22/12/22(木)03:17:11 「かん... のスレッド詳細
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22/12/22(木)03:17:11 No.1006616374
「かんぱーい!」 「はい、乾杯です~」 気持ちいい音を立てたグラスを口へと運ぶ。 「ちょっと遅れたけど...改めて、20歳おめでとう」 「はい、ありがとうございます」 2月半ば、トレセンを卒業し向こうに戻ったグラスワンダーから1通のメールが送られてきた。 曰く、3月下旬に日本に戻るので20歳の記念に一緒に飲みたい、と。 空港で迎えた彼女は見違えるくらい綺麗になっていた。 すれ違う誰もが振り返るくらい美人だ。
1 22/12/22(木)03:18:09 No.1006616440
思わず見惚れていると、 「どうかしましたか?」 「いや、何でもない。久しぶり。元気だった?」 「はい~。トレーナさんもお変わりありませんか?」 「よしてくれよ、もう違うじゃんか」 「ふふっ、そうですね...それでは、本日はよろしくお願いします」 「うん。じゃあとりあえず車まで案内するよ。ついておいで」 「ありがとうございます~。お言葉に甘えますね」
2 22/12/22(木)03:18:36 No.1006616480
改行はできてるが謎の記号は残ってるぞ…
3 22/12/22(木)03:19:25 No.1006616537
「...でさ、なんで戻ってきたんだ?」 「あら、日本に戻ってくるのに理由なんていりますか?」 「いらないけど...日本に来て最初に来る場所が俺の家?」 彼女はこちらを一瞥した後グラスを一気に煽った。 「皆とは明日会うのですが...一番最初に会うのは貴方がよかったもので」 「男冥利に尽きるねぇ」 「むぅ、茶化さないでください」 少しむくれた顔は昔と変わらなかった。 「そういえば式とかってもう決まってる?」 「はい?...ああこれですか?」 彼女はまるで今思い出したかのように左手の指輪をいじり始めた。 「左手ってことは婚約指輪でしょ?もう予定あるのかなって」
4 22/12/22(木)03:21:04 No.1006616675
「いえ、これはそもそも男除けでして~」 彼女は指輪を指から外しながらそう答えた。 「は~...なんだそうなのか。ビックリしたよ」 「あらそうですか?」 「いやまあ、いままで一切話無かったからさ。てっきり...」 「てっきり?」 「...いや何でもない」 そう言って彼女のグラスに酒を注ぐと、彼女はそれをまた一気に飲み干した。
5 22/12/22(木)03:21:49 No.1006616744
こっちからはちゃんと見えてるんですが 謎の記号ってなんでしょう
6 22/12/22(木)03:23:24 No.1006616864
fu1748515.png
7 22/12/22(木)03:24:31 No.1006616961
> 一々入ってるこれがなんなのか気になりすぎる…
8 22/12/22(木)03:25:58 No.1006617054
Shift+Returnで改行でもしたのかね
9 22/12/22(木)03:26:22 No.1006617074
ちょっとわかりませんね...初めて見ました
10 22/12/22(木)03:27:39 No.1006617147
L SEP=Line Separator(行区切り文字)が云々
11 22/12/22(木)03:28:04 No.1006617179
とりあえず古い方のスレ消したら?
12 22/12/22(木)03:29:40 No.1006617303
そう言って彼女のグラスに酒を注ぐと、彼女はそれをまた一気に飲み干した。 「ちょっとペースが速いんじゃないか?」 「そうですか?久々ですし舞い上がってるのかもしれませんね...お恥ずかしいです」 少し頬を赤らめ俯いた彼女の姿。 見たことあるはずなのに、初めて見た気がした。 「まあそういうときもあるよね、どうぞ」 「はい、ありがとうございます~」 その後も酒を飲みながら談笑していたが、12時の鐘でふと気になった。 「ところで今日は何時に帰るんだ?」 「別に何時でも構いませんよ?」 「は?いやホテルとか」 「今日は予約してませんので~」 ...はぁ?
