虹裏img歴史資料館

1 22/08/19(金)00:26:05 No.962154427

「もしかして勝負服のまま盛り上がっちゃって………なーんて事、あったりして……」 「えぇーっ！？セイちゃん、どうしてそれを？」 「おやおや、キレイに引っかかったね」 「おバカ！あなたのトレーナーもトレーナーだわ！大切な勝負服で………その…………するなんて！」 「ちちち、違うよ！トレーナーさんじゃなくて私の方が！……………あっ………」 「どんどん墓穴掘るねースペちゃん。それで、どうだった？」 「どうってそんな………すっごく良かった、とは思う………けど………」 「だってさ、キングも参考にしたら？」 「しないわよ！そんなへ、ヘンタイみたいなこと！」 「でも、この前キング、駅前の本屋でエッチな本をこっそり立ち読みしてたじゃん」 「なっ……見てたの！？………しょうがないじゃない！せっかくならお互いに………気持ちよくなりたいし…………でもちゃんとノーマルなやつよ！スカイさんこそあなたのトレーナーの家に入り浸ってるじゃない！」 「いやいや、私は別にエッチなことをしに通っているわけでは………」 「その割には家に行く日はヤケに気合の入った下着を着ているようだけど」

2 22/08/19(金)00:26:27 No.962154557

「やっぱりキングもヘンタイじゃん！どーして人の下着なんて見るかなー！？」 「はぁ………エルちゃんは今頃フランスで二人暮らしかぁ………羨ましいなぁ………」 「あの二人は私達の中で一番早くから堂々とイチャついてたからね…………エルちゃん、ああ見えて寂しがりな所あるし、激しそー……」 「そういえばさっきからグラスちゃんは聞いてるだけだけど、まだトレーナーさんと付き合ってないんだっけ？」 「えぇ………みんなが進んでいるのは知っていますが、私達には私達の道があるので」 「意外だなー。私、グラスちゃんが真っ先にそういうことすると思ってた」 「グラスちゃんSっ気ある感じだしね………」 「そういうのはともかく………グラスさんはトレーナーのことを好きなんでしょう？」 「それはそうなんですが………やはり順序というものがあると思いまして」 「さすがというかなんというか………グラスちゃんはしっかりしてるねー。私達がだらしなさすぎるだけな気もするけど」 「グラスちゃん、私応援してるからね！」 「あまり気負わないことね。その………トレーナーというのは思った以上に私達にべた惚れしてるわよ」

3 22/08/19(金)00:27:11 No.962154805

初めにトレーナーさんへの恋心を自覚した時期で言えば、おそらく私が一番早かったであろう。だけど、今ではみんなに追い抜かれてしまった。おそらく最初に経験したのはエルだろう。次にスペちゃん、殆ど同時にキングちゃんとセイちゃんもあちら側に行った。トレーナーとの体験談を語る彼女たちの会話に入ることができない自分に焦りを覚えたりもする。だが、それ以上に私はトレーナーさんに嫌われてしまうのが怖かった。まだ告白もしていないのにそんなことを考えるのは取らぬ狸の皮算用というものかもしれないが、ふとした時、私は自らが恐ろしく感じるほどの衝動に襲われることがあるのだ。保健体育の授業で習ったが、ウマ娘は時に野性的な欲望を抱いてしまうことがあるらしい。私はそれを身を以て実感していた。例えばトレーナーさんがマッサージの為に私の足に触れるとき、不意に私がスキンシップを取ると顔を赤らめて敏感に反応するとき、そして何よりもその目で私以外の女性を眺めているとき……私は彼をどうしようもなく支配したくなるのだ。決して暴力をふるいたいわけではない。

4 22/08/19(金)00:27:58 No.962155077

もっと根源的で本能的な衝動、肉体的な支配。自分はそういうことの経験があるわけでもないのに、彼を蹂躙するビジョンは鮮明に浮かんでくるのだ。レースに勝ちたいと思う気持ちとは違う、それよりもドス黒くてドロドロとしたヘドロのような粘り気のある湧き上がる欲望。情欲と一言で片すにはあまりにも複雑で重い感情。こんなものをぶつけてしまったら、彼は恐怖で私を拒絶してしまうかもしれない。そんなことがあれば私は一生後悔し続けるだろう。でも、もし拒否されなかったら………もし彼がそんな醜い私も受け入れてくれたなら………どんなに気持ちがいいだろう。 「トレーナーさん？スペちゃんは彼女のトレーナーさんとお付き合いしてますからね？」 「知ってるよ………よそ見して、すまなかった」 「そんなに水着がお好きでしたら、私も着て見せてあげましょうか？」 「いやいや！大丈夫だよ」 想像したのか、少し気まずそうに顔をそらすトレーナーさん。以前、勇気を出して聞いてみたところ、トレーナーを目指すための勉強に集中していたため女性経験は一切ないとのことだった。だから、私が少しからかうとすぐに照れてしまう。

