22/09/01(木)22:46:47 僕は... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1662040007453.png 22/09/01(木)22:46:47 No.967245052
僕はうだつの上がらないトレーナー。何人かのウマ娘の面倒を見てきたけれども、彼女達の才能を開花させてあげられなかった咎人。 成果はG3に参加させられた子が一人。他は皆掲示板止まりだった。お陰で生徒達から付いたあだ名は『掲示板』。 同僚達からは「掲示板入りするだけでも凄い」と言ってくれるが 勝利と栄光を求めるウマ娘達からしたら、僕は余程の厄介者であるらしい。彼奴と関わったら勝てるレースも勝てないだのと。 ただ、彼女達の中には藁にも縋る気持ちで僕を頼ってくれる子も居る。G3に出られたのだ、勝てるチャンスはきっとある、と。 そうして、僕のトレーナー生活は何とか成り立っていた。夢見る小さな女の子達を引き連れて。
1 22/09/01(木)22:47:38 No.967245411
ある日の事だった。久しぶりの休日を終えてそろそろトレーナー寮へと帰ろうかと言う時だった。 夕暮れ時、学園と通じる道の1つを歩いていると、居眠り運転をしている軽トラと、それに気付いていないウマ娘が見えた。 格好からトレセン学生だと直ぐに分かった。僕は咄嗟に足に力を入れて間に合え、間に合えと駆け出した。 15メートル。10メートル。5メートル。1メートル…! 全身を使って、少女のクッションになる。身体の骨が折れる音がし、内臓が破裂し、頭を強かに地面にぶつけて、地面に血を流しながら僕は意識を失った。
2 22/09/01(木)22:48:00 No.967245556
……此処は何所だろうか…… …死の淵、と言う物だろか… …真っ暗な闇の中を、無限大に落ち続けていく様な感覚がする… 『バカな奴だなぁお前も。命懸けで庇うなんざ』 …闇の中に青い火の玉が浮かんで、喋った… 「君は誰だい? あの娘は助かったのか?」 『オレ様が誰かなんて関係ねえ。そしてあのガキは助かった。お前の無駄な頑張りのお陰でな』 …そうか。それは良かった… 『おい、お前。どうして其処までして助けた。あのガキはレースに出ても掲示板に入れるかさえ怪しいんだぞ』 「…それは、僕がトレーナーだから。夢に向かって走る彼女達の背中を押すのが、僕の役目だから。 例えどんなに足が遅い子でも、僕は全力で背中を押す。勝負の世界に絶対は無い。でもチャンスは無限大にある。 彼女達が諦めない限り、僕は彼女達の踏み台に、何時までも幾らでも成ろう例え何れだけ罵られても」
3 22/09/01(木)22:48:24 No.967245725
…僕が言い終えた時、青い火の玉が笑った。 『アッハッハッハ! とんだバカ野郎だ! だが気に入った! オレ様のパートナーに相応しい!』 …パートナー?… 『細けえ事は気にすんな。お前の魂、少し貰うぞ』 青い火の玉がそう言うや否や、僕の身体は突然熱くなった。 骨が、軋む! ギシギシと音を立てながら形を変えていく…! お腹の中が、まるで熱された鉄の棒でグルグルとかき混ぜられているかの様だ! 内臓が一度ドロドロに溶かされては新しい内臓に作り替えられていく…! 僕は、僕じゃ無い何かへと明らかに作り替えられていると分かった。 ゴワゴワとした肌が引き剥がされて、野暮ったい筋張った筋肉が剥き出しになると、バラバラに解されてはしなやかな筋肉へと編み直され、そして新しい肌へと張り替えられていく。 スベスベで、ピチピチとした瑞々しい肌へ。そして、嗚呼、頭とお尻から何かが生えるのを感じて僕の意識は果てた…。
4 22/09/01(木)22:49:00 No.967245966
…意識が浮上する。見た事の無い天上だ、とボンヤリ考えた。 「トレーナー君! 大丈夫かね!?」 ふと、聞き慣れた理事長の声がした。 「絶望! 全身に大怪我を負った君の身体は回復の見込みはほぼ無いと医者に言われた! 然し! 憂慮! 君は我々の心配を打ち破る様に死の淵から這い上がった!」 理事長の言葉に、僕はただ小さく頷いた。 「療養! 現場への復帰に焦る気持ちはあるかもしれないが、一先ずは休んでくれ給え! まだ身体の何処かに怪我が残っているかもしれん! それではトレーナー君、学園に帰ってくるのを楽しみに待っているぞ!」 理事長がそう言うと、たづなさんも小さく会釈して病室を出て行った。 …部屋に静寂が訪れる。そんな時だった。 ジャクッ、と果物を囓る音が響いた。僕はゆっくりと其方へと顔を向けると、特徴的な流星を持った黒毛のウマ娘が、血の様に紅い林檎を食べていた。
