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22/09/18(日)22:20:16 ミドリ... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1663507216006.jpg 22/09/18(日)22:20:16 No.973152492

ミドリが勘違いで自滅する話をAIのべりすとに書かせた fu1452908.png ユズトーク

1 22/09/18(日)22:20:39 No.973152642

信じられないものを見た。 約束の時間より少し早く待ち合わせ場所についた私の目に飛び込んできたのは、知らない女の人と仲良くお喋りをしている先生の姿だった。 私は一瞬で頭が真っ白になった。 「……っ!」 思わず声を上げそうになって、なんとか飲み込む。 それから、物陰に隠れて様子を伺う。 ……なにをやっているんだろう。約束をしたのは私なんだから、先生に声をかければいいだけなのに。 頭ではそうわかっているはずなのに、私はそこから出る勇気が出せなかった。 もう一度、先生の話し相手を見る。 黒い服に身を包んだ、背の高い女の人。見るからに大人びていて、体つきも……私なんかとは比べ物にならない。 そんな人が、本当に親しげに先生に話しかけている。

2 22/09/18(日)22:21:32 No.973153049

(……あれ?) なんだろう、この気持ち……。 胸がざわついて、ムカムカする。 息苦しくなって、視界が滲む。 「──」 女の人が何か言ったみたいだけど、よく聞こえなかった。 ただ、その人は笑顔を浮かべながら、先生の顔を見つめて、それから。 先生に、抱きついた。 「……!?!?」 あまりの出来事に、思考が追いつかない。 え? いま、あのひと、せんせいにだきつい……え? 「あの、──」 先生も少し驚いた様子で固まった後、その人の名前を呼ぶ。けど、よく聞き取れない。心臓がバクバクと騒いでいるせいだ。 「あら、なんでしょう~?」 「もしかして、また……」

3 22/09/18(日)22:22:04 No.973153278

「うふふ、はい。さっきあそこのお店で……」 「好きなのはわかるけど、程々にね」 その後もしばらく、断片的に会話が聞こえる。 けど、内容は全然頭に入らない。 先生とあの人が仲良さげにしている光景だけが、脳裏に浮かんで消えていく。 頭の中ぐちゃぐちゃのまま、成り行きをただ見ていることしかできなかった。 「それでは、私はこれで……」 「うん、それじゃ、子供達にもよろしくね」 「はい!あの子達も先生に会いたがっていますので、また顔を見せに来てくださいね」 「うん、今度時間を作って会いに行くよ」 子供……!? 「それってまさか……いやそんなはず……でも……」 取り止めもない言葉が口から漏れ出す。そして、気づけば私はそこから逃げるように走り出していた。走って、走って、走る。どこに向かっているのかなんてわからない。とにかく走りたかった。

4 22/09/18(日)22:22:35 No.973153494

「っ……ぅぇ……ひっく……」 涙が止まらない。 どうして泣いてるんだろう。 どうしてこんな苦しいんだろう。 きっと、私の考えは間違っている。早とちりの勘違いに決まっている。 でも、その真偽を先生に確かめる勇気なんてなかった。 「……」 いつのまにかやって来ていた公園のベンチに、吸い込まれるように座り込む。動悸の治らない胸を抑えて、何度かえずいた。 それから、スマホに通知が来ていたことに気づく。 『ミドリ?』 『今どこにいるの?』 先生からの、モモトーク。 それを見て、約束の時間がとうに過ぎていることを知る。 戻らなきゃ、と立ちあがろうとして、足が動かない。 戻る?こんな状態で?先生のところに?

5 22/09/18(日)22:24:29 No.973154409

……できるわけがない。 『すみません、先生』 『急用ができてしまって……』 『今日の約束は……』 震える手で、やっとのことでそれだけ返信する。 『何かトラブル?』 『大丈夫?私に何かできるなら言って』 すぐに返信が返ってくる。いつも通り、優しい先生の言葉。 でも、今はそれが辛かった。 『いえ、その……』 『課題の提出を忘れていたことを思い出して』 『今日締め切りなので、急いで持っていかないといけないんです』 嘘をついた。 『そっか、それは一大事だね』 『なら今日の予定はまた今度にしよう。時間ができたらまた教えてね』

6 22/09/18(日)22:24:57 No.973154635

その嘘にも、優しい返事が返ってくる。 『お忙しいのに、すみません』 『気にしないで。それより課題、ちゃんと提出してね』 『……はい』 既読がついて、会話が終わる。私はようやくベンチから立ち上がって、とぼとぼと家路に着いた。 「……ただいま」 「あれ?どうしたのミドリ。今日先生と出かけるんじゃなかったの?」

7 22/09/18(日)22:26:08 No.973155141

「……」 「……?」 出迎えてくれたお姉ちゃんの言葉に答えず、私は部屋に入り、ベッドに飛び込んだ。 「うぅ……ゔぅ~~~~!!!」 そして枕に頭を埋め、声を押し殺して泣いた。 今日見た光景についてのショックに対しても、先生に確かめることのできない自分の情けなさに対しても。 何もかもが嫌になって、私は泣くことしかできなかった。 終わり fu1452929.png

8 22/09/18(日)22:30:26 No.973157032

黒い服でハスミかと思ったけど子供が居るからシュンか

9 22/09/18(日)22:30:42 No.973157143

救いはないんですか!?

10 22/09/18(日)22:31:13 No.973157390

最低だよ先生も…シュンおばも…

11 22/09/18(日)22:31:20 No.973157439

黒服…お前女だったのか…

12 22/09/18(日)22:34:46 No.973158974

シュンさんは先生にそういうスキンシップする

13 22/09/18(日)22:39:55 No.973161272

ミドリはモモイにしか勝てないのか…

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