泥1122 のスレッド詳細
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22/11/22(火)00:39:03 No.995916984
泥1122
1 22/11/22(火)00:41:25 No.995917685
いい夫婦の日
2 22/11/22(火)00:49:19 No.995919926
夫婦の怪文書がないと今日の日を乗り切れない
3 22/11/22(火)00:49:54 No.995920101
久しぶりにあんひみ見たい
4 22/11/22(火)00:49:58 No.995920118
「───それにしても、初めて見ました」 ぽつりとフラムは呟いた。 正式外典コルネリオの『正常励起』。礼装が持つ本来の力の発露。 死徒が文字通り塵ひとつ残らず蒸発する様を、まざまざと見せつけられた。 思い出すと感動よりも怖気が走る。発射準備のうち最初の方のおどろおどろしい轟音はただ驚くだけだった。 だが発射直前に外典が奏でていた音は澄み切った美麗な高音で、なればこそフラムは恐怖したのだ。 まるで原子炉を直接覗き込んでいるような、生命としての嫌悪感。外典が放つ真っ白な光を見て、ここにいたくない、今すぐ離れたい、と全身が叫んでいた。 「あれほどまでに凄まじい威力だったのですね…」 「んーん。あれで2、3割ってところかな~」 水を飲むようにワイングラスを傾けつつ新聞を読んでいたナナの言葉にフラムは絶句する。あれで2割。 「そ…そんな、あなたでさえそれほどしか力を引き出せないと…?」 「ううん、あの時もきちんと10割引き出してたわよ。 ただ、そのうちの大半を威力の制御に使わないと…ほら、周りの地形が変わっちゃうからさぁ?」 あっけらかんと言うナナ───常識外の怪物に対し、フラムは何も言えなかった。
5 22/11/22(火)00:59:30 No.995922611
ゴリラはゴリラだな
6 22/11/22(火)01:01:53 No.995923177
外典にはやばい兵器しかないのか
7 22/11/22(火)01:02:32 No.995923329
社会に順応しているというより社会に順応していただいているバケモノだからなぁ…
8 <a href="mailto:note:試作型蒸気車両">22/11/22(火)01:03:51</a> [note:試作型蒸気車両] No.995923649
fu1664386.png 統制会議肝煎りで開発された、灰燼核を動力とする車両の試作品。 最終的には人員輸送に用いる予定であったが、試作品ではその前提として、自走する輸送ユニットとしての完成が目指された。 が、実際に走行しながら、灰燼核から発するリソースを制御して適当な出力を得ることが困難であることが発覚。 この手の機械類は、蒸気正教教主隷下の技術者がこれまで開発してきていたが、大統合令によって彼等は排除された。 このため、経験のない若い世代の人々が開発の中心になっていたわけだが、それが失敗の原因であることを、統制会議は認めようとしていない。
9 22/11/22(火)01:04:12 No.995923724
>外典にはやばい兵器しかないのか >ちなみに設定上、並の使用者なら砲塔形成さえ叶わず、より上位の術者でも発射するまでに一瞬で魔力が枯渇して文字通り燃え尽きるという。何故ナナが平気で撃てるのかよく分からない。 なそ にん
10 22/11/22(火)01:05:46 No.995924094
飼育員ちゃん久しぶりに見た
11 22/11/22(火)01:06:35 No.995924271
年月が経つと飼育員退任してるらしい
12 22/11/22(火)01:08:17 No.995924647
メルブラ性能はまた増えていい 増やせない…
13 22/11/22(火)01:11:47 No.995925447
>久しぶりにあんひみ見たい はいー
14 22/11/22(火)01:12:26 No.995925606
>久しぶりにヴィルカノ見たい
15 22/11/22(火)01:13:54 No.995925946
>アラフォーの堂マギ見たい
16 22/11/22(火)01:16:20 No.995926519
書き込みをした人によって削除されました
17 22/11/22(火)01:17:01 No.995926673
>アラフォーのテアとかリアとかクォラフォード姉弟とかトゥモーイとか見たい
18 22/11/22(火)01:22:57 No.995927926
>久しぶりにギドイー見たい
19 22/11/22(火)01:25:30 No.995928450
>久しぶりにルナティクス見たい
20 22/11/22(火)01:26:15 No.995928585
>久しぶりにツクシちゃん日記見たい
21 22/11/22(火)01:27:20 No.995928788
>そういえばイツカちゃんの発言を普通に冗談とするか真面目に受け取めさせるべきか少し悩んでいます「」ツカちゃん 仮に真面目でもサムナは承諾します >後多分会話内容的にアラフォーよりちょい前の20代頃の会話になるかもしれませんね
22 22/11/22(火)01:28:43 No.995929011
引用祭りすぎる!
