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22/10/01(土)07:05:31 四十度... のスレッド詳細

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22/10/01(土)07:05:31 No.977340603

四十度と三十九度の隙間からなる人工の雨を浴びながら、何の気ありにこれからのことを想ってみる。シャンプーを手のくぼみに溜め、もうかたほうで軽く髪を絞る合間で。考えてみるんだよね、髪の毛を泡もじゃにしながら。 「ふんふふ~ん……」  大抵の場合、恋する乙女ってのは四六時中をそのために使いがち。私もその例には漏れないわけだけど、比較対象としてのセイちゃんはだいぶ控えめな方ってことだけは先に断っておくね。だからまあなんだって話だけどさ、誤解されたくないじゃない。だって私もう身体はとっくの間に洗い終わってるし、そも髪の毛洗うだけの時間なんてロングヘアーな子ですらじゅっぷんあればじゅうぶん、ダブル十分だ。その短い時間の中で思索を巡らせるって行為が、どれだけの意味と理由を持つか。敢えて言葉にするまでも無いと思うんだけど、どうでしょうか?  土曜の朝、天気は曇り、湿度と温度は夏の終わりにしちゃそれなり。昨晩と今朝のニュースいわく、太陽はねてようびを決め込むつもりのようだから、服装はほどほどにかわいく出来るだろう。夏はさわやか、秋はふんわり。春と冬は遠い先なので特別気にしなくて良いでしょう。

1 22/10/01(土)07:06:06 No.977340657

鼻歌混じりに泡を流して、蛇口を捻って雨を止めたら曇り鏡にちょっと向き合う。 「ま、こんなもんでしょ、ね?」  うすあおいろのタイルたちにフツーに白いイヌの歯を見せてあげて、ウインクひとつ投げだしたらシャワーの方へと意識を移す。朝も朝のシャワー室には私以外誰もいやしないから、好きなだけ『セイウンスカイ』を整えることが出来る。そしたら、いきますかと意気込んで。睫毛の終わりを昨日の方へと振り払う。左に、右に、にいさんし。ぱっ、ぱっ、ぱっと水滴を躍らせて。ぱち、ぺち、床を歩いて水気の多いこの場を出たら。扉近くに引っ掛けておいたバスタオルを手に取ってさっさと身体を拭く。こんな好き放題して怒られないのかって怒られるわけないじゃん、バレないようにしときゃいいんだもん。着替えやら荷物やらも近くに寄せてるけどさ、カゴとかキャリーとかなんて後で戻しておけばいいんだよ、こんなの。だって誰も居ないからね、うるさく指摘なんてされないから大丈夫なんですよ、別にね。ふふふん。

2 22/10/01(土)07:06:32 No.977340692

 水気を適切に処理したらお気に入りのTシャツやらなんやらに袖や脚を通して、最低限の恰好を整えたら、銭湯とかにありがちなでっかい洗面台へと向かう、お化粧ポーチを手にして。メイクデビューはとうに済んだんだから、メイクアップは欠かしちゃいけないものだ。普段ならまあ雑でも良いかもだけど。こういう日はね、それじゃあダメなんだよね。 「ふん、ふん、ふ~ん……」  世の中には体面って言葉がある。朝の自主トレすらお休みの本日にシャワーを浴びる理由なんて、説明しなくたって分かるでしょうってお話だ。肌に滲んだ寝汗を落として、軽くでも脂っぽくなった髪を綺麗にして、昨日を脱ぎ去り新しい私に出会ったなら。そう、ヘアトリートメントは当然のように無香料が基本になる。傷まないように、まあそれなりにキレイに映るように。ドライヤーとかを使いながら綿っぽい色合いのショートヘアを整えていく。香りを抑えているのはなんでかって、たぶん特に理由はないんじゃないかなあ。まあ、そうだなあ。何かしらあるとしたら、なんちゃらかんちゃらしたからほにゃらら記念日とかそういう類いのヤツだと思う。

