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22/11/13(日)23:59:35 先日ポ... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1668351575971.jpg 22/11/13(日)23:59:35 No.993152676

先日ポケスペ純愛健全ゾロ目スレでのレブルのネタを話として書かせていただきました このスレ自体はダイススレではありません 思いっきり三次創作ですのでご了承下さい あらすじ >冬でもミニスカなブルーを心配するレッド >手を繋いでデート >ブルーの冬用ニーソ姿にドキドキするレッド

1 22/11/14(月)00:00:03 No.993152913

「…っくしょん!!」 レッドの自宅。 早朝に目を覚ましたレッドはいきなりくしゃみをした。 「う…、寒いな」 布団をつい被り直してしまう。 「そろそろ毛布出すかな…」 掛け布団だけでは耐えきれない程に寒い。 シロガネ山で修行もしているからある程度は寒さには耐性はあるつもりだ。 だけどそれだけで薄着のまま耐えられるかというとそうでもない。 トレーナーは身体が資本だ。 無理をして体調を崩してはいけない。 衣替えの時期かな、とも考える。

2 22/11/14(月)00:00:27 No.993153123

と、そこでポケギアが着信音を奏でた。 モニターには見慣れた名前。 ブルー。 最近交際を始めた最愛の女性の名だ。 「もしもし?」 「あ、おはようレッド。 寝起きに可愛い彼女の声が聞けて嬉しい?」 「ああ。嬉しいよ」 否定する理由もないので肯定する。 だが実際に口にすると恥ずかしい。 「…ホホ。レッドはストレートね」 少し間があったのは彼女も恥ずかしくなったからだろうか。 「それでね、近いうちにデートしない? 冬服買いたいから荷物持ちしてほしいんだけど」

3 22/11/14(月)00:00:47 No.993153293

「いいよ。それくらいならお安いご用だ。 オレもそろそろ冬服買いたいしな」 迷うことなく了承する。 「すんなりオッケーしてくれるのね。 そんなにアタシに会いたいのかしら?」 「それもあるなぁ。 好きな女の子とは出来る限り一緒にいたいし」 「…アタシもよ」 それまでの明るい声ではなく、ゆっくりと噛み締めるようにブルーが同意の言葉を紡いだ。 自分たちが両思い。 そんな少し前に確かめ合ったはずのことを再確認して、顔が熱くなる。

4 22/11/14(月)00:01:17 No.993153512

「じゃ、いつくらいなら開いてる? アタシはこの週ならいつでもいいけど」 「オレも同じだよ。 せっかくだし今日にしないか?」 「そうね。電話してたら直接あなたの顔見たくなってきちゃった」 「そうだな。オレもだよ」 レッドも同意する。 「オレたち気が合うな」 「それだけ相性がいいってことよ」 「それなら嬉しいな」 笑い合い、待ち合わせ場所と時間を決めた後に通話を切る。

5 22/11/14(月)00:01:34 No.993153648

「ブルーとデートか。楽しみだなぁ」 さっきまでの寒気が嘘のようだ。 身体が熱くなる。 掛け布団を引き離してベッドから降りる。 寝巻きを脱ぎ、いつもより少し厚着をする。 今日は楽しい一日になりそうだ。 つい鼻歌まで流したらボールの中のみんなに白い目で見られたが。

6 22/11/14(月)00:01:54 No.993153800

「お待たせ」 「いや、それほど待ってないよ」 待ち合わせ場所にしていたコンビニで顔を合わせる。 ブルーも上着を着ていて、いつもよりは暖かそうだ。 だが、スカートはいつもと同じ短いものだった。 「脚、寒くないか?」 「平気、と言いたいけど正直寒いわ。 もうちょっと長いスカートか靴下にするかすればよかったかも」 脚をさすりながらブルーが言う。 「ま、お店で買えばいいわ。 それじゃあ行きましょう」 「ああ」 手を繋ぐ。 小さな手。 女の子の細く、柔らかい手を握って安堵と少しの緊張をした。

