ、これはif住だ。 戦車が入っている倉庫で、二人きりで話している。鉄錆のにおいのする場所で、二人言いあっている。 エリカは顔を上げず、気が変わったのよ、と言った。 「あなたはわたしを見捨てないつもりでここまで来たんでしょうけど。気に入らないのよ! あなたはわたしを助けた! だから何も悪くない!」 「試合に負けたのは、わたしの……」 「わたしのせいよっ!」 叫んでエリカは泣き崩れた。 「もうダメ! 隊長にも見捨てられた……わたしは黒森峰の恥さらしよ……だめ、みほ……わたしもう、戦車に乗るの怖いのよ……」 if住はなお言葉をかけようとした。それを突きとばして、エリカは逃げた。 尻もちをついたif住は呆然とその行く先を見ていた。
11 17/07/28(金)10:03:34 No.442562347
わたしは部屋に籠っていた。 痩せていた。もう何日も食べていないのだ。 誰かが入って来た。赤星さんだった。彼女は物も言わずに、わたしを殴りつける。 「また、そうやって逃げるんですか……」 ああ、これは鬱住の記憶だ。 黒森峰の寮で、うずくまって。 「……だって赤星。決勝は大洗だよ……エリカがいるんだよ……」 「それがどうしたんですか……」 「……勝っちゃうよ……そしたら大洗は廃校だよ? わたしとエリカで、戦車道を教えた大洗が……」 「だったら勝ちを譲ってやればいいでしょう」 「駄目だよ……! そしたらわたしが黒森峰を……西住流を汚しちゃう! もう失敗は許されない! お母様は許さない! わたしは隊長だもん! 黒森峰のトップだもん!」 鬱住は襟元を引っ張り上げられて、また殴られた。荒い息。それから赤星のため息。 「もういいです……あなたのお姉さまに最終戦の指揮をとっていただきます」
12 17/07/28(金)10:03:52 No.442562374
「……え!」 「それが嫌なら! 私を殴って止めなさいよ! さあ!」 鬱住は、動けなかった。赤星はしばらく待って背を向けた。 「……意気地なし」 それでも鬱住は、立てなかった。いや、立たなかった。そのまま消えてしまえばいいと思っていた。 「なんでだよっ!」 わたしが叫んでいる。携帯電話を手に持って震えている。 「大洗と戦うのに、マウスなんて必要ないでしょ? お姉ちゃん、本気で大洗潰す気なの?」 『西住流は退くことはない。例えそれが、わたしが育てた者達であってもだ』 ナポリンだ。泣かんがばかリの顔で電話の向こうの、西住まほに語り掛けている。 「……冗談だよね。いや、手を抜けとはいわないよ、でもせめて戦車くらいは……」 『駄目だ。全力で叩く』 「大洗が、もし負けたら……」 『そうしたらみほ、好きに選べばいい。アンツィオに戻るか。それとも黒森峰に来るか。
13 17/07/28(金)10:04:10 No.442562401
まさか居場所を無くした大洗の人達を尻目にアンツィオに戻るようなことはないと思っているぞ』 「卑怯者!」 電話は切れた。青い顔をして立ち止まるナポリン。 「どうしよう……あんなのが来たら、大洗は勝てない……。みんなバラバラになっちゃう……。ドゥーチェ、わたしはどうしたら……」 地面を濡らすものがあった。 ナポリンの涙だった。 突如、冬の風景がなだれ込んできた。 仲間が、教会に閉じ込められていた。わたし達はどうやってここから抜け出そうか考えている。 わたしは震えている。どうすればいいのか判らない。今まで調子よく勝ってきたけれど、こんな状況から抜け出す策なんて何もない。 どうして何も思いつかないんだろう。 「みほ、大丈夫だよ。これからどうするか考えよう」 沙織さんが温かい飲み物を差し出してくれる。 「もうすぐで麻子さんとそど子さん。秋山さんとエルヴィンさんが戻ってきます。そうしたら敵の陣地が判りますよ」 華さんが背中をさすってくれる。大きくて、温かい。
14 17/07/28(金)10:04:27 No.442562432
麻子さん。優花里さん……。 西住さん、任せろ。わたしがどこまででも走ってやる。 西住殿、あの西住流の妹さんですか! 一緒に戦えて光栄です! 胸を締め付けられるような気持ち。一緒に戦えて嬉しい。それは自分も同じだ。でもそれ以上に、私は違う。 「ごめん」 「突然どうしたの、謝ったりして」 沙織さんがびっくりした顔をする。もうその顔が見られない。 「ごめん……私は西住みほじゃないの」 「え?」 「私は酉住美穂……西住みほの偽物なの! 西住みほなんて会ったことない……西住みほを名乗れば、戦車道を知ってる人がちやほやしてくれるって思って、そうしてただけなの。 だって私本当は、孤児だから。本当の西住みほは……今頃病院に」 少しして、華さんが怪訝な声で言った。 「それでようやく腑に落ちました。西住まほさんの態度も、みほさんの名前が選手名鑑に記録が残っていないのも。……でも一つ不思議なことがあるんです」 「不思議なこと?」
15 17/07/28(金)10:04:34 No.442562444
来たのか!