3 22/10/01(土)07:06:59 No.977340719

大事にするだけの具体性はあるけど、だからって言葉にしたらすぐさま陳腐になる、つまりはそういうことなんです。分からない人にはいつか補習を開いてあげるから、それまでゆっくり考えてみてね。 「恥ずかしいわけじゃあないもんね~」  ぼやきまじりにスキンケアなどなどを終えたら、うすーくファンデーションとアイラインだけ乗せて、質感を乗せるためだけのリップをこれまたささやかに塗って、いつだかに褒めてもらったシトラスとマリンブルーなコロンをかるーく首元にワンプッシュ。そんでいつもとは微妙に違う菊の髪留めを付けたら、完成するのは特別仕様のわたくしセイちゃん。文字通りのナチュラルメイクに違和感がないことを鏡で確認し、自分にオッケーを出したなら寮のみんなが起き出す前に自室へと戻る。なるたけ静かにドアノブを捻り、コソ泥よろしくで開けたら閉める。 「よし……」  流石私って思っちゃうと口元がどうしても緩む。おサボりのために鍛えた忍び足はこういうときにも役に立つもんなんだなあ。いやはやまったく問題なし、同室の子はぐっすりスヤスヤお休み中だ。

4 22/10/01(土)07:07:53 No.977340796

ならばこのまま起こさないように気を配りつつ立ち回らねば。脱いだ服たちはとりあえず洗濯カゴへ放り込む。色々と使うだろう手回り品は普段遣いのバッグとは別の、ここぞってときにしか使わないショルダーバッグに仕舞い込んで。そそくさいそいそと身支度を整えたら。 「んじゃあ……」  自分の机にメモ紙置いて、朝の、その、デートへと抜け出しますかあ。すいすいと部屋を出て共用の冷蔵庫に立ち寄り、中から『作戦』を取り出す。鼻歌を『作戦』の包み紙を剥がしたなら、朝もまだの美浦寮からおさらば。私は力強くアスファルトを踏み締める、今日の待ち合わせは寮近くの公園だ。ただいまの時刻は待ち合わせの三十と五分前。せっかちさんだって流石にまだ待っちゃいないだろう。  のんびり、だけど大股で、口は半月のお椀みたいにして。閑散を極めた早朝の歩道を進んでいく。朝も朝だと道行く車すらも急いでないように思えてしまう。信号の点滅も心なしかユルい気がする。でも実際にはまあ、何も変わってはいないはず。主観の一秒が三秒ほどに感じられたとしても、世界全体で刻んでいる密度は特に変わらない。

5 22/10/01(土)07:08:20 No.977340831

これは全部私が体感しているモノでしかないって分かっている。けれど、この穏やかさはいつもの朝らしくないというか。 「あーむ」  夢みたいに見えるんだ、この望ましい光景が。  とりあえず合流ポイントにはお先さんで辿り着いたので、きれいめなベンチへと腰を下ろして。此度の作戦兵器である真四角の、ディストピアのソーダフロートをまぐまぐ頬張りつつ、だれかさんが現れそうな場所を眺める。やややっ、なんてこともなく。おそーい、なんてぷんすかすることもなく。あなたが歩いてくるだろう方角を向いていれば、終末を生き残った戦士みたいな歩調と雰囲気を携えながら、朝靄を裂く『だれか』の姿が見えてくる。 「んぉーい」  呼びかければ声だけ違う形で言葉が返ってくる。無駄な遠回りなんて好まない彼の、手を振る姿がだんだんと近づいてきて、いまたしかに顔が見えた。 「……イ、待ったかーっ?」 「いえいえ、トレーナーさん。おはよーございます」 「いやあ早いな、待たせてごめ……って、スカイなあ。朝っぱらからアイスなんて。朝ごはんも前なのにお腹壊しても知らないぞ」 「いんですよ、作戦なんで」 「作戦って、なんの?」