5 22/08/19(金)00:28:23 No.962155202

嗚呼、あなたはどうしてそんなにも私の心を刺激してしまうのか。あなたの一挙一動が少しずつ私の中の獣を目覚めさせていく。最近では、エルが居ないことをいいことに夜はひたすら一人でこの欲望を鎮めることに費やすことも少なくない。 「………というわけで、次のレースでマークすべきはやっぱりスペシャルウィーク…………ってグラス聞いてる？」 「あっ…………すみません、少し考え事を……」 「なにか悩みがあるなら聞こうか？僕に出来ることなら何でもするよ」 「いえ………大丈夫です、これは私の問題ですから………」 「いやいや、グラスの悩みは僕の悩みも同然！一応これでも人生の先輩な訳だし、アドバイスくらいなら出来ると思うな」 トレーナーは担当に惚れ込んでいる。そうキングちゃんは言っていた。それならば、彼に話してしまってもいいのではないだろうか。この感情は、最早恋と呼べるほど純粋なものではなくなっているが、あなたはそれでも受け入れてくれるだろうか。

6 22/08/19(金)00:28:52 No.962155365

「そうですね………同期のみんなが、男性とお付き合いしている中、私だけがそういった経験が無いのが気になりまして………」 「あー………確かにみんなトレーナーと付き合ってるもんね…………本当は色々とマズいんだけど。でもグラスは美人だし、焦らなくても素敵な相手が見つかるよ」 「私の外見だけを受け入れてくれる人では意味がありません。私の内面も知って尚支えてくれる人でなくては」 「まぁ、そういう出会いも社会に出たらたくさんあるさ」 これは好機か。今まではどのように彼の退路を断つかを考えていたが、そんな回りくどいことをする必要など無かったのではないだろうか。本当のチャンスというものは、日常の中に紛れ込んでいるものなのだろう。拒絶されることを恐れるあまり、私は彼と走ってきた今までの思い出を信じきれていなかった。それが同期のみんなに追い抜かれてしまった原因かもしれない。 「私は………トレーナーさんがいいと思っていますよ」 「えぇっと…………それはつまり…………告白ってことでいいのかな」 「はい。私とお付き合いしていただけないでしょうか？」

7 22/08/19(金)00:29:09 No.962155470

「…………立場的には、応えちゃいけないんだろうけど。でも、嬉しいよ。こういう経験は一切無いから、気の利いたことは言えないけど………その、よろしくおねがいします」 その言葉を聞いた瞬間、私はトレーナーさんを押し倒していた。俗に言うウマ乗りという体勢。両手の指を絡めて決して逃さないという意思を彼に伝える。ウマ娘がその本能から意中の相手を衝動的に抑え込む時の格好。しまった。自然と体が動いてしまったが、これでは私が一方的に彼を襲っているだけではないか。ここまで堪えてきたのに、一時の衝動ですべてを無駄にするわけにはいかない。退かなければ………そう思った矢先、トレーナーさんと目があった。驚いてはいるが、その目は私の体をじっくりと眺めていた。一瞬の静寂の後に彼がつばを飲み込む音と艶めかしく動く喉仏。そして彼の瞳の奥に一筋の期待を含んだ光を見たとき、私は今まで私を縛り付けていた理性という鎖を引きちぎった。

8 22/08/19(金)00:29:37 No.962155627

「グラス？これはどういうこと…………？」 「告白も済ませたことですし、もう遠慮することはないかな………と思いまして」 「遠慮って………」 「ずーっと…………我慢してたんですよ？あなたが他の子を見るたびに、こうしたくてたまらなくなっていたんです。あなたはお淑やかだと思っていたかもしれませんが、ずっと私はあなたを独占して、支配することを考えていたんです。こんなはしたない私を、受け入れてくれますか？」 「どんなグラスだって受け入れるつもりだけど………ちょっと時間をくれない？」 「駄目です♪嫌ならもっと力を込めて抵抗してください？」 「こういうのは順序があるから……！」 「そうですね。順序立ったお付き合いは大切です。今こうして手は繋いでますし、まずはキスからしましょうか。スタミナトレーニングで肺は鍛えてますから、トレーナーさんも頑張って耐えてくださいね」

