泥の のスレッド詳細
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22/10/06(木)23:28:50 No.979360466
泥の
1 22/10/06(木)23:30:43 No.979361132
サブに投げられてる軍服MSかわいいね
2 22/10/06(木)23:40:21 No.979364498
MSってなんのことかと思ったけど魔法少女の略か
3 22/10/06(木)23:48:53 No.979367354
気付くと私はそこにいました。 そしてすぐに理解しました。ここは作り変えられたあの世界。今や虚構から本物へと成り代わった、歴史の始まる場所にいるのだと。 しかし傍らに我が主はいません。別れ間際のたった30秒だけ私の真の主だった御方は。 これが私のさだめなのでしょう。終生の友も、絶対の主も、永遠の愛も、そばにあるのは刹那の間。 私の意志や望みに関わらず、こうしてまた私はひとりとなった。運命に追いつかれたわけです。 ───旅の末に請われました。『この新天地の安寧のために協力して欲しい』と。 もう己がひとり定めた方以外に仕えるのは御免です。そう言って断るのは簡単でした。しかし私は頷きました。 追うのも、諦めるのも、もうよそう。ただ待とう。あの方が英雄ではなく、ひとりの人間として生きていける大地を守って。 なに。あの戦いの日々でさえ私はずっと待っていたのです。あの方が己に立ち返ることができるまで。それが少し延びるくらいどうということもない。 待つのだ。俺がかつて心を寄せた、あの愛が俺を待っていてくれたように。 再び見えるあの御方が俺を知らないのだとしても。ただ待つことが俺があの御方に返せる忠節だ。
4 22/10/07(金)00:11:54 No.979375557
トリスタン!
5 22/10/07(金)00:13:45 No.979376212
器用に生きてるようで不器用過ぎる
6 <a href="mailto:ある日曜日の枢木邸で1/3">22/10/07(金)00:32:23</a> [ある日曜日の枢木邸で1/3] No.979383090
ある日曜日の昼、行幸立花は人払いの結界が張られた枢木邸の庭にいた。 立花は掌大の石にアルファベットのSに似た文字を刻むとこれで大丈夫かな?と何者かに話し掛ける。 屋敷の主である楡ではない。楡は何時ものように冷ややかに立花を一瞥していた。 『ああ、それで良い。 それがソウェル、火のルーンの一つだ』 立花の疑問に答えたのは楡の隣、その地面に突き刺さった槍…マジカルホワイトトパーズ、正確にはホワイトトパーズに 無幻泡影されたランサーだ。 「それで火が出せるようになるのか?」 いつの間に庭に出てきたのか、先ほどまでリビングにいた(楡に言わせれば勝手に占拠して)萬谷桜楽は興味津々と言った様子で様子を見に来ていた。 「……火のルーンってアンザスやカノかと思ってたけど違うんだ」 『いや、枢木女史の知識は間違いではない。アンサズ、イングズ、ソウェル、カノ。全て発火のルーンとなり得る』 意外そうにぼそりと呟いた楡の言葉にランサーが答える。 「その4つが、全て火なの?」 ランサーの言葉に首を傾げたのはルーン魔術を教わっている最中の立花だった。
7 <a href="mailto:ある日曜日の枢木邸で2/3">22/10/07(金)00:32:42</a> [ある日曜日の枢木邸で2/3] No.979383193
『太陽と勝利を意味するソウェル、松明を意味するカノは発火のルーンとしては初心者向けだ。 アンザスは知識のルーンで知らしめる事が真価だが、汎用性が高い。早い話知識とイメージ次第で発火だけでなく自在に事象を起こせる』 ランサーの言葉にへー…と頷く立花と桜楽。一方楡はその答えに不服そうだった。 「待って、そんな話聞いたことないんだけど」 『魔術とは学問であると同時に神秘と信仰だ。特に出来ることに幅があるルーン魔術に関しては、言ってしまえば出来ると強く思えば出来るし、最初から出来ないと思っていれば何も出来ない』 楡の言葉にランサーは淡々と答える。その答えを聞いても楡は不満そうだった。 「え!じゃあ私もルーン魔術使える?シャドウファイアー!って出来るの!?」 横から割って入ったのは桜楽だった。全身を使って炎を表現して前方に発射するようなモーションを取る。 『まぁ、出来ない事はないと思うが…君はルーン魔術抜きで多分近い内に炎を自在に操れるようになると思うぞ』 「マジで!やった! さっそく一緒に練習しよ!」 ランサーの言葉にガッツポーズをすると、桜楽は炎を出す練習をし始めた。
8 <a href="mailto:ある日曜日の枢木邸で3/3">22/10/07(金)00:33:39</a> [ある日曜日の枢木邸で3/3] No.979383498
「ランサー、もう良いかしら?」 待たされた立花は少し不満そうに少し頬を膨らませ、ランサーをジト目で見る。 『ああ、すまんなお嬢ちゃん。 ルーンを刻んだ石を遠くに投げろ…燃え広がらないとこだぞ? 準備が出来たら魔力を込めて唱えろ、ソウェル!』 「……ソウェル!」 瞬間、ルーンを刻んだ石がパチパチと火花を立てると発火し、そして鎮火した。 「すっげー!」「……出来た」 はしゃぐ桜楽とほっと肩を撫で下ろす立花。 『ちゃんと火が出たか、最初にしては上出来だ』 立花を誉めるランサー。その横にいた筈の楡はいつの間にか姿を消していた。 「……出来ると強く思えば出来る、か」 楡は一人リビングに戻っていた。片手には掌大の石。楡はナイフで石に何かを刻もうとして……止めた。 「今更ね……」 自嘲するように嗤う。そうだ、全ては今更だ。 「あれ?くるくるねーちゃんいない?」「くるるさんトイレでしょうか?」「く゛ーる゛ーる゛ーき゛ーよ゛! 誰がくるくるだのくるるですって!!」 ガキどもの声に先ほどまでの自嘲をかなぐり捨てて楡は庭へと戻った。
9 22/10/07(金)00:35:08 No.979383958
魔術の父直々の指南
10 22/10/07(金)00:39:48 No.979385283
くるるるぎさん!
11 22/10/07(金)00:40:31 No.979385468
くるるるるるるるるるるるねーちゃん!!
12 22/10/07(金)00:47:06 No.979387321
相性的にどうなんだろうね くるるるるはルーンじゃなくてドルイド方面だけど