ん？呼んだかい？ああ呼んだよな、言わなくてもいいぜ？
なんせそいつもオレが言ったことになってるらしいからな。
おお、maîtreじゃないか！どうした、塩飴でも欲しいのか？
この暑さだからな。エネルギー補給はこまめにしないと例え大陸軍でもヘバっちまうってもんだ！
ほら1個と言わず2,3個持ってけ！
…オレが何をしているかって？見ての通りさ！花火の仕込みだ！
俺は此処じゃ花火師ってことになってるからな！
夏祭りに打ち上げる花火はオレの担当なのさ。楽しみにしてろ、どでかい虹にも匹敵する綺麗なのを打ち上げてやる！
…なんだ？寂しそうな顔をして。もうすぐ終わりなんだね、だと？
…あー…ま、言わんでおこう！サプライズはサプライズだから面白いってもんだ。
…どうしても気になる？仕方ないな、ヒントだけ出してやる！
オレが願いに応える男だ。そして、少なくともこの田舎でオレとお前が会うのは『1回目』だ。
maître、あらゆるモノに永遠はない。いつか終わる日も来るってもんだ。
―――だがな、『その次』が無いなんて誰が決めたんだ？
楽しむ時は大いに楽しむもんさmaître！さぁ大いに明日を心待ちにしようぜ！
18/07/26(木)21:24:20
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