6 22/10/01(土)07:09:39 No.977340939

「なんでも~。あ、あとセイちゃんのお腹は丈夫ですからね。これぐらいじゃあへこたれませんよ。せっかく奢ってくれるんですしね、モーニング」  ぽんっとお腹を叩いて、もう一口アイスをむしゃる。そんな私をじいっと見つめるトレーナーさん。女の子の口元をじろじろ眺めるだなんて、これは少しばかり立場ってものを教えてあげなきゃいけないみたいだ。まだ半分はアイスの残る、それ以外には特に変哲のない濡れた棒を彼の方へ指し向ける。 「そんなにほしいなら。はずれのぼっこだけ、あげましょうか?」  するとトレーナーさんは一瞬だけたじろぎ、それからやけに白けたような目を向けてきたあと瞑目し、私の頭の真ん中をチョップしてくる。 「いた~い、こりゃバイオレンスですねえ、訴えなきゃ」 「からかってきた君が悪いんじゃない?」 「うわ~、都合が悪いときだけなすりつけるんですねえ~」 「いやいや、先に手……いや口を出してきたのはそっちでしょうに」 「いやいやいや、スルーしないでツッコんで来てるのそっちですも~ん」 「……朝から冴えるねえ、やっぱりワリカンにしちゃおうかな」 「あれ、カッコイイおとなでしたよね、トレーナーさん?」

7 22/10/01(土)07:11:10 No.977341087

「くそ……お仕置きしきれないな全く……というか……」 「あら、なんでしょ?」 「なんかスカイから海の匂いがするような……」  ようやく気付いた、何分経ったと思ってるんだろう、この朴念仁は私の変化に目敏くない、ほんとうに。おしゃれをしたときに限って船の錨かってぐらいに重たく鈍くなっちゃって、たびたび私をやきもきさせる。 「あ、気付きます?」  けどね、気付かれたいのと気付いて欲しいってのは違う。同じように思わないで下さいよ、まったく違うんだから。それとこれとは本当に話が違う、一から百まですべてが別物なんです。気付いて欲しい私は、いついかなるときもしれっと立ってなきゃいけない。気付かれたいは受動だけど、気付いて欲しいは能動に寄る。繰り返してあげよう、気付かれたいと思うことと、気取られてしまうことはまるでべつ。私だって策士の端くれだ、だったら相手を手の平の上で転がしてこそ本懐を遂げられるというモノだし。今日も今日とて我流の当たり前をやるだけやったなら、あとは上段に構えて相手の挙動を伺うんだ。 「合宿のときとか、気分転換で砂浜観に行った時も、海の匂いがするって言ってくれましたもんね~」

8 22/10/01(土)07:11:44 No.977341139

「ああ、そういや……」 「なんです、もしかして忘れちゃったんですか?」 「いや、改めて思い出すと相当照れ臭いこと言ったな、と……」  皮肉を返してやろうかな、いっつもキザっちいことばっか言ってますよって。でも歯の裏側に舌がぶつかって言葉は止まる。何故かって、それは。ぽりぽりとほっぺを掻いてから、トレーナーさんがはにかんだから。 「でもま、本当に。良く似合ってるよ。スカイがそこに居るって、すぐわかるぐらいに」  人差し指の第一関節、それぐらいの大きさになったソーダのアイスを口の中に溶け込ませて。噛み締めてあげる、貰った言葉と一緒に奥歯のあたりで。様子を見る必要があるのは、一気に取り込んだら照れとくすくす笑いとが爆発して私をおかしくさせてしまうから。すっきりした木の棒を近くのごみ箱に放り込んで、ことさらゆっくり、ゆっくり咀嚼して飲み下す。 「にゃはは……どーもっ」  ねえ、神さま。  たまに早起きしたんだしさ、ちょっとだけ教えてくれてもいいんじゃない?  このひとと私の『大き差』は、どれくらいのサイズ感ですかね?

9 22/10/01(土)07:12:36 No.977341218

 分かってる部分もありますよ、普段遣いの筆箱に入る定規二個ぶんはないってことぐらいなら。だったらそう、ちょっとだけ空に吊られてみたらすぐにでも届くはず、ですよね。ついばむためのくちばしが、触れ合うためのくちびるに変わるまで。柔軟体操でもするみたいに身体を伸ばしてみてもいいよね。勇気を出さなくたっていいんだ。どうせ私はそうしたいと思ってしまっているんだから。神さま、度量の大きなところを見せて欲しいなあ。責任転嫁だけでいいからさせて下さいよ。乙女の秘め事の一部始終を覗き見させてあげてるんだから、それぐらいはいいですよね? 「顔、傾けて?」 「こう、か――」  あなたを好きになったんだから、もっともっと愛してください。そうおねだりできるだけの厚かましさは私にはないから。ひそやかにしとやかにゆるやかに私は、あなたに気付かれないような形でもって好きの形を発露する。  見つめたい、触りたい、夢みたい、夢見て生きたいなら動きたい。  桃と林檎と苺で出来た海で溺れるだけじゃぜんぜんまったく物足りない、から。

