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『今度の休日、リフレッシュをしにいかないか?』そうトレーナー殿から提案されて、私 のサムネイル 『今度の休日、リフレッシュをしにいかないか?』そうトレーナー殿から提案されて、私

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178336 B26/03/09(月)23:59:24No.1409300259+ 02:09頃消えます
『今度の休日、リフレッシュをしにいかないか?』
そうトレーナー殿から提案されて、私たちは大きな公園に足を運んだ。

きゃっきゃ。休日ということもあり、公園には家族連れでピクニックをしていたり、子どもが芝生で遊んでいたりと和気あいあいとした様相を見せていた。

『わーっ、まてー!』『きゃーっ♪』
「ははは、賑やかだな」
「そうですね……ふふっ、どの子も元気で可愛らしく……」
おしゅ、おしゅ……。ああなんて可愛らし――。

「――ヤエノ?」「はっ」
いけない、無意識に心が囚われ目で追いかけようとしてしまっていた。
「……えーっと、まあ、あれだ。無邪気にはしゃいでる子どもたちを見てるとほんわかするよな」
「えぇ……ですが、これは折角のトレーナー殿とのおでかけ。そちらに集中をせねば」
きゃっきゃと可愛らしい声から目を背け、トレーナー殿の顔をじっと見る。
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126/03/10(火)00:00:39No.1409300613+
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226/03/10(火)00:02:22No.1409301103+
「一応、リフレッシュするのが目的だから子どもたちを見て癒やされるのは良いと思うけど。……まあ、折角だし何かしようか」
「はい」
そうトレーナー殿の提案に応え、それから辺りを見渡す。ターフとはまた違った柔らかな芝生。広々としてなだらかな丘。時折吹く春の匂いを思わせる風が、心地よい。

「風が気持ちいいな。はは、これだけでもうリフレッシュできそう」
私が暫しそよぐ風に心地よさを覚えていると、トレーナー殿も同調してくれる。
「ええ、そうですね。……けど、やはりただこうしているよりも」
そう言って瞳を閉じ、春風で肺を満たしてから……そうして、ゆっくりと吐く。息が整い、頭の中がスッと澄んでいき――。

「――明鏡止水の心で……」
「これは……気を整えてるのか、ヤエノ」
「はい、精神統一です。こうして穏やかな心で、意識を研ぎ澄まして、この芝生と一体に――」
「……! なら、俺もやってみようかな」「ええ、どうぞ」
視界は閉じたまま、トレーナー殿に返事する。
かすかな芝生を踏む音が聴こえて、トレーナー殿が深呼吸をする音が聴こえて、それから……スっと。トレーナー殿の気配が澄んでいく。
326/03/10(火)00:03:34No.1409301413+
芝生を風が撫でる音、暖かな春の空気、子どもたちのはしゃぐ声、大地を駆け回る音。全てを感じ、取りこむ。澄んだ心は、その全てに洗われるようで――。
「――ふぅ」
ひと息吐いて、それからそっと瞼を上げる
「どうですか、トレーナー殿。精神統一の方は……」
「ああ……ちゃんと出来てるかは分からないけど、すっきりと頭の中がまとまって、集中できたと思う」
「ふふっ、それは良かったです」
そう言って穏やかな心で彼に微笑むと、彼も私に微笑み返してくれた。

「――それでは、どうでしょう。このまま一緒に鍛錬をするというのは」
「鍛錬か……一応、今日は休息日だけど……」
「軽くできるものだけにしますので」
そうトレーナー殿の懸念に応えると、まあそれなら――と承諾してくれた。

「……周りに気をつけてやらなきゃな」
「そうですね。では……まずは正拳突きの鍛錬から始めましょうか」
426/03/10(火)00:04:34No.1409301677+
そう言って腰を落とし、ゆっくりと腕を溜めるように構える。
「正拳突きか……前に教わったけど、動きが大事なんだっけ?」
「そうですね。しっかりと腕の動かし方を意識できるよう、丁寧にゆっくりとやりましょうか。一突きに5秒程度かけるくらいのスピードで」
「ああ、わかった……よし」
そうして、私たちは春風を感じながら芝生の上で互いに拳を構え、鍛錬を始めるのだった――。

――――――
「んん~~~っ……!! っはぁ……」
トレーナー殿がぐっと背を伸ばし、そうしてそのまま芝生に倒れ込む。

「ふぅ……実のある鍛錬になりましたね」
「そうだなぁ……激しい鍛錬はなかったけど、どれもじっくり丁寧にやったからすごい身体に効いてる気がするよ」
芝生に寝そべって、深く息を整えるトレーナー殿。
「お付き合いいただきありがとうございます」「いやいや、こっちこそ……! 一緒にトレーニングしてくれてありがとう、ヤエノ」
彼は満足そうに笑顔を見せてくれる。
526/03/10(火)00:05:35No.1409301970+
「……けど、いやあ。効いた証なんだろうけどちょっと、疲れたかも……?」
「っ、すみません負荷をかけ過ぎてしまったでしょうか……!?」
「いやいや、大丈夫! なんていうか……気持ちいい疲労感? って感じで。こうして芝生で寝てるとちょうど良いなと思って」
トレーナー殿はリラックスした表情で芝生に寝転ぶ。それなら、良いのですが……と彼に零す。

