22/09/13(火)23:12:08 それは... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1663078328116.jpg 22/09/13(火)23:12:08 No.971406190
それはトレセン学園栗東寮の片隅にポツンと存在する。 今日も今日とて悩める生徒が訪れる場所。 トレセン学園5Gが一人、ダービーウマ息子のマカヒキが悩める学生の生徒会やトレーナーに相談できないような事を聞いてくれる相談室だ。 初めのうちはトレーニングの相談やレース展開の相談を聞いていたのだが、後輩のポタジェやドウデュースがG1を制覇したことによって気がつけば 『マカヒキ先輩に悩み事を相談したらどんな悩みも解決する』 と尾ひれがついてしまい沢山の生徒が相談を持ちかけるようになってしまった。 相談に来てくれるのは嬉しいが、こちらにもキャパシティがあるので事前予約制にすることでなるべく多くの生徒の力になりたいとマカヒキは思っている。 届いている手紙を見ながらマカヒキは相談者が来るのを待っていたのだった。
1 <a href="mailto:s">22/09/13(火)23:12:31</a> [s] No.971406413
まず一人目の相談者は『栗東所属のSさん』だ。 「待たせたなマカヒキ長老!早速だが余の悩みを聞いてほしい」 (長老はやめてほしいんだけどな……) と心の中で呟きながらマカヒキは傾聴する。 「余の悩みは……そのぉ……意中の相手がまったく余に靡かぬのだ……」 恋愛相談だった。 「あやつはとても酷いのだ!せっかく余が勇気を出して誘惑しているのにすぐ気絶するのだ!いくら何でも余が魅力的だからって流石にそろそろ慣れてほしいのだ……」 「なるほどねぇ……」 マカヒキは多くの相談に答えてきたが恋愛相談だけはどうにも苦手なのだ。 なので 「最初からスパートかけすぎだと思うよ。恋はダービーって言うんだから勝負を仕掛けるときに仕掛けないと」 と月並みな事しか言えないのだった。
2 <a href="mailto:s">22/09/13(火)23:12:47</a> [s] No.971406632
だがしかし、人に話を聞いてもらうということは意外とスッキリするもので 「なるほど……流石は長老!年の功だな!」 と相談に来たSさんは納得したようで、上機嫌で去っていった。 その次にも『美浦所属のTさん』や『栗東所属のDさん』など二人のウマ娘の相談も聞いたのだがどちらもやはり恋愛相談だったのだ。 (最近の若い子は進んでいるなぁ……) マカヒキはそう思いながら今日の相談室を終了する。 ふぅ……とため息をつくと 「お疲れ様ですマカヒキ君」 タイミング見計らったかのようにサトノ家のご令嬢が待ち伏せしていたのだった。 「うん、ありがとう」 労ってくれる同期に感謝の言葉を伝えると早速手を掴まれた。 どうやら一緒に行きたい場所が有るらしい。 嬉しい気持ちと困惑する気持ちが同居している。 この感情は、誰かに相談出来るのだろうか。 マカヒキはそんな事を考えながらご令嬢に連れ去られていくのだった……。
3 <a href="mailto:s">22/09/13(火)23:13:59</a> [s] No.971407343
マカヒキおじさんの相談室です 年下の美少女に振り回されるおじさんいいですよね…
4 22/09/13(火)23:48:12 No.971427232
エフフくんモテモテだな