7 22/11/14(月)00:02:12 No.993153921

服屋に着くと、店員に迎えられる。 「いらっしゃいませ。カップルの方でしょうか?」 「そうなんですー。最近付き合い出したラブラブです♡」 ブルーがこちらの肩にもたれてくる。 手を繋ぐくらいならともかく、それ以外のボディタッチはまだ慣れず、照れてしまう。 「それでしたらカップル割引がありますので、ぜひご利用ください」 「わかりました。よろしくお願いします」 彼女に手を引かれ、店内を回っていく。 外の冷気や風がないため、とても暖かく感じる。 「なんかちょっと恥ずかしいわね」 ブルーが小さく呟く。

8 22/11/14(月)00:02:30 No.993154045

「何がだ?」 「アタシたちがカップルってことよ」 「その割には堂々としてたように見えたけどな」 自分は店員とブルーの会話を聞いているだけで何も言えなかった。 「恥ずかしくても、言いたいのよ。 アタシがレッドの彼女だって。 いろんな人にね」 「それは…、ちょっとわかるかもな」 自分とて、ブルーと付き合っていることを言い出したい気持ちはある。 こんなに素敵な彼女を持てたことを世界中に自慢したい。 そんな気持ちはレッドの中にもあった。

9 22/11/14(月)00:03:02 No.993154240

「ペアルックとかしてみる? みんな一目でアタシたちがどれだけ好きあってるかわかっちゃうわ」 「それも恥ずかしいな…」 「そうね。アタシたちにはまだ早いかも」 あっさりと引き下がる。 そこまで本気ではなかったのだろう。 「じゃ、そろそろ服選びましょうか。 外に出たらまた寒くなっちゃうからね」 「そうだったなぁ。 そういえば服買いに来たんだった」 「そこ忘れてるの…?」 ブルーが呆れた声を出した。

10 22/11/14(月)00:05:57 No.993156274

「これ、どうかな?」 「んー、レッドにはロングコートとか似合わないんじゃない? もうちょっと裾短い方がいいと思うわ」 「わかった。そうするよ」 レッドの服装をブルーに吟味してもらう。 レッド自身、ファッションには疎いので彼女に選んでもらうのが確実と思っている。 「アタシもちょっと服選んでくるわ。 ちょっと待っててねー」 「オレがついていかなくていいのか?」 「レッドには着た後のアタシを見てほしいもの。 それまでのお楽しみよ」 そう言ってブルーはレッドを置いて行った。

11 22/11/14(月)00:16:29 No.993159990

「どう?」 ブルーが服を抱えて試着室に入ってからしばらく経って。 カーテンを開けてブルーが聞いてきた。 「あれ?いつもと変わってないんじゃないか?」 見たところ何も変わってないような気がする。 「変わってわよ。こことか」 いきなり、ブルーがスカートをめくって見せてきた。 「うわぁっ!?」 思わず手で顔を覆って視界を塞ごうとする。 だがしっかりと見てしまう。 好きな女の子のスカートの中だ。 それを見たくなる欲望はレッドにもあった。

12 22/11/14(月)00:21:03 No.993161642

「あれ?」 その下にあるのは下着ではなかった。 身体にフィットしたスパッツだった。 「アタシだってさすがにこんなところで下着見せたりしないわよ。 まだキスくらしかしてないしね」 「そうだよな…」 ホッとした反面、少し残念にも思う。 「アタシのスカートの中見たかった? レッドったらえっちね」 「否定できないな…」 実際に見ようとしてしまったのだから言い訳もできない。