「……んっ……ふぁーー……なんか、気持ちいいなぁ」
暖かな日差しが少し汗ばんだ身体を照らして、爽やかな春風が頬を撫でる。ああ、確かに。なんとも心地が良い。

「ヤエノも一緒に芝生で寝てみないか? 柔らかくて暖かくて、結構いい匂いだぞ」
「……ふむ。そう、ですね。では私も失礼して……」
そう言って、トレーナー殿の隣にと芝生に腰をおろしてそっと背中を芝生に預ける。

「……あぁ」
「はは、芝生で寝るのも結構いいだろ?」「そうですね、これは心地が良い……」
春の暖かさが、爽やかさが、ちょうど良い疲労感を抱えたこの身体を包んでいく――。
626/03/10(火)00:06:57No.1409302345+
「ふぁ……」
しばらく、芝生に寝転がっていると。トレーナー殿が小さくあくびをした。
「……トレーナー殿?」「ん……気持ちいいなぁ、ヤエノ……」
ぽやぽやとした声色で、彼は私の名を呼ぶ。
鍛錬に付け合わせてしまったせいで、眠たくなってしまったのだろうか……申し訳なく思い彼に声を掛けようとした、けれど――。

「トレーナー殿……?」「……ん……。……すぅ」
彼は、暖かな春の陽気の下で眠りについてしまった。
トレーナー殿の穏やかな寝息が、芝の揺れる音や遠くの賑やかな声の中で規則正しく聴こえてくる。

「…………トレーナー殿……」
気持ちの良さそうな寝顔をしたトレーナー殿。無防備に寝姿を晒す彼。安心しきったような彼を見ていると、ああ……。

「…………おしゅ」
なんて、可愛らしいのだろうか。ああ、私の隣で、春風に撫でられて陽気にあてられて、緩んだ顔でお昼寝をするトレーナー殿。なんて、なんて……。
726/03/10(火)00:08:08No.1409302736+
「おしゅ、おしゅ……」
心の中にあるなにかが、満たされていくのを感じながら、私はそうしていつまでもいつまでも、トレーナー殿の無防備な寝姿を眺めているのでした――。

――――――
「……ヤエノ、そろそろ時間だよ」
意識の遠くの方から、聴き慣れたトレーナー殿の声がする。

「起きて」
とんとん、と肩を優しく叩かれ、んんぅと意識が揺れる。
「――ん、ぁ……トレーナー、殿……?」「おはよう、ヤエノ」

すこしまだ寝ぼけたままの頭を傾け、声のする方に向けると。そこには夕焼けにかすかに照らされた彼がいて。
「あはは、いつの間にか二人とも寝ちゃったな」
「……そう、ですか。ああ、私もいつの間に」
「まあ、あれだけ気持ち良い芝の上だったら仕方ないよな」
826/03/10(火)00:09:32No.1409303100+
いつの間にやら、空は赤くなっていて。あんなに賑やかだった子どもたちの声もまばらになっていて。
どうやら長い間眠ってしまったらしい。
「途中で起きたら、ヤエノも寝てたからちょっとびっくりしたよ」
「む……申し訳ありません、お恥ずかしいところを……」
「いやいや、恥ずかしいなんてそんな。……むしろ、可愛らしかったかな」
「……っ!?」

か、かわ……可愛らしい……!? 彼がぼそっと呟いた言葉に身体がビクリと跳ねる。
「あっ、いやこれはその……深い意味は無くてな……! ただちょっと、芝生で気持ち良さそうに寝てるヤエノが、お昼寝してるかわいい動物みたいな感じだなーって思ってしまっただけというか……」
「かわいい動物……っ。……ぁ、うぁ……」
ぷしゅぅ。
どこからかそんな音が聴こえてきそうな気がするくらいに、顔が熱くなるのを感じる。
926/03/10(火)00:10:13No.1409303288+
「……そ、その……どのくらい眺めていたのですか?」
「えっ、えっと……起きてから、ほぼずっと……? って、あ、いやこれはそうじゃなくてだな……! いや、その」
「……お、おしゅ……」
目の辺りを手のひらで覆って、彼から顔を背ける。ま、まさか、無防備な寝姿をトレーナー殿に晒してしまうとは……。

「す、すまんヤエノ……!! あれだな、早くに起こした方が良かったな!? い、いや気持ち良さそうに寝てるヤエノの邪魔をするのは違うか……!? えっとっ!!」
「お、おしゅ……おしゅぅ……」
慌てふためくトレーナー殿と羞恥に焼かれる私と。夕日が昇る芝生の上で、そうして夕焼けに真っ赤に照らされるのでした。
1026/03/10(火)00:11:34No.1409303695そうだねx2
おわり
ヤエノのおやすみアクリルストラップがあまりにも可愛かったので
芝生で二人してお昼寝する休日があってもいい
1126/03/10(火)00:19:24No.1409305936そうだねx1
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1226/03/10(火)00:24:32No.1409307303+
互いの寝顔をおしゅり合ったんだ
1326/03/10(火)00:54:18No.1409314299+
無防備なヤエノを眺めるのは健康に良い
1426/03/10(火)00:59:20No.1409315393そうだねx1
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これまとめ動画目的の子じゃないのか?
1526/03/10(火)01:47:08No.1409323314+
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