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  • 泥深夜 のスレッド詳細

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    22/11/14(月)01:25:51 No.993183075

    泥深夜

    1 22/11/14(月)01:29:11 No.993183866

    見たい

    2 22/11/14(月)01:32:41 No.993184593

    見たくない

    3 22/11/14(月)01:33:08 No.993184674

    どっちなんだい!

    4 22/11/14(月)01:33:12 No.993184694

    どっちだよ

    5 22/11/14(月)01:45:50 No.993187043

    見ーーーーーーーーーたい!

    6 22/11/14(月)01:46:41 No.993187201

    『私だったもの』が血溜まりに沈んでいる。 ぶくぶく。ぷくぷく。プールの中にいるみたい。命が漏れて一面に広がってる。 もったいない。もったいない。うるさい。声が頭の中に響く。もったいない。 掠れる視界には私を『私だったもの』にしたヤツの背中がある。ヤツの前には次に『それだったもの』にする予定のものがある。 私がこうして秒単位で死んでいく間にヤツは秒単位で『それ』を『それだったもの』にするだろう。 もったいない。もったいない。うるさい。もったいない。もったいない。 もったいない。最後の欠片なのに。何千年も駆け上るに足る、たったひとつのピースなのに。ああ、もったいない。 代償を払え。代償を払え。まだ間に合うぞ。まだ間に合うぞ。無価値になる前に差し出せ。差し出せ。 何を?言うまでもない。差し出すべきものは生まれた時から持っていた。余すところなく持っていた。 楔は切れた。他でもない、ヤツが切ったんだ。文句を言われる筋合いはない。 くれてやればヤツをどうにかできるのか?何かが笑う。唇を三日月にして嘲笑う。 できるぞ。できるぞ。ちっぽけなお前を鍋にくべて、ぐつぐつ煮込んで、浅ましいものを作ろう───

    7 22/11/14(月)01:46:53 [〆] No.993187236

    気配を感じて振り向いた。"絶縁の魔女"は微かに目を見張った。 "絶った"はずのものが立っていた。己で作った血溜まりの海の上でそれがふらりと立ち上がったのを目の当たりにした。 全身血まみれ。傷口だって塞がって無くて、けれど血はもう流れ出ていない。 赤みがかったブロンドも血に濡れていて、そこだけ赤毛になったようにてらてらと生々しく雫を溢していた。 視線も意志も虚ろ。それでも蛇のように鎌首をもたげ、こちらを指した指にははっきりとした殺意が塗り込めてあった。 『───繕おう───繕おう』 起き上がった人影が言葉を編む。それはまるで機械のように。機械という言葉が生まれる前の機械のように。 『お前を鋳潰して繕おう。きっかり、そっくり、鋳潰して、それで繕ってしまおう』 広がった血液を媒体として宙空に歯車が生まれていく。いや、あれはただのイメージだ。 『ソレ』に対するイメージに過ぎない。だから、あの歯車の本質は─── 『繕ってから、鋳型を鋳潰したことに気づいてしまおう』 「───お前」 魔女は低く呟いた。ジゼルと呼ばれていたものがジゼルではなくなったことに気づいたのはこの時点で彼女とホロシシィだけだった。

    8 22/11/14(月)01:48:44 No.993187570

    見ーーーーーーーーーたくない

    9 22/11/14(月)01:49:22 No.993187659

    スレッドを立てた人によって削除されました お目汚しが貼られちゃったネ

    10 22/11/14(月)01:56:19 No.993188761

    なにこれ

    11 22/11/14(月)01:57:36 No.993188952

    ネタバレ的なものを食らった気がする

    12 22/11/14(月)01:59:57 No.993189338

    魔女パイ生誕シーンはちょっと重くない?

    13 22/11/14(月)02:01:03 No.993189535

    スレッドを立てた人によって削除されました はー駄文が貼られちゃった

    14 22/11/14(月)02:06:37 No.993190430

    綺羅星も結構前になるんだな

    15 22/11/14(月)02:06:41 No.993190441

    スレッドを立てた人によって削除されました よくこんなもん見せようと思ったネ

    16 22/11/14(月)02:07:31 No.993190572

    スレッドを立てた人によって削除されました 絶賛の自演するの楽しい?

    17 22/11/14(月)02:10:21 No.993191036

    スレッドを立てた人によって削除されました 本気で見たくないんだよね…

    18 22/11/14(月)02:12:31 No.993191324

    じゃあ見なければいいのでは

    19 22/11/14(月)02:13:07 No.993191406

    深夜まで起きてスレ開いといて見たくないて

    20 22/11/14(月)02:13:15 No.993191420

    >魔女は低く呟いた。ジゼルと呼ばれていたものがジゼルではなくなったことに気づいたのはこの時点で彼女とホロシシィだけだった。 同類だからか

    21 22/11/14(月)02:13:19 No.993191428

    じゃあ寝ろよ

    22 22/11/14(月)02:13:55 No.993191516

    貼られちゃうから

    23 22/11/14(月)02:14:40 No.993191618

    スレッドを立てた人によって削除されました ん~~0点!