16 17/07/28(金)10:04:43 No.442562454
「あなたは、西住みほさんが病院にいると言った。でもそれならどこの病院にいるんです?」 「どういうこと?」 沙織さんが怪訝な顔をした。華さんは一瞬迷ってから、口にする。 「あなたはみほさんが病院にいると言った。会ったことも無い、どこにも記録に残っていない人の話をどうして知っているんです?」 はっきりした言葉だった。 このときわたしは、思い出したのだ。自分が騙っていた西住みほの名前の由来に。何故自分が戦車道の基礎を知っているかということに。 「……わたし、みほちゃんと、あってた……」 みほちゃんは。 そうだ。 これは偽住の記憶だ。
17 17/07/28(金)10:04:59 No.442562481
定期的な心音を告げる機械音が聞こえる。 側に座る人の表情はよく見えない。ただお姉ちゃんが手を握っている。 お医者さんは白い部屋のなかで動いている。点滴がぶら下がっている。 痩せた女の子が寝ている。小学校三年生くらいか。髪は抜け落ちている。 呼吸器がある。発作は今朝起きた。小康状態を保っていた矢先だった。 「みほ。げんきになったら、いっしょに戦車乗ろう。みほ、戦車だいすきだもんね」 繰り返し繰り返し呼びかける姉の姿が見えないかのようにお医者さんは処置を下す。こめかみにうっすら汗が浮かぶ。看護婦さんは能面みたいな顔だ。泣きそうなのを堪えるのには、これしか手がないのだ。 「みほ、頑張るんだ。体力がついたら、手術だって出来るって、お医者様が」 「よしほちゃんは」 女の子が囁いた。 「よしほちゃんは、どうして、こないの」
18 17/07/28(金)10:05:17 No.442562513
「よしほちゃんがどうしたって?」 久しぶりに囁いた妹の声は、呼吸器に塞がれてよく聞き取れない。 「あたしをたすけてくれるって、よしほちゃんは」 「……失礼します」 お医者様が心臓マッサージを始めた。耳障りな音。ピーッていう均一な音。心臓マッサージの勢いは激しく、小さな身体がビクンビクンと動く。 「頑張れ頑張れみほちゃん。ほら、お父さんもお母さんもいるよ。お姉ちゃんもいる。頑張って」 医者が囁く。呼びかけてあげてください。三人が呼びかける。 お母さん。泣いてる。 これは誰の記憶? 古今東西住が微笑んだように見えた。
19 17/07/28(金)10:08:48 No.442562863
今日はここまで! うわわわ、大ピンチだよ……っていうか本当に今月中に終わるのかな…… 「難しいな」 「無理なんじゃない」 「……絶望だ」 「もう走れない」 「みほちゃん……」 ちょっとなによなによみんな、顔を上げてよ! あれ? そういえばオリジナルは? 次回 西住S! 絶体絶命! これが滅びの力!! あんなのにどうやって勝てって言うの!
20 17/07/28(金)10:18:49 No.442563861
メタい!メタいなカオス! 誰だそんな多次元を生み出したのは!