9 22/08/19(金)00:29:55 No.962155725

もう退くことなんて考えられない。彼は拒絶しない。むしろ私に期待をしているのだ。本気で抵抗しないということはそういうことだ。待ち望んだ状況が、今ここにある。今まで妄想の中のあなたにしかできなかったことを、こうして熱と質量を持ったあなたにすることが出来る。 「……………ッ！………ッ…………」 「…………………ぷはぁ………ふう。想像してたよりも、ずっと温かくて柔らかくて………これは、楽しみですね」 息も絶え絶えにこちらを見上げるトレーナーさん。でも、抵抗するつもりは無いみたいで、餌をせがむ雛鳥のような目でこちらを見つめている。やはり、彼は私を拒絶しない。それどころか私に支配されることを望んでいるのだ。最早、私が躊躇する理由はどこにもない。 「それでは改めまして、トレーナーさん………いただきます♪」

10 22/08/19(金)00:30:18 No.962155883

「セイちゃん、グラスちゃんはどうだった？」 「いやー…………私達は、とんでもないお節介を焼いちゃったのかもしれない………」 「今まで溜め込んだ分………ってことかしら。グラスさん、ずっと我慢してきたんだもの」 「もう少しお膳立てするべきだったかも、まさか一気に爆発しちゃうとは」 「でもでも！これでグラスちゃんもトレーナーさんと結ばれたんだし、良かったんじゃない？エルちゃんにも報告しなきゃ！」 「薄々気づいてはいたけど………私達、相当爛れてるわね………」 「今更それ言う？でもまぁ………アレを見る限り一番はグラスちゃんかな…………」 黄金世代、それは引退と同時に全員がトレーナーとの婚約を発表してファンの脳を破壊し尽くした恐怖の世代でもあった……………

11 22/08/19(金)00:30:50 No.962156068

野性味溢れるグラスちゃんを書きたかった

12 22/08/19(金)00:31:44 No.962156359

やべーぞ！レイプデース！

13 22/08/19(金)00:37:00 No.962158185

スタートから仕掛けるの速過ぎる

14 22/08/19(金)00:39:17 No.962159040

黄金世代はさあ… …推せる～！！！

15 22/08/19(金)00:41:53 No.962159947

逆ぴょい怪文書は健康によい 明日健康診断だから助かる

16 22/08/19(金)00:42:13 No.962160042

持ち前の勝気さをストレートにトレーナーにぶつけてくるグラス 私はいいと思う

17 22/08/19(金)00:43:23 No.962160438

逆ぴょいつってもガチでトレーナーが拒絶してないイチャイチャの形の１つなのがいいよね まあどのトレーナーも担当愛バ大好きだから世間体以外断る理由ないくらい惚れ込んでるしこうなったら許してしまうのも当然だけど

18 22/08/19(金)00:44:03 No.962160656

>逆ぴょい怪文書は健康によい >明日健康診断だから助かる 早く寝ろや！！！

19 22/08/19(金)00:49:53 No.962162691

まんざらでもないのが見透かされちゃうのいい…

20 22/08/19(金)00:52:57 No.962163786

押(し倒)せる～

21 22/08/19(金)00:54:11 No.962164207

>逆ぴょい怪文書は健康によい >明日健康診断だから助かる 尿蛋白に引っ掛かるなよ

22 22/08/19(金)01:09:52 No.962168733

求愛行動がダイナミックすぎる…

23 22/08/19(金)01:13:21 No.962169633

>黄金世代、それは引退と同時に全員がトレーナーとの婚約を発表してファンの脳を破壊し尽くした恐怖の世代でもあった…………… こいつら交尾したんだ！！！

24 22/08/19(金)01:15:15 No.962170125

脳破壊されても尚推してくる強き者達

25 22/08/19(金)01:17:23 No.962170683

残りの黄金世代もまあ掛かって押し倒したんだろうな…っていうのがわかっていい…

26 22/08/19(金)01:20:27 No.962171450

>残りの黄金世代もまあ掛かって押し倒したんだろうな…っていうのがわかっていい… …？

27 22/08/19(金)02:12:37 No.962182139

その内昨夜どんな体位で攻められただの攻めただのになりません？