22/11/10(木)22:26:23 早い... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1668086783856.png 22/11/10(木)22:26:23 No.991969577
早いもので気が付けばウマ娘になってからそろそろひと月が経とうかと言う頃。私の部屋には男の頃には無縁だった化粧品の数々が並べられていた。 スッピンでも綺麗な顔立ちのウマ娘であるからして、私は化粧っ気の欠片も無かったのだけれども ふとした拍子に教え子達にスッピンである事を知られ、あれよあれよと肌のお手入れから化粧の仕方までをレクチャーされた挙げ句、教え子達のお勧め、お気に入りの化粧品一式をプレゼントされてトレーナー寮に持ち帰る事になった。 なお、この一連の出来事の一部始終を見ていたサンディにはゲラゲラと笑われた。そして私は気が付かなかったけれども、ウマ娘特有の顔立ちの良さに紛れて彼女も確りとメイクをしていた事をつい先日知った。 週末。少しは慣れてきたメイクを終えてよし! 今日は図書館にでも行って気になるウマ娘関係の本でも読もう! と意気込んだ所…
1 22/11/10(木)22:27:33 No.991970040
「おい待て相棒」 「ぐぇっ」 サンディに首根っこを掴まれて私は醜い悲鳴を漏らした。 「今日はオレ様に付き合って貰うぞ」 「サンディの我が儘には何時も付き合ってるじゃん!」 昨日の夜なんか、えっちな姿勢でえっちな玩具でヒィヒィ言わされたのに…! 嗚呼、思い出しただけで顔が紅くなるのが分かる。蓋に鍵を掛けて棺桶に引き籠もりたい。 「お前、オレ様が最初に買い与えてやった服をローテーションして着てるだろ」 そりゃ、それしか服が無いですから。 「この前の化粧騒動もそうだが、お前には飾りっ気が無い。オレ様の相棒がそんなツマンネエ女なのは許せない。だから付き合え。オレ様の女らしくしてやる。そしてお洒落を覚えろ」 斯くして、私は何様オレ様サンディ様の後ろをトコトコと歩いてとある芦毛のウマ娘が出資している大きなブティックに向かうのでした。付いてく付いてく。
2 22/11/10(木)22:27:56 No.991970207
レース場の如き広さを誇る売り場の敷地面積に圧倒されつつ、私は呆然とした。見渡す限りの服、服、服… 日用的な物から有名ウマ娘のコスプレ勝負服まで。果ては服に合わせる色んな靴も、それはもう山ほど。 「お前最近下着が苦しくなってきてるんじゃねえか?」 私が呆けている間にも、雑にカートをガラガラと押しながらポイポイと色気のある下着を遠慮なく籠に投げ入れていくサンディに私は顔が紅くなった。 「な、何で知ってるの!?」 「オレ様は伝説のサンデーサイレンスだぞ? 何人の女を抱いてきたと思ってんだ。女のスリーサイズが何れ位在るかなんて手で撫でるだけで分かる。まぁ揉むがな。その方が楽しい」 カッハッハッと笑うサンディに私はゲンナリしてその後ろ姿に付いていった。付いてく付いてく。
3 22/11/10(木)22:28:19 No.991970377
そしてそれからの時間、私はサンディの玩具になった。着せ替え人形の時間になった。 胸元を強調したり視線誘導させるように開かれた服を着せられたり、腰の括れを抑えてお尻の大きさを強調する様な攻めた服を着せられたり。 深いサイドスリットの入ったピッチリしたワンピースとか。ハッキリ言ってサンディの趣味がモロバレ。 「それじゃあコレ、全部くれ」 そう言いながらサンディは懐からブラックカードを取り出して店員に渡した。本当にこの子は何者なのだろうか。学園に沢山の知り合い? らしき子も居るし、自分曰くあのメジロマックイーンとは深い縁があると言うし。 「おら、何ボヤボヤしてんだ。着替えてこい」 私がぼんやりと考えを巡らせていると、タグを外された服の上下一式を手渡された。 「それ着替えたら靴も見繕うからな」 私は溜め息を漏らして、今暫くサンディの着替え人形を続けた。
