虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2020-11-01のスレッド一覧 6692件

トンネル抜けたらさよなら駅だよ…っと雪で出来てるからユキヤマトンネルかな? 一人で雪遊びするのもワビサビかな?あっ一人じゃなかったねウーラオス 冠雪原の夜は寒さが増すから息がとてもシンと白くなって好きだな そうやって鋭さを増した風は防寒着に阻まれても私の体温を奪っていく鼻の頭が冷たい 両手で顔を覆ってフウフウと息を吹いて冷え切った鼻を温める 指の隙間から漏れ出る呼気は蒸気みたいだったウオン私は人間蒸気機関だ そう思うとなんだか楽しくて私は汽車のマネをして白い息をポッポと吐き出して歩く地面はギュムリと音を立てる ウーラオスはそんな私の後ろを滑る様にスルスルと音も無く着いて来る 凄い!達人ってやつだ!流石だなぁ…などと呑気に考えたのも束の間 ウーラオスは寒いのに無理して着いて来ているのではという考えが急に頭を過る だから私はその場で雪を踏みしめクルリと振り返ったウーラオスはキョトンとこちらを見てる そんなウーラオスのゴツゴツした手を奪い取ったがやっぱり冷たいなんてこった!私の手袋はウーラオスには小さいし… そうだ!手を繋いで帰ろう! どっちの手も温かくなる様に左右ローテーションしないとね!

20/11/01(日)23:43:52

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「おーい、梨花」 はた、と、自分の名前を呼ぶその声があまりにも聞きなれない響きで、私は静止した。 「梨花ってば」 視覚と聴覚はその言葉を発した相手が誰であるか理解しているはずだが、脳が拒む。 私の友人の中で私を梨花と呼び捨てにするのは親友かつ同い年である沙都子だけだったはず……。 しかしその声は深く低い響きで、声変わりを終えた男性の声色である。 とどのつまり……先ほど自分を呼び捨てで呼んだ相手というのは……前原圭一なのだ。 これまでの私の人生なかで彼が自分を呼び捨てで呼んだ経験など一度もなかった。それは、百年のループを含めても当然ない。 で、あればこそ、その違和感に思わず思考を止めてしまうのも仕方のないことだといえる。それ以外に理由は断じてない。 それに私ももう中学生、彼は高校生でもう少しで大学生になるわけだから、いつまでもちゃん付けで呼ぶ・呼ばれるというのも対面が悪いだろう。 ならここは、当然クールに返事を返して今後のオトナらしい友人関係へのステップにするべきだ。 そう……髪をふっとかきあげて、「なにかしら?」これでいこう。 ふっとかきあげよう。 ふっと……。 「……にゃにかしら?」

20/11/01(日)11:05:04

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