10 22/10/01(土)07:12:58 No.977341247

 身体にイメージを、ありったけ集めて。現実から超次元へ私は動く。ホント嘘偽りなくナチュラルに、身体は動いたんだ。  合わさる影、重なる熱、吐息の温もりが耳をかすめて。  まとう空気は微熱を超えて、平熱っていう感覚は忘れた。  解けて、溶ける、平衡感覚。まっすぐ立つことの難しさを思い知れば。  勝ち取ったA5ランクの不自由さを彼の身体にぜんぶ預けて。  自由を手にした私はミリ単位で触れ合う名残を惜しみながら。  人たらしな神さまのベーゼを跳ね除けて、爽やかに不敵に離れていくんだ。  涼やかな朝の風にあとを任せた、私は。 「……いただき」  五十音を逆から数えてまずひとつめ、私がしちゃったいきづかいは。 「……にへへ」  そんな感じ。トレーナーさんがするためいきは、私のさっきをぐるっと逆転したような。 「まったくなあ……」  ほんの少しうれしそうな、あきれたような、そんな感じ。 「ね、どんなあじ?」

11 22/10/01(土)07:13:36 No.977341299

「……さっき食べてただろう、なんかソーダの味がするよ」 「そーじゃなくて、他には?」 「海の香りもするよ、そりゃこんだけ近いんだもんな」 「もー、いっつもそればっか。他に気の利いたこと、言えないんですか~?」  恥ずかしさってのは大体遅れてやってくるモンだ。ある程度やりきったあと、反応を待つタイミング目掛けて。メンコで隠した耳のさきっちょが猛烈な勢いで燃え始める。沸き出す焦りに背中のどこかも水っぽくなり出した。それでも飄々とした立ち居振る舞いを崩せないのは、私が私をまだあきらめてないからだ。諦めちゃえばへにゃんとも出来るし、甘えられるだけ甘えちゃってもいいかなと思えちゃうだろうけどさ。 「じゃあちょっとカッコつけたことしてもいい?」 「へ? まあ、いいですけど?」  諦めない私へのご褒美をちょっとだけ期待してたんだ、このひとは仰々しいのが好きだから。絶対確実に私を追い詰めてくれるって信じているし、信じた甲斐はすぐさま訪れるのが通例というか、本当にいつものことなんだ。  私が海の香りを引き連れているのだとしたら。彼は豊かな森の緑を背負い漂わせている。

12 22/10/01(土)07:14:05 No.977341343

そんなトレーナーさんが、私の耳元で囁いてくるのは、ほどほどにしておけよ、なんて殺し文句。う、だの。わ、とか。照れることすら許してくれないその一撃。  このひとの奏でるセレナーデを聴いた頬骨さんの宿命は、もはやあつくあつく色付くことだけ。隠したい、けど隠し切れない。朱色に染まったほっぺたを、夕焼けが隠してくれるまで、あと十時間はかかるから。こいつは私がなんとかしてやらねばならない。まあ。その、私こういうのは正直あんまり強くないから。そう、やっぱりさ、早起きはやっぱり体に毒だ。いつも訪れる朝日のくせに、思い通りにならないなんて生意気にもほどがある。もう、ほんとうに、トレーナーさんはわるいひとだ。 「あ、あ~……や、その……」 「照れ過ぎだよ、俺のほうが苦しくなるって」  ここまで辿り着いちゃった愛ってやつは、どこまでその色を変えてくれるだろう。どうか、どうか願わくば。私の好きであなたの信じる私への好きを。このトワレの香りが私に似合わなくなってしまうまで、それまでどうかずっと未来を信じ続けられるようにずっと。