4 22/11/10(木)22:28:48 No.991970604
沢山の服と下着と靴を宅配サービスに押し付けて、私達は今トレセン学園の城下町のとあるカフェに居た。 静かな時間と落ち着いた空気が身に浸みる。履き慣れないキトゥンヒールでブティックからこのカフェまで歩いただけでもう足がジンジンした。 「おい相棒。そんなヒラメみたいに潰れてんじゃねえよ。そんな程度でレースに出たらびりっ尻だぞ」 「そうは言っても私はウマ娘の経験がゼロだし女の子の経験もゼロなんだよ?」 「慣れろ。お前専用のブーツが来た時に上手く走れる様に、今日買ってやった靴を履け。毎日違う奴をだ」 それはまた、足の靴擦れの絆創膏塗れになりそうだなぁ…なんて私は思うのであった。 「それはさておき、可愛い相棒にご褒美の時間だ」 何の事やら。と思っていると銀色のワゴンで運ばれてきた香ばしい香りのする珈琲と、見るからにフワフワの甘い香りのするホットケーキがやってきた。
5 22/11/10(木)22:29:27 No.991970876
「此方、当店自慢のモカとなります。どうぞごゆっくり」 そう言うとウェイターは去って行って、私はテーブルに置かれた珈琲を眺めた。恐る恐る手に取り、口にする。…嗚呼。凄く美味しい。フルーツみたいな風味に、心地よい酸味が舌の上を走り抜けていく。まるでターフを走るみたいに… 「ほれ、相棒。あーんしろ」 呼ばれてハッとなって目を開くと、たっぷりのイチゴジャムが塗られたパンケーキがフォークに刺さって口元の傍に居た。 私はサンディに言われるが儘に口を開き、ぱくり。とパンケーキを口にする。イチゴジャムの甘みと、小麦粉と卵、砂糖に牛乳の織りなすハーモニーに頭の奥が痺れそうになって…! 正に甘美。体中を駆け巡る美味しさの衝撃が疲れた体に痛いほど響き渡る…!
6 22/11/10(木)22:29:56 No.991971051
「…嗚呼、コレはウマ娘が甘い物に目がないのも無理がないわ…」 本能的に、甘い物を求めてしまう。そして手元の珈琲を飲み、口の中を洗い流す。 「ほれ、あーん」 再び、パンケーキ。痺れる美味しさ、蕩ける甘さ。ほぅ…って幸せな溜め息が零れ落ちる。 「確り味わえよ?」 優しげな、サンディの言葉に私は素直に肯き 「夜はオレ様が楽しむ番だからな」 なんて、唐突に私の幸福をドロ沼の情欲に突き落としてくれるのであった。 . 『称えよ、晴れるや、日曜日6』 何故なにサンディちゃん Q/サンディちゃん何れ位揉みしだいてるの A/毎晩たっぷりスケベしてるのでサイズが1上がりました
7 22/11/10(木)22:30:39 No.991971365
需要無いでしょうがお久しぶりです サンディちゃんにあーんして貰うお話でした
8 22/11/10(木)22:31:29 No.991971730
俺に需要あるんだが?
9 22/11/10(木)22:32:44 No.991972256
需要無い序でに1~5話の纏めとオマケです fu1630440.txt
10 22/11/10(木)22:51:20 No.991980309
まとめ助かる
11 22/11/10(木)22:56:01 No.991982288
次はどんなオレ様ムーブを取らせような 纏めは誤差レベルの加筆修正入りです
12 22/11/10(木)22:56:42 No.991982580
>「確り味わえよ?」 > 優しげな、サンディの言葉に私は素直に肯き >「夜はオレ様が楽しむ番だからな」 ここ好き ひどい
13 22/11/10(木)22:59:19 No.991983732
>>「確り味わえよ?」 >> 優しげな、サンディの言葉に私は素直に肯き >>「夜はオレ様が楽しむ番だからな」 >ここ好き >ひどい いいだろ? サンデーサイレンスだぜ
14 22/11/10(木)23:16:59 No.991990959
久しぶりのサンディちゃんたすかる
15 22/11/10(木)23:33:27 No.991997185
楽しみに待ってますよ