    24 22/11/14(月)02:15:29 No.993191735

    絶縁さんは泥にはまだいないんだっけか

    25 22/11/14(月)02:19:16 No.993192201

    >絶縁さんは泥にはまだいないんだっけか くにちゃんで前振りされてる位かな

    26 22/11/14(月)02:20:58 [1/2] No.993192428

    夜観市の一角にあるマンション。 その5階に住む黒澄鞘華はベランダから秋の気配を感じさせ始めた風景と騒がしく祭りの準備に勤しむ光景を見下ろしていた。 鞘華は夜の喧騒は嫌いだが、お祭りの夜は別だ。明るくて楽しい気分にさせてくれる。…そう言えば夜の街は好きだけど祭りの喧騒が嫌いと言って憚らないひねくれた奴がいたな。 鞘華が再従兄弟殿と呼ぶ仏頂面をした同年代の親戚を思い出し、思わず笑みが零れる。と、そこで鞘華はあの箱入り娘、ミナがお祭りに参加した事がないと言っていた事を思い出した。 「折角だからお姉さんがお節介焼いてやりますかね」 鞘華は上機嫌に携帯を取り出すとある番号に電話を掛ける。暫くコール音が響いたのに、ガチャンと電話を取る音がした。…うわっ、マジかよ。彼処んちまだ黒電話使ってるんだ。 『はい、黒瀬ですが…』 「おっ、その声、再従兄弟殿か?」  聞きなれた若い男の声に鞘華の口元が緩む。再従兄弟殿なら話が早い。 『チッ…なんだお前か。 いえ、黒澄次期御当主殿。黒瀬の家に何か御用でしょうか?』 小さい舌打ちの後、嫌みったらしく恭しい口調。

    27 22/11/14(月)02:21:31 No.993192505

    読みたくない癖にまだいたのか

    28 22/11/14(月)02:21:36 [2/2] No.993192522

    「なんだよ、正峰~私とお前の仲じゃん」 『で、何の用…いや、何をさせたいんだ?』 此方のおどけた口調に取り合おうともせずに正峰は此方へ問い掛ける。お互い長い付き合いだ、遠慮はいらないか。 「いや、実は頼みがあってさ。高校卒業祝いに買って貰った浴衣、あれを送って貰いたいんだよ」 『ああ、あの一度二度袖を通してしまいこんでる浴衣か。着るのか?』 「俺じゃないけどね。 知り合いの外国人のお嬢さんに着せてやりたいんだ」 ミナは外国人だし、お嬢さんだ、嘘はいっていない。 『大学の知り合いか?…まぁいいさ。しかし、たまに実家に帰ればこれか』 「そう言うなよ、今度長野に帰ったら奢るから」 『その時には俺が長野にいない。兎に角浴衣だな、今日中に送っておく。着払いで送るからな』 「出してくれよ、それくらい」 『教育実習生に金などない』 ガチャン、と再び音がして通話が切れた。無愛想な奴め、しかもケチだ。絶対あいつはモテない。と軽く毒づく。 「さて、ミナには後で連絡いれて…後は愛輪くんだが、最近なんか妙に素直だからなんとかなるだろう」 鞘華は頭の中で算段を付けるとパチン、と小気味良く携帯電話を閉じた。

    29 22/11/14(月)02:23:50 No.993192819

    黒瀬一族も結構いるんだよな確か...

    30 22/11/14(月)02:27:31 [〆] No.993193282

    がりがりと音が響く。豆挽き機によって珈琲豆が粉々になる音だった。 「ふー、まさか別働隊なんて姑息なことをされるとはね。私も嫌われたものだ。……イリーナ、本当にありがとう。君のお陰で生徒を守れた」 ホロシシィが呟く。売店の奥にある小スペースだった。スツールに腰掛け、腕を組んでいる。 その表情は普段塾生たちに見せるものとは少し趣が違う。数十年来の相棒にだけ見せる顔だ。 珈琲を淹れるという一点において異様な拘りを見せるイリーナはその礼の言葉についと流し目を送っただけだった。 「いいえ。私にとっても他人事ではありませんので」 イリーナの言葉はいつもシンプルで冷ややかだ。ホロシシィは微笑む。 イリーナは別に情深くなどない。ただ己の職責と利益に対して非常に忠実だ。そして綺羅星の園が彼女にとって終の棲家であることを彼女自身がよく知っている。 返事の代わりにホロシシィは尋ねた。 「今日はどこの豆だい?」 「ブラジルです。比較的安価で購入可能…」 フィルターに挽いたコーヒー豆を詰めつつ、イリーナはホロシシィを見た。 「…しかし、近年は侮れない味わいとなりつつあります。まるでこの園の生徒たちのようですね」

    31 22/11/14(月)02:27:37 [遠野特異点「」] No.993193300

    https://seesaawiki.jp/kagemiya/d/%ba%a1%b4%df%a4%c8%c8%e0%b4%df%a4%ce%a5%d5%a5%a9%a1%bc%a5%af%a5%ed%a5%a2%a1%a1%b1%f3%cc%ee%b6%bf%b8%b8%c1%db%eb%fd 結局切りの良いところまでの更新は叶いませんでした とりあえず書けたところまで更新しておきます

    32 22/11/14(月)02:31:18 No.993193772

    おつ 気長にのんびり待つから無理せずに