13 22/11/14(月)00:31:02 No.993165200

「それはそうとね」 「なんだ?」 「レッドはスカートの中にスパッツ履くのはあり? それともなし?」 少しだけ、スパッツをずらしてブルーが聞いてくる。 腰のラインが強調され、スパッツに隠れていたはずの下着が少し透けて見える気がする。 「…な、なしかな」 「わかったわ。レッドは案外こういうのにも弱いのねー」 レッドには刺激が強すぎる。 まだ普通に下着そのままの方が健全にすら思えてしまう。

14 22/11/14(月)00:34:11 No.993166321

「じゃあ次に着替えるから、ちょっと待っててね」 またカーテンが閉じられる。 布の擦れる音がして、つい変な想像をしてしまう。 しばらく待っていると、またカーテンが開かれた。 「どう?」 今度もあまり外見は変わってないように見える。 だが、今度は明確に違う箇所がある。 脚だ。 先程はそこは剥き出しになっていたが、今は違う。 ニーソックスに膝の上まで覆われていた。

15 22/11/14(月)00:40:11 No.993168572

「スカート短いままであったかくしようと思ったんだけど、どうかしら?」 ブルーの脚を見る。 大部分がニーソックスに覆われているが、少しだけ。 ふとももが露出している。 短いスカートと、ニーソックスの間。 そこにだけ脚の肌が露出していた。 それを見てしまう。 いつも露出しているよりも、少しだけの露出。 そちらの方が、かえって色気があるように思えた。

16 22/11/14(月)00:44:56 No.993170324

「い、いいと思う」 「ありがと。じゃ、これにしよーっと」 そう言ってブルーがまたカーテンを閉める。 今度はすぐにカーテンが開かれる。 「じゃ、行きましょう」 手を繋いで、会計に向かう。 だけど店を出る時になっても。 レッドの脳内には先程のブルーの脚が浮かんでしまっていた。

17 22/11/14(月)00:49:48 No.993172051

「今日はありがと。 お金も出してもらっちゃって」 「それくらいいいさ」 カップル割引のおかげもあって、そこまでレッドの財布には深刻なダメージにはならなかった。 「お礼ってわけでもないけど」 「ん?」 突然、首元に違和感があった。 何かが巻き付く感触。 でも絞められるような力の強いものではなかった。 優しく、包み込まれるような柔らかな感触がしていた。

18 22/11/14(月)00:54:53 No.993173887

首元を触ってみる。 「マフラー?」 「うん。ちょっと早いかもだけど」 ブルーの方を見る。 彼女の首にもマフラーが巻かれていた。 それも、片方はこちらに向かって伸びているように見えた。 「これって、一つのマフラーで繋がってる?」 「ええ。これならアタシたちがカップルだってみんな一目でわかるでしょう?」 「それもそうかもな」 若い男女が長いマフラーを2人で巻く。 そんなことをするのは2人の関係が恋人くらいしかないだろう。

19 22/11/14(月)00:57:33 No.993174824

「じゃ、また他のところ行きましょう。 まだまだ夜まで時間あるわ」 「ああ」 首元には恋人と同じマフラー。 手には恋人の手。 2箇所で繋がっている。 好きな女の子と。 そんな幸せを噛み締めつつ、レッドは恋人と並んで歩いた。

20 22/11/14(月)00:57:49 No.993174918

以上です 閲覧ありがとうございました

21 22/11/14(月)01:01:29 No.993176086

最近寒くなってきたので衣替えの怪文書です しまったブルーのマフラー手編みなの書くの忘れてた…

22 22/11/14(月)01:04:47 No.993177175

>短いスカートと、ニーソックスの間。 >そこにだけ脚の肌が露出していた。 >それを見てしまう。 >いつも露出しているよりも、少しだけの露出。 >そちらの方が、かえって色気があるように思えた。 (ウンウンと頷くゴールド)

23 22/11/14(月)01:09:49 No.993178729

>「んー、レッドにはロングコートとか似合わないんじゃない?もうちょっと裾短い方がいいと思うわ」 実際ポケマスのマジコス悪くはないけどコメントに困るからな…

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