13 22/12/22(木)03:29:46 No.1006617309
こっから続き貼る空気でもないしもう前のスレで進行すればよくね?
14 22/12/22(木)03:30:14 No.1006617338
治ってるね
15 22/12/22(木)03:30:48 No.1006617379
「じゃあどこで寝るんだよ」 「あら、泊めてくれないんですか?...それとも、この寒い中私を外で寝かせるつもりですか?」 いたずらっぽく笑う彼女。そうせざるを得ない状況を作っといてよく言うよ。 「わかったよ...まったく」 「ふふっ、ありがとうございます♪それでは飲み直しましょうか♪」 「えっまだ飲むの⁉」 それから1時間、さすがに彼女も俺も酔いが回ってきた。 「さすがにもう飲むとヤバい...」 「私もです...ごちそうさまでした」 「お粗末様でした。はいお水」
16 22/12/22(木)03:33:08 No.1006617525
「ありがとうございます...んっ...」 喉を鳴らして水を飲む姿が妙に艶めかしくて思わず唾を飲む。 「どうかしましたか?」 そんな自分を否定したくてもうまい言葉が浮かばなくて、 「綺麗になったね」 そんなマズいことを口走った。 「あらあら、口説いてるんですか?」 「本心」 「もう、口が上手いんですから」
17 22/12/22(木)03:34:00 No.1006617573
「...そろそろ寝よっか」 席を立ってリビングを抜けようとすると、 「また、私から逃げるんですか?」 槍で貫かれたような衝撃。 「...」 「何とか言ってください」 「...そんなつもりはないよ」 「じゃあこっちを見て話してください」
18 22/12/22(木)03:34:23 No.1006617601
「...わかった」 振り向いた瞬間唇をふさがれた。 強張った体とは正反対に、頭はドロドロと溶けていく。 一度離れ、今度はこちらから彼女を求める。 より深く、より長く。 彼女の首の後ろへ手を回し、もっと彼女を感じられるように。 彼女は力を抜いて身を預けてくれた。 長いキスを終えて、息も絶え絶えな彼女をベッドへと押し倒す。 「...いいのか?」 「いまさら、ですよ。それに...」 彼女は体を起こすと耳元で囁いた。 「私は食べ頃でしょう?」 そのあとはよく覚えていない。
19 22/12/22(木)03:36:42 No.1006617773
朝とも昼とも取れるような時間に目を覚ました。 未だに寝息を立てている彼女を起こさないように、そっと起き上がってコーヒーを淹れる。 カップを持ってベッドへ向かうと、彼女は布団で前を隠して座っていた。 「起こしちゃった?」 真っ赤な顔でこちらを見る姿をまじまじと見つめていると、そっぽを向かれた。
20 22/12/22(木)03:36:52 No.1006617785
「恥ずかしいものは恥ずかしいんですよ?」 「わかってるよ、ごめん。ちょっとからかっただけだよ...コーヒーいる?」 「...いただきます」 コーヒーを飲む彼女の隣に腰掛ける。 「ほんとに俺でいいの?」 「後悔なんてしません」 「わかった」 そう言うと彼女の手を取り、彼女が嵌めていた指輪を改めて左手の薬指にもっていく。 「とりあえず仮ってことで...嵌めてもいいかな」 「はい...謹んで、お受けいたします」 ぴったりと収まるそれは、自分たちの未来を想起させるには十分だった。
21 22/12/22(木)03:37:08 No.1006617798
オグリ
22 22/12/22(木)03:38:20 No.1006617869
私には関係ないんだが?
23 22/12/22(木)03:39:26 No.1006617935
オグリ
24 22/12/22(木)07:05:00 No.1006627427
こいつら ヤったんや!ヨシ!
25 22/12/22(木)09:07:02 No.1006642307
きっとグラスはトレーナーほど酔ってない 酔ってないが酔っているそんな感じだと思う