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2020-12-05のスレッド一覧 5825件

連載は終了したが、ジガと祖国の死闘は尚も続いていた。 しかし、である。長引く戦いで最近は祖国が露骨にやる気を失っていた。 怪獣の出現頻度も、怪獣の質も、以前より落ちていた。 命令者は人件費を理由に全員解雇され、外国人命令者に置き換わった。 今ジガと相対しているのは、ちくわ状の胴体から適当な位置に手足を生やしただけの手抜き怪獣である。 「ジガパンチ!」1億トンの正拳突きがちくわを爆砕し、今回もジガ達は勝ちを拾った。 「アー負ケチャッタ」外国人命令者が天を仰ぐ。 「モウ帰ッテイイデスカ」「あー…まあいいんじゃないっすか」 徒歩で帰っていく命令者の背中を眺めるコウの胸に、虚しさの風が吹いていた。 俺はこんな戦いをいつまで続ければ──「やったな!ジガ!」明るい声で背中を叩かれた。ランダだ。 彼は祖国との戦いを始めた頃から変わらない。目は希望でキラキラと輝き、シュラアの棘も全身に刺さったままだ。 その目を見てコウは自分の胸の中に再び炎が燃え上がるのを感じていた。 「よーし!たまには一杯やるか!」「イエー!」 昔のように、2人は馴染みだった居酒屋へと歩き出した。 次号、居酒屋「祖国」閉店の危機にジガが立ち上がる!

20/12/05(土)07:40:09

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