13 22/10/01(土)07:14:45 No.977341394

「悪かったよ、カッコつけすぎたから……なあ、本当に恥ずかしくなってきた、頼むからなんか言ってくれないか」  それくらいの気分転換を講じれるのなら、事は簡単に終わるのになんて。殊勝なことを考えてみるのでした。無理なりに、ね。 「じゃあ、さ……」  デートに本腰入れる前にさ、トレーナーさん? 「うん、なんだい?」  少しだけ、ほんの少しだけ聞いても…… 「ん~……や!」  うん、やめときましょ、まだ。このタイミングじゃない気がするし。 「また、こんどにしときます!」 「なんだよ、気になるだろ」  にゃはは、特になんでもないんですよ、ただね。 「大したことじゃないんですもん、ホント」  伝わらないよう頭の中に留めておきますけど。

14 <a href="mailto:おわり">22/10/01(土)07:15:06</a> [おわり] No.977341432

 私ね。あなたのこと。  本当にだいすきなんです、分かってるかもしれないけれど。 「大丈夫ですって、ぜったい、いつかには」  見つけてくれて、寄り添い逢えて、あなたに出会えて。 「言いますよ、だから行きましょうよ」 「……そっか、じゃあ。まあいいか?」  奇跡の軌跡をありがとねって。  朝焼けと日没を楽しく繰り返すこの日々に。 「そ! だから、いきましょ、一緒に!」  尽きることのない感謝の念を、枯れるわけもない好感の情を。 「はいはい、じゃ朝ご飯……」  いつか、ぜったい、言いますよ。 「行く前に、手、繋ぎましょうよ!」 「はいよ、じゃ。行くか!」  まだまだおあずけしときますけど、絶対に、ね!

15 <a href="mailto:s">22/10/01(土)07:16:46</a> [s] No.977341561

朝イチでデートに行ってほしい幻覚が見えたので書きました 長くて申し訳…

16 22/10/01(土)07:17:26 No.977341621

朝から爽やかなものを…

17 22/10/01(土)07:18:53 No.977341731

セイちゃんが女の子してるの興奮するしトレーナーの事好きすぎるのが愛おしい

18 22/10/01(土)07:24:16 No.977342192

あーセイちゃん好き

19 22/10/01(土)07:26:10 No.977342342

もっと幻覚を見ろ

20 22/10/01(土)07:28:43 No.977342562

朝からいいものをありがとう

21 22/10/01(土)07:31:44 No.977342830

おかしいな肝心のデートシーンがないようだが

22 22/10/01(土)07:34:05 No.977343036

>おかしいな肝心のデートシーンがないようだが セイちゃんNGがかかったか…

23 22/10/01(土)07:40:04 No.977343629

早起きしてよかった

24 22/10/01(土)07:44:34 No.977344090

このセイちゃん割とマゾじゃない?

25 22/10/01(土)07:55:38 No.977345343

一つ一つの表現が綺麗で好き セイちゃんかわいいですね…

26 22/10/01(土)08:02:32 No.977346199

> メンコで隠した耳のさきっちょが猛烈な勢いで燃え始める。沸き出す焦りに背中のどこかも水っぽくなり出した。それでも飄々とした立ち居振る舞いを崩せないのは、私が私をまだあきらめてないからだ。諦めちゃえばへにゃんとも出来るし、甘えられるだけ甘えちゃってもいいかなと思えちゃうだろうけどさ。 >「じゃあちょっとカッコつけたことしてもいい?」 >「へ? まあ、いいですけど?」 >諦めない私へのご褒美をちょっとだけ期待してたんだ、このひとは仰々しいのが好きだから。絶対確実に私を追い詰めてくれるって信じているし、信じた甲斐はすぐさま訪れるのが通例というか、本当にいつものことなんだ。 ここ倒錯したプレイじみてて好き

27 22/10/01(土)08:09:19 No.977347099

トレーナーを追い詰めた後に反撃されるのが好きだなんて…強いわ…

28 22/10/01(土)08:10:04 No.977347199

今日はいい一日になりそうだ

29 22/10/01(土)09:49:00 No.977365865

セイちゃん可愛いなぁ……幸せになれよー

30 22/10/01(土)09:56:46 No.977368111

恋する乙女がたっぷり愛されちゃってるの良い…ありがたい

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