5 22/09/01(木)22:49:22 No.967246105
「思ったより早いお目覚めだな、相棒」 ジャクッ、と再び彼女は林檎を囓る。僕は覚束ない動きで上半身を起こした。 「これは、一体どう言う事なんだい?」 「お前の魂は昇華され、三女神の力によりあの世の淵から舞い戻ってきた。オレ様も少しばかりちょっかい出したがな」 黒毛のウマ娘があーん、と林檎の芯を舌に乗せて最後まで食べ終えると、彼女は此方に手を差し出してきた。 「オレ様の名前はサンデーサイレンス。特別にお前にはオレ様の事をサンディと呼ぶ権利をやろう」 ゆっくりとだが反射的に、僕は彼女の手を握り返した。 「そして此れからのお前の名前は『ハレルヤニチヨウビ』だ。宜しく頼むぜ」 「『ハレルヤニチヨウビ』…?」 鸚鵡返しに聞き返すと、彼女サンデーサイレンスは僕に手鏡を差し出した。其処には… 「何コレぇ!?」 其処には美しい芦毛の、とても美人なウマ娘がびっくり顔で映っていた。 「かはははは! お前はウマ娘に生まれ変わったんだよ。ウマ娘を導く為に」 「何だって、こんな事に…」
6 22/09/01(木)22:49:46 No.967246253
僕ががっくりと肩を落としているとサンデーサイレンスは首を傾げた。 「お前そんな事も知らないでトレーナーをしてたのか。三女神に見初められた者はウマ娘と成りて、迷えるウマ娘達と時に寄り添い、共に歩み、時に導くのだって言う昔話をよぉ」 「初耳だよ、そんなの…」 「学の足りて無え奴だなあ、お前は」 暫しの沈黙の後、僕はサンデーサイレンスに声を掛けた。 「サンデーサイレンス」 「サンディ」 「…サンディ、僕は如何したら良いんだい?」 「やりたいようにやれ。踏み台になるなりガキの背中を押すなり、好きな様に」 「…そっか」 僕がポソリと呟くと、サンディは壁から背を離した。 「じゃあ、要件はこれで終わりだ。またな相棒」 「ちょっと待って!」 僕は彼女を呼び止める。何だおい、とばかりに特徴的な瞳が此方を見つめ返した。
7 22/09/01(木)22:50:08 No.967246406
「……トイレ」「はぁ?」 「おしっこ、したい」 僕はモジモジと内股を擦った。サンディと会話している内に尿意が混み上がってきたのだ。 「そんなの好きに行けば良いじゃねえか」 「女の子の身体でおしっこする方法知らないよ!」 涙目で懇願するとサンディは呆れながら僕の手を取った。病室を抜けてズンズンと歩を進めるサンディに、僕はもう少し速度を落として貰いたかった。僕の膀胱は決壊寸前だった。 その時僕達の目の前を看護師が通り掛かった。サンディは「おっと」と言って立ち止まり、僕は彼女の背中にぶつかり、「わっ」と小さな悲鳴を上げて床に尻餅を突いた。 「おう相棒、大丈夫、か…?」「ふえぇ…」 涙目になる。我慢の効かなくなった膀胱は尿道に導かれ、体外へと尿を排出する。シワシワと入院着と下着が濡れていく。 「こんなの、やだぁ…!」 恥ずかしさに泣き声が漏れる。何処からか足音が聞こえてくるとサンディは拙いとばかりに周囲を見た。 「都合が悪い。またな相棒」 そう言うと彼女は霧の様に消えて、僕は人生何十年ぶりのお漏らしを、看護師に慰めて貰うのだった。
8 22/09/01(木)22:51:06 No.967246837
『称えよ、晴れるや、日曜日』 オレ様なサンデーサイレンスに振り回されると言う新しい試みです
9 22/09/01(木)22:54:21 No.967248183
TSの基本はおもらし 我が闘争にも書いてある
10 22/09/01(木)22:57:11 No.967249477
サンディに食べられるのはまだですか
11 22/09/01(木)22:58:39 No.967250092
> 其処には美しい芦毛の 趣味に走ったなてめえ!
