ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
22/09/21(水)22:06:53 No.974159487
今日も今日とて5G達は何かと理由をつけて飲み会を開こうとしていた。 「おうおうどうしたマカヒキちゃん、いつも以上に顔色が悪いぜ?」 宴会部長のオジュウチョウサンが、無理やり引っ張ってきたマカヒキを心配そうに声をかけていた。 「いや……フランスに行ったドウデュース君が心配で……」 「あぁ……体重がエライことになってたらしいな」 「メンタルは図太いんですが図太すぎて当日までに調整できるかどうか……」 「まるでトレーナーみてぇだな」 「まだ現役なんですがね……」 はぁ……とマカヒキはため息をつく。 「お前はお前で自分の事を第一に考えろって事だな」 「オジュウさんはちょっと我が強すぎますよ」 「これぐらいじゃねぇと年には勝てねぇんだ」 とお互い年齢をネタにハハハと笑う。
1 22/09/21(水)22:07:28 [s] No.974159705
「ところで皆遅いな……」 オジュウチョウサンは待ち合わせの時間が近付いているが未だに自分とマカヒキしかいないことを疑問に思う。 「それなんですが、オメガパフュームは奥さんがご飯作ってたみたいで今日は不参加みたいですよ」 マカヒキがそう言ってスマホの画面を見せてくる。 「新婚はアツアツだなぁ。アフリカンゴールドは ?」 「返信がありませんね。ウマッターも更新してないようです」 何かあったんだろうかと心配する二人。 だかしかし 「お待たせしました!」 と突然見知らぬウマ娘から声をかけられたのだった。
2 22/09/21(水)22:07:47 [s] No.974159819
「うん?誰だお前?」 オジュウチョウサンがウマ娘に聞く。 するとウマ娘は 「アフリカンゴールドですよ先輩」 と名乗るウマ娘。 だが二人が知っているアフリカンゴールドではない。 「まさか……お前……」 「はい……アフリカンゴールドなのにロストゴールドしました」 この妙な下ネタは正しくアフリカンゴールドであった。
3 22/09/21(水)22:08:06 [s] No.974159934
ウマ息子は基本的に人数が少ない。 というのもウマソウルは基本的にウマ娘の体に定着しやすいというものがあり、ウマ息子の体に入っているウマソウルは存在が非常に不安定で揺らいでいる、というのが世界ウマソウル学会の見解だ。 そしてウマ息子達は子供の頃からヤンチャをしていると確実に親に言われることがある。 それは 「言うことを聞かないなら三女神様が怒ってウマ娘になっちゃうよ!」 という物である。 これだけならただの躾でよく見られるものであるが、こればっかりは違う。 本当に朝、ある日突然ウマ娘になってしまうのだ。 この現象を世界ウマソウル学会は「センバ現象」と呼び、研究の対象となっているのだった。
4 22/09/21(水)22:08:25 [s] No.974160075
「はじめはビックリしたが喋ってるとアフリカンゴールドだってわかるのは凄く不思議な感覚だなマカヒキちゃん」 「長くトレセン学園にいるとたまに見ますが、こうやって付き合いのある方がなるのは初めてですね」 居酒屋に入って焼き鳥を頬張りながら話をする。 「って事はやっぱりあの夢を見るのかアフリカンゴールド」 「あの夢ってなんなんです?」 とマカヒキが聞く。 「白い人が出てきて起きたらウマ娘になっててスッキリするって奴ですね。僕の時もやっぱり出てきました」 なるほどなぁとマカヒキは頷く。 「それにしても突然ウマ娘になるなんて大変ですよね。これまでの交友関係とか変わってしまいそうで」 「まぁ俺達は今まで通り一緒に飲み会するんだけどな!」 と5G達の夜はこれからなのだった。
5 22/09/21(水)22:08:54 [s] No.974160274
「へっぷし!」 「エフフォーリアよ風邪か?」 「いや……誰かが俺の噂をしているような気がして……」 「季節の変わり目だからな。そなたはただでさえ体が弱いのだから暖かくせねばならぬぞ!なんなら……余が温めてやってもいいんだ余♥」 「冗談は止してくれシャフリヤール」 「むぅ……相変わらず釣れないやつよな……。まぁそんなところが良いのだが……」 「何か言ったか?」 「何でもない余!」
6 22/09/21(水)22:10:33 [s] No.974160890
セン馬を5Gにするか悩んだ結果バ美肉おじさんになったアフリカンゴールドです 見た目美人なのに中身はおじさんなのはギャップ萌えになるんでしょうかね?
7 22/09/21(水)22:45:47 No.974174539
唐突なエフ余が投入されててダメだった