22/09/05(月)23:03:27 基本的... のスレッド詳細
削除依頼やバグ報告は メールフォーム にお願いします。個人情報、名誉毀損、侵害等については積極的に削除しますので、 メールフォーム より該当URLをご連絡いただけると助かります。
画像ファイル名:1662386607675.jpg 22/09/05(月)23:03:27 No.968670115
基本的にトレセン学園は才能を見込まれて入学する。 ここだけでも大変なのに、身体が本格化しなければデビューすら迎えることができない。 そしてさらには本格化しても、クラシックの夏までに勝利しなければ現役を続けることができないシビアな世界だ。 ある者は入学してすぐに本格化したり、ある者は同級生達よりも遅く本格化するため人それぞれだ。 基本的に本格化を終えると現役を退くのが通例となっているが、時折「今こそが全盛期だ！」と言わんばかりの長い現役生活を過ごす生徒がいる。 この者たちは新人トレーナーよりも多くの知識を持ち、時には新人トレーナーを育てる役回りを担ったりする。 彼の者達を皆尊敬を込めてこう呼んでいる。 「5G」と……。
1 <a href="mailto:s">22/09/05(月)23:03:48</a> [s] No.968670248
「北海道シリーズお疲れさん！それじゃあ乾杯！」 「かんぱーい！」 居酒屋の一角でジョッキを片手に呑むウマ息子達。 彼等はトレセン学園で「5G」と呼ばれるウマ息子達だ。 全員成人しているので呑んでも問題はない。 少なくともこの世界観では。 「いやぁ……まさかノンコノユメが引退するとは思わなかったなぁ……」 とオジュウチョウサンが切り出した。 「G1レースでも掲示板に入ってる辺りすげぇ奴だよ本当に……なぁマカヒキ」 「札幌記念で最下位だった僕にそんな事言います？」 マカヒキと呼ばれたウマ息子はお猪口を口に運びながら言う。 「悪い悪い。歳を言い訳にするなってことだ」 「全くこの人は……」 カラカラと笑いながら言うオジュウチョウサンとため息をつきながらマカヒキ。 このやり取りももう慣れたものだった。
2 <a href="mailto:s">22/09/05(月)23:04:06</a> [s] No.968670387
その他にも 「すいませーん遅れましたー」 「なにっ！？シベリアンタイガー！？なんて冗談だよ待ってたぜ！」 等と長く現役を続けているといろいろな持ちネタが出てくるものだ。 その後もやんややんやと飲み会は盛り上がった。 そしてやっぱり楽しいと酔い潰れる者も出てくる。 「マカヒキちゃ〜ん！二軒目行っちゃおうぜ〜」 「またですかこの酔っぱらいは……まったく……」 酔い潰れたオジュウチョウサンを介抱しながら会計を済ませる。 そしてスマホを取り出しとあるウマ娘に連絡をとった。