12 22/09/01(木)23:01:37 No.967251366
理事長の反応を見るに周囲の認識も変わってそうだな…
13 <a href="mailto:s">22/09/01(木)23:02:27</a> [s] No.967251732
>サンディに食べられるのはまだですか 1話2話お待ち下さい
14 22/09/01(木)23:02:46 No.967251862
食べられるんだ…
15 22/09/01(木)23:03:45 No.967252258
>TSの基本はおもらし >我が闘争にも書いてある なんなら古事記にも書いてある
16 22/09/01(木)23:03:52 No.967252306
意外と食われるの早いな!
17 22/09/01(木)23:05:44 No.967253060
>意外と食われるの早いな! そりゃサンデーサイレンスだし
18 22/09/01(木)23:06:18 No.967253293
右リボンの子にモテたり嫉妬したサンディに食べられたりしろ
19 22/09/01(木)23:08:43 No.967254371
男に戻りたいと願ってるのにおっぱい大きくなったりお尻大きくなったりしろ
20 22/09/01(木)23:11:47 No.967255619
謎の親近感を覚えてサンデーサイレンスをよそにマックイーンと仲良くなっちゃうんだ…
21 22/09/01(木)23:19:32 No.967258814
TSモノありがたい…
22 22/09/01(木)23:21:32 No.967259592
>謎の親近感を覚えてサンデーサイレンスをよそにマックイーンと仲良くなっちゃうんだ… マックちゃんか!あいついいよなあ!!って最初はノリノリのSS
23 22/09/01(木)23:22:23 No.967259948
>>謎の親近感を覚えてサンデーサイレンスをよそにマックイーンと仲良くなっちゃうんだ… >マックちゃんか!あいついいよなあ!!って最初はノリノリのSS その内嫉妬に変わるんだ…
24 22/09/01(木)23:27:10 No.967261684
「こんなのやだぁ……!」って泣いてたのが 「こんなのやだぁ……❤️」って啼くようになるんだ…
25 22/09/01(木)23:42:00 No.967267011
>「こんなのやだぁ……!」って泣いてたのが >「こんなのやだぁ……❤️」って啼くようになるんだ… 牝堕ち…しちゃうんだ
26 22/09/01(木)23:51:15 No.967270365
ハッカキャンデーをばら撒きまくる謎の黒毛のウマ娘
27 22/09/01(木)23:53:59 No.967271236
リーティングサイアーを前にしたTSトレーナーに抵抗の術など残されていない
28 22/09/01(木)23:54:27 No.967271399
ありそうでなかったSSSS
29 22/09/01(木)23:57:28 No.967272409
>リーティングサイアーを前にしたTSトレーナーに抵抗の術など残されていない 貞操が燃え尽きるのに僅か数秒