22/09/18(日)23:58:04 先日ポ... のスレッド詳細
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22/09/18(日)23:58:04 No.973194479
先日ポケスペ純愛健全ゾロ目スレでのレブルとルサのネタを話として書かせていただきました このスレ自体はダイススレではありません 思いっきり三次創作ですのでご了承下さい あらすじ >浴衣姿に >気ぶりルサ >レッドのリアクションが初々しすぎるのでこれは自分たちがサポートしないとダメだと思ったルサ
1 22/09/18(日)23:58:28 No.973194625
「夏祭りに行きたかばい!」 ホウエンのルビーの自宅。 朝からサファイアがそんなことを言い出した。 「いや、もう9月後半なんだけど」 カレンダーを見てルビーは言う。 「年中薄着で動き回ってて季節感ないとは思ってたけど、 そこまで酷いとはね」 「失礼ばいあんたは!」 何故か怒り出した。 事実を指摘しただけなのに。
2 22/09/18(日)23:58:50 No.973194745
「そうじゃなくて、次ん日曜日にコトキタウンで夏祭りやるんばい! 大雨とか台風で延期になっとったけんこん時期にやることになったとよ」 「ふーん」 彼女の差し出したチラシを見る。 焼きそば、たこ焼き、輪投げ、射的。 おなじみの屋台が出る予定だと記載されていた。 「そういえば今年は夏祭り行ってなかったし、 言ってもいいかな」 「やった!」 飛び跳ねて喜びを表現するサファイア。 子供っぽいなぁとは思うが、彼女らしい。
3 22/09/18(日)23:59:06 No.973194849
「じゃ、それまでにサファイアの浴衣作らないと。 当日までには出来ると思うよ」 「わかった!待っとーばい!」 そういうとサファイアは部屋を出て行った。 「やれやれ、いつもながら騒がしいなあ」 眼鏡の位置を直して、愛用の裁縫道具を取り出す。 「さぁ、サファイアに似合う浴衣作らないとね。 ちょっと作業に集中するからそれまで外に出せないけどごめんね」 ボールの中のポケモンたちに謝る。 みんなは笑っていたので許してくれたのだと解釈した。
4 22/09/18(日)23:59:32 No.973195007
そして当日。 「浴衣、すごかかわいらしか!」 浴衣に着替えて、サファイアが上機嫌でその場をくるくる回った。 白をメインにして花の柄は青にして爽やかな印象にしている。 「ボクの見立て通り、やっぱりサファイアにはこのデザインが似合うね」 最近は服を送ってもあまり喜ばれなくて、これくらい嬉しがられるのは久しぶりだ。 楽しそうにはしゃぐサファイアを見ると作った甲斐があったと思う。
5 22/09/18(日)23:59:47 No.973195091
「じゃ、お祭りに行こうか」 「うん!」 こちらが差し出した手をサファイアが取る。 自分とて夏祭りが楽しみではないわけではない。 だからか、つい笑顔になってしまった。
6 22/09/19(月)00:00:02 No.973195191
日も沈んだコトキタウン。 そこにつくとすでに屋台が多く立ち並んでいた。 「あ、あそこ焼きそばやっとー!買いに行こう!」 到着するや否や、すぐさまサファイアに手を引かれた。 「いきなり食い気優先?」 「こげなお祭りん時に食べる焼きそばは一味違うんばい!」 言わんとするのとはわからなくもない。 イベントの中で食べるものはなんでも美味しく感じてしまうものだ。 昔はよくわかってなかったが、イベントに参加するようになってからは理解できるようになった。
7 22/09/19(月)00:00:23 No.973195335
屋台に到着すると、早速サファイアが注文した。 「おっちゃん、焼きそば二つくれん!」 「すみません、焼きそば二つ」 声が重なった。 どうやら自分たちとほぼ同時に注文した人がいるようだ。 気になって、そちらを見てみる。 「あ」 「え」 そこには、知った人たち。 カントーにいるはずの2人の先輩。 レッドとブルーがそこにいた。
8 22/09/19(月)00:01:29 No.973195742
「へえ、こっちに夏祭りやってるから来たんですか」 「もともとホウエンに用事あったからな。 カントーに帰る前に寄ってこうって思ってさ」 焼きそばを食べながら、話をする。 やっぱり美味しい。 普段は体型維持のため食べ物に気をつけているのだが、こういう時はそんなことを気にせず食事を楽しんでいる。 「ブルー先輩も浴衣なんね」 「せっかく夏祭りに出るんだもの。 浴衣着て参加しないとね」 ブルーの方は濃い青に白い柄の浴衣だ。 示し合わせたわけではないが、色合いがサファイアと真逆になっていた。
9 22/09/19(月)00:01:48 No.973195871
「せっかくだし、ルビーたちも一緒に回るか?」 焼きそばを食べ終わるとレッドが言い出した。 「いやダメでしょ。ルビーとサファイアのデートなんだから邪魔したら悪いわ」 彼の袖を引いてブルーが止めた。 「それもそうだな。悪い」 「ラブラブな2人の邪魔しちゃダメだしね」 「そ、そやね」 照れたサファイアを見つつ、レッドはブルーと共に去っていった。 と、サファイアが2人の去っていった方を見続けていたのに気づく。 「どうしたの、サファイア?」 「あん2人、あっちもデートなんやなか?」 「え?」
10 22/09/19(月)00:02:11 No.973196020
言われて、自分もそちらを見る。 今でもブルーがレッドの袖を摘んだままであった。 「あれって…」 「手を繋ぎたいけどできないって、初々しい感じかな」 見ている限り、レッドもブルーも仄かに顔が赤い。 どちらもお互いを意識しているように見える。 先輩たちがそんな関係者だとは。 「あん人たち年上で先輩だばってん、カップルとしてはあたしたちん方が先輩やなか?」 「確かにそうだけど、なんだか見ててもどかしいなぁ」 普通に手を繋げはいいのに。 ついルビーは思ってしまう。
11 22/09/19(月)00:06:21 No.973197591
「何か、手助けできんかな?」 「余計なお世話かもしれないけど、放っておいたら進展しないかもしれないからね」 頷きあい、先輩2人を追いかける。 「あの、先輩」 「え?」 「やっぱりボクたちと回りませんか?」 「いいのか?」 先程別れたばかりの自分たちが追いかけて、そんなことを言うとは思わなかっただろう。 レッドもブルーも驚いていた。
12 22/09/19(月)00:12:32 No.973200038
「デートはいつでも出来るけど、先輩たちとお祭りに行くのは機会がなかなかないですし」 「みんなでいた方がお祭りは楽しかて思うばい」 「…じゃあ、お言葉に甘えようかな」 「ルビーたちがいいなら、アタシたちもいいわ」 レッドもブルーも了承した。 「これで、ダブルデートですね」 「なんかワクワクしてきたたい!」 テンションの高いサファイアと異なり、大人2人は照れていた。
13 22/09/19(月)00:15:29 No.973201095
以上です 閲覧ありがとうございました
14 22/09/19(月)00:16:42 No.973201530
今回短めですが続きます ちょっと予定の半分くらいしか書けてないので今から続き書いてもスレ落ちるまで間に合わないと思いますので今日はここで区切って置きます