23 22/11/22(火)01:29:13 No.995929099
>久しぶりにしいたけ嫌いガールズ見たい
24 22/11/22(火)01:29:52 No.995929209
>久しぶりにレイドボスガールズ見たい
25 <a href="mailto:あんひみ怪文書「つま」">22/11/22(火)01:48:08</a> [あんひみ怪文書「つま」] No.995932554
配偶者の呼称は色々とある。中でも「妻」というと、女性の配偶者を指す語である。 が、実は、その語義を女性相手に限定するようになったのは、中古以降の話である。 それまでは、男でも女でも、ひいては人間以外の番にも同様に使っていたものだった。 一説には、妻問婚が一般的であった時代に、未婚女性がその家の端(つま)に、男性とともに過ごすための部屋を建てたのが語源だとか。 そんなことを思い出して、貴方の時代ではどうでしたか、と彼女に聞いてみた。 とは言っても、現代日本語はおろか上古の言語でさえ、彼女が実際に喋っていたそれと同じである保証はないことは承知のことである。 「そう、ですねえ。私自身は、その、覚えていないのです」 やはりそうか、とも思う。サーヴァントは、時代において記憶していては不都合な情報について、召喚時に検閲されている節がある。 きっと、嘗ての世界の記録が大規模に失われたこの世界では、その情報も不要のものと判断されたのであろう。 と、考えていたのだが、どうもそういうことではないという。……彼女には、そもそもそうした相手がいなかったのだ。
26 22/11/22(火)01:48:49 No.995932686
「妻」というのは、夫婦間の呼びかけで使用されるのが主な用途であったということを踏まえると、実に失礼な物言いであるかもしれないが、未婚の彼女がそれに馴染みがないのは、当然でもあったか。 何かにつけて、自分の知識欲に引っかかる部分があると考えなしに口に出すのは悪癖だと、自分を戒める。 彼女は飽くまでも女王であった身。許しがあるとはいえ、図々しく振る舞ってはならないのだ。 「……ええ。私は、結局そのことを知らないままに生命を終えました。ですから、少し興味もあるのです」 その後に続いた彼女の言葉も、その時は、自分に気を使ってくれての言葉だと思っていた。 それでますます気負うようになり、暫く、お互いにぎこちなかったことを覚えている。 あれから、いくらも時間が経った。彼女の言葉の意図を、こうして思い返してみれば、自分は中々こじらせたことを考えていたものだと苦笑する。 多くのことを知って、今の彼女は、随分と今生を楽しんでいる。彼女の興味であったその一事も、或いは、実体験として得ていると自惚れてもいいのかもしれない。 軒先、共に座す。それとなく、手を動かす。小指が少し触れ、その温さを、暫く感じていた。
27 22/11/22(火)02:04:56 No.995935265
「応えよ
28 22/11/22(火)02:08:59 No.995935824
やっぱりこの姉妹いいなぁ ハバネロは主人公だったしお姉ちゃんの方がどこかで客演しないかな
29 <a href="mailto:アラフォー堂マギ怪文書「40の夜」">22/11/22(火)02:18:55</a> [アラフォー堂マギ怪文書「40の夜」] No.995937234
養子を迎え、育て、送り出し、そしてまた二人に。 随分と遠いところまで来た、と思いつつ、少し皺の増えた手を見つめる。 いつまでも、若かりし頃と変わらない姿。それとは対照的に、どんどんと老いさらばえる自らの身体……などというと、きっと嘗ての同窓達に「年寄り扱いするな」と怒られるだろうか。 それでも、感じずにはいられない。そうして少しずつ、できたことができなくなっていく自分を。 魔導探究は後に託せる。自身の死さえも、受け入れざるを得ないと諦められる。 ただ、彼女を後に残してしまうことが。嘗ての美しさのまま、自分が変えた彼女が残されることが。 いつかの日の誓約を違える気はない。これが執着だと蔑まれようと。それでも、その距離だけが恐ろしいのだ。 「大丈夫、ですよ」 いつしか震え出した手を、温かい手が包む。白磁の美しさは変わらず、その心のように清らなままの。 「私は今、幸せです。それはあなたがいてくれるから。形ではなく、想いとして、私の中にも」 「だから、あなたも。恐れるより、幸せを言葉にしてください。それで私は、想いを深められる」 在り来りかもしれない。でも、それで震えは、少し収まった。
30 22/11/22(火)02:23:12 No.995937825
延命に手を出すと余程常軌を逸してるか狂ってるかじゃないと魂腐るのが確定だからつらい…
31 22/11/22(火)02:38:54 No.995939587
そういえば堂島くんはお父さん娘さんを僕にください!してたな…
32 22/11/22(火)02:39:17 No.995939632
「───あ~退屈。退屈でスね~」 人影がボヤく。甲板の隅っこにあるベンチに腰掛け、腕組みをして背もたれに体重を預けている。 顔のあるところには雑誌がアイマスク代わりに覆いかぶさっていた。 退屈、と呟くがそれも当然だ。彼女が乗っているのはクルーズ船などではない。広い甲板を見渡せばコンテナの列。 言うまでもなくこの船は貨物船だった。この貨物船の一角に、明らかに貨物船のクルーではない女が居座って久しかった。 誰もそれに違和感を覚えることはない。暗示魔術でもそれだけの長期間を誤魔化すのは難しいのに、何ひとつ疑問に持たれない。 それを成り立たせている女は、成り立たせているとは思えないだらけた声でぼやく。 「やっぱりクルーズ船を待つべきでシたかね~。でもそれだと一ヶ月遅れでスもんね~」 クルーズ船はいい。少なくとも『楽しまれるために存在している』というのがいい。移動にはよく利用している。 間延びしていた女は、しかし乗組員たちが俄に慌ただしくなったのを受けて顔の上の雑誌を取り上げた。 「おや…陸地が見えてきまシたか」 くすりと笑う。機械のように笑う。開けた視界の彼方にはぽつんと岸が朧気に見えていた。